お金の教育

【プア・ジャパン 気がつけば「貧困大国」】感想・レビュー


(2024/1/6更新)

はじめまして、はるパパです。

さて本日は、
コチラの本をご紹介します。

プア・ジャパン 気がつけば「貧困大国」

物価高が続き、
生活が苦しくなってますよね。

物価高の一番の要因は何か?
円安です。

ドル円150円近くまで円安になり、
輸入物価が上昇した結果、
物価高を招いている。

でも、
海外の物価高はこんなもんじゃない。

ラーメンなんて、
アメリカでは2000円もします。

直近30年間で、
アメリカは給料が上がっています。

それに伴い、
物価も上がるから大きな痛みはない。

直近30年間で、
日本は給料がほぼ上がっていません。

それなのに円安で物価高になれば、
当然大きな痛みを感じる。

給料がほぼ上がらなかった30年間で、
日本はかなり貧しくなったのです。

日本は給料が上がるかわからない。
でも海外は給料が上がる。

これが続くとどうなるか?

日本より給料の高い国が続出し、
優秀な人材は日本からいなくなる。

日本は経済成長できず、
ますます貧しくなる。

そんな未来は嫌ですよね?

では、
どうすればいいでしょうか?

日本の現実を知り、
将来の対策を立てるしかない。

つまり、
日本が貧しかろうが物価高だろうが、
自分は海外並みに稼げばよい。

そうは言っても、
日本の現実すらよくわかってない。

そんな方にオススメなのが、
コチラの本です。

プア・ジャパン 気がつけば「貧困大国」

コロナ禍の約3年間、
自由に海外へ行けない時代でした。

コロナ明けの今年7月、
私は米国旅行に行きました。

そこで実感したのが、
日本円の価値の低さです。

海外の物価が想像以上に高く、
気軽にお金を使えませんでした。

海外旅行で節約とか昔はしなかった。
いまは節約しないと旅行すらできない。

本当に日本は貧しくなってしまった。
嫌でも実感せざるを得ない。

今年海外旅行に行った人は、
皆同じ話をします。

でも、
海外旅行に行ってない人は、
実感できないかもしれません。

そのような方、
ぜひ本書をご覧ください。

日本の物価高がたいしたことない、
と良くも悪くも感じられます。

そして日本の給料、
こんなに低いのかと痛感させられます。

日本の貧しい実態を知り、
将来設計を本気で考えた方がいいです。

それでは本書の感想・レビュー、
ブログで紹介します。

皆様の参考になれば幸いです。

第1章:気がつけば、「プア・ジャパン」

第1章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.27

<P.27>
・ビックマックもラーメンも、外国では高い

<ビックマック>
・日本:390円
・スイス:949円
・アメリカ:738.1円

<ラーメン>
・日本:700円
・アメリカ(LA):2,000円
・アメリカ(NY):2,300円

7月に米国旅行に行った時、
上記の価格を目の当たりにしました。

本当に高すぎて、
気軽に食べられない価格です。

他にも、
現地でのエピソードを紹介しますね。

現地在住の日本人と、
某レストランへランチに行きました。

ビュッフェ形式でしたが、
12ドルでとてもお得と言われました。

当時ドル円140円だったので、
日本円で1,680円です。

日本のランチで、
1,680円は高過ぎですよね。

今はドル円150円なので、
1,800円ですね。

海外に行くと、
円安=円の弱さを実感できます。

最近は円安で輸入物価が上がり、
国内でも食料品が値上げラッシュ。

円安が続くと、
ますます日本は貧しくなりますね。

では、
どうすればいいでしょうか?

海外に出稼ぎは難しいので、
海外株に投資がオススメです。

いまだと米国株ですね。

米国経済は成長してるので、
米国株を保有すれば資産を増やせる。

米国株の買い方について、
別記事にまとめました。

もしご興味があれば、
ぜひご覧ください。

【毎月3万円で3000万円の「プライベート年金」をつくる 米国つみたて投資】感想・レビュー (2024/4/16更新) 「米国株投資を始めたい」「米国株投資のやり方がわからない」「米国株投資のオススメ本を知りたい」 ...

第2章:昔はこうでなかった

第2章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.65

・物価が上がっても賃金は上がらない

本書には、
この理由が難しく書かれてます。

少しわかりにくいのと、
もっと単純な理由では?と思いますね。

私の意見を書きますね。

簡単にまとめると、
順序と上昇率の違いかなと感じます。

順序と上昇率の違い

<順序の違い>
・昔:給料が上がる→物価が上がる
・今:物価が上がる→給料が上がる

<上昇率の違い>
・昔:賃金上昇率>物価上昇率
・今:賃金上昇率<物価上昇率

年功序列&終身雇用だった昔、
毎年給料が上がってました。

まず給料が上がり、
その後に物価も上がる感じです。

物価も上がってはいたけど、
先に給料が上がっていました。

だから、
そこまで物価高に苦しむ感じでは、
なかったのかなと。

年功序列&終身雇用が崩壊した今、
30年近く給料は上がりませんでした。

物価も上がっていませんでしたが、
ウクライナ紛争後の円安で物価は急上昇。

給料も遅れて上がったけど、
物価上昇率ほどの上昇ではなかった。

だから、
給料が上がっても物価高で苦しい、
それが今の日本なのかと。

では、
どうすればいいでしょうか?

第1章に書いた、
投資で増やす方法が有効です。

その他には、
収入自体を増やすのが大切です。

転職もアリだし、
副業もアリですね。

転職や副業について、
別記事にまとめました。

もしご興味があれば、
ぜひご覧ください。

【未来がヤバい日本でお金を稼ぐとっておきの方法 お金と働き方の常識をアップデートせよ】感想・レビュー (2024/11/3更新) はじめまして、はるパパです。 さて本日は、コチラの本をご紹介します。 『未来がヤバい日本...

第3章:これから賃金は上がるのか?

第3章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.121

・賃金で日本が韓国に抜かれたかは、議論の余地がある

<購買力平価(2021年)>
・日本:39,711万ドル
・韓国:42,747万ドル

<市場為替レート(2021年)>
・日本:36,335万ドル
・韓国:31,675万ドル

購買力平価については、
↑のリンクがわかりやすいです。

比較方法によって、
まだ日本の方が上という意見です。

しかし私の意見ですが、
もう韓国に抜かれてる気がします。

友人から聞いたエピソードを紹介します。

今年の夏に、
サイパン旅行へ行った友人。

サイパンの看板、
英語の次に何語が書かれているか?

韓国語や中国語です。

昔は日本語も多かったそうですが、
今の日本人は金を落とさない。

だから看板から文字が消え、
あまり現地で歓迎されてないそうです。

こんなエピソードからも、
韓国人の方が裕福な気がするのです。

今後日本が逆転するには、
どうすればいいでしょうか?

円安の解消が難しければ、
やはり稼ぐしかない。

収入の上げ方は、
第2章に書いた通りです。

コチラの記事、
ぜひ参考にしてください。

【未来がヤバい日本でお金を稼ぐとっておきの方法 お金と働き方の常識をアップデートせよ】感想・レビュー (2024/11/3更新) はじめまして、はるパパです。 さて本日は、コチラの本をご紹介します。 『未来がヤバい日本...

第4章:増大する財政需要と政治家の無責任

第4章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.150

・年金支給開始年齢引き上げの議論を始めるべきだ

<年金の主な財源>
①社会保険料
②公的負担

年金の主な財源については、
コチラがわかりやすいです。

2018年なので古いですが、
内訳のイメージがしやすいです。

少子化で労働人口が減るので、
給料が上がらないと①は減ります。

給料が上げずに維持するなら、
社会保険料を上げる必要があります。

国民の反発は大きく、
そうカンタンにできないですよね。

そうなると②を増やすしかないけど、
国の財源にも限界があります。

このように考えると、
年金支給開始年齢引き上げ、
将来的に発生するのでは?と思います。

いまは65歳から支給開始ですが、
70歳になる可能性もあります。

60歳~65歳の収入確保も大変なのに、
さらに65歳~70歳も考える必要がある。

頭が痛くなりますよね?

では、
どうすればよいでしょうか?

いまの年金制度を理解し、
将来いくらもらえそうか知りましょう。

そして、
月の平均支出額と比べ、
不足分を今から準備しましょう。

いまの年金制度および将来設計は、
別記事にまとめました。

もしご興味があれば、
ぜひご覧ください。

【結局、年金は何歳でもらうのが一番トクなのか】感想・レビュー (2024/7/4更新) はじめまして、はるパパです。 さて本日は、コチラの本をご紹介します。 『結局、年金は何歳で...

第5章:デジタル化の遅れが日本の遅れの根本原因

第5章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.186~195

・AIが雇用や企業活動に与える影響

<プラス要素>
・労働力や時間の削減
・技能不足の補填
・スキルギャップの縮小

<マイナス要素>
・雇用の減少
・労働市場の不安定化

AIの登場により、
人間の職種が一部縮小するが、
新たな雇用機会が生まれる。

本書でこのように書かれてますが、
個人的には疑問です。

AIで仕事を奪われた人間が、
AIが生み出す仕事をできるのか?

できるなら問題ないけど、
できなければ仕事を失うだけ。

つまり、
AI失業が出るのではないか?
と思ってます。

では、
どうすればいいでしょうか?

いまからAIを学び、
AIを使いこす人材を目指すべきです。

AIを企業に導入し、
コスト削減が提案できる人材は、
将来重宝されるでしょう。

企業にとっても、
人件費削減のメリットありますよね。

将来目指すべきAI人材、
別記事にまとめました。

もしご興味があれば、
ぜひご覧ください。

【ChatGPT時代の文系AI人材になる】感想・レビュー (2024/3/6更新) はじめまして、はるパパです。 さて本日は、コチラの本をご紹介します。 『ChatGPT時代...

第6章:高度人材を日本に確保できるか?

第6章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.245

・専門家の給与水準:日本は最低

<世界諸都市のソフトウェア技術者の報酬(2022)>
・サンフランシスコ:234,000ドル
・シアトル:213,000ドル
・ニューヨーク:187,000ドル
・シンガポール:90,000ドル
・上海:86,000ドル
・香港:85,000ドル
・ソウル:83,000ドル
・北京:79,000ドル
・東京:69,000ドル

高度人材を確保できない原因、
給与水準に尽きます。

少々物価が高くても、
給料が高いところで働きたいですよね。

だから、
日本から高度人材が流出するし、
海外から高度人材が流入しない。

対策は国や企業が考えるべきなので、
特に私から意見はないです。

個人の観点では、
給料の高い企業で働いた方がいいです。

海外進出もアリだし、
国内で働くなら外資系がオススメ。

海外進出にも外資系で働くにも、
欠かせないのが英語力。

英語学習はAIを使えば、
自宅でカンタンにできます。

しかも無料!

別記事にまとめましたので、
ご興味があればぜひご覧ください。

【AI英語革命 -ChatGPTで英語学習を10倍効率化-】感想・レビュー (2024/1/5更新) はじめまして、はるパパです。 さて本日は、コチラの本をご紹介します。 『AI英語革命 -C...

第7章:日本再生のエンジンは、デジタル人材

第7章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.283

・ジョブ型雇用への転換が必要

<雇用形態>
①ジョブ型雇用:職務内容を職務記述書で特定し、雇用契約を結ぶ
②メンバーシップ型雇用:職務内容を限定せず、雇用契約を結ぶ

雇用形態の違いについては、
コチラがわかりやすいです。

海外は①、
日本は②が主流ですね。

①特定分野に精通した、
スペシャリストが生まれやすいです。

②幅広い知識を持つ、
ジェネラリストが生まれやすいです。

第6章にある高度人材は、
①を指します。

たとえば、
世界をリードするデジタルやAI、
①から生まれています。

日本がデジタルやAI分野で、
主導権を握れないのは②が原因。

だからジョブ型に移行しないと、
世界との差はますます広がります。

ジョブ型雇用の会社で働くなら、
日本だと外資系企業ですね。

さらに高度人材を目指すなら、
今ならAI人材ですね。

どちらも別記事にまとめましたので、
ご興味あればぜひご覧ください。

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まとめ

各章で参考になると思った箇所、
まとめました。

第1章:気がつけば、「プア・ジャパン」

P.27

<P.27>
・ビックマックもラーメンも、外国では高い

<ビックマック>
・日本:390円
・スイス:949円
・アメリカ:738.1円

<ラーメン>
・日本:700円
・アメリカ(LA):2,000円
・アメリカ(NY):2,300円

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第2章:昔はこうでなかった

P.65

・物価が上がっても賃金は上がらない

順序と上昇率の違い

<順序の違い>
・昔:給料が上がる→物価が上がる
・今:物価が上がる→給料が上がる

<上昇率の違い>
・昔:賃金上昇率>物価上昇率
・今:賃金上昇率<物価上昇率

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第3章:これから賃金は上がるのか?

P.121

・賃金で日本が韓国に抜かれたかは、議論の余地がある

<購買力平価(2021年)>
・日本:39,711万ドル
・韓国:42,747万ドル

<市場為替レート(2021年)>
・日本:36,335万ドル
・韓国:31,675万ドル

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第4章:増大する財政需要と政治家の無責任

P.150

・年金支給開始年齢引き上げの議論を始めるべきだ

<年金の主な財源>
①社会保険料
②公的負担

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第5章:デジタル化の遅れが日本の遅れの根本原因

P.186~195

・AIが雇用や企業活動に与える影響

<プラス要素>
・労働力や時間の削減
・技能不足の補填
・スキルギャップの縮小

<マイナス要素>
・雇用の減少
・労働市場の不安定化

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第6章:高度人材を日本に確保できるか?

P.245

・専門家の給与水準:日本は最低

<世界諸都市のソフトウェア技術者の報酬(2022)>
・サンフランシスコ:234,000ドル
・シアトル:213,000ドル
・ニューヨーク:187,000ドル
・シンガポール:90,000ドル
・上海:86,000ドル
・香港:85,000ドル
・ソウル:83,000ドル
・北京:79,000ドル
・東京:69,000ドル

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第7章:日本再生のエンジンは、デジタル人材

P.283

・ジョブ型雇用への転換が必要

<雇用形態>
①ジョブ型雇用:職務内容を職務記述書で特定し、雇用契約を結ぶ
②メンバーシップ型雇用:職務内容を限定せず、雇用契約を結ぶ

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まとめ

日本はどんどん貧しくなっている。
実感頂けましたか?

海外旅行へ気軽に行けない。
賃金上昇しても、それ以上に物価上昇。
その賃金もアジアに負けている。
年金支給開始年齢は引き上げられそう。
失望した高度人材は海外へ流出。

30年前の日本では、
考えられなかった未来ですよね。

日本企業もジョブ型に移行し、
高度人材で新技術を生み出したい。

でも高度人材を雇う金もなければ、
雇って活かせる環境もない。

すべての日本企業とは言わないけど、
期待するのは難しいかもしれない。

では、
どうすればいいでしょうか?

高度人材になることを目指し、
海外進出や外資系企業に活路を見出す。

高度人材になれば、
将来お金に困ることはないですね。

今回紹介したプア・ジャパン、
ほんの一部です。

本書を全部読むと、
日本の暗い未来がよくわかります。

日本の現実から目を背けるか?
日本の現実を知って対策を考えるか?

すべてはあなたの判断と行動次第です。

まずは現実を知らないと、
将来の行動も計画できません。

今すぐ本書をご覧いただき、
日本の現実を知りましょう。

そのうえで、
将来のヒントになりそうな本は、
各章の最後に別記事をご覧ください。

日本の現実と将来の対策がわかれば、
あなたの未来はきっと明るいでしょう。

高度人材として、
将来のご活躍を祈念いたします。

本書のお値段は1,045円、
本書はコチラ(↓)から購入できます。

プア・ジャパン 気がつけば「貧困大国」

お問い合わせ|子供へのお金の教育 (children-money-education.com)

この記事を書いたのは・・・

はるパパ

  • 小学3年生のパパ
  • 子どもの教育(世界一厳しいパパ塾?)、ブロガー、投資家
  • 投資の悪いイメージを払拭したい(難しい、怪しい、損する)
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