お金の教育

【結局、年金は何歳でもらうのが一番トクなのか】感想・レビュー


(2024/1/6更新)

はじめまして、はるパパです。

さて本日は、
コチラの本をご紹介します。

結局、年金は何歳でもらうのが一番トクなのか

老後資金の準備はできていますか?

まだ準備できていないよ!
と言う方が多いですよね。

でも、
将来年金だけで生活できると、
思いますか?

老後2000万問題とか見ると、
難しいですよね。

そうは言っても、
若い頃は給料安いし、
老後なんて先過ぎて考えられない。

中年になると、
住宅や子育てにお金がかかり、
老後のことなんて考えられない。

子育てが一段落してから、
老後資金の準備を始めようかな?

でも老後はすぐ目の前。
もう間に合わなくなります。

老後資金は、
若い頃から準備した方がいいです。

できれば独身時代。
もしくは結婚後の子どもが大きくなる前。

子どもが中学生になると、
何かとお金がかかるようになります。

そこからでも準備できなくはないけど、
住宅ローン等もあってかなりキツイ。

では、
どのように準備すればよいでしょうか?

そもそも、
年金制度自体を知らない人もいますよね?

そんな方にオススメなのが、
コチラの本です。

結局、年金は何歳でもらうのが一番トクなのか

まずは年金制度を知り、
将来いくらもらえそうか知りましょう。

そして月の平均支出額と比べ、
不足分を今から準備するのです。

老後2000万を準備しようと思うと、
とても膨大な金額に見えます。

でも、
不足分を補う考えなら、
必ずしも2000万を準備しなくてもOK。

数多くの年金受給パターン、
本書で数多く紹介されています。

自分に近しいパターンを読み、
将来の年金額を予測し、
不足分の準備を始めましょう。

それでは本書の感想・レビュー、
ブログで紹介します。

皆様の参考になれば幸いです。

第1章:会社員の年金「何歳からもらったほうがトクか」①<基本戦略・編>

第1章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.63

・何歳から受け取り始めればいいかは「プラス12年の法則」で考える

年金の受給開始は65歳からです。

しかし、
受給開始を1年遅らせた場合、
年金額は年間8.4%増えます。

最大75歳まで繰り下げできるので、
年間84%増やせます。

では、
できる限り繰り下げた方がいいのか?

実は、
そうとも言い切れないのです。

たとえば、
平均寿命と繰り下げの目安、
本書で紹介されています。

平均寿命と繰り下げの目安

<平均寿命>
・男性:81.64歳
・女性:87.74歳

<繰り下げの目安>
・70歳から繰り下げ受給した場合、65歳から受給より上回るのは82歳時点

男性の場合、
82歳時点で平均寿命を超えています。

つまり、
71歳以上に繰り下げ受給すると、
どうなるか?

平均寿命以上に長生きしないと、
年金で損をしてしまうのです。

年金で損したくないですよね。

あくまで1つの目安ですが、
ぜひ参考にしてみてください。

女性の場合、
82歳時点でも平均寿命以下です。

65歳から年金受給より、
70歳から受給の方が総額は多いです。

もっと繰り下げる選択肢もありますが、
上回る総額が平均寿命に近づきます。

繰り下げすぎて、
万が一年金で損したら嫌ですよね。

あくまで1つの目安ですが、
ぜひ参考にしてみてください。

第2章:会社員の年金「何歳からもらったほうがトクか」②<配偶者との年齢差で調整・編>

第2章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.94

・妻の方が長生きの可能性が高いことを考えると・・・

夫が年金受給中に死亡した場合、
妻の年金額が減る可能性があります。

本書に書かれている例で
説明しますね。

年金受給例(月額)

・夫:会社員
・妻:専業主婦

<夫が死亡前の年金>
・夫:老齢基礎年金=約6.5万円、老齢厚生年金=約9万円
・妻:老齢基礎年金=約6.5万円
・計:約22万円

<夫が死亡後の年金>
・夫:遺族厚生年金=約9万×0.75%=約6.7万円
・妻:老齢基礎年金=約6.5万円
・計:約13.2万円

夫の死亡により、
月に約10万円も減るのです。

平均寿命によると、
女性の方が長生きです。

つまり、
妻の年金をなるべく増やさないと、
将来キツくなります。

残された妻の生活が苦しくなっては、
夫も心残りですよね。

そこで、
妻の年金だけ繰り下げ受給する、
というのが本書のオススメです。

あくまで1つの目安ですが、
ぜひ参考にしてみてください。

第3章:会社員の年金「何歳からもらったほうがトクか」③<65歳以降の生活費で調整・編>

第3章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.136

・65歳までにいくら貯蓄があれば、待期期間中に取り崩してもいいか?

<高齢者夫婦の平均支出>
・月額:約25万円(支出額の約22.4万+社保等の約3.2万円)
・年額:約307万円
・5年間:約1,535万円

約1,500万円が目安である、
と本書に書かれています。

70歳までの5年間を貯蓄で賄い、
70歳から繰り下げ年金を受給です。

第1章でも書きましたが、
平均寿命を考えると、
年金繰り下げは70歳が1つの目安です。

あくまで1つの目安ですが、
ぜひ参考にしてみてください。

約1,500万円ですが、
どのように準備すればよいでしょうか?

新NISAで用意するのがオススメです。

新NISAは1,800万円が投資限度なので、
限度額まで投資するイメージです。

でも、
投資で失敗して、
お金が減るのは嫌ですよね。

絶対に儲かる投資はないです。

しかし、
インデックス投資を長期間運用すれば、
低リスクで資産を増やしやすいです。

新NISAでの投資に関しては、
別のブログにまとめました。

新NISAで準備をお考えの方は、
ぜひご覧ください。

【大改正でどう変わる? 新NISA 徹底活用術】感想・レビュー (2024/4/18更新) はじめまして、はるパパです。 さて本日は、コチラの本をご紹介します。 『大改正でどう変わ...

第4章:自営業・フリーランスになったら「何歳からもらったほうがトクか」

第4章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.164

・会社員にはできない自営業者ならではの年金戦略とは?

<自営業夫婦vs会社員夫婦の受給例/月額>
・自営業:約13万円(夫婦ともに国民年金のみ)
・会社員:約22万円(夫:国民年金+厚生年金。妻=国民年金のみ)

<自営業者の年金対策>
①65歳以降も働く
②老齢基礎年金(国民年金)の受給開始を70歳以降に繰り下げ
③国民年金基金、iDeCo、つみたてNISA等で資産運用する

上記の受給例ですが、
会社員夫婦と比較して、
自営業夫婦は月額約9万円足りないです。

そこで、
①65歳以降も働いて稼ぎます。

会社員と違い、
自営業者には定年がないのが、
逆に強みとなるのです。

さらに、
②年金繰り下げによって、
70歳以降の国民年金を増やします。

しかし、
70歳繰り下げでも、
約18.4万円までしか増えません。

これでは不足するので、
③投資等で資産を増やすのです。

第3章でも書きましたが、
私は新NISAがオススメです。

コチラにまとめましたので、
ぜひご覧ください。

【大改正でどう変わる? 新NISA 徹底活用術】感想・レビュー (2024/4/18更新) はじめまして、はるパパです。 さて本日は、コチラの本をご紹介します。 『大改正でどう変わ...

まとめ

各章で参考になると思った箇所、
まとめました。

第1章:会社員の年金「何歳からもらったほうがトクか」①<基本戦略・編>

P.63

・何歳から受け取り始めればいいかは「プラス12年の法則」で考える

平均寿命と繰り下げの目安

<平均寿命>
・男性:81.64歳
・女性:87.74歳

<繰り下げの目安>
・70歳から繰り下げ受給した場合、65歳から受給より上回るのは82歳時点

70歳から繰り下げ受給が1つの目安。

第2章:会社員の年金「何歳からもらったほうがトクか」②<配偶者との年齢差で調整・編>

P.94

・妻の方が長生きの可能性が高いことを考えると・・・

年金受給例(月額)

・夫:会社員
・妻:専業主婦

<夫が死亡前の年金>
・夫:老齢基礎年金=約6.5万円、老齢厚生年金=約9万円
・妻:老齢基礎年金=約6.5万円
・計:約22万円

<夫が死亡後の年金>
・夫:遺族厚生年金=約9万×0.75%=約6.7万円
・妻:老齢基礎年金=約6.5万円
・計:約13.2万円

妻の年金だけ繰り下げ受給する、
というのが本書のオススメです。

第3章:会社員の年金「何歳からもらったほうがトクか」③<65歳以降の生活費で調整・編>

P.136

・65歳までにいくら貯蓄があれば、待期期間中に取り崩してもいいか?

<高齢者夫婦の平均支出>
・月額:約25万円(支出額の約22.4万+社保等の約3.2万円)
・年額:約307万円
・5年間:約1,535万円

約1,500万円が目安である、
と本書に書かれています。

第4章:自営業・フリーランスになったら「何歳からもらったほうがトクか」

P.164

・会社員にはできない自営業者ならではの年金戦略とは?

<自営業夫婦vs会社員夫婦の受給例/月額>
・自営業:約13万円(夫婦ともに国民年金のみ)
・会社員:約22万円(夫:国民年金+厚生年金。妻=国民年金のみ)

<自営業者の年金対策>
①65歳以降も働く
②老齢基礎年金(国民年金)の受給開始を70歳以降に繰り下げ
③国民年金基金、iDeCo、つみたてNISA等で資産運用する

【大改正でどう変わる? 新NISA 徹底活用術】感想・レビュー (2024/4/18更新) はじめまして、はるパパです。 さて本日は、コチラの本をご紹介します。 『大改正でどう変わ...

まとめ

将来の年金について、
少しはイメージできたでしょうか?

老後2000万問題と言われるけど、
1500万でもやりくりできそうですよね。

老後資金は多い方がいいです。

新NISAの上限1800万まで投資し、
より資産を増やしましょう。

私がブログで紹介した年金受給例、
ほんの一部です。

他にも年金受給例が、
数多く紹介されています。

ブログで紹介したケースに該当しない方、
ぜひ本書で自分に該当する例を見て、
年金の準備をしましょう。

年金の準備、
若ければ若いほどよいです。

定年間近になってから準備だと、
以下のデメリットがあります。

正直言うと、
間に合わなくなります。

定年間近で年金を準備するとどうなるか?

・新NISAで長期運用できない&複利効果の恩恵が少なくなる
・年金制度が変更されると、老後資金の準備が間に合わなくなる
・徐々に病気が出始め、ずっと働けるとは限らない

年金で老後資金が不足するとどうなるか?
老後も働くしかなくなります。

でも老後になると、
体のアチコチに支障が出て、
若い頃のように働けるとは限らない。

もし働けなくなるとどうなるか?
老後生活は路頭に迷うことでしょう。

お金に困る老後は嫌ですよね?
老後は悠々自適に過ごしたいですよね?

そのようにお考えの方、
今すぐ本書を購入しましょう。

将来の年金戦略を立て、
今から資産運用をしましょう。

そうすれば、
悠々自適な老後を送れます。

将来年金で困らないかどうか、
あなたの選択と行動次第です。

本書のお値段は1,089円、
本書をコチラから購入できます。

結局、年金は何歳でもらうのが一番トクなのか

お問い合わせ|子供へのお金の教育 (children-money-education.com)

この記事を書いたのは・・・

はるパパ

  • 小学3年生のパパ
  • 子どもの教育(世界一厳しいパパ塾?)、ブロガー、投資家
  • 投資の悪いイメージを払拭したい(難しい、怪しい、損する)
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