お金の教育

【サクッとわかるビジネス教養 経済学】(感想・レビュー)


(2024/1/6更新)

はじめまして、はるパパです。

さて本日は、
コチラの本をご紹介します。

サクッとわかるビジネス教養 経済学

マクロ経済学とかミクロ経済学とか、
一度は耳にしたことありますよね。

しかしコチラの理由で、
経済学の勉強を敬遠していませんか?

経済学が敬遠される理由

・数学が苦手

・経済用語が苦手

・経済学の本が苦手

Twitterの投資垢を見ていると、
経済学を知らない投資家が多いです。

経済学の知識がなくても、
極端な話をすれば投資できます。

しかし、
経済学の知識の差で、
投資成績は大きく変わります。

たとえば、
GDPとは何かご存じでしょうか?

GDPとは国内総生産のことですが、
国の経済力を示す目安です。

そしてGDPの増加が経済成長率です。

GDPが一番大きい国は米国、
2021年の経済成長率は+5.7%です。

経済力が大きく、
経済成長率が高いのは、
GAFAMのような企業が生む利益です。

GAFAMとは、
IT大手企業の頭文字です。

利益が出れば株価も上がるので、
米国株投資は理に適っているのです。

GAFAMとは

・Google

・Amazon

・Facebook(現Meta)

・Apple

・Microsoft

経済成長率だけを見れば、
米国より大きな国は他にもあります。

経済成長率はあくまで割合なので、
GDPが小さければ高めに出ます。

経済成長率の高さだけに注目し、
新興国に投資しても、
思うような利益は出ません。

国の経済力を考慮し、
投資しないと利益は出ないのです。

このように、
経済学の知識は、
投資にとても役立つのです。

経済学の知識、
経済学の本を読めば学べます。

しかし、
経済学の本は内容が難しく、
読むのも嫌になりますよね。

そこで、
カンタンに学べる本を紹介します。

サクッとわかるビジネス教養 経済学

本書は半分以上が図解なので、
難しい経済用語も絵で理解できます。

数式もほぼ出てこないので、
数学が苦手な方でも学べます。

本書のレビュー・感想を紹介しますので、
ぜひ参考にしてみてください。

本書の感想・レビュー

もくじだけ見ると、
難しそうに見えるかもしれません。

もくじ

・Chapter1:日常生活の中での経済学

・Chapter2:企業活動における経済学

・Chapter3:政府の経済政策と経済成長を巡る経済学

・Chapter4:お金と金融を巡る経済学

・Chapter5:貿易を巡る経済学

しかし、
中身は図解が多くて読みやすい本です。

まず最初に図解を読み、
次に文章を読むと理解しやすいです。

経済学の知識が投資にどう役立つのか、
Chapter単位でカンタンに紹介しますね。

Chapter1:日常生活の中での経済学

コチラの3つの関係、
ぜひ学んでほしいです。

3つの関係

・需要

・供給

・価格

投資に関係する例をあげると、
半導体価格ですね。

需要と供給のバランスが崩れ、
半導体価格が乱高下してます。

価格や売上の乱高下と同じように、
半導体の株価も乱高下しています。

半導体株で一喜一憂のツイート見ますが、
需要と供給のバランスの問題ですよね。

いずれバランスが解消されれば、
株価も落ち着くので慌てることないです。

Chapter2:企業活動における経済学

コチラの市場の違い、
ぜひ学んでほしいです。

独占市場と寡占市場

・独占市場:1つの企業が生産や販売市場を支配している

・寡占市場:少数の企業が生産や販売市場を支配している

投資に関係する例をあげると、
携帯電話会社の寡占市場ですね。

①~③の寡占市場でしたが、
④が新規参入しようとしてます。

携帯電話会社の寡占市場

①ドコモ

②ソフトバンク

③KDDI

④楽天

携帯電話業界は、
設備投資に膨大な費用がかかります。

だから寡占市場になりますが、
楽天はこの設備投資に苦しんでいます。

そのため赤字が出て株価下落してます。

仮に設備投資が完了しても、
契約者数が増えるかは未知数です。

楽天が携帯電話事業で利益を出すのは、
かなり難しいです。

Chapter3:政府の経済政策と経済成長を巡る経済学

冒頭で触れたGDP、
ぜひ学んでほしいです。

ただしGDPは少し説明不足なので、
補足しますね。

日本のGDPの構成要素、
主にコチラの4点です。

GDPの主な構成要素

①個人消費

②政府消費

③設備投資

④公共投資

その中でも①が約50%を占めます。

つまりGDPを伸ばすには、
①個人消費の伸びが必須です。

しかし日本はデフレが続き、
個人消費は伸び悩んでいました。

最近は急激なインフレのため、
個人消費は伸び悩んでいます。

GDPが伸びず、
経済成長もしていないので、
日本に投資マネーが集まりにくいです。

どの国に投資するか決める際、
GDPは重要な指標になります。

Chapter4:お金と金融を巡る経済学

日本銀行の3つの金融政策、
ぜひ学んでほしいです。

3つの金融政策

①政策金利操作

②法定準備率操作

③公開市場操作

日銀の政策で最も注目されているのが、
①ゼロ金利政策です。

金利を0%台付近まで下げ、
新規貸し出しや設備投資を促し、
景気回復を図りました。

世界でも同じような政策が取られ、
世界は景気回復しました。

しかし日本は、
新規貸し出しや設備投資が増えず、
景気回復に至っていません。

投資マネー、
日本より海外を選びますよね。

どの国に投資するか決める際、
金利も重要な指標になります。

Chapter5:貿易を巡る経済学

円安と円高、
ぜひ学んでほしいです。

1ドル150円台まで円高進行し、
2022/11/21時点で140円台です。

円安に進むと、
輸出企業の売上が上がるから、
景気回復すると思っていませんか?

残念ながら、
円安は景気回復につながらないです。

Chapter3で書いた、
GDPの内訳を思い出してください。

GDPの半分を占めるのは、
個人消費でしたよね。

円安で輸入物価が上昇すると、
個人消費は落ち込みます。

円安がGDP増につながらなければ、
株価も伸びないのです。

まとめ

経済学の知識、
投資にとても役立ちます。

経済学の知識が根拠となり、
投資するorしないの判断ができます。

根拠ない投資を心がけるだけでも、
成功確率はグッとあがります。

経済学をあまりご存じない方、
この機会にぜひ学びましょう。

経済学を学ぶなら、
コチラの本がオススメです。

サクッとわかるビジネス教養 経済学

図解が半分以上を占めるので、
だれでもカンタンに理解できます。

本書を読めば、
経済ニュースもスッと頭に入ります。

本書を読めば、
経済記事もスッと頭に入ります。

経済ニュースや経済記事を読みこなし、
投資根拠を見つけて投資しましょう。

本書を読んでみましたが、
1時間少々で読み終わりました。

タイパにこだわるなら、
図解だけ読むのもアリです。

詳しく知りたい方は、
さらに説明文も読むと理解が深まります。

タイパ向きの本、
よく考えたらコスパもいいですね。

本書のお値段は1,430円、
本書はコチラ(↓)から購入できます。

サクッとわかるビジネス教養 経済学

お問い合わせ|子供へのお金の教育 (children-money-education.com)

この記事を書いたのは・・・

はるパパ

  • 小学2年生のパパ
  • 子どもの教育(世界一厳しいパパ塾?)、ブロガー、投資家
  • 投資の悪いイメージを払拭したい(難しい、怪しい、損する)
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