家庭の教育

【塾講師が本音で語る中学受験はしないという選択】感想・レビュー


(2024/4/13更新)

はじめまして、はるパパです。

さて本日は、
コチラの本をご紹介します。

塾講師が本音で語る中学受験はしないという選択

皆さまのお子様ですが、
中学受験をお考えでしょうか?

私の子どもは小3ですが、
周りは続々と塾に通い始めてます。

私の子どもも、
来年2月から塾に通い始めます。

ただし、
中学受験をするかは決めてません。

おそらく中学受験するでしょうが、
別に公立中学でも構わないです。

本人の希望で塾に通わせますが、
あくまで勉強が目的なので。

塾で勉強した内容は、
公立中学でも活きると思ってます。

親としてやってはいけないと思うこと。
それは中学受験の強要です。

中学受験は高校受験と違い、
一部の小学生のみが受験します。

その小学生とは、
公立小の中でも成績優秀な、
いわゆる学力のある子どもばかり。

競争は熾烈で、
第1志望の合格確率は20~30%程度。

もし親の意向だけで中学受験をした結果、
失敗したら子どもはこう思うでしょう。

「別にやりたくもない受験をさせられた」
「受験に失敗して傷ついた」
「もう受験勉強はしたくない」

これは親子にとって不幸ですよね。

では、
子どもが中学受験をしたい意向なら、
中学受験をさせてもよいでしょうか?

先ほども言ったように、
中学受験は厳しい世界です。

中学受験の厳しい実態を知ってから、
判断でもよいと考えています。

でも、
厳しい実態を知らない方もいますよね。

そんな方にオススメなのが、
コチラの本です。

塾講師が本音で語る中学受験はしないという選択

本書を読むと、
以下のことがよくわかります。

本書を読むとわかること

・中学受験の実態
・中学受験に向いている子の特徴
・中高一貫校 or 公立中学校のメリットデメリット

まずは、
自分の子どもが中学受験向きか、
本書を読んで判断すると良いです。

次に、
中高一貫校でやっていけるか、
本書を読んで判断すると良いです。

もし中学受験向きでないなら、
公立中学校のメリットを知り、
活かす進学を考えると良いです。

中高一貫校or公立中学校、
どちらもメリデメはあります。

子どもがどちらに向いているのか?
子どもがどちらなら伸びそうか?
子どもが幸せになれるのはどちらか?

本書を読みながら、
上記の観点で考えるのがオススメです。

本書の内容を子どもにも共有し、
ぜひ一緒に中学受験をお考え下さい。

最優先事項は、
子どもの幸せな人生です。

それでは本書の感想・レビュー、
ブログで紹介します。

皆様の参考になれば幸いです。

第一章:「変」過ぎる中学受験の実体

第一章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.14

・日本版の「飛び級制度」だ

コレは筆者が感じる、
中高一貫校に対するものです。

おもしろい考え方だなと思いつつ、
とても納得しましたね。

中高一貫校の学習スケジュール、
以下のように聞いたことあります。

中高一貫校の学習スケジュール

・中1~高2の5年間で、高3までの学習内容を終える
・高3は大学受験に備えた勉強をする

外国では飛び級制度があり、
優秀な子どもは飛び級しますよね。

個人的には、
飛び級はアリだと思ってます。

たとえば、
子どもの学習を見て思うのが、
学力に比べて簡単すぎる。

良くも悪くも、
勉強を軽く見てしまう気さえする。

なので、
先の学年の問題集をやらせ、
頭を使って考えさせるようにしてます。

自分でどんどん先に進み、
勉強できるなら中学受験は不要です。

でも難しいなら、
中高一貫校への進学はアリですね。

子どもの特性によりけりなので、
親が見極めるところかと。

このような観点から
中学受験はマストじゃないですね。

第二章:一貫校の表に出ない「デメリット」

第二章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.49

・深海魚

<深海魚とは?>
・一貫校で成績が全く上昇せず、学校内成績が下位にずっと位置する生徒のこと

<深海魚のパターン>
①中学受験の解放感から来る「もう勉強しなくていい」という意識
②学校の雰囲気や授業レベルが合わない or 学校の授業レベルについていけない

①に関して、
筆者はそれほど心配してません。

合格するくらいだから学力はあり、
キッカケさえあればまた勉強するから。

学年ビリから慶応に合格した、
ビリギャルがいい例だとか。

②に関して、
筆者はとても心配しています。

ですが、
私は心配無用では?と思います。

もともと合格する学力はあるから、
授業についていけないことはない。

学校の雰囲気が合わなくても、
気の合う友人はできるハズ。

コチラの本に詳しく書かれてますので、
ご興味あればぜひご覧ください。

【中学受験で大好きな学校に入ろう】感想・レビュー (2024/1/5更新) はじめまして、はるパパです。 さて本日は、コチラの本をご紹介します。 『中学受験で大好きな...

第三章:中学受験に「向いてる向いてない」の判断方法

第三章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.67

・中学受験に向いている子の特徴

<特徴>
・全教科で90点を下回るテスト結果は滅多にない
・普通にミスがなければテストはいつも100点だ
・テストで間違った場合は、多くはケアレスミスで、解き直したら自力で難なくできる
・塾や親などに教えてもらった学校の内容を必死で復習しなくても、前の日にわざわざテスト勉強をしなくても、点数を維持できる余裕がある

この特徴をすべて満たす場合、
中学受験に向いているそうです。

上記は小5や小6が前提ですが、
「すべて」というのは驚きですね。

この特徴がある子を、
筆者は地頭の良い子と言ってます。

学校の勉強が余裕でないと、
中学受験は難しいということです。

これは私も同意ですね。

高校受験の場合、
公立の中3は全員受けます。
(中高一貫校は除く)

学力にもバラツキがあるので、
地頭のいい子ばかりではない。

しかし、
中学受験は小6の一部のみです。

地頭のいい子が集中するので、
高校受験よりもレベル高いです。

上記の特徴がないなら、
無理に中学受験する必要ないです。

ちなみに中学受験をしなくても、
高校受験で挽回する方法はあります。

コチラの本に書かれていますので、
ご興味あればぜひご覧ください。

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第四章:親たちが知らない不都合な真実

第四章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.96

・学力は50~60%くらいの遺伝率がある
・学力はさらに20~30%共有環境の影響がみられる
・学力の70~90%は、子ども自身でどうしようもないところで決定されてしまう

科学的に不条理な状態で、
学力を上げることを強いられている。

筆者はそのように書いてますが、
私も同感です。

なので、
私は子どもに伝えています。

もしどんなに勉強しても、
成績で敵わない友達がいたら、
それは地頭の差であると。

それは子どものせいではなく、
親のせいなので気にするなと。

勉強する目的は、
一番になることではないです。

それは受験であっても同じで、
別に一位じゃなくても合格できる。

他人と比べるのではなく、
過去の自分と比べてできればいい。

学力は水平(周り)の比較ではなく、
垂直(過去の自分)の比較なのです。

コチラの本に書かれていますので、
ご興味あればぜひご覧ください。

【中学受験で「合格する子」と「失敗する子」の習慣】感想・レビュー (2024/4/13更新) はじめまして、はるパパです。 さて本日は、コチラの本をご紹介します。 『中学受験で「合格...

第五章:親世代と大きく違う「大学受験」

第五章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.132

・6年後の大学受験はどうなる?

<どうなる?>
・国語力、読解力、思考力、情報処理力を試す独特な問題は続く
・内容は難化しても、平均点は変わらないように問題は作られる
・有利と不利の二極化が予想される

親世代の大学入試問題とは、
全然違いますよね。

親世代の大学入試問題、
いわゆる教科単位の問題でした。

国語/算数/理科/社会等が、
組み合わさった問題は
出なかった

でもいまは、
国語/算数等が組み合わさった問題、
普通に出題されます。

就職試験のSPIのような問題、
大人でも解くのは難しいですよね。

普段から文章を読み、
物事を考える練習をしないと、
急に解くのは難しいです。

読書をする習慣があれば、
それを続ければ良いと思います。

しかし、
読書をする習慣がない場合、
どうすればいいでしょうか?

個人的には、
文章題のドリルがオススメです。

毎日文章題を解いていると、
語彙力と読解力が自然と上がります。

詳しくはコチラの記事に書いたので、
ぜひご覧ください。

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第六章:「地元公立中学への進学」という選択

第六章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.147

・地頭がいい子は、そこまで頑張らなくてもトップの成績が取れる

公立中学校には、
大きく2つの生徒が進学します。

地頭のいい子と、
地頭がそこまで良くない子です。

前者は中学受験経験者も含まれますが、
未経験者でも地頭のいい子はいます。

ただし、
公立中学校の全体から見ると、
前者の割合は少ないです。

地頭のいい子は中学受験を経て、
中高一貫校に進学するからです。

でも、
地頭のいい子にとっては、
公立中学校は大チャンスです。

同じレベルの子は他校に進学なので、
公立中学ではトップの成績になりやすい。

公立中学でいい成績を取れれば、
難関高校や大学の進学も狙える。

そのためには、
中1最初の定期テストで、
成績上位層に入ることが大切です。

これは成績上位5%の家庭の戦略。
親子で取り組むらしいです。

詳しくはコチラの記事に書きましたので、
ご興味あればぜひご覧ください。

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第七章:中学受験をしないことで広がる世界

第七章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.170

・子どもたちの人生に最も大切なものは二つ

<二つ>
①self-etreem
②resilience

<簡単に言うと>
①自分自身を信頼し、さまざまな事柄に前向きに取り組む意欲を持つための感覚
②困難をしなやかに乗り越え回復する力

子どもたちが中学や高校で、
身につけてほしい力と書かれています。

私も同感ですが、
特に②を重視してます。

②が弱いと、
社会でやっていけないからです。

最近の子どもたちは、
怒られずに育ってますよね。

過剰ではないかと思うくらい、
褒められて育ちます。

そのため、
困難な場面を乗り切れないケース、
よく見かけます。

中学受験や大学受験の先には、
社会人として仕事が待ってます。

②が弱い人材は、
大体ドロップアウトしますね。

それでは社会で評価されず、
お金を稼ぐこともままならない。

これでは困りますよね。

私は②を鍛えるべく、
子どもにスポーツをやらせています。

スポ根じゃないけど、
メンタル鍛えるならスポーツが一番。

運動能力も高まるし、
実は学力向上にも効果的です。

脳科学の本に書かれてますので、
ご興味あればぜひご覧ください。

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まとめ

各章で参考になると思った箇所、
まとめました。

第一章:「変」過ぎる中学受験の実体

P.14

・日本版の「飛び級制度」だ

第二章:一貫校の表に出ない「デメリット」

P.49

・深海魚

<深海魚とは?>
・一貫校で成績が全く上昇せず、学校内成績が下位にずっと位置する生徒のこと

<深海魚のパターン>
①中学受験の解放感から来る「もう勉強しなくていい」という意識
②学校の雰囲気や授業レベルが合わない or 学校の授業レベルについていけない

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第三章:中学受験に「向いてる向いてない」の判断方法

P.67

・中学受験に向いている子の特徴

<特徴>
・全教科で90点を下回るテスト結果は滅多にない
・普通にミスがなければテストはいつも100点だ
・テストで間違った場合は、多くはケアレスミスで、解き直したら自力で難なくできる
・塾や親などに教えてもらった学校の内容を必死で復習しなくても、前の日にわざわざテスト勉強をしなくても、点数を維持できる余裕がある

【コスパで考える学歴攻略法】感想・レビュー (2024/1/5更新) はじめまして、はるパパです。 さて本日は、コチラの本をご紹介します。 『コスパで考える学歴...

第四章:親たちが知らない不都合な真実

P.96

・学力は50~60%くらいの遺伝率がある
・学力はさらに20~30%共有環境の影響がみられる
・学力の70~90%は、子ども自身でどうしようもないところで決定されてしまう

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第五章:親世代と大きく違う「大学受験」

P.132

・6年後の大学受験はどうなる?

<どうなる?>
・国語力、読解力、思考力、情報処理力を試す独特な問題は続く
・内容は難化しても、平均点は変わらないように問題は作られる
・有利と不利の二極化が予想される

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P.147

・地頭がいい子は、そこまで頑張らなくてもトップの成績が取れる

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第七章:中学受験をしないことで広がる世界

P.170

・子どもたちの人生に最も大切なものは二つ

<二つ>
①self-etreem
②resilience

<簡単に言うと>
①自分自身を信頼し、さまざまな事柄に前向きに取り組む意欲を持つための感覚
②困難をしなやかに乗り越え回復する力

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まとめ

中高一貫校は飛び級制度と考えると、
受験するかどうか判断しやすいです。

小学校で優秀な子どもが受験するのは、
飛び級制度だとすれば納得です。

優秀かどうかは、
遺伝や共有環境の影響が大きく、
努力でどうにもならない現実もある。

それならば、
無理して中学受験しないのもアリです。

優秀な子が中高一貫校に進学すれば、
公立中学には来ません。

地頭のいい子にとっては、
成績上位を取れるチャンスでもあります。

公立中学で成績上位を取り、
難関高校/大学に進学の道も開ける。

中学受験しないという選択肢は、
十分にあると思ってます。

中学受験をさせるか検討中の方は、
いますぐ本書をお買い求めください。

子どもが中学受験に向いているか?
判断する際の参考になります。

不向きなのに中学受験をさせ、
不合格では子どもも傷つきます。

もし合格したとしても、
授業についていけないと深海魚になる。

子どもにとって不幸ですよね。

中学受験をさせるか?
中学受験をさせないか?

すべては親御さんの判断次第です。

中学受験をするかしないかで、
人生は決まるものではありませ
ん。

中学受験で人生が暗転しないよう、
本書を見ながらぜひご判断ください。

選択肢さえ間違えなければ、
どちらでも子どもは幸せな人生送れます。

子どもに不幸な人生を送らせないよう、
中学受験前に必ず本書でご確認ください。

本書のお値段は1,650円、
本書はコチラ(↓)から購入できます。

塾講師が本音で語る中学受験はしないという選択

お問い合わせ|子供へのお金の教育 (children-money-education.com)

この記事を書いたのは・・・

はるパパ

  • 小学4年生のパパ
  • 子どもの教育(世界一厳しいパパ塾?)、ブロガー、投資家
  • 投資の悪いイメージを払拭したい(難しい、怪しい、損する)

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