(2024/4/13更新)
はじめまして、はるパパです。
さて本日は、
コチラの本をご紹介します。
2022年にウクライナ侵攻が始まった時、
地政学が注目されました。
ウクライナ侵攻には、
地政学が深く関係しています。
簡単に言うとコチラです。
<ウクライナ>
・NATOに加盟したい!
<ロシア>
・NATOと国境を接するは嫌!
・ウクライナとの国境にNATOの基地を置かれるのは嫌!
・ウクライナをNATOとの緩衝地帯に留めておきたい!
2022年は地政学の本が売れ、
私も何冊か紹介しています。
ご興味があれば、
コチラをご覧ください。
![](https://children-money-education.com/wp-content/uploads/2022/03/syria-1034467_640-320x180.jpg)
では2023年、
なぜ地政学の本を新たに読むのか?
それは、
台湾有事の影響を知るため。
台湾有事とは米中衝突です。
![](https://children-money-education.com/wp-content/uploads/2023/05/war-g45d10e25d_640-300x240.jpg)
米軍基地のある日本も、
被害に遭う可能性がある。
世界経済にも大きな影響があり、
さらに物価高になるかもしれない。
台湾有事の影響を学び、
発生した時に備える。
もちろん、
発生してほしくはないけど。
もしもの時のために、
台湾有事を影響を知るなら、
コチラの本がオススメです。
池上彰氏の著書なので、
とてもわかりやすいです。
地政学の基本は、
本書を読めばカンタンに理解できます。
台湾有事がどのようなものか?
どのように備えるべきかもわかります。
![](https://children-money-education.com/wp-content/uploads/2023/05/thumb-gd3cea9267_640-300x200.jpg)
これから本書のレビュー・感想、
ブログで紹介します。
さらにプラスして、
地政学から見た投資戦略も紹介します。
台湾有事の際にどうすればよいか?
コチラもわかります。
皆様の参考になれば幸いです。
目次
第1章:地政学とは?-シーパワーとランドパワーの国がある
地政学の必須用語である、
シーパワーとランドパワーはコチラ。
<シーパワー(P.18)>
・周囲を運に囲まれた島国
・外国から攻め込まれにくい
・海を通じて他の国と交流しやすい
<ランドパワー(P.20)>
・隣の国と行き来がしやすい
・外国から攻め込まれやすい
・領土を拡大する傾向が強い
そして最重要なのがコチラ。
・世界の覇権を握るのはシーパワーの国
最大の理由は、
海上貿易で儲けられるからです。
飛行機より輸送量が多く、
鉄道や車より広範囲に輸送できます。
世界貿易の約90%は海上貿易。
だからシーパワーの国が経済繁栄します。
![](https://children-money-education.com/wp-content/uploads/2023/05/freighter-g3c9829a50_640-300x200.jpg)
過去の歴史を振り返ると、
世界の覇権を握ったのはシーパワーの国。
・大航海時代:スペイン、ポルトガル、オランダ
・近世以降:イギリス、アメリカ
世界の覇権を握っているのは、
今だとアメリカです。
海上貿易で潤うから、
私は米国株投資をオススメしています。
海上貿易を知るからこそ、
アメリカは他国の海洋進出を嫌う。
![](https://children-money-education.com/wp-content/uploads/2023/05/u-s-navy-g6fe2a7d18_640-300x212.jpg)
ちなみに、
中国はランドパワーの国です。
コレを抑えておくと、
台湾有事の本質が見えてきます。
海上貿易の利権、
欲しくなりますよね?
この先の章に書かれてますので、
そこでレビューしますね。
第2章:地政学で「ロシアのウクライナ侵攻」を読み解く-注目すべきはヨーロッパのディフェンスライン
冒頭でも書きましたが、
ウクライナ侵攻と地政学の関係はコチラ。
<ウクライナ>
・NATOに加盟したい!
<ロシア>
・NATOと国境を接するは嫌!
・ウクライナとの国境にNATOの基地を置かれるのは嫌!
・ウクライナをNATOとの緩衝地帯に留めておきたい!
そしてもう一つ重要なのがコチラ。
・内陸国のロシアは海路を確保したい
ロシアも海に囲まれてますが、
北は寒いし東は首都から遠い。
温暖で首都に近いのが、
南の黒海沿いです。
この黒海沿いこそ、
ウクライナ侵攻の激戦地であり、
占領地でもあるウクライナ東部です。
ここを抑えれば、
ロシアは地中海経由で大西洋に行ける。
![](https://children-money-education.com/wp-content/uploads/2023/05/cargo-g6649973fd_640-300x126.jpg)
逆にウクライナは自由に航行できず、
海上貿易ができなくなる。
小麦の価格が上がり、
物価高になったのはコレが原因です。
ウクライナは小麦の産地ですが、
海を抑えられては大量輸出ができない。
陸路では輸送量が限られます。
![](https://children-money-education.com/wp-content/uploads/2023/05/paketzug-g4a06e1665_640-300x150.jpg)
もし台湾有事が起きれば、
同じように輸出が滞る可能性あります。
それは半導体ですね。
台湾企業のTSMC、
半導体製造シェアを約50%占めてます。
もし輸出が滞り半導体不足になったら?
チャットGPTの回答が参考になります。
![](https://children-money-education.com/wp-content/uploads/2023/05/b4e7d96c864225e78982cd32bdc8d932.png)
台湾有事を懸念して、
投資の神様バフェット氏は、
保有していたTSMC株を売却しました。
このように地政学を学ぶことで、
保有株の下落リスクを抑えられます。
第3章:地政学で「アメリカと中国の勢力争い」を読み解く-地図から中国の狡猾な狙いが見えてくる
中国から見た日本地図、
ご存じでしょうか?
コチラをがよくわかります。
・中国が海へ出るルートを邪魔する日本
太平洋に出ようとすると、
日本列島が邪魔なのです。
しかも日本には、
米軍基地が設置されてます。
アメリカからすれば、
中国を閉じ込める意味もあるのです。
![](https://children-money-education.com/wp-content/uploads/2023/05/bridge-g9262759a7_640-300x143.jpg)
そこで中国は南シナ海へ進出している、
というのが本書の説明です。
コレは正しいのですが、
もう1点抜けている箇所があります。
それは台湾進出を足掛かりに、
太平洋進出を狙っていること。
中国が台湾を狙う理由であり、
米国が阻止したい理由でもある。
![](https://children-money-education.com/wp-content/uploads/2023/05/warships-gea8454793_640-300x197.jpg)
台湾有事が発生すれば、
米国は軍事行動に出ます。
ウクライナ侵攻より、
もっと直接的に介入する。
世界経済が混乱しそうだから、
保有株を売りますか?
![](https://children-money-education.com/wp-content/uploads/2023/05/stock-g270d10467_640-300x199.jpg)
ココで売らず、
逆に安値買いするのが大切です。
過去に戦争は何度もあり、
一時的に株価下落はするでしょう。
でもその後回復し、
元の水準以上に成長してます。
有事に慌てて売らずに買い増す人が、
勝てる投資家です。
第4章:中国の香港制圧、地政学的な意味は?-台湾統一への布石
重要なのはコチラ。
・中国の本当の狙いは一国二制度による台湾統一
香港を見ればわかる通り、
一国二制度は形がい化しています。
台湾は一国二制度を受け入れない。
でも台湾統一は譲れないから、
最後は力で抑えに行く。
香港のデモ制圧を見れば、
台湾有事はありえると考える方が自然。
![](https://children-money-education.com/wp-content/uploads/2023/05/placard-gd3510c3da_640-200x300.jpg)
アメリカから見た時、
絶対に譲れないのは台湾。
その先の太平洋進出は、
自国の領海を荒らされるに等しい。
海上貿易の権益も絶対に渡したくない。
過去のアメリカの武力行使を見ても、
台湾有事はありえると考える方が自然。
![](https://children-money-education.com/wp-content/uploads/2023/05/soldiers-gd2502de02_640-300x180.jpg)
では中国が勝つシナリオを予想し、
中国に投資しますか?
私なら投資しません。
自由に投資できないし、
市場ルールも不透明だからです。
お金を急に搾取されるリスクがある国に、
投資はやめた方が賢明ですね。
第5章:「日本の安全」を地政学で読み解く−日本が世界の脅威に対抗するには?
重要なのはコチラ。
・中国包囲網としてのQUAD
QUADとは「4つの」という意味。
4つとは、
この4か国を指します。
・日本
・アメリカ
・オーストラリア
・インド
QUADの狙いは、
中国の海洋進出を抑えること。
日本とアメリカは東太平洋。
オーストラリアは南太平洋。
インドはインド洋。
自国の領海を荒らされたくないし、
海上貿易の権益も渡さない。
シーパワーとランドパワーの争いです。
![](https://children-money-education.com/wp-content/uploads/2023/05/uss-alabama-g0621b191b_640-300x198.jpg)
さて投資の観点ですが、
インドはあまりオススメしないです。
インドも中国同様、
市場ルールがやや不透明です。
株価操作や不正会計疑惑で、
アダニショックが起きました。
インド投資は新興国投資、
つまりリスクの高い投資なのです。
まとめ
第1章:地政学とは?-シーパワーとランドパワーの国がある
<シーパワー(P.18)>
・周囲を運に囲まれた島国
・外国から攻め込まれにくい
・海を通じて他の国と交流しやすい
<ランドパワー(P.20)>
・隣の国と行き来がしやすい
・外国から攻め込まれやすい
・領土を拡大する傾向が強い
・世界の覇権を握るのはシーパワーの国
・アメリカは海上貿易で潤うから、米国株投資がオススメ
第2章:地政学で「ロシアのウクライナ侵攻」を読み解く-注目すべきはヨーロッパのディフェンスライン
<ウクライナ>
・NATOに加盟したい!
<ロシア>
・NATOと国境を接するは嫌!
・ウクライナとの国境にNATOの基地を置かれるのは嫌!
・ウクライナをNATOとの緩衝地帯に留めておきたい!
・内陸国のロシアは海路を確保したい
・台湾有事を懸念して、投資の神様バフェット氏は、保有していたTSMC株を売却した
・地政学を学ぶことで、保有株の下落リスクを抑えられる
第3章:地政学で「アメリカと中国の勢力争い」を読み解く
-地図から中国の狡猾な狙いが見えてくる
・中国が海へ出るルートを邪魔する日本
・有事に慌てて売らずに買い増す人=勝てる投資家
第4章:中国の香港制圧、地政学的な意味は?-台湾統一への布石
・中国の本当の狙いは一国二制度による台湾統一
・中国は自由に投資できないし、市場ルールも不透明
・お金を急に搾取されるリスクがある国に、投資はやめた方が賢明
第5章:「日本の安全」を地政学で読み解く−日本が世界の脅威に対抗するには?
・中国包囲網としてのQUAD
・インドも中国同様、市場ルールがやや不透明
・インド投資は新興国投資、つまりリスクの高い投資
まとめ
ウクライナ侵攻も台湾有事も、
根本には地政学の問題があります。
そして両者に共通するのは、
海上貿易の権益を巡る争いの要素。
シーパワーvsランドパワーの争いです。
![](https://children-money-education.com/wp-content/uploads/2023/05/mohammed-mosaad-6NXLGfpCuEM-unsplash-300x163.jpg)
未来がどうなるか、
だれにもわかりません。
ただし過去を振り返れば、
ある程度未来を予測できます。
世界を支配したのはシーパワー。
経済的に繁栄したのもシーパワー。
今これに該当する国はアメリカ。
だから米国株投資は理に適ってる。
コレが本書を読み、
投資観点で感じることです。
![](https://children-money-education.com/wp-content/uploads/2023/05/money-gb8afa8940_640-300x170.jpg)
仮に台湾有事が起きても、
米国株投資は続けた方がいいです。
投資で利益を出さないと、
物価高で貯金が目減りするからです。
たとえばウクライナ侵攻、
物価高で多くの人が苦しみました。
でも投資家は、
そこまで苦しくなかったハズ。
ウクライナ侵攻でも株価は上昇し、
投資利益で物価高を補えたから。
![](https://children-money-education.com/wp-content/uploads/2022/04/thomas-park-KYEeuGUkZ54-unsplash-300x200.jpg)
地政学の知識があれば、
台湾有事にも備えられます。
さらに地政学の知識があれば、
投資で利益も狙えます。
地政学を学びたい。
投資で物価高に備えたい。
このようにお考えの方、
今すぐ本書をお読みください。
台湾有事で物価高が発生しても、
乗り超えられます。
本書のお値段は990円、
本書はコチラ(↓)から購入できます。
お問い合わせ|子供へのお金の教育 (children-money-education.com)
この記事を書いたのは・・・
はるパパ
- 小学4年生のパパ
- 子どもの教育(世界一厳しいパパ塾?)、ブロガー、投資家
- 投資の悪いイメージを払拭したい(難しい、怪しい、損する)
![](https://children-money-education.com/wp-content/uploads/2021/07/CD9DAA03-A37E-4B71-9ADC-1C64A9E59AED-300x300.jpg)