家庭の教育

【小学生でもわかる世界史】感想・レビュー


はじめまして、はるパパです。

さて本日は、
コチラの本をご紹介します。

小学生でもわかる世界史

中学受験の時事問題、
見たことありますか?

小学生が答えるのは、
少し難しい問題が出題されました。

たとえば、
ウクライナ戦争の時事問題。

現在はウクライナ東部で戦争中ですが、
2014年に紛争があった地域はどこか?

答えはクリミアですが、
小学生には難しいですよね。

世界の時事問題に対応するなら、
ニュースや新聞を見ればいいのでは?

そう思う人もいるかもしれません。

最新の時事ネタから問題は作られても、
答えるには過去の歴史の知識が必要。

ニュースや新聞で表面的に見聞きしても、
時事問題は解けないのです。

では、
どうすればいいでしょうか?

小学生が世界史を学べばいい。

でも、
世界史は範囲も広いし、
どうやって学べばいいかわからない。

そんな方にオススメなのが、
コチラの本です。

小学生でもわかる世界史

本書を一言でいうなら、
1冊でざっくり世界史を学べる本。

マンガ世界の歴史から、
主要な部分をギュッと凝縮した感じ。

図解が豊富で文章も簡易なので、
小学生でも理解できます。

中学受験をお考えならば、
必須の一冊です。

それでは本書の感想・レビュー、
ブログで紹介します。

皆様の参考になれば幸いです。

第1章 ヨーロッパ編

もくじ

・第1話:古代ギリシャ
・第2話:古代ローマ
・第3話:ローマ帝国崩壊後
・第4話:神聖ローマ帝国の時代
・第5話:フランス革命ころの時代
・第6話:第一次世界大戦
・第7話:第二次世界大戦

世界史を学ぶなら、
欧州の歴史は必須ですね。

古代から文明が栄え、
中世は海上進出で帝国を築いたから。

過去から欧州内で戦争は勃発しており、
2度の大戦もその延長にあります。

さすがにエスカレートし過ぎで、
3度目は今のところ起きてませんが。

小さな戦争は今でも発生しており、
この先も発生するでしょう。

ウクライナ紛争のEUやNATOを見ると、
欧州も一枚岩になってないですよね。

欧州の歴史で絶対抑えたいのが、
中世の海洋進出です。

世界中に植民地を作ったけど、
独立してもなお色濃く影響が残ってます。

たとえば、
中東やアフリカの国境が直線なのは、
欧州が人為的に引いたから。

しかも、
部族や民族を無視したり意図的に、
国境線を引いています。

それはなぜか?

内部対立させることで、
自分たちに矛先を向けさせないため。

アフリカや中東での紛争は、
過去の欧州の対応が一因でもあります。

たとえば今まさに紛争中ですが、
イスラエルとパレスチナの問題も、
元はイギリスの3枚舌外交が要因です。

欧州の歴史を学ぶと、
現在の時事問題の背景がわかります。

世界史を学ぶなら、
欧州の歴史を絶対に抑えましょう。

第2章 中東編

もくじ

・第1話:古代メソポタミア
・第2話:イスラム帝国
・第3話:中東戦争

中東も紛争が多い地域ですが、
2つの歴史を学ぶと良いです。

まずはイスラム教の宗派対立、
スンナ派vsシーア派です。

スンナ派の代表国はサウジアラビア、
シーア派の代表国はイランです。

中東=アラブ人とアラビア語、
と思っている人が多いけど違います。

実は、
イランはペルシア人&ペルシア語です。

これを歴史から学ぶなら、
古代ペルシア帝国を知る必要がある。

サウジとイランの対立の背景、
そもそも宗派/民族/言語の違いがある。

そう簡単に一枚岩になれない。
欧州と同じですよね。

もう1つ押さえておきたいのは、
中東戦争ですね。

これはパレスチナを舞台とした、
ユダヤ人vsアラブ人の争いです。

かつてユダ王国があったけど滅亡し、
そこにアラブ人の国家が建設された。

でも、
イギリスの3枚舌外交が原因で、
パレスチナにイスラエルが建国。

イスラエルはユダヤ人の国家であり、
アラブ人が反発するのは当然かと。

ユダヤ人vsアラブ人の争い、
それが中東戦争です。

そして今日では、
イスラエルvsハマスが戦争中です。

まさに、
ユダヤ人vsアラブ人の争いです。

過去からずっと紛争しており、
残念ながら紛争は今後もなくならない。

ユダヤ人vsアラブ人については、
コチラの本に詳しく書かれています。

ご興味あればぜひご覧ください。

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第3章 インド編

もくじ

・第1話:インドの歴史

インドの歴史を振り返ると、
なかなか複雑な事情が見えてきます。

イスラムに支配され、
モンゴル系に攻め込まれ、
イギリスの植民地になるも独立する。

インドはヒンドゥー教ですが、
隣国のパキスタンはイスラム教。

カシミール地方を巡って、
何度も戦争してますよね。

民族や宗教が違うと争いが起こる。
欧州と中東と同じです。

ちなみに本書に書かれていないけど、
インドと言えばカースト制度。

表向きは廃止されていますが、
今でも根強く残っています。

産まれた階級で将来の職業が決まり、
優秀な人材を活かしきれない。

でも、
IT職はカースト制度の対象外なので、
優秀な人材がIT業界に集まる。

かつて英国の植民地でもあり、
英語が公用語なのは逆に武器となる。

コチラの本に書かれていますので、
ご興味あればぜひご覧ください。

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第4章 中国編

もくじ

・第1話:秦以前
・第2話:項羽と劉邦
・第3話:漢
・第4話:三国志
・第5話:三国志の魏の時代
・第6話:隋と唐
・第7話:宋
・第8話:元
・第9話:明
・第10話:清
・第11話:中華民国
・第12話:中華人民共和国

世界史を学ぶなら、
中国史も必須ですね。

まず押さえておきたいのは、
清時代のアヘン&アロー戦争です。

世界の盟主を自認していた中国が、
英国に敗れて分割されて清は滅亡。

これを屈辱と捉え、
中国の夢と題して復興を狙うのが、
現政権ですね。

中華思想の根底であり、
米国への対抗意識の根底でもある。

そして抑えたいのが、
中国と台湾の歴史です。

対立のきっかけは、
共産党と国民党の内戦です。

内戦に勝利したのが共和党であり、
現在の中国を建国。

内戦に敗れたのが国民党であり、
台湾に逃れて政権を樹立。

中国は台湾統一したいけど、
政治思想が違うから難しい。

台湾の背後には米国の存在もあり、
簡単に武力行使できる状況にもない。

結局のところ、
現状維持が続くのかなと思ってます。

台湾有事に関しては、
コチラの本に詳しく書かれています。

ご興味あればぜひご覧ください。

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第5章 ヤバい国列伝

もくじ

・第1話:モンゴル帝国
・第2話:イギリス帝国
・第3話:ソビエト連邦
・第4話:アメリカ合衆国
・第5話:大日本帝国

帝国の歴史を振り返ると、
領土拡大後は縮小する。

領土拡大しても内乱が起き、
独立や分裂して縮小する。

モンゴル/イギリス/日本、
今では領土が少ないですよね。

帝国主義の国が現れても、
未来永劫は続かないのです。

一方、
米ソは領土拡大を目指さず、
東西陣営に引き込んで覇権争い。

ソ連が崩壊し、
米国は唯一の超大国になりました。

でも、
今は中国が覇権争いに挑みつつある。

過去の歴史を振り返れば、
世界の覇権争いが止まることはない。

覇権争いは未来永劫繰り返される。
争いのない未来は夢物語ですね。

まとめ

第1章 ヨーロッパ編

もくじ

・第1話:古代ギリシャ
・第2話:古代ローマ
・第3話:ローマ帝国崩壊後
・第4話:神聖ローマ帝国の時代
・第5話:フランス革命ころの時代
・第6話:第一次世界大戦
・第7話:第二次世界大戦

第2章 中東編

もくじ

・第1話:古代メソポタミア
・第2話:イスラム帝国
・第3話:中東戦争

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第3章 インド編

もくじ

・第1話:インドの歴史

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第4章 中国編

もくじ

・第1話:秦以前
・第2話:項羽と劉邦
・第3話:漢
・第4話:三国志
・第5話:三国志の魏の時代
・第6話:隋と唐
・第7話:宋
・第8話:元
・第9話:明
・第10話:清
・第11話:中華民国
・第12話:中華人民共和国

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第5章 ヤバい国列伝

もくじ

・第1話:モンゴル帝国
・第2話:イギリス帝国
・第3話:ソビエト連邦
・第4話:アメリカ合衆国
・第5話:大日本帝国

まとめ

中学受験の時事問題では、
世界史の知識が問われることもある。

私は某大手塾を見学した際、
中学受験の出題例を見ました。

時事問題のレベルの高さに、
少し驚きましたね。

世界史を知らないと、
ちょっと難しいかなと感じました。

小学生に世界史を学ばせるなら、
最初はマンガがよいと思います。

マンガ日本の歴史を読んで、
子どもが日本史を学ぶイメージです。

マンガ世界の歴史もあるけど、
とにかく巻数が多い。

しかも世界の歴史は広く、
小学生が全部学ぶのは難しい。

私が本書を購入した理由は、
小学生が1冊で世界史を学べそうだから。

世界史の大きなポイントは押さえてあり、
地図が豊富なので視覚的に理解しやすい。

説明文もできる限り簡素化されており、
子どもでも読みやすい。

小学生が世界史を学ぶなら、
本書から始めるのが良いと感じましたね。

小学生に世界史を学ばせたい方、
ぜひ本書をお買い求めください。

いまの時事問題につながる過去の歴史、
本書で学べます。

中学受験をお考えなら、
なおさらオススメですね。

世界史を幅広に学んで中学受験に挑むか?
世界史を学ばずに中学受験に挑むか?

すべては親御さんの判断次第です。

マンガ世界の歴史を読む時間があれば、
そちらで学ぶのもOKです。

しかし、
最近の小学生は忙しいですよね。

コスパやタイパを考えるなら、
本書がオススメです。

もし時間に限りがあるなら、
まずは本書で幅広に学びましょう。

もっと深く世界史を学びたくなったら、
マンガ世界の歴史を読むと良いです。

時事問題を答えるには、
世界史の知識が必須です。

世界史を学び、
中学受験を有利に進めましょう。

本書のお値段は1,760円、
本書はコチラ(↓)から購入できます。

小学生でもわかる世界史

お問い合わせ|子供へのお金の教育 (children-money-education.com)

この記事を書いたのは・・・

はるパパ

  • 小学3年生のパパ
  • 子どもの教育(世界一厳しいパパ塾?)、ブロガー、投資家
  • 投資の悪いイメージを払拭したい(難しい、怪しい、損する)

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