家庭の教育

【ぼくのかんがえた「さいきょう」の中学受験】感想・レビュー


はじめまして、はるパパです。

さて本日は、
コチラの本をご紹介します。

ぼくのかんがえた「さいきょう」の中学受験

中学受験はとても厳しい世界です。

第1志望に合格できるのは、
3人に1人と言われています。

小学校の高学年を受験勉強に費やしても、
3人に2人は第1志望に合格できない。

受験結果を見て落ち込み、
深く傷つく子どももいます。

このような姿を見ると、
私はふと親に対して思うことがあります

そもそも中学受験の目標設定に、
問題はないでしょうか?

上記のように深く傷つくのは、
合格が目標になっているからです。

つまり、
不合格=目標未達になってしまうから、
深く傷つくのです。

別に公立中学へ進学の道があるのに、
それ自体が失敗のように感じてしまう。

では、
どうすればいいでしょうか?

中学受験の目標を、
合格以外に設定すればいい。

でも、
それでは何のために中学受験するのか、
よくわからない。

そんな方にオススメなのが、
コチラの本です。

ぼくのかんがえた「さいきょう」の中学受験

私の子ども、
この2月から塾に通い始めました。

でも、
中学受験をマストとは考えていません。

では、
何のために塾へ行かせるのか?

本人が単純に勉強したいと言うから、
通わせる感じですね。

学力や教養を身につける目的もあり、
塾に通わせることにしました。

もし子どもが中学受験をしないなら、
それはそれでOKです。

おそらく受験はするでしょうが、
別に合格しなくても特に問題ないです。

このくらいに考え、
普段から子どもに伝えてあげれば、
不合格で深く傷つくこともないです。

中学受験勉強の目的は合格じゃない。

このように考える人、
少ないかもしれません。

でも、
中学受験で子どもを追い詰めたくないし、
家族関係がおかしくなるのは避けたい。

中学受験しなくても進学できるのに、
わざわざ中学受験させるのですよね。

必須じゃないことをやらせて、
家族関係が壊れるのは本末転倒です。

そのような不幸な中学受験にならぬよう、
本書をぜひ読んでほしいです。

それでは本書の感想・レビュー、
ブログで紹介します。

皆様の参考になれば幸いです。

序章:中学受験の「理想」を掲げよう

序章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.25

・大きなリスクをはらむ「親塾」

学習スケジュールを構築する。
予習・復習に付き添う。
アドバイスや丸つけを行う。

このような「親塾」の失敗例を、
筆者は紹介しています。

もし中学受験で合格できても、
入学後に学力が落ちるケースがあります。

たとえば、
中学受験は「親塾」によって、
子は万全のサポートを受けたとします。

しかし、
中学受験後にサポートがなくなると、
子は自力で対応できず苦戦するのです。

これは私も共感できます。

私が学生の頃に「親塾」はなく、
本物の塾のサポートを受けてました。

高校受験までは良かったけど、
高校入学後が本当に苦戦しました。

塾に入っていなかったので、
自力でテスト勉強ができなかった。

「親塾」については、
私はむしろ賛成の立場です。

塾の先生も時間に限りがあり、
親のサポートは必須でしょう。

しかし、
子が1人で勉強できるよう、
徐々に関与度を下げる必要はある。

理想のスタイルは、
「目は離さず手は出さず」

コチラの本に書かれていますので、
ご興味あればぜひご覧ください。

【指導歴25年超&“生の声”で実証! [中学生]成績トップの子の親がしていること】感想・レビュー (2024/4/2更新) はじめまして、はるパパです。 さて本日は、コチラの本をご紹介します。 『指導歴25年超&a...

第1章:中学受験を始める上で考えること

第1章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.46

・中学受験勉強の意義

<意義>
・膨大な教養や知識を蓄えることができる

私も同感ですね。

私は中学受験必須とは考えてないけど、
中学受験勉強には賛成です。

冒頭の意義の通りであり、
どこに進学しても将来役立つから。

別に塾へ行かなくても、
市販のテキストで受験勉強はできます。

本人が通いたいと言うので、
この2月から塾に通ってます。

塾の勉強は楽しいようなので、
まぁ悪くはないかなくらいの感じ。

中学受験勉強に意義はあるので、
受験に関係なく勉強はオススメです。

第2章:わが子の世界を広げる受験勉強

第2章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.65

・親も受験勉強を楽しめるか

私も中学受験問題を解いてますが、
いくつか理由があります。

子どもが受験勉強する際、
ぜひ参考にして頂けたらと思います。

私が中学受験問題を解く理由

①親ができないことを子にやらせても、子は疑問に思う
②親に負けたくないという気持ちを利用する
③単純に楽しい

①私が子どもの頃に感じ、
反発しました。

親ができない勉強を、
なぜ子どもにやらせるのか?

子どもに勉強しろと言っても、
まったく説得力がない。

この経験から、
私も同じように問題を解きます。

たまに私も解けない問題ありますが、
子どもができなくても何も言いません。

②私の子どもは、
私に負けたくないようです。

小3の私は絶対できなかったハズ。
だから自分ができれば勝てると。

私は中学受験をしてないので、
当時解けなかったのは間違いない。

コレがきっかけで勉強するなら、
当時の私にいくらでも勝ってほしい。

③先ほども言いましたが、
私は中学受験していません。

なので中学受験の問題、
とても新鮮に見えますね。

大人の知識があれば、
中学受験の問題は割とカンタン。

その知識がない小学生が解くのは、
たしかに難しい。

大人の知識をど教えようか、
なんて考えながら解いたりしますね。

第3章:塾が成績を上げられない理由

第3章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.105

・わが子が勉強を楽しめているか

成績が上がるかどうかは、
子どもが勉強するかどうか次第ですね。

塾に通えば成績が上がるなんて幻想。

塾に通っていても、
成績が上がらない子はいますよね。

塾は勉強のきっかけに過ぎず、
成績は勉強量に比例すると思ってます。

では、
どうすれば勉強量が上がるのか?

勉強が楽しければ、
子どもの勉強量は増えます。

塾がきっかけで勉強の楽しさを見つけ、
勉強量が増えれば成績は上がる。

勉強の楽しさを教えてくれる塾なら、
どの塾でも良いと思ってます。

入塾前に体験授業を受け、
楽しいと感じるか確認すると良いです。

第4章:氾濫する受験情報

第4章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.132

・中学受験はシンプルに考えよう

<シンプルな考え>
・受験勉強に打ち込む→志望校の合格最低ラインを上回る得点をとる

コレは意外と重要です。

学校のテストだと、
100点満点を目指すものです。

しかし、
中学入試で100点満点は必要ない。

合格点を上回ればよいのです。

受験を経験した親なら、
だれでもご存じですよね。

でも、
意外と子どもは知らないものです。

問題用紙と解答用紙が別々なことも、
子どもは知らなかったりします。

当たり前のように感じることでも、
子どもに教えると良いです。

仮に問題が解けなくても安心できる。
受験で普段の力を発揮しやすくなります。

第5章:中高一貫校の特徴とその魅力

第5章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.137

・共学校か、男女別学校か?

<東京都の私立校182校の内訳>
・共学校:89校(約49%)
・男子校:30校(約16%)
・女子高:63校(約35%)

男子校と女子高、
比率が違うとは知りませんでした。

女子高の方が多いのですね。

筆者は別学の良さを書いてますが、
私は共学に進学してほしいですね。

私は高校が男子校でした。

世の中には女子がいるのに、
女子と接しない学校は違和感しかない。

思春期に女子と接する機会を失い、
その後恋愛や結婚できない友人もいます。

私には別学の良さはわからないし、
子どもにオススメはしない。

人それぞれ考え方はあると思うので、
参考程度に留めてください。

第6章:中学受験での親子の関わり

第6章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.158

・親子の衝突を避けよう

保護者には反抗的な態度を取るけど、
塾講師の忠告は素直に受け入れる。

筆者はこのように紹介してますが、
なんとなくわかりますね。

反抗期に入った親戚の子ども、
親には反発するけど私には反発しない。

反抗期はいつか来るもの、
と思って覚悟してます。

でも、
子どもに忠告したいことは、
どうしてもありますよね。

その場合、
塾講師をうまく利用して、
間接的に伝えると良いそうです。

この発想はなかったので、
今後の参考になりそうです。

もし反抗期でお困りの方がいれば、
ぜひ参考にしてみてください。

第7章:中学受験のお悩みQ&A

第7章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.193

・習い事と中学受験の両立は可能?

可能ですが、
↓が必要と書かれています。

中学受験と習い事を両立するには?

・隙間時間をフル活用して勉強
・並大抵ではない精神力

私の子どもは、
3つ習い事をしながら塾に通ってます。

いずれもスポーツ系ですが、
本人に辞める気がない。

続けられる限りは続ければいい。
そんなスタンスです。

ちなみにスポーツは、
脳科学の観点でも推奨されています。

たとえばランニングは、
暗記能力を高める効果があります。

コチラの本に詳しく書かれていますので、
ご興味あればぜひご覧ください。

【運動脳】感想・レビュー (2024/2/15更新) はじめまして、はるパパです。 さて本日は、コチラの本をご紹介します。 『運動脳』 ...

また、
習い事でメンタルを鍛えるのは、
将来を考えると重要ですね。

受験勉強で学力は身についても、
メンタルが弱いとどこかで潰れる。

このような社会人を数多く見たけど、
もったいないですよね、

将来のことも見据えて、
私は子どものスポーツを推奨してます。

終章:ぼくのかんがえた「最強」の中学受験

終章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.222

・わが子の中学受験で目指すもの

<目指すもの>
①中学受験勉強で登場する科目や単元の楽しさを子どもたちが堪能する
②一教科もしくは一単元で、「ハマる」という経験を早期にしてほしい
③学校が6年間かけてどのような生徒を育てていきたいのか保護者がしっかりと見極める

私も共感ですね。

中学受験勉強で①②が経験できれば、
個人的にはOKです。

中学受験をマストと思ってないし、
③どこに進学しても活かせますし。

知識・教養や勉強習慣が、
身につけばよいと思ってます。

ちなみに、
偏差値や大学合格実績について、
筆者は否定的な見解です。

でも、
私はそこまで否定しなくてもよい、
と考えています。

まず偏差値ですが、
その意味を正しく教えるのが重要です。

偏差値50を基準にして、
自分の立ち位置がわかる指標です。

過去の偏差値比較は意味がないけど、
自分の立ち位置は知っておいた方がいい。

世の中上には上がいるし、
自分ももっと頑張ろうと思えればいい。

偏差値の上下で子どもが悩まないよう、
親がその意味を教えればよいかと。

次に大学合格実績ですが、
私は参考にしますね。

難関大学が大企業への就職に有利なのは、
紛れもない事実です。

生涯収入が大きく変わるし、
お金は生活から絶対に切り離せない。

子どもの就職なんてわからないけど、
選択肢は残しておいて損はない。

仕事について教えるのも、
親の役目かなと思ってます。

まとめ

各章で参考になると思った箇所、
まとめました。

序章:中学受験の「理想」を掲げよう

P.25

・大きなリスクをはらむ「親塾」

【指導歴25年超&“生の声”で実証! [中学生]成績トップの子の親がしていること】感想・レビュー (2024/4/2更新) はじめまして、はるパパです。 さて本日は、コチラの本をご紹介します。 『指導歴25年超&a...

第1章:中学受験を始める上で考えること

P.46

・中学受験勉強の意義

<意義>
・膨大な教養や知識を蓄えることができる

第2章:わが子の世界を広げる受験勉強

P.65

・親も受験勉強を楽しめるか

私が中学受験問題を解く理由

①親ができないことを子にやらせても、子は疑問に思う
②親に負けたくないという気持ちを利用する
③単純に楽しい

第3章:塾が成績を上げられない理由

P.105

・わが子が勉強を楽しめているか

第4章:氾濫する受験情報

P.132

・中学受験はシンプルに考えよう

<シンプルな考え>
・受験勉強に打ち込む→志望校の合格最低ラインを上回る得点をとる

第5章:中高一貫校の特徴とその魅力

P.137

・共学校か、男女別学校か?

<東京都の私立校182校の内訳>
・共学校:89校(約49%)
・男子校:30校(約16%)
・女子高:63校(約35%)

第6章:中学受験での親子の関わり

P.158

・親子の衝突を避けよう

第7章:中学受験のお悩みQ&A

P.193

・習い事と中学受験の両立は可能?

中学受験と習い事を両立するには?

・隙間時間をフル活用して勉強
・並大抵ではない精神力

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まとめ

私なりに考える最強の中学受験、
コチラです。

私なりに考える最強の中学受験

・子:受験勉強を楽しむ
・親:目は離さず手は出す

極論を言うと、
中学受験の合格はあまり重要じゃない。

公立中学に進学できるし、
中学受験で人生は決まらないし。

中学受験の目的=合格もわかるけど、
それが一番重要ではない。

ここに気づけるかどうか、
最強or最凶の分かれ目だと思いますね。

それでは、
何のために受験勉強させるか?

知識と教養を身につけ、
勉強の楽しさを実感するためです。

大人になっても、
勉強する場面はありますよね。

でも、
子どもの頃に勉強が嫌いだと、
大人になってからも勉強しない。

これでは人生うまくいかないし、
親としても心配ですよね。

子どもに中学受験をさせる前に、
必ず本書をお読みください。

絶対合格を目指して勉強に励むと、
家族全員に不幸が待ってます。

子どもは精神的に疲弊し、
親は不仲になって離婚に発展する。

家族がバラバラになってでも、
子どもに中学受験させますか?

不幸な中学受験を避ける秘訣、
本書に数多く書かれています。

家族を犠牲にして中学受験に臨むか?
家族を大切にして中学受験に臨むか?

すべては親の判断次第です。

家族を犠牲にしてまで、
中学受験をやる必要はない。

家族を壊さないよう、
しっかりと事前準備をしてから、
中学受験に臨みましょう。

本書を読めば、
家族全員が幸せな中学受験に臨めます。

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ぼくのかんがえた「さいきょう」の中学受験

お問い合わせ|子供へのお金の教育 (children-money-education.com)

この記事を書いたのは・・・

はるパパ

  • 小学3年生のパパ
  • 子どもの教育(世界一厳しいパパ塾?)、ブロガー、投資家
  • 投資の悪いイメージを払拭したい(難しい、怪しい、損する)
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