はじめまして、はるパパです。
さて本日は、
コチラの本をご紹介します。
『「学力」の経済学』
子どもの学力、
どうすれば上がるでしょうか?
答えは1つ。
勉強あるのみですよね。
勉強とスポーツ、
同じだと思うんですよね。
最初はみんなできない。
でも勉強や練習してできるようになる。
つまり、
子どもの学力は勉強量に比例します。
さて、
いま夏休みですよね。
子どもは家庭で勉強していますか?
7月中に宿題を終える子もいれば、
8月末に慌ててやる子もいますよね。
全員が全員勉強するわけではない。
どちらが伸びるか?
言うまでもなく前者ですよね。
ちなみに、
前者の子どもは8月に勉強しないのか?
答えは違います。
さらに塾で勉強しているのです。
夏休みに勉強量で大きな差がつき、
学力差も当然ついてしまうのです。
もちろん、
宿題以外の勉強を家庭でやれば、
学力差はつかないかもしれません。
でも、
学校に行かない夏休み、
子どもが自発的に勉強しますか?
するわけないですよね。
だからお金をかけてでも、
夏休みに塾で勉強しないと、
学力差は広がる一方なのです。
では、
どうすればいいでしょうか?
子どもの教育費にお金をかけて、
塾で勉強させればいい。
でも、
そんな余裕はないし、
どうすればいいかわからない。
そんな方にオススメなのが、
コチラの本です。
『「学力」の経済学』
経済格差が教育格差を生む。
本書を読むとよくわかります。
お金をかけて教育を受けた子が、
高学歴→高収入になりやすい。
つまり、
経済格差が教育格差を生み、
教育格差が経済格差を生むのです。
これが裕福な家庭では、
子孫に脈々と受け継がれるのです。
まさに親ガチャですよね。
本書に書かれた研究結果を読むと、
実感せざるを得ない。
でも、
学力だけ身につければいいわけじゃない、
というのが救いの箇所でもある。
これに気づく気づかないで、
子どもの将来は大きく変わります。
少しだけお話しすると、
ガリ勉で頭でっかちではダメです。
それでは将来やっていけない。
どうすればいいかは本書に書かれてます。
中学受験をお考えの親御さんには、
本書をぜひ読んでもらいたいです。
塾に通わせる財力があるだけでも、
かなり有利な立ち位置です。
でも、
勉強だけではダメなのでご注意ください。
それでは本書の感想・レビュー、
ブログで紹介します。
皆様の参考になれば幸いです。
目次
第1章:他人の”成功体験”はわが子にも活かせるのか?
第1章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・東大生の親の平均年収は約「1000万円」
親の学歴や所得が高い方が、
子どもの学力が高い。
文部科学省の調査結果で示されている、
と本書に書かれています。
理由までは書かれていませんが、
多額の教育費をかけられるからですね。
高学歴&高所得の家庭に育てば、
自分もこうなりたいと思いますよね。
それなりに裕福な生活を経験するので。
親が子どもの頃に何をしたか聞けば、
勉強と当然答えるでしょう。
子どもは親と同じように勉強して、
高学歴→高収入の道を辿るのは必然。
ちなみに、
私の子どもに優秀な友人の話を聞くと、
親が高学歴&高収入であることが多い。
データで示されている因果関係、
まさに実感しています。
経済格差が教育格差を生む。
これが現実と考えた方がいいですね。
子どもの教育費はある程度かけないと、
将来の高学歴&高収入は難しいです、
キレイごとではなく現実。
目を背けたら経済格差から抜け出せない。
子どもが将来お金に困る生活、
親が望む姿ではないですよね。
親の所得に関係なく、
教育費はかけるべきですね。
第2章:子どもを”ご褒美”で釣ってはいけないのか?
第2章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・「テストで良い点を取ればご褒美」と「本を読んだらご褒美」‐どちらが効果的?
前者はアウトプットへのご褒美、
後者はインプットへのご褒美。
学力テストの結果がよくなったのは、
インプットへのご褒美だそうです。
この研究結果は意外に思いませんか?
アウトプットへのご褒美の方が、
勉強しそうに感じますよね。
ご褒美に対する子どもの行動、
明確なのかがポイントのようです。
インプットの例にある読書、
本を読めばいいので明確です。
しかし、
アウトプットの例であるテストの点、
どうすればいいのか明確でない。
高得点につながる勉強、
必ずしも明確でないですよね。
もし明確にあるなら、
だれもがテストで高得点になるから。
もし、
子どもの学力が伸び悩んでいるなら、
インプット理論を使うと良いです。
たとえば、
宿題したらご褒美ですね。
宿題終わったらおやつとか、
ちょっとしたご褒美で良いです。
「このテキスト終わったらおやつね」
と私もよく言います。
子どもは勉強しますし、
その結果として学力も上がってます。
インプットからのご褒美、
ぜひ実践してみてください。
第3章:”勉強”は本当にそんなに大切なのか?
第3章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・しつけを受けた人は年収が高い
<しつけ=4つの基本的なモラル>
・ウソをついてはいけない
・他人に親切にする
・ルールを守る
・勉強をする
親から4つのモラルを教わった人と、
教わらない人の年収差はどのくらいか?
研究結果によると、
86万円の年収差があるそうです。
年収差の理由として、
以下が書かれています。
・基本的なモラルを身につけさせることは、勤勉性という非認知能力を培うための重要なプロセスである
・しつけによって生まれた勤勉性が、平均的な年収の差につながった
4つの基本的なモラル、
できていない子が多いなと感じます。
特に、
ルールを守れない子が多い。
学校の授業参観や、
習い事の見学をするとよくわかります。
指導者が話をしている時に、
静かに指導者の話を聞けない。
指導者が指示を出しているのに、
指示を守らず好き勝手に行動する。
要は、
集団生活のルールが守れない子が多い。
見ていて将来が心配になります。
社会に出たら上司は苦労するし、
本人も適応できず苦しむだろうなと。
年収差がつくのは当然ですよね。
子どものしつけはきちんとしましょう。
第4章:”少人数学級”には効果があるのか?
第4章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・「少人数学級」と「子どもの生涯収入」の関係
<筆者の意見>
これまで日本で実施されてきた「少人数学級」や「子ども手当」は、学力を上げるという政策目標について、費用対効果が低いか効果がないということが、海外のデータを用いた政策評価の中ですでに明らかになっている
この研究結果も意外に思いませんか?
少人数学級の方が、
先生の指導が行き渡りそうですよね。
でも、
あまり関係ない研究結果が出てるのです。
では、
少人数学級はなくなるのか?
少人数学級はなくならない。
大人数は教員の負担が増えるから。
教員の負担が多すぎて、
教員のなり手が減っている。
教員確保のために、
少人数学級はなくならない。
少人数学級をアピールする学校や塾、
世の中にはたくさんあります。
少人数指導を理由に、
授業料を上げやすいから。
親もその効果を信じて払ってしまう。
でも、
少人数だと学力が上がるわけではない。
教育費はある程度かけないとダメですが、
ムダな学費を払う必要はない。
騙されないようご注意ください。
第5章:”いい先生”とはどんな先生なのか?
第5章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・「いい先生」に出会うと人生が変わる
<筆者の意見>
・遺伝や家庭の資源など、子ども自身にどうしようもないような問題を解決できるポテンシャルを持つのは、「教員」だということです
・少子化が進んでいく中では、少人数学級によって教員の「数」を増加させるよりも、教員の「質」を高める政策のほうが、教育効果や経済効果が高い可能性があるのではないでしょうか?
こちらの研究結果、
皆さんの実感通りではないでしょうか?
教え方の上手な先生に習うと、
その科目が勉強が楽しくなる。
楽しく勉強しているうちに、
学力も自然と向上する。
先生との出会いは運次第。
大学のように選べるのが理想ですが。
さて、
教員の質とは少し離れますが、
相性も重要かなという気がします。
教え方が上手でも、
相性が悪いと気持ちが盛り上がらず、
勉強に身が入らないから。
勉強に限らず運動でも、
指導者との相性は大事と感じますね。
もし塾や運動で子どもが伸び悩んだら、
場所を変える=指導者を変えるのもアリ。
まとめ
各章で参考になると思った箇所、
まとめました。
第1章:他人の”成功体験”はわが子にも活かせるのか?
・東大生の親の平均年収は約「1000万円」
第2章:子どもを”ご褒美”で釣ってはいけないのか?
・「テストで良い点を取ればご褒美」と「本を読んだらご褒美」‐どちらが効果的?
第3章:”勉強”は本当にそんなに大切なのか?
・しつけを受けた人は年収が高い
<しつけ=4つの基本的なモラル>
・ウソをついてはいけない
・他人に親切にする
・ルールを守る
・勉強をする
・基本的なモラルを身につけさせることは、勤勉性という非認知能力を培うための重要なプロセスである
・しつけによって生まれた勤勉性が、平均的な年収の差につながった
第4章:”少人数学級”には効果があるのか?
・「少人数学級」と「子どもの生涯収入」の関係
<筆者の意見>
これまで日本で実施されてきた「少人数学級」や「子ども手当」は、学力を上げるという政策目標について、費用対効果が低いか効果がないということが、海外のデータを用いた政策評価の中ですでに明らかになっている
第5章:”いい先生”とはどんな先生なのか?
・「いい先生」に出会うと人生が変わる
<筆者の意見>
・遺伝や家庭の資源など、子ども自身にどうしようもないような問題を解決できるポテンシャルを持つのは、「教員」だということです
・少子化が進んでいく中では、少人数学級によって教員の「数」を増加させるよりも、教員の「質」を高める政策のほうが、教育効果や経済効果が高い可能性があるのではないでしょうか?
まとめ
学力を上げる要素、
↓に集約されそうですね。
①教育費の多寡
②教育環境の充実さ(学校/家庭含めて)
③教員の質
教育費をかけるほど、
子どもの学力は上がる。
塾に通えば勉強量が増える。
子どもの勉強量と学力は比例する。
そして私立校に通えば、
公立校より教育が充実してる。
そもそも親が教育熱心でないと、
受験→私立進学につながらない。
①②を見てると、
残念ながら親ガチャかなと思います。
さらに教員の質が高いほど、
子どもの学力は上がる。
大学なら教授を選べるけど、
高校までは選ぶ余地があまりない。
③を見てると、
残念ながら先生ガチャかなと思います。
もちろん、
①~③がすべてじゃないけど、
研究結果が示しているのが現実。
現実を受け入れて、
子どもの教育を考えた方がいい。
では、
①~③を満たせば、
子どもの将来は安泰でしょうか?
残念ながら違います。
学力は身についても、
モラルが欠ける可能性がある。
モラルが欠けていると、
社会に出てから適応できない。
社会に出てからドロップアウトし、
将来は不安定になってしまう。
だから②で少し触れましたが、
家庭での教育(しつけ)が大事。
子どもの幸せな将来を願うなら、
学力としつけ双方の教育が必要です。
私が本書を購入したのは、
さまざまな研究結果を見たかったから。
経済格差が教育格差を生む、
と何となく思ってたけど実際はどうか?
エビデンスを見る限り、
やはりそれが現実なんだなと思いますね。
納得できる研究結果、
本書に数多く掲載されています。
教育に熱を入れすぎて、
毒親になろうとは思ってないです。
でも、
まったく無関心もよくない。
子どもの将来を考えたら、
教育に時間をお金を割くのは当然。
そのバランスをどう取ればいいか?
本書の研究結果はとても参考になる。
中学受験をお考えの親御さんは、
ぜひ本書をご覧ください。
教育費をかけることは、
決して間違っていない。
ただし、
教育に熱を入れすぎたり、
教育のやり方を誤ってはいけない。
また、
モラル教育も忘れてはいけない。
もし失敗すれば、
子どもの将来は台無しになります。
子どもの教育で失敗したくないなら、
いますぐ本書をお買い求めください。
本書に書かれた教育を行えば、
子どもの将来はきっと安泰ですね。
本書のお値段は1,430円、
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お問い合わせ|子供へのお金の教育 (children-money-education.com)
この記事を書いたのは・・・
はるパパ
- 小学4年生のパパ
- 子どもの教育(世界一厳しいパパ塾?)、ブロガー、投資家
- 投資の悪いイメージを払拭したい(難しい、怪しい、損する)