はじめまして、はるパパです。
さて本日は、
コチラの本をご紹介します。
あなたはZ世代をご存じですか?
Z世代とは1997年~2009年生まれ、
現在27歳~15歳の世代です。
すでに上の年齢層は社会に出て、
いずれ社会の中心となる世代です。
つまり、
Z世代がビジネスの中心となり、
消費の中心にもなります。
しかし、
このZ世代にビジネスをするのは、
想像以上に大変です。
なぜ大変なのか?
Z世代はモノがあふれ、
デフレの時代を過ごしてきました。
そのような時代、
Z世代は何を基準に買うのか?
ネットを駆使して、
最もコスパの良いモノを買う。
ここで大変なのが、
コスパ基準が人によって違うこと。
大量消費が見込めず、
大ヒットが難しい時代なのです。
このようなZ世代を知らずに、
ビジネスを仕掛けても成功しない。
では、
どうすればいいでしょうか?
Z世代の特性を知り、
ビジネスを仕掛ければいい。
でも、
どのように学べばいいかわからない。
そんな方にオススメなのが、
コチラの本です。
本書を読んだZ世代への感想。
良くも悪くもネット世代なので、
閉鎖的な世界観を持つ人が多い。
他人を簡単に信用しないし、
自分を簡単に明かさない。
そんなZ世代にビジネスをしないと、
企業は生き残れないとは何とも厳しい。
そこで、
Z世代の特性を知り、
Z世代へのビジネスを考える。
本書はそのヒントが詰まった本です。
一つだけビジネス例を紹介すると、
ガチャビジネスですね。
なぜZ世代がハマるのか?
後ほど紹介しますね。
このように、
ビジネスチャンスはゼロじゃない。
Z世代だって消費する。
一攫千金を狙うチャンスは十分にある。
Z世代にビジネスをお考えの方、
ぜひ本書をご覧ください。
それでは本書の感想・レビュー、
ブログで紹介します。
皆様の参考になれば幸いです。
目次
第1章:Z世代の住処-SNS、学校、友達、若者世代のリアリティ
第1章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・LINEは重い
<例>
①初対面の場合、インスタのアカウントを教え合う
②初対面程度の「友達候補」に、最も重要な連絡先(=LINE)を教えるのはリスキーである
③もっと仲良くなってから、LINEを交換する
この気持ちはよくわかります。
たとえば会社内の連絡手段として、
LINE登録求められると何となく嫌。
プライベートの内容を、
誤って送信した人も見たことあります。
気まずいですよね。
ビジネス観点ですと、
LINE公式アカウントとかあるけど、
Z世代には敬遠されるかもしれません。
逆にインスタの方が軽い位置づけなら、
インスタの方がビジネスで使えるかも。
たとえば、
Z世代の下のα世代、
インスタきっかけの消費傾向があります。
インスタでたまたま見た画像を機に、
こんな購買行動をするそうです。
・E:Encounter(魅力的に感じる画像をスマホに保存)
・I:Inspired(改めてスマホを見て、自分の世界観に合っているか確認)
・E:Encourage(信頼できる情報源/友人/インフルエンサー/口コミ等を見て、自分の世界観に合っているか確認)
・E:Event(初回はい店で確認して購入。2回目以降はネットで購入)
・B:Boost up(SNSにアップし、だれかの役に立っていると自己有用感を高める)
詳しくは別記事にまとめましたので、
ご興味あればぜひご覧ください。
第2章:消費の主役・Z世代-経営者化する社会
第2章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・経営者化する人々
<例>
・あたかもわれわれ一人一人が経営者であるかのように、コスパに監視の目を光らせる時代
・若者は自分の「株価」を異常に気にしている(SNSを介して他者の目に怯える)
・コンプラが若者の生活にまで侵食して、張り詰められた社会
おもしろい表現ですが、
的を得ていると思いますね。
若者のコスパ思考、
たしかに経営者の考え方に近い。
昔の若者もお金はなかったけど、
そんな思考なくお金を使ってました。
でも今の若者は経営者の感覚に近く、
コスパが悪ければお金を使わない。
そこで企業は個々にターゲットを絞り、
あれこれマーケティングを仕掛ける。
AIのオススメがいい例、
個人の趣味嗜好に合わせて案内を変える。
経営者ごとにコスパの基準が違うので、
皆が同じ物を買うケースは少ない。
大ヒット商品が生まれにくい理由、
まさにこれが理由でしょうね。
総じて考えると日本の消費は伸びにくく、
内需頼みの経済成長も難しいかも。
第3章:唯言が駆動する非倫理的ビジネス-開かれたネットワークの閉じられたコミュニティ
第3章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・インターンとガクチカ
<例>
・就活のガクチカのためにインターンをやろうとしている
・そのためにモバイルプランナーをしている
・モバイルプランナーは友達を売らないと成立しないようなもので、強引な取引もあいまって、非倫理的だとされている
ガクチカとは、
学生時代に力を入れてきたこと。
就活の定番の質問であり、
その実績作りでインターンをやる。
その定番なのがモバイルプランナー、
スマホの契約見直しをする仕事です。
モバイルプランナーの実態を読んだけど、
子どもには絶対やらせないですね。
そもそも学生主体の会社の時点で、
会社自体の信用を疑う。
それをガクチカでアピールされても、
むしろマイナスではないかとさえ思う。
普通のアルバイトの方がマシだし、
勉強は力入れなかった?と思ったりする。
採用する側が学生に怪しさを感じたら、
絶対に採用されない。
子どもにそう教えたいですね。
第4章:劇的な成長神話-モバイルプランナーのアナザーストーリー
第4章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・モバイルプランナーの善悪
<Z世代の考え方>
・自分はやらないと思うけど、別にいいんじゃないか
・自分だったらどうかという答えを後ろに引っ込めるか、自分の考えと分けて答える傾向がある
・良く言えば寛容、悪く言えばどこか他人事
若者が変に大人化している、
という感じですね。
自分に関係ないから無関心。
どこか冷めた目で世間を見ている。
プライベートなことまで、
仕事のような感覚で判断している。
第2章で触れた、
経営者化している社会の表れなのかも。
人と同じことにあまり価値観がない。
個人重視の時代なのかも。
Z世代へのビジネスのヒントですね。
第5章:決めるブラック、消えない不安-当たりガチャを求めて
第5章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・もっといいのがあるんじゃないか、ガチャ引けば
<例>
・親ガチャ
・配属ガチャ
・婚活ガチャ
親はどうにもならないけど、
配属や婚活は他にいいのがあるかも。
そう考えて行動するZ世代の気持ち、
わからなくはないです。
無理に我慢しても精神的に疲弊するし、
探す余地があるなら探したいし。
理想のガチャを引けるかは不明だけど。
実はこのガチャ、
Z世代のビジネスのヒントになります。
世の中にはいろんなガチャがあり、
そこに課金ビジネスが絡んでます。
ガチャなんてなかなか当たらないのに、
そこには気づいてない。
コスパに厳しければ、
ガチャを引かないのが合理的なのに。
不思議な感じですね。
第6章:不安と唯言のはてに-われわれに何ができるのか
第6章で参考になると思った箇所、
コチラですね。
・われわれは頭が悪い
<PIACC(成人用の知能テスト)の結果>
・約3割の人は小学校5年生程度の文章読解ができない
・ツイッターユーザーの大半が投稿の内容を正しく理解できていない
・メールを読んで電子予約のタスクが完了できる人は1割もいない
X(旧ツイッター)を見てると、
よくわかりますね。
意味不明な投稿が多いし、
意味不明なレスも多い。
明らかに詐欺投稿もあるのに、
気づかず詐欺に遭う若者も多い。
悪いビジネス例だけど、
完全にカモにされてますよね。
詐欺は絶対NGですが、
Z世代の知性(理解力)は参考になる。
まとめ
各章で参考になると思った箇所、
まとめました。
第1章:Z世代の住処-SNS、学校、友達、若者世代のリアリティ
・LINEは重い
<例>
①初対面の場合、インスタのアカウントを教え合う
②初対面程度の「友達候補」に、最も重要な連絡先(=LINE)を教えるのはリスキーである
③もっと仲良くなってから、LINEを交換する
・E:Encounter(魅力的に感じる画像をスマホに保存)
・I:Inspired(改めてスマホを見て、自分の世界観に合っているか確認)
・E:Encourage(信頼できる情報源/友人/インフルエンサー/口コミ等を見て、自分の世界観に合っているか確認)
・E:Event(初回はい店で確認して購入。2回目以降はネットで購入)
・B:Boost up(SNSにアップし、だれかの役に立っていると自己有用感を高める)
第2章:消費の主役・Z世代-経営者化する社会
・経営者化する人々
<例>
・あたかもわれわれ一人一人が経営者であるかのように、コスパに監視の目を光らせる時代
・若者は自分の「株価」を異常に気にしている(SNSを介して他者の目に怯える)
・コンプラが若者の生活にまで侵食して、張り詰められた社会
第3章:唯言が駆動する非倫理的ビジネス-開かれたネットワークの閉じられたコミュニティ
・インターンとガクチカ
<例>
・就活のガクチカのためにインターンをやろうとしている
・そのためにモバイルプランナーをしている
・モバイルプランナーは友達を売らないと成立しないようなもので、強引な取引もあいまって、非倫理的だとされている
第4章:劇的な成長神話-モバイルプランナーのアナザーストーリー
・モバイルプランナーの善悪
<Z世代の考え方>
・自分はやらないと思うけど、別にいいんじゃないか
・自分だったらどうかという答えを後ろに引っ込めるか、自分の考えと分けて答える傾向がある
・良く言えば寛容、悪く言えばどこか他人事
第5章:決めるブラック、消えない不安-当たりガチャを求めて
・もっといいのがあるんじゃないか、ガチャ引けば
<例>
・親ガチャ
・配属ガチャ
・婚活ガチャ
第6章:不安と唯言のはてに-われわれに何ができるのか
・われわれは頭が悪い
<PIACC(成人用の知能テスト)の結果>
・約3割の人は小学校5年生程度の文章読解ができない
・ツイッターユーザーの大半が投稿の内容を正しく理解できていない
・メールを読んで電子予約のタスクが完了できる人は1割もいない
まとめ
Z世代が生きる社会、
意外とめんどくさい社会かもしれません。
いきなりLINEつながりはリスキー、
まずはインスタで様子を見る。
SNSで炎上や悪評を恐れ、
他人に目を光らせる。
自分の考えは表に出さず、
表面的な答えしか言わない。
無いものねだりの果てが、
配属ガチャや婚活ガチャ。
何をやるにしても、
昔よりめんどくさいですよね。
昔を知らないZ世代にすれば、
これが当たり前なのかもしれません。
Z世代同士なら問題ないでしょうが、
世代が違うと付き合うのが大変。
最初から価値観は違うと思ってるけど、
どこですり合わせるか本当に悩む。
そもそも合うはずがない、
と言ってしまえばそれまでだけど。
もしZ世代相手にビジネスするなら、
私はZ世代とまず組む。
Z世代を通じて彼らの志向を学び、
Z世代を通じてビジネスをする。
私の世代の発想では勝負にならない。
でも、
Z世代と組むこと自体が、
相当ハードル高そうな気もする。
もし子どもがいるなら、
子どもと組んでビジネスが一番良いかも。
…なんてまとまりのない話になったけど、
本書を読みZ世代のことは少しわかった。
ビジネスでZ世代をターゲットにする方、
ぜひ本書をお買い求めください。
本書を読むと、
コチラのヒント(↓)が得られますね。
Z世代がどんな人種か?
Z世代がどんな志向か?
Z世代がどんな購買行動か?
良く言えば賢い消費者。
悪く言えばめんどくさい消費者。
Z世代は警戒心が強く、
経営者のように判断も厳しい。
でもそこにビジネスのヒントがある。
ガチャビジネスがまさにその例。
配属ガチャなら退職/転職ビジネス。
婚活ガチャならアプリビジネス。
どれも面倒なのに、
ビジネスは成立するという不思議。
決して面倒なのがラクにならないのに。
このようなヒントが本書の中にある。
お宝ビジネスはどこかに眠ってる。
Z世代にビジネスするなら、
いますぐ本書をお買い求めください。
本書のお値段は1,760円、
本書はコチラ(↓)から購入できます。
お問い合わせ|子供へのお金の教育 (children-money-education.com)
この記事を書いたのは・・・
はるパパ
- 小学4年生のパパ
- 子どもの教育(世界一厳しいパパ塾?)、ブロガー、投資家
- 投資の悪いイメージを払拭したい(難しい、怪しい、損する)