はじめまして、はるパパです。
さて本日は、
コチラの本をご紹介します。
中学受験をお考えの方、
志望校はもう決まっていますか?
①進学校を受験予定
②付属校を受験予定
③進学校と付属校を併願予定
①や②のように絞るケースや、
③併願のケースもありますよね。
実は③、
共倒れになる危険があり要注意です。
なぜ共倒れの危険性があるのか?
進学校と付属校では、
出題傾向が大きく異なるからです。
たとえば国語の問題、
進学校では記述問題が出題されます。
合格するには記述対策が必要です。
一方で付属校の国語、
以下のような問題が出題されます。
・「」が正しい日本語かどうかを判断
<問題>
1:工場長さん、その荷物「お持ちになりましょうか?」
2:店員さんが「千円からお支払いですね」と言いました。
3:何をしているんだ?と先生に聞かれたので、「いえ、大丈夫です」と答えた。
4:田舎から送ってきたものですけど、「どうかいただいて下さい」
5:ご希望の飛行機のチケットをすぐに「手配いたします」
塾のテキストで学ぶというより、
日常生活で学ぶことかもしれません。
このように出題傾向が異なるので、
併願なら双方の勉強が必要です。
片方の勉強でさえ大変なのに、
両方の勉強は厳しいですよね。
その結果、
共倒れになったら困りますよね。
では、
どうすればいいでしょうか?
各校の出題傾向を知り、
進学校or付属校に絞る方が望ましい。
でも、
各校の出題傾向がわからない。
そんな方にオススメなのが、
コチラの本です。
大学付属校の出題傾向と対策、
本書に数多く書かれています。
私が本書を購入したのは、
子どもの一言がきっかけです。
「大学受験しなくていいなら、
大学付属校を受験しようかな」
考えが甘すぎるのはさておき、
少し調べようかと思ったのです。
本書を読んでみて思ったのは、
今の勉強のままでは厳しそうです。
子どもはSAPIXに通ってますが、
テキストやテストが進学校向きです。
つまり、
大学付属校と出題傾向が違うので、
本当に受験するなら勉強を変えないと。
公立中高一貫校は違うと聞いてたけど、
大学付属校もこんなに違うとは知らず。
まだ志望校を決めてないけど、
将来に備えて読んでおいてヨカッタ。
もし大学付属校を受験予定なら、
ぜひ本書をご覧ください。
それでは本書の感想・レビュー、
ブログで紹介します。
皆様の参考になれば幸いです。
目次
第1章:どんな子が大学付属校に向いているか?
第1章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・やりたいことがあるなら、大学付属校を選ぶ
<大学付属校が向いている子>
①もしお子さんが何かに夢中なのであれば、それを中断させないという理由での、付属校受験は賢い選択
②付属校の説明会や、出題される問題を見ていると、学校側が「視野の広い子」を求めていることがわかる
③付属校では、自主的に様々な勉強機会を生かして自分の将来につながる勉強をしていかねばなりません
<②視野の広い子>
・生活の中で文化を学ぶ
・社会と関わる
・世の中に興味を持っている
①~③、
私の子どもに当てはめて考えます。
①バスケに熱中してるので、
クリアですね。
中学でバスケ部に入ると言ってるし、
週4は少ないとも言ってるし。
②視野の広い子にも、
ある程度当てはまりますね。
単に勉強だけする子ではなく、
外で友達と関わるのが好きなので。
③は微妙ですね。
自主的に勉強?
自分の将来につながる勉強?
いずれもまだ見つけてない気がします。
③が中学入試前に見つかるようなら、
大学付属校受験を認めようかな。
第2章:大学付属校の出題傾向
第2章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・大学付属校と進学校の「出題傾向」は、全く違う
<出題傾向>
・大学付属校:基本問題の出題。問題は易しめ。
・進学校:応用問題の出題。問題は難しめ。
子どもはSAPIXに通ってますが、
今の勉強だと大学付属校は厳しそう。
SAPIXのテキストは進学校向けであり、
大学付属校の出題傾向と違うからです。
たとえば、
慶應の中学入試で↓が出題されました。
・「」が正しい日本語かどうかを判断
<問題>
1:工場長さん、その荷物「お持ちになりましょうか?」
2:店員さんが「千円からお支払いですね」と言いました。
3:何をしているんだ?と先生に聞かれたので、「いえ、大丈夫です」と答えた。
4:田舎から送ってきたものですけど、「どうかいただいて下さい」
5:ご希望の飛行機のチケットをすぐに「手配いたします」
大人なら日常生活や仕事の経験で、
割と簡単に答えられます。
しかし、
子どもにとっては難問です。
日常生活や仕事の経験が乏しく、
SAPIXのテキストにも出てこない。
大学付属校に合格するためには、
進学校とは別の勉強が必要なのです。
もし子どもが大学付属校を希望なら、
SAPIXから転塾するか悩ましい。
ちなみに先ほどの入試問題、
下記の本から抜粋したものです。
他の進学校や大学付属校の問題、
数多く掲載されています。
中学受験合格の鍵は、
子どもと出題傾向の相性で決まります。
相性が合えば高得点が取れるので、
偏差値関係なく合格できるのです。
もしご興味あればぜひご覧ください。
第3章:大学付属校受験のための塾の選び方・使い方
第3章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・「上位2割」に入らなければ大手進学塾にいる意味はない
<大手進学塾でも問題ない子ども>
①御三家レベルの難関進学校を目指している
②大手進学塾の上位2割に入っている
③自立していて勉強がひとりでも進められる
御三家に受かる子どもでも、
大学付属校に合格できないことはある。
出題傾向が異なり、
合格には子どもの相性も関わるからです。
私の子ども、
①特に志望校があるわけでもなく、
何とも微妙な感じ。
別に公立中学でもOKと思ってるので、
勉強習慣が身につけばよいスタンスです。
ちなみに、
子どもが授業についていけるかの目安、
宿題が終わるか否かと書かれています。
SAPIXの夏期講習(小4)を例にすると、
私の子どもは↓の感じでした。
これでギリギリ終わる感じ。
①学校の夏休みの宿題は、夏期講習前に終わらせないと厳しい
②夏期講習が始まったら、SAPIXの宿題に専念する
③夏期講習がある日は宿題を全部やるのは難しいので、夏期講習がない日に宿題時間を確保する
③夏期講習がない日は、
夏休みならではの予定もあります。
その予定をこなしつつ、
時には外出先でもやりました。
大手進学塾に通わせるかどうか、
一つの目安になると思います。
SAPIXを検討中の方は、
ぜひ参考にしてみてください。
第4章:「やる気」も「学力」も上がる野田式勉強法
第4章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・学習定着率を5%から90%に上げる「魔法のひとこと」=「人に教える学習法」
授業で学ぶ=インプットだけでは、
すぐに忘れてしまいます。
授業内容を話す=アウトプットをして、
初めて忘れずに覚えるのです。
私も実践していて、
SAPIX帰りに授業内容を聞きます。
授業直後はまだ覚えているので、
子どもはあれこれ話してくれますね。
ちなみに、
ユダヤ人の家庭教育でも、
同じような学習法があります。
アスター学習法と呼ばれますが、
その内容はコチラです。
ユダヤ人は優秀な人が多く、
世界的企業の経営者も多いです。
<アスター学習法とは>
・Attend:参加する
・Study:学ぶ
・Teach:教える
・Apply:応用する
・Reveiw&Report:復習と報告
<アスター学習法の理論>
・2日経過すると約7割忘れる
・学んだことを2日以内に教えると、約9割記憶する
コチラのブログで以前触れたので、
ご興味あればぜひご覧ください。
第5章:大学付属校受験のための「模試」活用術
第5章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・付属校志望なら、迷わず「首都圏模試」を受ける
首都圏模試センターの「合判模試」、
出題傾向が付属校に近いそうです。
ミスなく高得点を取る練習が、
合判模試だとできるらしい。
ただしデメリットもあり、
成績上位の子はあまり受験しない。
そのため、
偏差値が高めに出やすいそうです。
大学付属校を受験予定なら、
練習目的で受けると良いかも。
第6章:大学付属校受験のための「過去問」対策
第6章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・過去問は、「なるべく早く」「繰り返しやる」のが正解
<理由>
・志望校の過去問を繰り返し何年分も解くことで、学校側の意図、つまり出題傾向が見えてくる
・問題量や解答形式には慣れが必要ですし、頻出分野は繰り返し解いておくことで、感覚がつかめるようになる
・同じ制限時間内の中で、似たような過去問を何度も解いておくと、頭だけでなく体が問題形式に慣れてくる
過去問を見てから受験勉強する方が、
コスパ良いです。
出題傾向がわかり、
そこに特化した勉強ができるからです。
闇雲に幅広く勉強しようとしたら、
時間がいくらあっても足りないですよね。
ちなみに、
過去問を解く際のポイントはコチラです。
①目標点数を決める
②時間配分を決める
③○×△に分類する(問題の選別)
中学受験は学校のテスト異なり、
満点を取る必要はない。
つまり、
合格最低点を上回ればいいのです。
制限時間がありますので、
時間配分を決めて解ける問題から解く。
そして、
積み上げた点数と合格最低点を比較し、
足りなければそこを重点的に勉強する。
コチラの本に詳しく書かれてますので、
ご興味あればぜひご覧ください。
第7章:得点力が一気にアップ!科目別「10の攻略法」
第7章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・時事問題:テレビを見て息抜きしながら攻略
<理由>
・早稲田/慶応/青山学院/明治の付属校は、時事問題が出やすい
・近現代をテーマにした朝ドラを見ると、当時の生活がどのようなものだったのか、視覚的に捉えることができる
・理科の時事問題は、ノーベル賞/天体/自然災害・異常気象などが頻出である
私の家庭でも実践してます。
朝夕の食事時に、
NHKのニュースを見ています。
時事問題に詳しくなるだけでなく、
日本各地の地名も詳しくなりますね。
ニュースネタがわからないと、
親子の会話のきっかけにもなる。
食事後に色々調べたりして、
知識が増えていきますね。
また、
登校前にNHKの朝ドラを見ています。
役者の表情や音楽の変化等から、
気持ちの変化をつかめてますね。
国語の物語文があまり得意でないので、
ちょうど良いかなと思って見せてます。
上記に挙げた分野が苦手であれば、
ぜひ参考にしてください。
第8章:志望校と併願校はこう選ぶ!
第8章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・大学付属校と進学校の併願は共倒れの危険性
第2章でも書いた通り、
大学付属校と進学校の出題傾向が、
大きく異なるからです。
併願するには両方の勉強が必要となり、
かなり負荷が大きい。
例外として、
大手進学塾で常にトップクラスなら、
両方受かる子もいるそうです。
わずか数%らしので、
現実的に難しいかなと思いますね。
さらに、
以下の学校を併願すると、
勉強の負荷が減るそうです。
・付属校の中でも出題傾向が似ている学校
・自分と相性の良い出題傾向の学校
勉強の負荷が減り集中できる分、
合格に近づくでしょう。
受験前に過去問を解き、
相性を確かめた方がいいですね。
まとめ
各章で参考になると思った箇所、
まとめました。
第1章:どんな子が大学付属校に向いているか?
・やりたいことがあるなら、大学付属校を選ぶ
<大学付属校が向いている子>
①もしお子さんが何かに夢中なのであれば、それを中断させないという理由での、付属校受験は賢い選択
②付属校の説明会や、出題される問題を見ていると、学校側が「視野の広い子」を求めていることがわかる
③付属校では、自主的に様々な勉強機会を生かして自分の将来につながる勉強をしていかねばなりません
<②視野の広い子>
・生活の中で文化を学ぶ
・社会と関わる
・世の中に興味を持っている
第2章:大学付属校の出題傾向
・大学付属校と進学校の「出題傾向」は、全く違う
<出題傾向>
・大学付属校:基本問題の出題。問題は易しめ。
・進学校:応用問題の出題。問題は難しめ。
・「」が正しい日本語かどうかを判断
<問題>
1:工場長さん、その荷物「お持ちになりましょうか?」
2:店員さんが「千円からお支払いですね」と言いました。
3:何をしているんだ?と先生に聞かれたので、「いえ、大丈夫です」と答えた。
4:田舎から送ってきたものですけど、「どうかいただいて下さい」
5:ご希望の飛行機のチケットをすぐに「手配いたします」
第3章:大学付属校受験のための塾の選び方・使い方
・「上位2割」に入らなければ大手進学塾にいる意味はない
<大手進学塾でも問題ない子ども>
①御三家レベルの難関進学校を目指している
②大手進学塾の上位2割に入っている
③自立していて勉強がひとりでも進められる
①学校の夏休みの宿題は、夏期講習前に終わらせないと厳しい
②夏期講習が始まったら、SAPIXの宿題に専念する
③夏期講習がある日は宿題を全部やるのは難しいので、夏期講習がない日に宿題時間を確保する
第4章:「やる気」も「学力」も上がる野田式勉強法
・学習定着率を5%から90%に上げる「魔法のひとこと」=「人に教える学習法」
<アスター学習法とは>
・Attend:参加する
・Study:学ぶ
・Teach:教える
・Apply:応用する
・Reveiw&Report:復習と報告
<アスター学習法の理論>
・2日経過すると約7割忘れる
・学んだことを2日以内に教えると、約9割記憶する
第5章:大学付属校受験のための「模試」活用術
・付属校志望なら、迷わず「首都圏模試」を受ける
第6章:大学付属校受験のための「過去問」対策
・過去問は、「なるべく早く」「繰り返しやる」のが正解
<理由>
・志望校の過去問を繰り返し何年分も解くことで、学校側の意図、つまり出題傾向が見えてくる
・問題量や解答形式には慣れが必要ですし、頻出分野は繰り返し解いておくことで、感覚がつかめるようになる
・同じ制限時間内の中で、似たような過去問を何度も解いておくと、頭だけでなく体が問題形式に慣れてくる
①目標点数を決める
②時間配分を決める
③○×△に分類する(問題の選別)
第7章:得点力が一気にアップ!科目別「10の攻略法」
・時事問題:テレビを見て息抜きしながら攻略
<理由>
・早稲田/慶応/青山学院/明治の付属校は、時事問題が出やすい
・近現代をテーマにした朝ドラを見ると、当時の生活がどのようなものだったのか、視覚的に捉えることができる
・理科の時事問題は、ノーベル賞/天体/自然災害・異常気象などが頻出である
第8章:志望校と併願校はこう選ぶ!
・大学付属校と進学校の併願は共倒れの危険性
・付属校の中でも出題傾向が似ている学校
・自分と相性の良い出題傾向の学校
まとめ
第1章~第8章まで読むと、
大学付属校の受験事情がよくわかります。
大学付属校で何をやりたいのか?
ここが明確でない子は向いてないです。
学力があったとしても、
入学後に学校が合わず辛くなるかも。
まずは、
受験目的を明確にすることからスタート。
大学付属校進学の目的が明確になったら、
次は出題傾向と自分の相性を要確認。
出題される問題を見れば、
学校側がどのような子を求めているか、
何となくわかります。
もし出題傾向と相性が合わない場合、
学校側が求めている人物像と違うのかも。
出題傾向と相性の良い学校を見極めれば、
合格が近づき学校生活も楽しめる。
受験校が決まったら、
首都圏模試や過去問で練習を重ねる。
特に過去問はただ解くのではなく、
合格最低点を上回るよう戦略的に解く。
そして、
似たような出題傾向の学校を、
併願校として選べば勉強も捗る。
ここまでやれば、
普通に受験するより合格率は上がる。
第1章~第8章を読むだけでも、
かなりの大学付属校対策になります。
しかし、
私が本書をオススメする理由は、
巻末特典です。
巻末特典には大学付属校ごとに、
4科目の問題傾向と特徴が書かれてます。
QRコードを読み込むと、
最新の情報をスマホで閲覧できます。
しかも、
本書よりさらに詳しいのでオススメ!
大学付属校をお考えであれば、
受験前に必読の一冊ですね。
本書を読むor読まない。
QRコードを読むor読まない。
絶対に読んだ方が有利だし、
合格に近づくのも間違いない。
子どもが大学付属校をご希望の場合、
ぜひ本書をお買い求めください。
本書のお値段は1,620円、
本書はコチラ(↓)から購入できます。
お問い合わせ|子供へのお金の教育 (children-money-education.com)
この記事を書いたのは・・・
はるパパ
- 小学4年生のパパ
- 子どもの教育(世界一厳しいパパ塾?)、ブロガー、投資家
- 投資の悪いイメージを払拭したい(難しい、怪しい、損する)