(2024/1/5更新)
はじめまして、はるパパです。
さて本日は、
コチラの本をご紹介します。
『「考える力」を育てるためにSAPIXが大切にしていること』
子どもの考える力、
どのように伸ばせばいいでしょうか?
ネットで調べると、
このような方法が出てきます。
「すぐに答えを教えない」
「質問して回答させる」
「なぜ?を繰り返す」
![](https://children-money-education.com/wp-content/uploads/2023/10/simeon-jacobson-C2SRmUGYxYE-unsplash-224x300.jpg)
では、
小学生から上記の教育をしたら、
考える力は伸びるでしょうか?
伸びる子もいるでしょうが、
多くの子どもは難しいでしょう。
物事を考えるための知識が、
不足しているからです。
![](https://children-money-education.com/wp-content/uploads/2023/10/simran-sood-qL0t5zNGFVQ-unsplash-225x300.jpg)
たとえば、
地球温暖化を防ぐにはどうすればいいか?
中3ならば、
森林破壊をやめると考えるかも。
でも小1であれば、
おそらく考えても答えは出ないでしょう。
この違いは何か?
知識の差なのです。
![](https://children-money-education.com/wp-content/uploads/2022/06/book-841171_640-300x200.jpg)
物事を考えるための知識を学ばず、
いくら考えさせても答えは出ません。
そのことを知らず、
考える力を伸ばす教育を受けるとどうか?
結局考える力が伸びないまま、
大人になってしまうのです。
将来仕事で困るでしょうし、
親としても困りますよね。
![](https://children-money-education.com/wp-content/uploads/2023/09/desperate-5011953_640-300x200.jpg)
では、
考える力を伸ばすには、
どのような知識が必要でしょうか?
その参考になりそうなのが、
コチラの本です。
『「考える力」を育てるためにSAPIXが大切にしていること』
どのような知識を学べばよいか?
それは学校で学ぶ知識です。
国語、算数、理科、社会・・・
学校の勉強が大事だということです。
学歴が上がるほど知識が深くなるし、
周りの会話のレベルも高くなる。
その結果、
高いレベルで考える力が身につきます。
![](https://children-money-education.com/wp-content/uploads/2021/07/girls-914823_640-300x200.jpg)
「学校の勉強で大丈夫なの?」
「知識詰め込み教育で大丈夫なの?」
と疑問に思う方こそ、
ぜひ本書をお読みください。
学校の勉強で知識を学ぶことが、
いかに考える力を養うかよくわかります。
それでは本書の感想・レビュー、
ブログで紹介します。
皆様の参考になれば幸いです。
目次
第1章:教育はサイエンスであり、アートである
第1章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・まだ自分の文章も満足に書けない子どもたちが、これを使って書く作業をアウトソースするのは、大変危険です。
これはChatGPTのことです。
つまり、
作文/レポート/論文等の作成で、
ChatGPTを使うのは危険ってことです。
なぜ危険なのか?
ChatGPTの作成する文書は、
不正確だからです。
![](https://children-money-education.com/wp-content/uploads/2023/10/markus-spiske-Cf5kL7vcF6U-unsplash-200x300.jpg)
不正確な文書を作る背景、
ChatGPTの仕組みを知るとわかります。
別の本に書かれていますが、
ChatGPTの仕組みはコチラです。
・大量のテキストデータから単語間のつながりと関係性を学習している
・入力された文章の文脈を考慮し、次に来る可能性の高い単語を予測する
・単語を順番に並べていき、回答の作成を完了させる
作文/レポート/論文のテーマを質問から、
回答の可能性が高い単語を予測します。
そして、
なるべくありそうな単語の列を作り出す。
これが回答欄に表示されるのです。
論理的思考力に基づく文章でないのが、
お分かりいただけますよね?
詳しくは別記事にまとめましたので、
ご興味あればぜご覧ください。
![](https://children-money-education.com/wp-content/uploads/2023/10/gazou-320x180.jpg)
作文/レポート/論文等の作成で、
大切なのはアウトラインです。
アウトラインが固まれば、
中の文章はカンタンに書けます。
アウトラインについては、
学校の先生に習いましょう。
![](https://children-money-education.com/wp-content/uploads/2022/04/teacher-g641e3b789_640-300x200.jpg)
ちなみに、
ChatGPTでも教えてくれますが、
細かすぎて書籍レベルになります。
参考までに、
ChatGPTでアウトラインを聞いた例、
載せておきますね。
もし活用するなら、
アウトラインを絞った方がいいです。
![](https://children-money-education.com/wp-content/uploads/2023/10/1-.png)
![](https://children-money-education.com/wp-content/uploads/2023/10/2.png)
第2章:受験勉強から問い直す「考える力」
第2章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・「考える力」と受験勉強とは矛盾しない。
この考え方は共感できますね。
受験勉強を経験しないと、
考える力は育たないと思うからです。
![](https://children-money-education.com/wp-content/uploads/2023/10/annie-spratt-ORDz1m1-q0I-unsplash-300x225.jpg)
国語は文章を読んで、
答えを考えます。
算数は問題を読んで、
解き方を考える。
受験勉強がなかったら、
子どもは自主的に勉強しないですよね。
つまり、
考える機会が奪われるのです。
![](https://children-money-education.com/wp-content/uploads/2023/10/woman-2003647_640-300x200.jpg)
でも、
社会は暗記が多くあまり考えないのでは?
と思う人もいるでしょう。
受験勉強の観点では、
暗記が必要なのも事実です。
しかし、
社会の勉強とは本来、
考える力を養うものです。
![](https://children-money-education.com/wp-content/uploads/2023/10/people-2590616_640-300x179.jpg)
たとえば、
歴史の勉強を思い浮かべてください。
年号や出来事を暗記する、
これが社会勉強の本質ではない。
将来何かしらの問題に直面した際、
過去の教訓を活かすために歴史を学ぶ。
コロナ禍で隔離したのは、
100年前のスペイン風邪の教訓です。
コロナの対策を考える際に、
過去の歴史が役に立ったのです。
![](https://children-money-education.com/wp-content/uploads/2023/10/martin-sanchez-Tzoe6VCvQYg-unsplash-300x200.jpg)
まずは知識を身につけ、
その知識をベースに考える力を養う。
知識が多ければ多いほど、
考えも深くなり広がりますよね。
受験勉強レベルの知識であれば、
子どもに身につけさせた方がいいですね。
第3章:学歴との関係から見た「考える力」
第3章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・いかにして「学歴」と「考える力」は結びつくのか
本書では学歴のメリットをとして、
以下が書かれています。
・自分自身を高めてくれるネットワークに入りやすい
・知的な刺激にあふれる集まりを知るチャンスが多い
・どこかの集まりに入ると、紹介がさらなる紹介を呼ぶ
私の経験からも、
これは共感できますね。
大学時代の友人と話していると、
知的な会話が多く刺激になります。
そして友人から紹介される友人も、
知的な会話をします。
類は友を呼ぶ。
本当にその通りだと実感しますね。
![](https://children-money-education.com/wp-content/uploads/2023/10/toa-heftiba-x9I-6yoXrXE-unsplash-300x200.jpg)
子どもに高学歴を求める一番の理由、
それは交友関係ですね。
良くも悪くも、
子どもは周りの環境に影響されます。
知的な刺激を得られる環境で、
育ってほしいなと。
そのような交友関係が築ける、
大学に進学してほしいです。
高い学費もムダにならないですよね。
第4章:未来を生き抜くための「考える力」
第4章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・日本社会の同調圧力に負けない力
日本社会の同調圧力とは何か?
周りと同じにしていれば安心だ、
と本書に書かれています。
これは本当にやめてほしいですが、
残念ながら今でもありますね。
![](https://children-money-education.com/wp-content/uploads/2023/08/continental-bulldog-2437110_640-300x200.jpg)
日本が和を重視する社会なのが、
根本原因かなと感じますね。
和を重視するのは否定しないけど、
和から飛び出す考えも尊重してほしい。
和は居心地がいいけど、
それでは新たなアイデアが出にくい。
新たなアイデアが出なければ、
人は進歩しない。
![](https://children-money-education.com/wp-content/uploads/2023/10/evolution-4107273_640-300x207.jpg)
米国が経済成長しているのに、
日本は経済成長していないのはなぜか?
新たなアイデアを生む力の差かな、
と感じます。
たとえば米国では、
iphoneが世の中を席巻したかと思えば、
最近ではChaTGPTも誕生してます。
周りと同じことをしていたら、
このようなアイデアは絶対に出てこない。
![](https://children-money-education.com/wp-content/uploads/2023/10/light-bulb-1042480_640-300x199.jpg)
新しいアイデアを考えられないと、
日本はますます経済が落ち込みそうです。
失われた30年のような未来、
子どもに経験してほしくないですよね。
同調圧力に屈することなく、
自分から一歩外に出てほしいです。
新しいアイデアを考え、
世にない新商品を生んでほしい。
そのような子どもに育ってほしいと、
心から願っています。
第5章:これからの時代に求められる「考える力」
第5章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・ChatGPTの台頭と教育の向き合い方
ChatGPTを教育に使うこと、
私は条件付きで賛成ですね。
本書にも書かれていますが、
今から使わないと完全に置いていかれる。
いくら禁止されても、
ChatGPTを使う子どもはいる。
逆にChatGPTを使いこなさないと、
将来勉強も仕事もできない時代が来る。
私はそう思ってます。
![](https://children-money-education.com/wp-content/uploads/2023/10/rolf-van-root-oLthDWAG244-unsplash-300x200.jpg)
ただし第1章でも触れた通り、
ChatGPTには弱点があります。
ChatGPTの仕組み、
もう一度載せておきますね。
つまり、
ChatGPTに論理的思考力はなく、
回答を誤る可能性があるってことです。
・大量のテキストデータから単語間のつながりと関係性を学習している
・入力された文章の文脈を考慮し、次に来る可能性の高い単語を予測する
・単語を順番に並べていき、回答の作成を完了させる
詳しくは別記事にまとめましたので、
ご興味あればぜご覧ください。
![](https://children-money-education.com/wp-content/uploads/2023/10/gazou-320x180.jpg)
本書ではChatGPTを使い、
レポート書いてOKという意見が出ます。
ただし、
すべての事実確認を自分で行う、
という条件付きです。
先ほども書いた通り、
ChatGPTの回答は必ずしも正しくない。
これならChatGPTを使っても、
たしかに問題なさそうです。
![](https://children-money-education.com/wp-content/uploads/2023/10/hand-8222251_640-200x300.jpg)
できれば、
ChatGPTの回答を見た段階で、
誤りに気づいてほしいのが本音です。
勉強を通じて正しい知識を持っていれば、
回答を見てすぐ不自然さに気づきます。
たとえば、
コチラの質問と回答をご覧ください。
回答の不自然さに気づきましたか?
![](https://children-money-education.com/wp-content/uploads/2023/10/gimu.png)
小学生は小学校に通う義務?
そんなものないです。
義務教育とは、
教育の機会を与える義務です。
教育の機会=小学校ではない。
でもこの違いを知らないと、
ChatGPTの回答を信じますよね。
ChatGPTを使うなら、
それなりに知識は必要かなと感じます。
まとめ
各章で参考になると思った箇所、
コチラです。
第1章:教育はサイエンスであり、アートである
・まだ自分の文章も満足に書けない子どもたちが、これ(※)を使って書く作業をアウトソースするのは、大変危険です。
(※)ChatGPT
・大量のテキストデータから単語間のつながりと関係性を学習している
・入力された文章の文脈を考慮し、次に来る可能性の高い単語を予測する
・単語を順番に並べていき、回答の作成を完了させる
![](https://children-money-education.com/wp-content/uploads/2023/10/gazou-320x180.jpg)
第2章:受験勉強から問い直す「考える力」
・「考える力」と受験勉強とは矛盾しない。
第3章:学歴との関係から見た「考える力」
・いかにして「学歴」と「考える力」は結びつくのか
・自分自身を高めてくれるネットワークに入りやすい
・知的な刺激にあふれる集まりを知るチャンスが多い
・どこかの集まりに入ると、紹介がさらなる紹介を呼ぶ
第4章:未来を生き抜くための「考える力」
・日本社会の同調圧力に負けない力
第5章:これからの時代に求められる「考える力」
・ChatGPTの台頭と教育の向き合い方
・大量のテキストデータから単語間のつながりと関係性を学習している
・入力された文章の文脈を考慮し、次に来る可能性の高い単語を予測する
・単語を順番に並べていき、回答の作成を完了させる
![](https://children-money-education.com/wp-content/uploads/2023/10/gazou-320x180.jpg)
まとめ
本書は考える力がテーマですが、
知識の大切さがよくわかります。
知識が身につかないと、
深く考えることはできないからです。
学校の勉強や受験勉強を通じて、
知識を身につけるのは無駄ではない。
![](https://children-money-education.com/wp-content/uploads/2023/07/annie-spratt-ORDz1m1-q0I-unsplash-4-300x225.jpg)
知識習得のために受験勉強を頑張れば、
学歴面でメリットがあります。
知的な刺激にあふれる仲間に出会え、
自分の考えもより深まります。
知識を得てChatGPTを使いこなせば、
自分の考えはさらに深まります。
仲間とChatGPTに共通するのは、
自分が気づかない視点ですね。
![](https://children-money-education.com/wp-content/uploads/2023/10/cat-618470_640-1-300x278.jpg)
子どもに考える力を身につけさせる前に、
知識の習得が必要。
知識の習得のためには、
学校の勉強や受験勉強が必要。
つまり、
子どもは勉強を頑張りましょうってこと!
子どもになぜ勉強するの?と聞かれたら、
考える力を養うためと教えましょう。
![](https://children-money-education.com/wp-content/uploads/2021/12/colton-sturgeon-3QsoKG6RXtE-unsplash-300x200.jpg)
子どもの考える力を養いたい親御さんは、
今すぐ本書をご覧ください。
子どもの考える力を養うために、
学校や受験勉強で知識を学ばせましょう。
子どもが考える力を身につければ、
新しいアイデアを出せる人間になれます。
そのような人材は将来重宝され、
明るい未来が待っているでしょう。
![](https://children-money-education.com/wp-content/uploads/2023/06/ian-stauffer-bH7kZ0yazB0-unsplash-240x300.jpg)
同調圧力に負けて何も考えないか?
同調圧力に負けず新たなアイデアを出すか?
あなたの子どもの将来は、
親御さんの教育にかかっています。
考える力を身につけ、
新たなアイデアを出せる、
そんな人材に育てましょう。
そのために、
学校の勉強や受験勉強に力を入れ、
知識を習得させましょう。
本書のお値段は1,650円、
本書はコチラ(↓)から購入できます。
お問い合わせ|子供へのお金の教育 (children-money-education.com)
この記事を書いたのは・・・
はるパパ
- 小学3年生のパパ
- 子どもの教育(世界一厳しいパパ塾?)、ブロガー、投資家
- 投資の悪いイメージを払拭したい(難しい、怪しい、損する)
![](https://children-money-education.com/wp-content/uploads/2021/07/CD9DAA03-A37E-4B71-9ADC-1C64A9E59AED-300x300.jpg)