家庭の教育

【こども六法 第2版】感想・レビュー


はじめまして、はるパパです。

さて本日は、
コチラの本をご紹介します。

こども六法 第2版

子どもに法律を教えていますか?

「小学生にはまだ早い」
「中学生になったら習うでしょ」
「本格的には大学で学べばいい」

このような意見もあるでしょう。

でも、
法律は子どもの頃から学んだほうがいい。

法律を知らないと、
法律違反で逮捕される可能性があるから。

ここ最近、
子どもの犯罪が増えています。

故意かどうかに関係なく、
法律違反を犯せば捕まります。

もし子どもが捕まった場合、
その後の人生はとても厳しいものです。

勉強も止まってしまうし、
就職だって容易ではない。

親が一生面倒を見るわけにはいかないし、
親に対する周りの視線も厳しくなる。

だれにとっても不幸。
こうなりたくないですよね。

では、
どうすればいいでしょうか?

子どもに法律を教え、
犯罪をしないように教育すればいい。

でも、
法律はなんか難しいし、
子どもに教えるのは簡単じゃない。

そんな方にオススメなのが、
コチラの本です。

こども六法 第2版

オレオレ詐欺で捕まる若者を見るたび、
いつも思うことがあります。

「詐欺を知らない?」
「捕まったらどうなるかわからない?」
「罪の知識がないのかな?」

法律を知っていれば、
いかに危険な行為かはわかるハズ。

まっとうな人生を送るのは難しくなる。
この先何十年もあるのに。

生活が苦しくなり、
再犯するんじゃないかと思ったりする。

親も普通の生活を送れなくなるし、
だれも幸せにならない。

自分の身を守る術という側面もあるけど、
一番は犯罪に巻き込まれないこと。

そのために法律を学び、
絶対に犯罪を起こしてほしくない。

そう思うからこそ、
法律を教えようと本書を購入しました。

絵も多く、
子どもにもわかりやすい内容ですね。

子どもに法律を教えたい方は、
ぜひ本書をお買い求めください。

それでは本書の感想・レビュー、
ブログで紹介します。

皆様の参考になれば幸いです。

第1章:刑法

第1章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.10~11

①刑法は「これをやったら犯罪」のリスト、安全な生活を守るためのルール
②刑法には罪の重さによって罰金や拘禁刑、死刑といったペナルティが決められている
③刑法には「この犯罪に対してはこの罰が当てはまる」と細かく決まっており、それ以外は犯罪になったり罰を受けることはない(罪刑法定主義)

③がないと、
国民生活はかなり不安定になります。

何が犯罪になるか不明確なため、
いきなり捕まったりするからです。

残念ながら、
外国ではこのような事例があります。

だからと言って③で悪知恵を働かせず、
子どもが犯罪しないよう教育しましょう。

犯罪で捕まったら人生台無しです。

第2章:刑事訴訟法

第2章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.66~67

①刑事訴訟法は犯罪の捜査と裁判のためのルール
②刑事訴訟法の目的は、国民の基本的人権を守りながら証拠により真実を発見して、本当に犯罪をした人だけに刑罰を与えること
③被害者が警察に被害届を提出すると、①捜査→②起訴→③公判手続→④判決の順で罪が裁かれる

②の考えがとても重要です。
冤罪を防ぐためですね。

残念ながら、
過去には冤罪が疑われる事件も発生してます。

日本の有罪率は99.9%と言われ、
無罪率は0.1%程度なのが実情です。

刑事裁判で無罪はなかなかないので、
やはり犯罪を起こさない教育が大切です。

第3章:少年法

第3章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.96~97

①少年法は子どもが犯罪行為をしたときのルール
②少年法は、未成年者が法律を破る行為をしたときに、自分のした罪を反省させ、教育を受けさせ、または子どもを取り巻く環境を調整して、子どもにやり直すチャンスを与える法律
③少年法は、ときには「子どもに甘すぎる」という批判を受けることもあり、場合によっては大人と同じ罰を受けさせようと判断されることもある

少年法は②と③の狭間で、
揺れ動いています。

少年法の基本思想は②、
再教育がメインです。

しかし凶悪な少年犯罪が増え、
再教育では抑止にならず、
③の意見が浮上しています。

いずれにしても、
子どもが犯罪を起こさなければよく、
親の教育次第だと思いますね。

少年法だから罪にならない、
という安易な発想はやめましょう。

第4章:民法

第4章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.116~117

①民法はみんなの「あたりまえ」を支えるルール
②民法の内容は、財産についてのルールと家族についてのルールの2つに大きく分けられる
③民法がほかの法律と違うのは、本人同士が納得して約束した内容であれば、民法に書いてあるのと違っていてもOKな場合もある(契約自由の原則)

一番身近な法律が民法です。

物事のルールは、
民法ベースで決められていることが多い。

③はかなり特殊ですが、
何でもかんでもOKではないです。

たとえば労働基準法とか、
労働者にあまりにも不利な内容はNG。

弱者が不利益を被らないよう、
例外もある点にご注意ください。

第5章:民事訴訟法

第5章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.152~153

①民事訴訟法は民事裁判で争うためのルール
②民事裁判は人と人のもめ事を解決するための裁判なので、罰金や逮捕といった言葉は出てこない
③法律上は会社も「人」として扱うので、会社と会社の争いも民事裁判になる

残念ながら、
争いごとは絶えないものです。

ただし、
裁判になっても判決前に、
和解で終わるケースもよく見ます。

あまりもめ事はオススメしないけど、
最後の手段として知っておくと良いです。

第6章:日本国憲法

第6章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.170~171

①憲法はすべての法律の生みの親
②憲法に反する法律を作ることはできない
③憲法は、法律を作る国会、法律を使う裁判所や行政(内閣)など、国民の代表者を縛るもの

③権力者が好き勝手できないように、
制限するのが憲法の役目です。

憲法改正には国民投票が必要であり、
過半数が賛成しないと改正できない。

日本は一度も改正したことがなく、
改正自体がかなりハードル高いです。

制限の役割は果たしているけど、
時代が進めば合わない箇所も出てくる。

今後改正されるか不明ですが、
憲法の役割をきちんと理解しましょう。

第7章:こども基本法

第7章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.192~193

①すべてのこどもが幸せに暮らせる社会を子どもと一緒に作る
②子どもには、自分の意見を伝える「意見表明権」という権利が保障されています
③こども基本法は2022年にできたばかりの法律

いまは少子化の時代です。

少子化になった理由の1つとして、
格差拡大が挙げられます。

生まれた環境によって人生が決まる。
親ガチャなんて言葉もあるくらい。

これらの問題に取り組むのが、
こども基本法です。

このままでは、
少子化も格差拡大も止まらないので、
とても重要な法律ですね。

第8章:いじめ防止対策推進法

第8章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.206~207

①大人にはいじめから子どもを救い、いじめをなくす義務がある
②この法律には、あらゆる大人がいじめから子どもを守るために努力しなければならないことが書かれている
③大人には、子どもたちが安心して学校に通えるように、協力していじめをなくす義務がある

いつの時代もいじめはあるけど、
SNSの発達でより辛辣になってます。

見たこともない人から、
ネット上で罵詈雑言を浴びる。

もしいじめにあった場合、
とにかく周りの大人に助けを求めること。

自分1人で抱え込まない。
ぜひ覚えておいてください。

まとめ

各章で参考になると思った箇所、
まとめました。

第1章:刑法

P.10~11

①刑法は「これをやったら犯罪」のリスト、安全な生活を守るためのルール
②刑法には罪の重さによって罰金や拘禁刑、死刑といったペナルティが決められている
③刑法には「この犯罪に対してはこの罰が当てはまる」と細かく決まっており、それ以外は犯罪になったり罰を受けることはない(罪刑法定主義)

第2章:刑事訴訟法

P.66~67

①刑事訴訟法は犯罪の捜査と裁判のためのルール
②刑事訴訟法の目的は、国民の基本的人権を守りながら証拠により真実を発見して、本当に犯罪をした人だけに刑罰を与えること
③被害者が警察に被害届を提出すると、①捜査→②起訴→③公判手続→④判決の順で罪が裁かれる

第3章:少年法

P.96~97

①少年法は子どもが犯罪行為をしたときのルール
②少年法は、未成年者が法律を破る行為をしたときに、自分のした罪を反省させ、教育を受けさせ、または子どもを取り巻く環境を調整して、子どもにやり直すチャンスを与える法律
③少年法は、ときには「子どもに甘すぎる」という批判を受けることもあり、場合によっては大人と同じ罰を受けさせようと判断されることもある

第4章:民法

P.116~117

①民法はみんなの「あたりまえ」を支えるルール
②民法の内容は、財産についてのルールと家族についてのルールの2つに大きく分けられる
③民法がほかの法律と違うのは、本人同士が納得して約束した内容であれば、民法に書いてあるのと違っていてもOKな場合もある(契約自由の原則)

第5章:民事訴訟法

P.152~153

①民事訴訟法は民事裁判で争うためのルール
②民事裁判は人と人のもめ事を解決するための裁判なので、罰金や逮捕といった言葉は出てこない
③法律上は会社も「人」として扱うので、会社と会社の争いも民事裁判になる

第6章:日本国憲法

P.170~171

①憲法はすべての法律の生みの親
②憲法に反する法律を作ることはできない
③憲法は、法律を作る国会、法律を使う裁判所や行政(内閣)など、国民の代表者を縛るもの

第7章:こども基本法

P.192~193

①すべてのこどもが幸せに暮らせる社会を子どもと一緒に作る
②子どもには、自分の意見を伝える「意見表明権」という権利が保障されています
③こども基本法は2022年にできたばかりの法律

第8章:いじめ防止対策推進法

P.206~207

①大人にはいじめから子どもを救い、いじめをなくす義務がある
②この法律には、あらゆる大人がいじめから子どもを守るために努力しなければならないことが書かれている
③大人には、子どもたちが安心して学校に通えるように、協力していじめをなくす義務がある

まとめ

まずは各法律の概要を掴むところから、
子どもに教えると良いです。

憲法が一番上にあり、
各種法律が存在すると教えるイメージ。

各種法律でどんなルールが決まっているのか、
興味を持ったら掘り下げればいいです。

何が法律違反なのか?
法律違反するとどんな罰則があるのか?
法律を知るとどんなことに役立つか?

子どもが法律を知らないとどうなるか?

法律違反で捕まる可能性があります。

起訴されれば99.9%有罪となり、
その後はとても厳しい人生を送ることになる。

法律違反によって、
子どもの人生が台無しでは困りますよね。

子どもが将来幸せな人生を送ってほしいなら、
いますぐ本書をお買い求めください。

法律の知識を身につけ、
法律に違反しない人生を歩みましょう。

人生どれだけ成功しても、
法律違反をすれば人生が終わります。

大谷選手の通訳がいい例。
そうなってほしくないですよね。

子どもの人生を守るためにも、
本書で法律の知識を教えましょう。

法律の知識を知り法律を順守すれば、
こどもはきっと幸せな人生を送れます。

法律違反で人生を台無しにしないよう、
子どものうちから法律を教えましょう。

本書のお値段は1,650円、
本書はコチラ(↓)から購入できます。

こども六法 第2版

お問い合わせ|子供へのお金の教育 (children-money-education.com)

この記事を書いたのは・・・

はるパパ

  • 小学4年生のパパ
  • 子どもの教育(世界一厳しいパパ塾?)、ブロガー、投資家
  • 投資の悪いイメージを払拭したい(難しい、怪しい、損する)

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