家庭の教育

【ひとりっ子の学力の伸ばし方】感想・レビュー


(2024/1/5更新)

はじめまして、はるパパです。

さて本日は、
コチラの本をご紹介します。

ひとりっ子の学力の伸ばし方

私の子どもはひとりっ子です。

塾に通わず、
毎日私が勉強を教えています。

小学生の勉強なので、
正直私でも教えられる内容です。

と思いつつも、
このような不安を感じる時があります。

不安を感じる時

・兄弟姉妹がいないので、競争心が感じられない

・競争相手がいない環境で、ひとりっ子の学力は伸びるのか?

ひとりっ子、
良くも悪くものんびり勉強します。

こんな緩い環境で育って、
将来大丈夫なのだろうか?

社会に出れば競争あるし、
慣れる意味でも塾に通わせようか?

何か参考になりそうな本はないか?
探していた時に見つけたのがコチラです。

ひとりっ子の学力の伸ばし方

本書の著者、
進学塾の先生です。

数多くの生徒を見て、
ひとりっ子の特徴を活かした指導法を、
本書で数多く紹介しています。

私も実際に読みましたが、
必ずしもひとりっ子に限らず、
だれでも応用できる勉強法もありますね。

ひとりっ子であろうがなかろうが、
子どもの勉強に活かせる内容が豊富です。

これから本書の感想・レビュー、
ブログで紹介します。

皆様の参考になれば幸いです。

感想・レビュー

序章:「学力の伸びしろ」はひとりっ子が一番

2人目の子どもと比較して、
以下の理由が書かれています。

理由

①固定観念にとらわれない幅広い選択肢が与えられる確率が高い

②タブレットやオンライン学習は、マイペースなひとりっ子向き

③リビングでも自室でも、ゆったりと集中してオンライン授業を受けられる

①2人目は1人目の失敗経験を活かし、
良くも悪くも固定観念にとらわれます。

そのため、
2人目の学力はある程度伸びるけど、
爆発的な伸びしろは少ないです。

一方、
ひとりっ子は失敗も多いけど、
固定観念がない分伸びしろも大きいです。

親の接し方次第で、
学力はいかようにも伸びるそうです。

兄弟姉妹で競わせた方がいいかな?
と思ってましたがそうでもないのですね。

②③コロナ禍でタブレットやオンライン学習、
ひとりっ子に有利な理由はコチラです。

理由

・タブレットやオンライン学習は1人で学べる

・ひとりっ子は1人で学ぶことが苦にならない

・兄弟姉妹に邪魔されず、集中して学べる

私の子ども、
帰宅後にタブレット開いて読書してます。

放っておくとゲームに没頭するので、
たまにチェックが必要ですが…

集中できる=没頭できるという意味では、
ひとりっ子は最適なのかもしれません。

あとはその没頭時間を、
いかに勉強へ振り向けるかですね。

第1章:隠れた才能を引き出すひとりっ子の7つの特徴

7つの特徴はコチラです。

7つの特徴

①良くも悪くもマイペース

②環境や人間関係が限定されやすい

③クリエイティブなことが得意

④こだわり出したら止まらない

⑤親の言うことをよく聞く

⑥察してもらうことに慣れている

⑦不条理に対する耐性が弱い

興味深いのは⑦です。

本書では、
不条理に対する耐性=たくましい心、
と表現しています。

学力ばかり伸ばすことを重視し、
たくましい心を育てることを怠ると、
将来子どもが挫折する可能性があります。

世の中に出れば、
不条理は山ほどあります。

不条理に対する耐性がないと、
心が折れてしまう人はいます。

学力に関する本でありながら、
実は⑦とても重要だと感じました。

ひとりっ子っと接する際、
たくましい心を養いましょう。

第2章:ひとりっ子の「学力」を伸ばす5つの絶対原則

5つの絶対原則はコチラです。

5つの絶対原則

①学力は必ず「段階的に」アップする

②「わかる」とは点を増やしてつなげること

③基礎の習得には「反復」が欠かせない

④「一人の時間」が集中力と発想力を伸ばす

⑤「客観的な子育て」を重視して柔軟に軌道修正する

興味深いのは②です。

②の点とは基礎知識のことであり、
具体的には以下です。

基礎知識

・国語:漢字

・算数:計算問題や一行問題

・理科:暗記項目

・社会:暗記項目

基礎知識が多いほど、
基礎知識同士をたくさんつなぎ、
学力の伸びしろも増えるそうです。

本書で紹介されている例は、
「エネルギー」という単語と、
以下の単語を結びつける力です。

コレが点と点をつなげる感覚です。

「エネルギー」と結びつけられるか?

・石油

・ロシア

・ウクライナ

暗記=詰め込み教育と言われ、
一時期批判されてました。

でも基礎知識を覚えないと、
そもそも学力が伸びないのも事実です。

本書は暗記を否定的に捉えておらず、
他の本とは違って良いなと感じました。

ひとりっ子に限らずの勉強法ですが、
暗記を疎かにしない方がいいですね。

第3章:勉強でも仕事でも一生役立つ「考える力」の育て方

数が多くて全部紹介しきれないので、
1つだけ紹介します。

それは、
「興味がある教科」をとことん追求させること。

理由はコチラです。

理由

・一教科に特化した配点の入試が増えている

・天才型とかギフテッドの子どもは、ひとりっ子が多い

ひとりっ子はこだわりが強いので、
それを活かす感じですね。

興味がない勉強をやらされ、
勉強自体に興味がなくなるのは最悪です。

1分野に長けているなら、
それを活かす学校に入り勉強もアリです。

選択肢は昔より増えてますので、
ひとりっ子に最適な環境を与えましょう。

第4章:仕組みで成績がぐんぐん上がるひとりっ子の「目標・計画術」

数が多くて全部紹介しきれないので、
1つだけ紹介します。

それは、
最後は子どもが自分の手で書いて仕上げる。

たとえば、
夏休みや冬休みの宿題、
計画を立てて実行していますか?

私の家庭では、
夏休みや冬休みの前日に、
宿題をいつやるか親子で計画を立てます。

過去2年間は私が予定を書き出し、
子どもが実行していました。

ですが本書を読み、
今年は子どもに書かせようかと思います。

計画を立てて実行する能力、
テスト勉強や受験勉強で必ず役立ちます。

学力アップと成績アップに結びつくので、
ぜひ子どもに計画を立てさせましょう。

計画さえ立てれば、
ひとりっ子はマイペースに勉強
しますね

第5章:「必修5教科」の勉強法・暗記法のコツ36

数が多くて全部紹介しきれないので、
1つだけ紹介します。

それは、
理科には「算数・国語・社会」のすべてが入っている。

中学受験の理科は、
他3教科の要素が混ざっているそうです。

他3教科の要素

・国語:長文問題

・算数:公式を当てはめる計算問題

・社会:花や虫や雲のような社会に近い問題

つまり、
理科ができると、
他の教科も伸びやすいそうです。

なお、
理科の勉強法ですが、
4分野から1つ選び勉強もアリです。

4分野

・物理

・化学

・地学

・生物

4分野に関連性があまりなく、
子どもの得意分野があるかもしれません。

理科は苦手な子が多いので、
全部できなくても気にしなくてよいです。

ひとりっ子に限らずの勉強法ですが、
理科の勉強は意外な盲点かもしれません。

第6章:自分から机に向かう子に変わる「勉強習慣」13のルール

数が多くて全部紹介しきれないので、
1つだけ紹介します。

それは、
勉強は机に向かう姿勢で9割決まる。

本書では以下の重要性が書かれています。

机に向かう姿勢

・机の整え方

・椅子の座り方

・手の置き方

まず親が教え、
子どもにやらせようと書かれています。

言われてみればたしかにですが、
勉強する子は姿勢がしっかりしています。

勉強しない子は椅子の上でだらけたり、
座っていられず立ち上がったりします。

もし勉強中に姿勢が崩れ出したら、
親が姿勢を正してあげるとよいです。

第7章:成績が伸びる家庭の「やめる習慣」「続ける習慣」

数が多くて全部紹介しきれないので、
1つだけ紹介します。

それは、
親も一緒に勉強する姿を見せる。

本書でも紹介されていますが、
勉強環境が整っていない学校もあります。

私も授業参観で実際に見たのは、
コチラの子どもです。

私が見た授業参観

・授業中に話し出す

・授業中に席を立つ

もし当てはまる場合、
子どもは勉強のやり方がわからないです。

先ほど第6章でも書きましたが、
まずコチラを教える必要があります。

机に向かう姿勢

・机の整え方

・椅子の座り方

・手の置き方

そしてもう1つ、
親が勉強する姿を見せましょう。

勉強のやり方を教える目的もあり、
勉強できる能力を見せる目的もあります。

親が勉強できないのに、
子どもに勉強しろと言っても反発します。

2人以上いると2倍の勉強でキツイけど、
ひとりっ子の勉強なら親も見せられます。

子どもは親の背中を見て育ちます。

まとめ

ひとりっ子を特性を活かした勉強法、
本書に数多く書かれています。

各章から1つずつ例をあげましたが、
まとめると以下の感じです。

ひとりっ子を特性を活かした勉強法

序章:タブレットやオンライン学習
   →没頭しやすいひとりっ子向きの学習法

第1章:不条理に対する耐性
    →ひとりっ子の弱点なので養うべき

第3章:「興味がある教科」をとことん追求させる
    →こだわりが強いひとりっ子向きの学習法 

第4章:「最後は子どもが自分の手で書いて仕上げる」
    →マイペースなひとりっ子向きの計画法

第7章:「親も一緒に勉強する姿を見せる」
    →ひとりっ子の勉強量なら親も一緒に勉強できる

競争相手がいない環境で、
ひとりっ子の学力は伸びるのか?

本書を読む前は不安に感じていました。

しかしいまは、
逆にひとりっ子の特性を活かそうと、
発想を転換しました。

ひとりっ子は決して不利ではない、
逆に有利な面もあるのでそれを活かす。

不安が解消され、
逆に方針が明確になりよかったです。

なお本書には、
ひとりっ子以外でも活かせる勉強法、
数多く紹介されています。

各章から1つずつ例をあげましたが、
まとめると以下の感じです。

ひとりっ子以外でも活かせる勉強法

第2章:「わかる」とは点を増やしてつなげること
    →暗記で基礎知識を増やし、知識同士を結びつける

第5章:「理科には「算数・国語・社会」のすべてが入っている」
    →理科ができると、他の教科も伸びやすい 
  
第6章:「勉強は机に向かう姿勢で9割決まる」
    →意外な盲点だが、できないor途中で崩れる子どもは多い

ひとりっ子を特性を活かした勉強法、
ひとりっ子以外でも活かせる勉強法、
他にも数多く紹介されています。

ご興味あれば今すぐ本書を購入し、
ぜひ子どもの勉強に活かしましょう。

本書のお値段は1650円です。

ココまで数多く紹介されている本、
他にないのでコスパ良いです。

本書はコチラ(↓)から購入できます。

ひとりっ子の学力の伸ばし方

お問い合わせ|子供へのお金の教育 (children-money-education.com)

この記事を書いたのは・・・

はるパパ

  • 小学2年生のパパ
  • 子どもの教育(世界一厳しいパパ塾?)、ブロガー、投資家
  • 投資の悪いイメージを払拭したい(難しい、怪しい、損する)
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