家庭の教育

【二度と忘れない! イラストで覚える 大人の教養ことば】感想・レビュー


はじめまして、はるパパです。

さて本日は、
コチラの本をご紹介します。

二度と忘れない! イラストで覚える 大人の教養ことば

あなたの言葉使い、
間違っていませんか?

と言われても、
ピンと来ないかもですね。

たとえばコチラの例題、
正解はどれでしょうか?

例題

①会議が煮詰まってきたなぁ。一旦お開きにしてまた次回。
②激励の意味を込めて、監督がA選手に檄を飛ばした。
③今月に売り上げが良くないから、来月は新規巻き返しを図ろう。

実はどれも不正解です。

①煮詰まる
②檄を飛ばす
③新規巻き返し

①~③は仕事や日常生活で、
一度は聞いたことあると思います。

でも、
よく聞くとその使い方、
間違っていることがあるのです。

正しい言葉使いをする人が、
このような誤用を聞いてどう思うか?

教養のない人だなと思われるのです。

自分がそう思われるだけなら、
まだマシかもしれません。

でも、
子どもがそう思われたら、
嫌じゃないですか?

子どもは親の言葉使いを聞き、
マネして覚えるものです。

中学受験の試験でも、
この手の問題は出題されます。

まるで、
親子の教養が試されているかのように。

では、
どうすればいいでしょうか?

正しい言葉の使い方を、
改めて学び直すと良いです。

でも、
どうやって学び直せばよいかわからない。

そんな方にオススメなのが、
コチラの本です。

二度と忘れない! イラストで覚える 大人の教養ことば

まだ私が新入社員だった頃、
先輩に厳しく指摘されたことあります。

「シュミレーションしました」
と報告した時に指摘されたのです。

どこが間違いかわかりますか?
正解は「シミュレーション」です。

英語で書くとわかりやすく、
simulationですね。

それまで20数年間、
ずっと間違ったまま使ってました。

発音は誤魔化しが効いても、
書き言葉では誤魔化せない。

社会人として恥ずかしいと言われ、
かなりショックでしたね。

このような恥をかかぬよう、
正しい言葉使いを心がけた方がいい。

その一言が社会的信用を失い、
入試で合否を左右しかねない。

先ほどの例題で、
1問でも不正解があれば、
ぜひ本書をお読みください。

他にも間違った言葉使いに、
気づくかもしれません。

言葉使いを改めるいいきっかけなので、
ぜひ振り返ってみてください。

正しい言葉使いができる人間は、
周りから一目置かれますね。

それでは本書の感想・レビュー、
ブログで紹介します。

皆様の参考になれば幸いです。

第1章:意味を勘違いしている人が多い日本語

第1章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.25

・煮詰まる

<本来の意味>
・議論や見当が十分に出尽くして、結論を出せる段階になること

「会議が煮詰まってきたなぁ」
と仕事で聞いたことありませんか?

私は何度か聞いたことありますが、
ほぼ間違った使われ方でした。

その次にくる言葉が、
「一旦お開きにしてまた次回」だから。

これでは、
結論を出せる段階ではないですよね。

正しい意味の覚え方は、
鍋料理をイメージすると良いそうです。

コトコト煮詰まってきたら、
もう料理を出せる段階ですよね。

会議が煮詰まったら、
結論が出ないと本来はおかしいのです。

ふとした言葉で、
その人の教養が垣間見えたりします。

仕事の場で間違って使うと、
教養を疑われて信用をなくしかねない。

自分の言葉使いは正しいのか?
本書でぜひご確認ください。

第2章:本来の意味を知らない人が多い日本語

第2章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.84

・檄を飛ばす

<本来の意味>
・自分の考えや主張を広く人々に知らせて、同意を求めること

この言葉、
間違えやすい箇所が2つあります。

まず1つ目は、
「げき」の漢字です。

正しくは木へんの「檄」であり、
さんずいの「激」ではないです。

もともと「檄」とは古代中国で、
木の札に書いたお触れを指すそうです。

そして2つ目は、
この言葉の使い方です。

「政治家が国会で檄を飛ばす」
多くの人に訴える正しい使い方です。

「だれかに檄を飛ばす」のは、
本来の意味からすると違うのです。

上司が部下に叱咤激励とか、
最近はパワハラになるから減りましたが。

コンプラが厳しい時代なので、
叱咤激励自体にご注意ください。

第3章:言い間違えの多い日本語

第3章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.133

・新規蒔き直し

<本来の意味>
・今までのことを改めて、新しくやり直すこと

「新規巻き返しを図ろう」
仕事で聞いたことありませんか?

たとえば、
今月の売上が良くなかった時に、
来月から「巻き返そう」という感じ。

実は、
この使い方間違っています。

巻いたものを返すとか、
劣勢から勢いを取り戻して反撃とか、
巻き返しは本来このような意味です。

ちなみに、
「巻き直し」も間違いです。

蒔く=種を蒔く意味であり、
新しくやり直す本来の意味になります。

でも、
「新規蒔き直し」が正しいとは言え、
私はほぼ聞いたことがないです。

「一からやり直す」でも、
十分に通じますよね。

言葉の使い方が間違っていないか?
自分が発言する前に調べましょう。

まとめ

各章で参考になると思った箇所、
まとめました。

第1章:意味を勘違いしている人が多い日本語

P.25

・煮詰まる

<本来の意味>
・議論や見当が十分に出尽くして、結論を出せる段階になること

第2章:本来の意味を知らない人が多い日本語

P.84

・檄を飛ばす

<本来の意味>
・自分の考えや主張を広く人々に知らせて、同意を求めること

第3章:言い間違えの多い日本語

P.133

・新規蒔き直し

<本来の意味>
・今までのことを改めて、新しくやり直すこと

まとめ

各章から1問ずつ抜粋しましたが、
全部ご存じでしたか?

全部ご存じであれば、
あなたの教養はとても高いです。

おそらく本書を読まなくても、
正しい言葉使いができるでしょう。

もし1問でも知らない問題があれば、
ぜひ本書をお買い求めください。

このような機会に学ばないと、
誤った日本語を使い続けてしまう。

自分が誤った日本語を使い、
恥をかくだけならいいかもしれません。

しかし、
自分の子どもが親の言葉をマネし、
その言葉がもし間違っていたら?

子どもが恥をかくことになる。
それは親として恥ずかしいですよね。

子どもの言葉使いを聞くと、
家庭の教養レベルがよくわかります。

頭いいなと感じる子どもの言葉、
どこか大人びた印象を受けます。

言葉使いが丁寧であったり、
少し難しい表現を使ったり、
言葉の節々に感じるものです。

受験勉強で学んでいるかもしれないけど、
果たしてそれだけなのか?

たとえば、
慶應の問題で過去に出題された問題、
コチラです。

どれが正しい日本語かわかりますか?

P.171

・「」が正しい日本語かどうかを判断

<問題>
1:工場長さん、その荷物「お持ちになりましょうか?」
2:店員さんが「千円からお支払いですね」と言いました。
3:何をしているんだ?と先生に聞かれたので、「いえ、大丈夫です」と答えた。
4:田舎から送ってきたものですけど、「どうかいただいて下さい」
5:ご希望の飛行機のチケットをすぐに「手配いたします」

正解は5のみ、
残りはすべて不正解です。

普段の生活で問題の言葉を聞いた時、
親が子に正しい日本語を教えられるか?

そうでないと、
小学生が解くのは少し難しいですよね。

詳しくはコチラに書きましたので、
ご興味あればぜひご覧ください。

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難関校の問題を見て思うのが、
親子の教養を求められていること。

普段の親子の会話が、
どのくらい知的で高度なものか?

たとえば、
時事問題や言葉の問題。

知識だけで答える問題と言うより、
時事問題や言葉の背景を知っているか?

そのような教養を兼ね備えた子こそ、
難関校が求める人物像に思えます。

言葉一つ知るだけで、
教養は十分に高められます。

親は仕事に活かせるし、
子どもは勉強に活かせます。

仕事で評価されれば給料も上がるし、
勉強で評価されれば難関校に行ける。

明るい未来が待ってますよね。

正しい言葉使いで人生を送るか?
間違った言葉使いで人生を送るか?

すべたはあなた次第です。

自分のためだけでなく、
子どものためを考えれば答えは1つ。

正しい言葉を使って教養を高めたら、
自然とあなたの評価も上がります。

正しい言葉使いを身につけるために、
いますぐ本書を購入しましょう。

本書のお値段は1,650円、
本書はコチラ(↓)から購入できます。

二度と忘れない! イラストで覚える 大人の教養ことば

お問い合わせ|子供へのお金の教育 (children-money-education.com)

この記事を書いたのは・・・

はるパパ

  • 小学3年生のパパ
  • 子どもの教育(世界一厳しいパパ塾?)、ブロガー、投資家
  • 投資の悪いイメージを払拭したい(難しい、怪しい、損する)

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