お金の教育

【アメリカの子どもが読んでいる お金のしくみ】感想・レビュー


はじめまして、はるパパです。

さて本日は、
コチラの本をご紹介します。

アメリカの子どもが読んでいる お金のしくみ

子どもにお金の教育、
どのようにやっていますか?

「特に教えていない」
「自分が教わっていない」
「子どもに教えられない」

このような方、
多いのではないでしょうか?

もしお金の教育を受けずに、
子どもが育つとどうなるか?

将来お金に困る生活が、
待っているかもしれません。

「社会人になれば何となく覚える」
「ムダ使いしなければ普通に生活できる」
「将来お金に困るのは一部の人だけ」

このような反論があるかもしれません。

実は、
お金の知識がない人は全員、
将来お金に困る可能性あります。

たとえば、
物価高が最近続いていますよね。

物価高に対して、
貯金のみで対応するとどうなるか?

いずれお金が底をつき、
生活苦になってしまうのです。

たしかに給料も伸びていますが、
それ以上に物価高が伸びています。

そのため、
貯金自体が目減りしていることに、
気づいていないのです。

正解は物価高の伸び以上に、
お金を増やす必要があります。

では、
どうすればいいでしょうか?

お金の教育を受ければ、
このような知識は身につきます。

でも、
お金の教育を受けたことがないし、
子どもにも教えられない。

そんな方にオススメなのが、
コチラの本です。

アメリカの子どもが読んでいる お金のしくみ

先ほどの物価高の件は、
インフレの知識です。

インフレ時は投資でお金を増やす、
これが世界の常識です。

しかし、
お金の教育を受けていない日本、
投資する人がとても少ない。

昔から貯金信仰が強く、
貯金や節約で乗り切ろうとする。

それでは買えるモノは減り、
いずれお金が尽きることを知らない。

お金の知識の差で、
子どもの将来が大きく変わるのです。

世界では子どもの頃から、
お金について学びます。

日本では高校で金融教育をしますが、
もっと前から教えた方がいいです。

たとえば小学生や中学生でも、
親のクレカで勝手にゲーム課金して、
大問題になるケースがあります。

クレカの正しい知識があれば、
このような行動は未然に防げます。

親子が不幸になってからでは遅い。
お金の教育は早くした方がいい。

子どもにお金の教育をしたい方は、
ぜひ本書をご覧ください。

それでは本書の感想・レビュー、
ブログで紹介します。

皆様の参考になれば幸いです。

第1章:金融って一体なんだろう?

第1章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.24

・金融とは、簡単に言うとお金を管理する方法だ

金融という言葉の意味、
ご存じでしょうか?

資金を融通する、
これを略して金融と言います。

ただし、
金融と言う言葉を聞くと、
なんとなく難しく感じますよね。

資金を融通と子どもに教えても、
おそらく理解できないでしょう。

お金について子どもに教える時、
3つのポイントを教えましょう。

お金の3つのポイント

①稼ぐ
②貯める
③増やす

①は収入、
たとえば仕事の給料ですね。

②は管理、
たとえば貯金ですね。

③は投資、
たとえば株式投資ですね。

①~③を学び、
お金を適切に管理できれば、
子どもは将来お金に困らないです。

そのための教育が金融教育、
まずは①~③を教えましょう。

第2章:どうしてお金とモノを交換できるの?

第2章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.29

・人々は物々交換をしていた

お金がなかった時代、
人々は物々交換していました。

でも物々交換だと、
取引が成立するとは限らない。

自分が欲しい物を、
相手が持っているとは限らない。

その逆も然り。
これでは取引が難しいですよね。

そこで、
物の代わりに、
金が使われるようになりました。

金なら皆が欲しいので、
相手とも取引がしやすいから。

でも、
取引が大きくなるほど、
大量の金の持ち運びが必要となる。

これは不便だし、
何より危険ですよね。

そこで、
金の代わりに、
紙幣が使われるようになりました。

その昔は、
紙幣を銀行に持っていけば、
金と交換が保証されていました。

でも今は、
金との交換は保証されず、
その価値を政府が保証する感じです。

お金の歴史、
超簡単に説明するとこんな感じです。

いずれ歴史の授業で、
金本位制や管理通貨制度を学ぶでしょう。

金本位制=金の保証、
管理通貨制=政府の保証ですね。

単純に言葉を覚えるのではなく、
歴史から覚えると知識が身につきます。

第3章:どうすればお金をかせげるの?

第3章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.42

・アメリカの職業別推定年収(2015)

ドルベースかつ2015年なので、
金額自体は古いです。

ここで子どもに教えたいのは、
職業によって年収差があることです。

コレを知ったうえで、
職業を選んでほしいです。

特に希望がないなら、
給料の高い業界に就職した方がいいです。

国家資格が必要な専門職は、
給料が高いことが多いです。

たとえば、
医者ですね。

しかし、
医者になるのはお金もかかるし、
国家試験を通らないといけない。

だれでも就ける職業ではなく、
だれでも目指せるわけではない。

一方、
国家資格が不要な職業は、
だれでも目指せます。

それならば、
給料の高い業界に就職し、
お金を稼いだ方が良いです。

給料の高い人は、
給料の高い業界にいるだけの人も多い。

全員が仕事できるわけでもないし、
給料の高い業界の恩恵を受けているだけ。

ここまで言う人少ないですが、
紛れもない事実です。

給料の低い業界から高い業界に、
異業種転職するのは意外と難しい。

中途採用の場合、
過去の経験を問われることが多いから。

未経験でもOKなケースもあるけど、
数が少ないし若い人が優先される。

新卒で選び放題なら、
給料の高い業界がオススメです。

第4章:金利ってなに?

第4章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.60

・銀行はこの簡単な取引からどれだけの利益を出しているのだろうか

<例>
・利息210ドル-利子90ドル=120ドル

銀行のビジネスは何か?
意外と子どもは知らないです。

銀行に行けばお金を引き出せる、
としか思っていない子どもさえいます。

でも、
銀行のビジネスを知ると、
お金の知識が身につきます。

さて、
利息と利子の違いを説明できますか?

大人でも説明できない人、
意外と多いです。

利息と利子の違いはコチラです。

利息と利子の違い

・利息:支払うお金
・利子:受け取るお金

利息の例はローン、
利子の例は貯金ですね。

銀行でローンを組みお金を借りた場合、
利息をプラスして返済します。

銀行にお金を預けた場合、
貯金に利子がプラスされます。

なぜ銀行は利息や利子をつけるのか?

利子をアピールしてお金を集め、
利息をつけてお金を貸すためです。

先ほどの例の通り、
利息が大きく利子が小さいほど、
銀行の利益は大きくなるのです。

銀行のビジネスから、
利息と利子の知識を学べます。

この知識、
将来ローン借入や投資で活かせます。

ローン借入や投資を始める前に、
絶対に抑えておきましょう。

第5章:どうしてカードで買い物ができるの?

第5章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.66

・クレジットとは、借り手と貸し手の間の取り決めで、借り手はそのおかげで何か価値のあるものを手に入れ、そのためのお金をあとで払うことを約束する

クレジットカード、
略してクレカと呼ばれますね。

クレカやカードで、
どうして買い物ができるのか?

省略前の「クレジット」に、
その意味が隠されています。

クレジットとは、
信用を意味する英語です。

そう、
クレカを持つ人は信用があるので、
買い物ができるのです。

では、
どのような信用があるのでしょうか?

クレカの仕組みをもとに説明します。

クレカでの買い物の流れ、
①→②→③の順になっています。

クレカの買い物の流れ

①あなた:クレカでモノを買う
②クレカ会社:あなたの代わりに代金を支払う
③あなた:クレカ会社が立て替えたお金を後日支払う

②あなたの代わりに、
クレカ会社が立て替えてますよね。

まさにここが信用の部分です。

後で返してくれる、
と信用されているから成り立つ仕組み。

子どもに絶対教えてほしいのは
立て替え=借金と同じということ。

借金は必ず返済しなければならない。

自分が返済できる範囲で、
クレカを利用することが重要なのです。

コレを知らずにクレカで買い物をし、
後日返済できず破産する人がいます。

若くしてカード破産してほしくないので、
絶対に覚えてください。

第6章:クレジットの使い方を教えて!

第6章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.83

・キャッシングサービスを使うことはオススメしない

キャッシングサービスとは何か?

クレカを使って、
お金を借りることです。

キャッシングサービスを利用すると、
ATMでお金を引き出せます。

ただし、
絶対に利用しないよう、
子どもに教えた方がいいです。

キャッシングサービス、
結局は借金です。

しかも、
利息を付けて借金を返済する必要がある。

この利息がとても高く、
これで破産する人もいます。

キャッシングサービスは利用しない、
絶対に覚えてください。

第7章:貯金しないとどうなるの?

第7章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.106

・デビットカードはクレジットカードと似ているが、クレジットカードとは違う

どう違うのか?

まず、
クレカでの買い物の流れ、
もう一度振り返ってみます。

クレカの買い物の流れ

①あなた:クレカでモノを買う
②クレカ会社:あなたの代わりに代金を支払う
③あなた:クレカ会社が立て替えたお金を後日支払う

次に、
デビットカードですが、
このような流れになっています。

デビットカードの買い物の流れ

①あなた:デビットカードでモノを買う
②銀行:あなたの口座から自動的に引き落とされる

クレカはお金の立て替えであり、
借金をしているのと同じです。

たとえば口座にお金がなくても、
クレカで買い物できます。

後で口座にお金を用意すればいい。

しかし、
デビットカードを使うと、
口座から即日引き落とされます。

つまり、
口座にお金がなければ、
デビットカードで買い物できません。

破産しないようにするなら、
デビットカードの方がオススメです。

ただし口座の範囲内とは言え、
使い過ぎたら口座はスッカラカンです。

お金の使い過ぎにはご注意ください。

第8章:インフレってなに?

第8章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.122

・インフレがおこると、持っているお金で買えるものは減る

インフレとは何か?
モノやサービスの値段が上がることです。

子どもに教えるなら、
自動販売機の缶ジュースですね。

私が子どもの頃、
1本100円で買えました。

でも、
今は1本130円しますよね。

では、
100円の価値が昔と今で変わったか?

残念ながら、
そんなことないですね。

日本は約30年間、
ほぼ給料が上がっていません。

でもモノの値段は上がるから、
買えるモノは確実に減ってます。

お金を増やす努力をしないと、
買えるモノは減る一方です。

どうすればいいか?
次の章で説明しますね。

第9章:どうして株でお金を増やせるの?

第9章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.138

・株式市場でお金をもうける

<もうける方法>
①利益を分け合う
②株式の値上がり

ある会社(A社とする)の株を買うのは、
①も②も同じです。

その後、
お金のもうけ方が違います。

①は配当と呼ばれるものです。

A社の株を保有し、
A社に利益が出たとします。

そうすると、
A社はあなたに配当金をくれます。

A社の株数が多いほど、
配当も増えます。

また、
B社やC社…の株を保有し、
各社から配当が出ればさらに増える。

②は株の売買です。

株を安く買って高く売れば、
差額の分だけお金が増えます。

株数が多かったり、
他社の株も同様に売買できれば、
さらにお金が増えます。

とは言え、
第9章の説明だけでは不十分ですね。

配当や株の売買でもうけられるほど、
投資の世界は甘くないです。

投資にはリスクが付き物であり、
配当なしや株の差額損もあります。

では、
どのような投資を子どもに教えるべきか?

コチラの記事にまとめましたので、
ご興味あればぜひご覧ください。

【投資】子どもにおすすめの投資本3選!投資を勉強したい大人にもオススメです! (2024/2/25更新) 「いつ投資を勉強させようか?」「何の投資を勉強させようか?」「どのように投資を勉強させようか?」 ...

第10章:為替ってなんだろう?

第10章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.150

・ある国の通過から他の通貨に替えることは外国為替と呼ばれ、銀行や両替店、空港の両替所で通貨を交換できる

実際に外国へ行くと、
一番わかりやすいですね。

米国旅行に出かける際、
円をドルに交換しました。

昨年夏のレート、
1ドル140円くらいだったと思います。

米ドルでモノを買うと、
日本円の弱さを痛感できます。

ある場所でランチをした時、
ここはリーズナブルだと言われました。

そのお値段は12ドルでしたが、
日本円にすると1,680円です。

日本ではランチ1000円も高いのに、
その1.5倍以上でもリーズナブル。

どちらの通貨が価値が高いのか、
実体験からドル高円安を学べます。

言葉で覚えるより、
体験させた方がわかりやすいですね。

まとめ

各章で参考になると思った箇所、
まとめました。

第1章:金融って一体なんだろう?

P.24

・金融とは、簡単に言うとお金を管理する方法だ

お金の3つのポイント

①稼ぐ
②貯める
③増やす

第2章:どうしてお金とモノを交換できるの?

P.29

・人々は物々交換をしていた

第3章:どうすればお金をかせげるの?

P.42

・アメリカの職業別推定年収(2015)

第4章:金利ってなに?

P.60

・銀行はこの簡単な取引からどれだけの利益を出しているのだろうか

<例>
・利息210ドル-利子90ドル=120ドル

利息と利子の違い

・利息:支払うお金
・利子:受け取るお金

第5章:どうしてカードで買い物ができるの?

P.66

・クレジットとは、借り手と貸し手の間の取り決めで、借り手はそのおかげで何か価値のあるものを手に入れ、そのためのお金をあとで払うことを約束する

クレカの買い物の流れ

①あなた:クレカでモノを買う
②クレカ会社:あなたの代わりに代金を支払う
③あなた:クレカ会社が立て替えたお金を後日支払う

第6章:クレジットの使い方を教えて!

P.83

・キャッシングサービスを使うことはオススメしない

第7章:貯金しないとどうなるの?

P.106

・デビットカードはクレジットカードと似ているが、クレジットカードとは違う

クレカの買い物の流れ

①あなた:クレカでモノを買う
②クレカ会社:あなたの代わりに代金を支払う
③あなた:クレカ会社が立て替えたお金を後日支払う

デビットカードの買い物の流れ

①あなた:デビットカードでモノを買う
②銀行:あなたの口座から自動的に引き落とされる

第8章:インフレってなに?

P.122

・インフレがおこると、持っているお金で買えるものは減る

第9章:どうして株でお金を増やせるの?

P.138

・株式市場でお金をもうける

<もうける方法>
①利益を分け合う
②株式の値上がり

【投資】子どもにおすすめの投資本3選!投資を勉強したい大人にもオススメです! (2024/2/25更新) 「いつ投資を勉強させようか?」「何の投資を勉強させようか?」「どのように投資を勉強させようか?」 ...

第10章:為替ってなんだろう?

P.150

・ある国の通過から他の通貨に替えることは外国為替と呼ばれ、銀行や両替店、空港の両替所で通貨を交換できる

まとめ

大人になって大金を手に入れたのに、
破産してしまう人がいます。

たとえば、
契約金や年俸で多額のお金を手に入れた、
プロ野球選手が良い例です。

現役の時に派手な生活をし、
引退後に破産するパターンです。

なぜそのような人生になるのか?

子どもの頃に、
お金の教育を受けなかったからです。

多額の契約金や年俸、
もし現役時に投資していたら?

引退後は悠々自適な生活を送れたハズ。

でも、
お金の管理や投資を知らないために、
有り金をありったけ使ってしまう。

派手な生活を一度してしまうと、
なかなか生活レベルを落とせない。

だからお金が底をつき、
破産してしまうのです。

なお、
一般の人でも破産のリスクはあります。

たとえば、
クレカで買い物をし過ぎた結果、
返済できず破産するケース。

クレカの仕組みを知っていれば、
ムチャな買い物はしないのに。

子どもの頃にお金の教育を受けていれば、
と悔やまれますよね。

このように、
お金の教育はとても大事です。

お金の教育で教えるべきこと、
この3つでしたね。

お金の3つのポイント

①稼ぐ
②貯める
③増やす

将来お金に困らない生活を送るには、
子どもに金融教育は必須です。

子どもに金融教育をしていない方は、
いますぐ本書をお買い求めください。

子どもが将来破産してしまったら、
親がいつまでも支えますか?

それでは困りますよね。

子どもがお金に困る人生を送るか?
子どもがお金に困らない人生を送るか?

すべては親の教育次第です。

自分が裕福かどうかは関係ない。
子どもがお金に困らないかどうかだけ。

子どもを独立させることが、
親の役目です。

子ども自身で①~③ができれば、
子どもは独立できます。

お金の3つのポイント

①稼ぐ
②貯める
③増やす

そうすれば親の役目は終了。
あなたは悠々自適な人生を送れます。

いつまでも子育てはできない。
子どもの独立こそ親の務め。

自分や子どものために、
金融教育をしましょう。

本書のお値段は1540円、
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アメリカの子どもが読んでいる お金のしくみ

お問い合わせ|子供へのお金の教育 (children-money-education.com)

この記事を書いたのは・・・

はるパパ

  • 小学3年生のパパ
  • 子どもの教育(世界一厳しいパパ塾?)、ブロガー、投資家
  • 投資の悪いイメージを払拭したい(難しい、怪しい、損する)
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