(2024/1/5更新)
はじめまして、はるパパです。
さて本日は、
コチラの本をご紹介します。
『「考える力」を育てるためにSAPIXが大切にしていること』
子どもの考える力、
どのように伸ばせばいいでしょうか?
ネットで調べると、
このような方法が出てきます。
「すぐに答えを教えない」
「質問して回答させる」
「なぜ?を繰り返す」
では、
小学生から上記の教育をしたら、
考える力は伸びるでしょうか?
伸びる子もいるでしょうが、
多くの子どもは難しいでしょう。
物事を考えるための知識が、
不足しているからです。
たとえば、
地球温暖化を防ぐにはどうすればいいか?
中3ならば、
森林破壊をやめると考えるかも。
でも小1であれば、
おそらく考えても答えは出ないでしょう。
この違いは何か?
知識の差なのです。
物事を考えるための知識を学ばず、
いくら考えさせても答えは出ません。
そのことを知らず、
考える力を伸ばす教育を受けるとどうか?
結局考える力が伸びないまま、
大人になってしまうのです。
将来仕事で困るでしょうし、
親としても困りますよね。
では、
考える力を伸ばすには、
どのような知識が必要でしょうか?
その参考になりそうなのが、
コチラの本です。
『「考える力」を育てるためにSAPIXが大切にしていること』
どのような知識を学べばよいか?
それは学校で学ぶ知識です。
国語、算数、理科、社会・・・
学校の勉強が大事だということです。
学歴が上がるほど知識が深くなるし、
周りの会話のレベルも高くなる。
その結果、
高いレベルで考える力が身につきます。
「学校の勉強で大丈夫なの?」
「知識詰め込み教育で大丈夫なの?」
と疑問に思う方こそ、
ぜひ本書をお読みください。
学校の勉強で知識を学ぶことが、
いかに考える力を養うかよくわかります。
それでは本書の感想・レビュー、
ブログで紹介します。
皆様の参考になれば幸いです。
目次
第1章:教育はサイエンスであり、アートである
第1章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・まだ自分の文章も満足に書けない子どもたちが、これを使って書く作業をアウトソースするのは、大変危険です。
これはChatGPTのことです。
つまり、
作文/レポート/論文等の作成で、
ChatGPTを使うのは危険ってことです。
なぜ危険なのか?
ChatGPTの作成する文書は、
不正確だからです。
不正確な文書を作る背景、
ChatGPTの仕組みを知るとわかります。
別の本に書かれていますが、
ChatGPTの仕組みはコチラです。
・大量のテキストデータから単語間のつながりと関係性を学習している
・入力された文章の文脈を考慮し、次に来る可能性の高い単語を予測する
・単語を順番に並べていき、回答の作成を完了させる
作文/レポート/論文のテーマを質問から、
回答の可能性が高い単語を予測します。
そして、
なるべくありそうな単語の列を作り出す。
これが回答欄に表示されるのです。
論理的思考力に基づく文章でないのが、
お分かりいただけますよね?
詳しくは別記事にまとめましたので、
ご興味あればぜご覧ください。
作文/レポート/論文等の作成で、
大切なのはアウトラインです。
アウトラインが固まれば、
中の文章はカンタンに書けます。
アウトラインについては、
学校の先生に習いましょう。
ちなみに、
ChatGPTでも教えてくれますが、
細かすぎて書籍レベルになります。
参考までに、
ChatGPTでアウトラインを聞いた例、
載せておきますね。
もし活用するなら、
アウトラインを絞った方がいいです。
第2章:受験勉強から問い直す「考える力」
第2章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・「考える力」と受験勉強とは矛盾しない。
この考え方は共感できますね。
受験勉強を経験しないと、
考える力は育たないと思うからです。
国語は文章を読んで、
答えを考えます。
算数は問題を読んで、
解き方を考える。
受験勉強がなかったら、
子どもは自主的に勉強しないですよね。
つまり、
考える機会が奪われるのです。
でも、
社会は暗記が多くあまり考えないのでは?
と思う人もいるでしょう。
受験勉強の観点では、
暗記が必要なのも事実です。
しかし、
社会の勉強とは本来、
考える力を養うものです。
たとえば、
歴史の勉強を思い浮かべてください。
年号や出来事を暗記する、
これが社会勉強の本質ではない。
将来何かしらの問題に直面した際、
過去の教訓を活かすために歴史を学ぶ。
コロナ禍で隔離したのは、
100年前のスペイン風邪の教訓です。
コロナの対策を考える際に、
過去の歴史が役に立ったのです。
まずは知識を身につけ、
その知識をベースに考える力を養う。
知識が多ければ多いほど、
考えも深くなり広がりますよね。
受験勉強レベルの知識であれば、
子どもに身につけさせた方がいいですね。
第3章:学歴との関係から見た「考える力」
第3章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・いかにして「学歴」と「考える力」は結びつくのか
本書では学歴のメリットをとして、
以下が書かれています。
・自分自身を高めてくれるネットワークに入りやすい
・知的な刺激にあふれる集まりを知るチャンスが多い
・どこかの集まりに入ると、紹介がさらなる紹介を呼ぶ
私の経験からも、
これは共感できますね。
大学時代の友人と話していると、
知的な会話が多く刺激になります。
そして友人から紹介される友人も、
知的な会話をします。
類は友を呼ぶ。
本当にその通りだと実感しますね。
子どもに高学歴を求める一番の理由、
それは交友関係ですね。
良くも悪くも、
子どもは周りの環境に影響されます。
知的な刺激を得られる環境で、
育ってほしいなと。
そのような交友関係が築ける、
大学に進学してほしいです。
高い学費もムダにならないですよね。
第4章:未来を生き抜くための「考える力」
第4章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・日本社会の同調圧力に負けない力
日本社会の同調圧力とは何か?
周りと同じにしていれば安心だ、
と本書に書かれています。
これは本当にやめてほしいですが、
残念ながら今でもありますね。
日本が和を重視する社会なのが、
根本原因かなと感じますね。
和を重視するのは否定しないけど、
和から飛び出す考えも尊重してほしい。
和は居心地がいいけど、
それでは新たなアイデアが出にくい。
新たなアイデアが出なければ、
人は進歩しない。
米国が経済成長しているのに、
日本は経済成長していないのはなぜか?
新たなアイデアを生む力の差かな、
と感じます。
たとえば米国では、
iphoneが世の中を席巻したかと思えば、
最近ではChaTGPTも誕生してます。
周りと同じことをしていたら、
このようなアイデアは絶対に出てこない。
新しいアイデアを考えられないと、
日本はますます経済が落ち込みそうです。
失われた30年のような未来、
子どもに経験してほしくないですよね。
同調圧力に屈することなく、
自分から一歩外に出てほしいです。
新しいアイデアを考え、
世にない新商品を生んでほしい。
そのような子どもに育ってほしいと、
心から願っています。
第5章:これからの時代に求められる「考える力」
第5章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・ChatGPTの台頭と教育の向き合い方
ChatGPTを教育に使うこと、
私は条件付きで賛成ですね。
本書にも書かれていますが、
今から使わないと完全に置いていかれる。
いくら禁止されても、
ChatGPTを使う子どもはいる。
逆にChatGPTを使いこなさないと、
将来勉強も仕事もできない時代が来る。
私はそう思ってます。
ただし第1章でも触れた通り、
ChatGPTには弱点があります。
ChatGPTの仕組み、
もう一度載せておきますね。
つまり、
ChatGPTに論理的思考力はなく、
回答を誤る可能性があるってことです。
・大量のテキストデータから単語間のつながりと関係性を学習している
・入力された文章の文脈を考慮し、次に来る可能性の高い単語を予測する
・単語を順番に並べていき、回答の作成を完了させる
詳しくは別記事にまとめましたので、
ご興味あればぜご覧ください。
本書ではChatGPTを使い、
レポート書いてOKという意見が出ます。
ただし、
すべての事実確認を自分で行う、
という条件付きです。
先ほども書いた通り、
ChatGPTの回答は必ずしも正しくない。
これならChatGPTを使っても、
たしかに問題なさそうです。
できれば、
ChatGPTの回答を見た段階で、
誤りに気づいてほしいのが本音です。
勉強を通じて正しい知識を持っていれば、
回答を見てすぐ不自然さに気づきます。
たとえば、
コチラの質問と回答をご覧ください。
回答の不自然さに気づきましたか?
小学生は小学校に通う義務?
そんなものないです。
義務教育とは、
教育の機会を与える義務です。
教育の機会=小学校ではない。
でもこの違いを知らないと、
ChatGPTの回答を信じますよね。
ChatGPTを使うなら、
それなりに知識は必要かなと感じます。
まとめ
各章で参考になると思った箇所、
コチラです。
第1章:教育はサイエンスであり、アートである
・まだ自分の文章も満足に書けない子どもたちが、これ(※)を使って書く作業をアウトソースするのは、大変危険です。
(※)ChatGPT
・大量のテキストデータから単語間のつながりと関係性を学習している
・入力された文章の文脈を考慮し、次に来る可能性の高い単語を予測する
・単語を順番に並べていき、回答の作成を完了させる
第2章:受験勉強から問い直す「考える力」
・「考える力」と受験勉強とは矛盾しない。
第3章:学歴との関係から見た「考える力」
・いかにして「学歴」と「考える力」は結びつくのか
・自分自身を高めてくれるネットワークに入りやすい
・知的な刺激にあふれる集まりを知るチャンスが多い
・どこかの集まりに入ると、紹介がさらなる紹介を呼ぶ
第4章:未来を生き抜くための「考える力」
・日本社会の同調圧力に負けない力
第5章:これからの時代に求められる「考える力」
・ChatGPTの台頭と教育の向き合い方
・大量のテキストデータから単語間のつながりと関係性を学習している
・入力された文章の文脈を考慮し、次に来る可能性の高い単語を予測する
・単語を順番に並べていき、回答の作成を完了させる
まとめ
本書は考える力がテーマですが、
知識の大切さがよくわかります。
知識が身につかないと、
深く考えることはできないからです。
学校の勉強や受験勉強を通じて、
知識を身につけるのは無駄ではない。
知識習得のために受験勉強を頑張れば、
学歴面でメリットがあります。
知的な刺激にあふれる仲間に出会え、
自分の考えもより深まります。
知識を得てChatGPTを使いこなせば、
自分の考えはさらに深まります。
仲間とChatGPTに共通するのは、
自分が気づかない視点ですね。
子どもに考える力を身につけさせる前に、
知識の習得が必要。
知識の習得のためには、
学校の勉強や受験勉強が必要。
つまり、
子どもは勉強を頑張りましょうってこと!
子どもになぜ勉強するの?と聞かれたら、
考える力を養うためと教えましょう。
子どもの考える力を養いたい親御さんは、
今すぐ本書をご覧ください。
子どもの考える力を養うために、
学校や受験勉強で知識を学ばせましょう。
子どもが考える力を身につければ、
新しいアイデアを出せる人間になれます。
そのような人材は将来重宝され、
明るい未来が待っているでしょう。
同調圧力に負けて何も考えないか?
同調圧力に負けず新たなアイデアを出すか?
あなたの子どもの将来は、
親御さんの教育にかかっています。
考える力を身につけ、
新たなアイデアを出せる、
そんな人材に育てましょう。
そのために、
学校の勉強や受験勉強に力を入れ、
知識を習得させましょう。
本書のお値段は1,650円、
本書はコチラ(↓)から購入できます。
お問い合わせ|子供へのお金の教育 (children-money-education.com)
この記事を書いたのは・・・
はるパパ
- 小学3年生のパパ
- 子どもの教育(世界一厳しいパパ塾?)、ブロガー、投資家
- 投資の悪いイメージを払拭したい(難しい、怪しい、損する)