はじめまして、はるパパです。

さて本日は、
コチラの本をご紹介します。

難関中学受験算数 合格者の判断力 合格者は本番で、何を取り、何を捨てているのか

過去問を解いているのに、
合格点に届かない。

過去問を始めると、
そんな悩みに直面しませんか?

難関中学の算数を解くと、
あまりの難しさに絶句します。

合格点がはるか遠くに感じられ、
焦りますよね。

・難しい問題を解けるようにしなきゃ
・もっと応用問題をやらなきゃ

と考えてしまいます。

実は難問を解くほど、
合格点からさらに遠のくのです。

入試本番で必要なのは、
満点ではありません。

必要なのは、
合格ラインを超えること。

難問が全て解けなくても、
合格最低点に達すればいい。

ポイントになるのが、
・何を取るか
・何を捨てるか

という判断です。

難問に時間をかけすぎると、
本番でどうなるでしょうか?

・時間を使ってしまう
・焦る
・取れたはずの問題まで落としてしまう

これでは、
合格は遠のきますよね。

・これは取る
・これは後回し
・これは捨てる

問題を解きながら、
この判断を限られた時間の中で行う。

ここが、
合否をわけるのです。

では、
どうやって見極めるのか?

本書は、
この判断力にスポットを当てた一冊です。

難関中学受験算数 合格者の判断力 合格者は本番で、何を取り、何を捨てているのか

・合格ラインの考え方
・問題の難易度の見極め方
・試験中の取捨選択
・過去問の使い方
・模試の分析方法
・難関校ごとの攻略法

どの問題を取れば合格に近づくのか?
具体的に考える内容になっています。

難関校の算数入試、
満点がゼロのケースもあります。

場合によっては、
合格者平均でも50点以下の学校もある。

難関校の算数で本当に必要なのは、
全部解く力ではない。

合格するためにどこで点を取るか?
これを判断する力が求められています。

では、
合格する受験生は本番でどうやるのか?

・どの問題を取るのか?
・どの問題を捨てるのか?
・あと数点をどう積み上げるのか?

参考になったポイントを、
ウチの受験勉強も交えながら紹介します。

難関校を受験されるご家庭に、
少しでも参考になれば幸いです。

第1章:合格ラインという考え方

第1章で参考になると思った箇所。
コチラです。

P.21

・合格者平均点の正しい見方

<ポイント>
・現実的に目指すべきなのは「合格者平均点」ではなく、「合格ラインを確実に上回ること」
・合格者平均点は「理想的な到達ライン」
・合格ラインは「現実的な合否の境界」

そもそも合格ラインとは、
合格最低点のことです。

つまり、
合格ラインを上回れば合格できる。

では、
合格ラインは何点なのか?

まずは、
ここを知ることが合格への第一歩です。

過去問で分析すべきなのは、
・どの問題を取れば合格に届くのか?
・どの問題は解けなくても良いのか?

本書では、
・どの問題が合格者平均点を構成するか?
・どの問題が解けなくてもいいのか?

これを見極めることが、
重要だと書かれています。

でも、
・どの問題を取れば合格に届くのか?
・どの問題が合格者平均点を構成するか?

どこにも書いてないので、
自分で見極める必要があります。

実際に過去問を解いて、
・自分は解ける問題なのか?
・今の実力では難しい問題なのか?
・時間をかければ取れる問題なのか?

一問ずつ分析していく。

そして、
解ける問題を確実に取る。

中学受験は、
・満点を取るゲームではない
・すべての問題を解く必要もない
・難問まで完璧に解く必要もない

必要なのは、
合格に必要な点数を取ること。

だからこそ、
・あと何点必要なのか?
・その点数をどの問題で取るのか?
・どの問題は捨ててもいいのか?

過去問演習では、
この視点を大切にしたいですね。

第2章:問題の”価値”を見抜く技術

第2章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.31

・「絶対に取るべき問題」の特徴

<ポイント>
・A:解答の方針が立てやすく、処理も煩雑ではない問題
・A+:解答の方針は立てやすいものの、処理がやや煩雑な問題
・ここを落とすと、単に1問落とした以上に、他の受験生に対して確実にビハインドを負う

<難易度の5段階>
・A:ケアレスミスさえなければ短時間で確実に正解できる問題
・A+:合格すレベルの受験生なら、落ち着いて処理すれば十分に正解できる問題
・B:当落線上の生徒にとっては「半分取れるかどうか」というレベル感の問題
・B+:算数の得意な受験生であれば一定数は正解できる問題
・C:ほとんどの受験生が正解できない問題

この5段階のうち、
AとA+は絶対に取るべき問題です。

なぜなら、
合格する受験生は、
ここをほとんど落とさないから。

たった1問落としただけ、
では済まされない。

その1問の失点が、
他の受験生との差につながります。

A・A+を落とした分を、
B以上の問題で取り返すのは難しい。

だからこそ、
難問が解けるかより、
取るべき問題を落としていないか?

ここが重要なのだと思います。

私自身、
SAPIXの採点後答案を見るとき、
注目しているのが正答率です。

子どもが間違えた問題、
他の子はどのくらい正解しているのか?

たとえば、
最後の大問の最終問題。

正答率が数%しかないことも、
珍しくありません。

こういうC問題は、
無理に取る必要はない。

むしろ、
合否への影響が小さい捨て問題です。

一方で、
正答率80%台のA問題。

多くの受験生が正解している問題を、
自分だけ落としている。

これは、
かなり痛い。

実際にわが家でも、
正答率の高い問題を落としているときは、
算数の成績が伸びないことが多いです。

テストの点数だけを見るのではなく、
・どの問題を落としたのか?
・みんなが正解している問題なのか?

ここまで見る。

学校別模試でも、
同じ考え方が使えます。

間違えた問題を、
正答率を参考に5段階へ分類する。

そして、
・AやA+を落としていないか?
・Bはどこまで取れているか?
・B+やCに時間を使いすぎていないか?

ここまで分析する。

大切なのは、
何問間違えたかだけではありません。

どのランクの問題を間違えたのか?
です。

受験は、
すべての問題を取る必要はありません。

取るべき問題を取り、
取れなくてもいい問題は割り切る。

そのためには、
・これは取る問題
・これは後回し
・これは捨てる

と判断できる力が必要です。

難問を解く力だけが、
算数の力ではありません。

問題の価値を見抜く力。

限られた時間の中で、
取るべき点を確実に取り切る力。

これこそが、
合格するためには欠かせない力ですね。

第3章:試験本番の意思決定

第3章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.43

・「迷ったとき」の判断基準

<ポイント>
・入試という限られた時間の中では、粘りがそのままプラスに働くとは限らない
・「諦める」のではなく、「一旦飛ばす」と捉える
・あえて「高得点を狙わない」と自分に言い聞かせておく

これも、
中学受験では重要な考え方ですね。

「もう少し考えれば解けそう」
テスト中にそう思うことはあります。

だから、
粘ってしまう。

ところが、
粘りは必ずしもプラスに働かない。

むしろ、
・時間を使いすぎる
・焦る
・計算ミスをする
・取るべき問題を落とす
・最後まで解き切れない

こんな悪循環に陥ることがあります。

特に怖いのが、
取るべき問題を落としてしまうこと。

難しい問題に時間をかけて、
簡単な問題を落とす。

これは、
本当にもったいない。

さらに、
時間切れになってしまえば、
本来取れたはずの問題まで失ってしまう。

だからこそ、
「迷ったら一旦飛ばす」

という判断が重要になります。

ここで大切なのは、
・諦めると考えないこと
・一旦飛ばすだけと考えること

いったん次の問題に進むことで、
頭がスッキリする。

すると、
さっきわからなかった問題が、
戻ってきたら意外と解ける。

こういうこともあります。

そして、
もう一つ重要なこと。

「高得点を狙わない」
という意識です。

「高得点を取ろう」と考えすぎると、
すべての問題を解こうとします。

そして、
・難しい問題に固執する
・焦る
・時間がなくなる

その結果、
取るべき問題まで落とす。

これでは本末転倒です。

だからこそ、
「満点を狙わない」

と、
あえて自分に言い聞かせておく。

これは、
精神的にもかなり大きいと思います。

実際、
わが家でも似たようなことがありました。

夏期講習の演習で点数が伸びず、
子どもが悩んでいた時期があります。

そこで伝えたのが、
・200点満点を狙うな
・150点を狙え

全部取ろうとするのではなく、
取るべき問題を確実に取る。

難しい問題は、
無理なら飛ばす。

そうやって考え方を変えたところ、
逆に点数が上がりました。

【SAPIX】算数は満点を狙うな!デイリーチェックで150点を目指したら、逆に点数が伸びた (2026/8/16更新) はじめまして、はるパパです。 「算数さえ何とかなれば…」 夏期講習から帰宅した子どもが、...

これ、
中学受験では大事だと思います。

テストになると、
人間はどうしても満点を狙いたくなる。

でも、
入試は満点を競う試験ではありません。

必要なのは、
合格ラインを超えること。

だから、
・取るべき問題を取る
・迷ったら一旦飛ばす
・時間があれば戻る

この判断ができることが、
合格への大きな力になります。

・迷ったら飛ばす
・満点を狙わない
・合格ラインを超えればいい

本番で難しい問題が出てきても、
必要以上に焦らなくなるはずです。

第4章:過去問の使い方を間違えると落ちる

第4章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.57

・何年分やるべきか?

<ポイント>
・聖光/渋幕は出題傾向が安定しており、10年分遡ってやる価値がある
・開成は去年に似た問題が出ないので、過去問を多く解いても本番の得点には結びつかない
・筑駒/桜蔭は問題の質そのものが独特なので、過去問を遡って「その学校の問題に染まる」発想が重要

「過去問は10年分やりましょう」
よく聞く話ですよね。

でも、
すべての学校で10年分やればいいのか?

どうやら、
そう単純な話ではありません。

学校によって、
・出題傾向が違う
・問題のクセも違う
・過去問を解く効果も違う

たとえば、
聖光や渋幕なら、
過去10年分を解く効果はあるそうです。

出題傾向が安定しているので、
・どの分野が頻出なのか?
・問題の難易度はどの程度なのか?
・時間配分はどうすればいいのか?

こうした特徴が見えてきます。

一方で、
前年と似た問題が出にくい開成では、
あまり効果がないようです。

ここで忘れてはいけないのが、
時間の限りがあるということ。

併願校が増えれば増えるほど、
過去問の量も増えていきます。

すべての学校を10年分やろうとしたら、
それだけで膨大な量になります。

だからこそ、
限られた時間をどこに使うのか?

過去問を見ると、
開成:10年分
桜蔭:10年分
筑駒:10年分
聖光:4年分
渋幕:4年分

という違いがあります。

なぜ学校によって年数が違うの?
ここには受験回数の違いがあります。

10年分ある学校は、
試験回数が1回。

4年分の学校は、
試験回数が2回以上。

つまり、
4年分でも複数回分の問題があります。

もし、
聖光や渋幕の過去問をさらに遡るには?

そんなときは、
メルカリやブックオフで探すと良いです。

過去問は志望校の出題傾向を知る、
重要なデータです。

過去問を分析して、
志望校ごとに戦略を変える。

これが、
過去問の正しい使い方ですね。

第5章:模試の使い方と”ズレ”の正体

第5章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.68

・「模試はできるのに落ちる」理由

<ポイント>
・公開模試と難関校入試では、そもそも試験の設計思想が大きく異なる

<公開模試>
・幅広い学力層の受験生を母集団とし、その中で相対的な位置を測るためのテスト
・多くの受験生がある程度取り組める問題を中心に構成される
・出題の中心になるのは、基本~標準レベルの知識処理系問題

<難関校入試>
・思考系問題や応用~発展レベルの問題の割合が一気に高くなる
・初見の状況で考え抜く力が求められる
・思考系問題や応用~発展レベルの問題になると急に対応できなくなる受験生は、決して珍しくない

まさにわが家がぶつかっている壁も、
ここです。

思考系問題。
応用~発展レベルの問題。

特に、
初見の問題に弱い。

問題を読んでも、
解法がすぐに思いつかない。

基本問題や標準問題なら解ける。

でも、
初見の問題になると、
途端に手が止まる。

そのため、
夏期講習の演習問題でも、
周りに差をつけられていました。

では、
思考系問題や応用~発展レベルの問題で、
どう戦えばいいのか?

どの問題で点を取るのか?
これを考えることが重要です。

たとえば、
学校別模試を受けたら、
自分で問題を5段階に分類してみる。

難易度の5段階

・A:ケアレスミスさえなければ、短時間で確実に正解できる問題
・A+:合格するレベルの受験生なら、落ち着いて処理すれば十分に正解できる問題
・B:当落線上の受験生にとっては、「半分取れるかどうか」というレベルの問題
・B+:算数が得意な受験生であれば、一定数は正解できる問題
・C:ほとんどの受験生が正解できない問題

この分類をしたうえで、
自分の答案を見てみる。

A・A+は、
しっかり取れているか?

合格を考えるなら、
Bは取りたい。

さらに、
B+まで取れれば理想です。

一方で、
Cはどうでしょうか?

ほとんどの受験生が解けない問題なら、
無理に取りにいく必要はありません。

Cは思い切って捨てる。

つまり、
・A・A+を確実に取る
・Bでしっかり得点する
・B+で上積みする
・Cは捨てる

そして、
分析をもとに過去問に取り組んでみる。

・Bの問題をどれだけ取れたか?
・B+までどこまで対応できたか?

ここが、
合否を分けるポイントになります。

模試と入試のズレを知り、
自分の弱点を分析する。

そして、
合格に必要な問題を確実に取る。

これが、
難関校対策では重要なのだと思います。

模試の偏差値だけでは、
本当の合格力はわからない。

だからこそ、
模試をもとに分析する。

そして最後は、
Bを取る力をどこまで高められるか?

ここを意識して、
過去問演習を続けていきたいですね。

第6章:難関校で勝つ受験生は、何を判断しているのか?

第6章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.82

・渋谷教育学園幕張中学型”取捨選択”の判断力が問われる学校

<ポイント>
・問題自体の難しさに加えて、処理が煩雑でミスが出やすい問題が多い
・少しでも処理が雑になると、大量失点につながりやすい
・攻め過ぎた受験生が崩れ、冷静に守った受験生が合格点に届く試験

「何問解けるか」だけではなく、
「どの問題を解くか」が重要ですね。

渋幕の算数は、
そもそも受験者平均点がかなり低いです。

2015年~2026年の1次試験を見ると、
算数の受験者平均点は、

算数の受験者平均点・100点満点

・30点台:3回
・40点台:6回
・50点台:3回

さらに、
渋幕のホームページによると、
2026年1次試験の合格者最低点は33点。

もちろん、
他の科目との兼ね合いもあります。

それでも、
「33点でも合格最低点に届く」

この数字を見ると、
渋幕の算数がどれだけ難しい試験なのか、
イメージしやすいですよね。

「攻め過ぎた受験生が崩れ、
 冷静に守った受験生が合格点に届く」

という考え方は、
かなり納得できます。

これは、
第2章や第3章ともつながっています。

第2章では、
問題を5段階に分類しました。

第3章では、
迷ったら一旦飛ばす判断を学びました。

そして第6章では、
それをさらに実践的に考える。

「この問題に時間を使う価値はあるか?」
と判断する。

これこそが、
難関校で勝つための力なのだと思います。

わが家も、
算数が得意というわけではありません。

だからこそ、
意識したいのは、
取れる問題を確実に取ること。

・解ける問題を見つける力
・捨てる問題を判断する力
・取るべき点を取り切る力

を身につける。

これが、
渋幕算数を攻略するうえで、
大きなポイントになりそうです。

なお、
第6章では他校も書かれています。

掲載されているのは、
・開成
・聖光
・麻布
・桜蔭

受験される方は、
ぜひ本書でご覧ください。

難関中学受験算数 合格者の判断力 合格者は本番で、何を取り、何を捨てているのか

第7章:合格者は実際にどう解いているのか

第7章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.119

・渋谷教育学園幕張中学校2023年・第1次-”取捨選択”の判断力が問われる試験

<合格ライン(5大問・12小問)>
・7問前後を取れれば、かなり合格に近づく
・A問題はすべて取る(大問4(1)①、②)
・A+問題を確実に拾う(大問1(1)、大問2(1)、大問3(1)、大問5(1))
・B問題から1問以上取れば、合格に近づく(大問2(2)、大問4(2))
・C問題は得点源に考える必要なし(大問1(2)、大問3(2)、大問5(2)、大問5(3))

これ、
わかりやすいですよね。

12問あるからといって、
12問すべてを解く必要はない。

7問前後を取る。

そのために、
「どの7問を取るのか?」

取る問題と取らない問題を、
取捨選択する。

これなら、
難しい問題が並んでいても、
焦らずに済みます。

そして何より、
渋幕を受験する家庭にとって、
イメージしやすい分析だと思います。

わが家にも、
かなり参考になります。

難しい問題を見た瞬間に、
・これも解かなきゃ
・これが解けないとダメだ

と考えてしまいがちです。

でも、
そうではない。

大切なのは、
合格するためにどこで点を取るのか?

この2023年の分析を頭に入れたうえで、
2024年以降の過去問を解いてみる。

すると、
・この問題はAかな?
・これはBだから挑戦してみよう
・これはCだから後回しでいい

というように、
問題を見る目が変わってきます。

ただ点数をつけるだけではなく、
「どの問題を取るのか?」
まで考えられるようになる。

これが、
過去問の大きなメリットだと思います。

ちなみに、
第7章では渋幕だけではありません。

他にも、
・開成
・聖光

について、
同じような分析が掲載されています。

これらの学校を受験する方は、
ぜひ本書で確認してみてください。

難関中学受験算数 合格者の判断力 合格者は本番で、何を取り、何を捨てているのか

第8章:あと1問で落ちる受験生の共通点

第8章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.150

・本番で判断を崩さないための最終確認

<最終確認ポイント>
・今日の目標は、高得点ではなく合格ラインである
・難問にハマったら、一度止まる
・易しい問題ほど、急がない

ここまで読んできた内容の、
まさに総復習ですね。

「今日の目標は、
 高得点ではなく合格ライン」

入試当日は、
どうしても欲が出ます。

・できるだけ高い点を取りたい
・全部解きたい
・満点を取りたい

でも、
必要なのは満点ではありません。

合格ラインを超えること。

だからこそ、
難しい問題が出てきても、

「この問題が解けない」
と焦る必要はない。

「一旦、飛ばそう」
でいい。

時間を使いすぎるくらいなら、
取れる問題を取りにいく。

そして、
時間が余ったら戻ってくる。

「易しい問題ほど、急がない」

これ、
意外と難しいものです。

簡単そうな問題が出てくると、
つい急いでしまう。

その結果、
・計算ミス
・読み間違い
・条件の見落とし

本来なら取れる問題を落としてしまう。

みんなが取る問題を落とすと、
合否に響きます。

だから、
・難しい問題ほど冷静に
・簡単な問題ほど丁寧に

入試当日の朝、
子どもに伝えようと思います。

第9章:最後に伸びる受験生は何が違うのか?

第9章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.181

・最後に伸びる子の共通点

<ポイント>
①直前期に、算数の「演習量」を増やしていること
②問題の難易度を見抜く感覚が身についていること
③練習校をある程度受験していること

①は注意が必要です。

「演習時間」を増やすことではなく、
「演習量」を増やすこと。

難問の時間を費やすのではなく、
取れる問題に数多く触れる。

これは、
②にもつながります。

難関校の入試では、
すべての問題を解く必要はありません。

難問が出たら、
捨てることもある。

だからこそ、
直前期にやるべきことは、
取れる問題を確実に取ること。

そして、
その精度を上げていく。

さらに、
③もかなり重要です。

いわゆる、
場慣れです。

本番の緊張感は、
実際に受験してみないとわかりません。

関東では、
2月の東京・神奈川受験が本番です。

その前に、
1月は埼玉・千葉受験が練習になります。

一度でも経験しておけば、
2月の本命校での戸惑いを減らせます。

ちなみに、
渋幕は1月受験が本番。

渋幕の前に、
別の学校で受験を経験した方がいいです。

まとめ

各章で参考になると思った箇所、
まとめました。

第1章:合格ラインという考え方

P.21

・合格者平均点の正しい見方

<ポイント>
・現実的に目指すべきなのは「合格者平均点」ではなく、「合格ラインを確実に上回ること」
・合格者平均点は「理想的な到達ライン」
・合格ラインは「現実的な合否の境界」

第2章:問題の”価値”を見抜く技術

P.31

・「絶対に取るべき問題」の特徴

<ポイント>
・A:解答の方針が立てやすく、処理も煩雑ではない問題
・A+:解答の方針は立てやすいものの、処理がやや煩雑な問題
・ここを落とすと、単に1問落とした以上に、他の受験生に対して確実にビハインドを負う

<難易度の5段階>
・A:ケアレスミスさえなければ短時間で確実に正解できる問題
・A+:合格すレベルの受験生なら、落ち着いて処理すれば十分に正解できる問題
・B:当落線上の生徒にとっては「半分取れるかどうか」というレベル感の問題
・B+:算数の得意な受験生であれば一定数は正解できる問題
・C:ほとんどの受験生が正解できない問題

第3章:試験本番の意思決定

P.43

・「迷ったとき」の判断基準

<ポイント>
・入試という限られた時間の中では、粘りがそのままプラスに働くとは限らない
・「諦める」のではなく、「一旦飛ばす」と捉える
・あえて「高得点を狙わない」と自分に言い聞かせておく

【SAPIX】算数は満点を狙うな!デイリーチェックで150点を目指したら、逆に点数が伸びた (2026/8/16更新) はじめまして、はるパパです。 「算数さえ何とかなれば…」 夏期講習から帰宅した子どもが、...

第4章:過去問の使い方を間違えると落ちる

P.57

・何年分やるべきか?

<ポイント>
・聖光/渋幕は出題傾向が安定しており、10年分遡ってやる価値がある
・開成は去年に似た問題が出ないので、過去問を多く解いても本番の得点には結びつかない
・筑駒/桜蔭は問題の質そのものが独特なので、過去問を遡って「その学校の問題に染まる」発想が重要

第5章:模試の使い方と”ズレ”の正体

P.68

・「模試はできるのに落ちる」理由

<ポイント>
・公開模試と難関校入試では、そもそも試験の設計思想が大きく異なる

<公開模試>
・幅広い学力層の受験生を母集団とし、その中で相対的な位置を測るためのテスト
・多くの受験生がある程度取り組める問題を中心に構成される
・出題の中心になるのは、基本~標準レベルの知識処理系問題

<難関校入試>
・思考系問題や応用~発展レベルの問題の割合が一気に高くなる
・初見の状況で考え抜く力が求められる
・思考系問題や応用~発展レベルの問題になると急に対応できなくなる受験生は、決して珍しくない

第6章:難関校で勝つ受験生は、何を判断しているのか?

P.82

・渋谷教育学園幕張中学型”取捨選択”の判断力が問われる学校

<ポイント>
・問題自体の難しさに加えて、処理が煩雑でミスが出やすい問題が多い
・少しでも処理が雑になると、大量失点につながりやすい
・攻め過ぎた受験生が崩れ、冷静に守った受験生が合格点に届く試験

第7章:合格者は実際にどう解いているのか

P.119

・渋谷教育学園幕張中学校2023年・第1次-”取捨選択”の判断力が問われる試験

<合格ライン(5大問・12小問)>
・7問前後を取れれば、かなり合格に近づく
・A問題はすべて取る(大問4(1)①、②)
・A+問題を確実に拾う(大問1(1)、大問2(1)、大問3(1)、大問5(1))
・B問題から1問以上取れば、合格に近づく(大問2(2)、大問4(2))
・C問題は得点源に考える必要なし(大問1(2)、大問3(2)、大問5(2)、大問5(3))

第8章:あと1問で落ちる受験生の共通点

P.150

・本番で判断を崩さないための最終確認

<最終確認ポイント>
・今日の目標は、高得点ではなく合格ラインである
・難問にハマったら、一度止まる
・易しい問題ほど、急がない

第9章:最後に伸びる受験生は何が違うのか?

P.181

・最後に伸びる子の共通点

<ポイント>
①直前期に、算数の「演習量」を増やしていること
②問題の難易度を見抜く感覚が身についていること
③練習校をある程度受験していること

まとめ

難関校の算数で重要なのは、
・どの問題を取るのか?
・どの問題を捨てるのか?

という判断力なのだと思います。

まずは、
合格ライン(合格最低点)を知る。

そのうえで、
過去問を解いて5段階分析する。

・A、A+は確実に取る
・Bで得点を積み上げる
・B+で上積みする
・Cは無理に追わない

試験中は
・難問に時間を使いすぎない
・解けなかったら一旦飛ばす
・簡単な問題ほど丁寧に解く

AやBで確実に点が取れれば、
合格ラインには達します

そのため、
直前期は取れる問題の演習量を増やす。

これが、
難関校対策の受験勉強ですね。

中学受験は、
すべての問題を解く勝負ではありません。

合格に必要な点数を、
限られた時間の中で取り切る勝負。

だからこそ、
何を取るかだけでなく、
何を捨てるかも大切。

本書は、
この判断力を具体的に学べる一冊でした。

特に、
・合格ラインの考え方
・問題の難易度の見極め方
・試験中の取捨選択
・過去問の使い方
・模試の分析方法
・難関校ごとの攻略法
・本番での判断基準

まで、
かなり具体的に書かれています。

過去問を解いているけど、
どう分析すればいいのかわからない。

模試の偏差値は高いのに、
志望校の問題になると点が取れない。

難問に時間を使いすぎて、
最後まで解き切れない。

そんな悩みがあるご家庭には、
特に参考になると思います。

受験まで残された時間は、
残り数ヶ月。

ただ勉強量を増やすだけではなく、
どこに時間を使うのか?

そして本番では、
・取るべき問題を取る
・捨てるべき問題は捨てる
・最後まで冷静に判断する

この力を、
今のうちから身につけておきたい。

難関中学を目指すご家庭は、
一度読んでみてはいかがでしょうか?

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この記事を書いたのは・・・

はるパパ

  • 小学6年生のパパ
  • 子どもの教育(世界一厳しいパパ塾?)、ブロガー、投資家
  • 投資の悪いイメージを払拭したい(難しい、怪しい、損する)