家庭の教育

【1日10分で国語の成績が上がる!小学生の語彙力が伸びる「言いかえトレーニング」】感想・レビュー


はじめまして、はるパパです。

さて本日は、
コチラの本をご紹介します。

1日10分で国語の成績が上がる!小学生の語彙力が伸びる「言いかえトレーニング」

SAPIXの国語のテストで、
もったいないと思う時があります。

どんな時か?
語彙問題で間違えた時です。

大人なら簡単にわかるけど、
子どもは知らない語彙は多い。

配点は高くないし、
そこまで致命傷でもないか。

いつかは覚えるだろうから、
慌てる必要もないか。

…と考えていると、
国語の成績は下がりますね。

なぜ下がるのか?
語彙力がないと文章題が解けないから。

難解な語彙の文章が出題されると、
まず本文が理解できない。

問いも選択肢も理解できず、
正解を選べない。

ちなみに、
問いは本文の言い換えが多いです。

つまり、
語彙力がないと言い換えに気づかず、
正解の選択肢も選べないのです。

これでは国語の成績が下がりますよね。

では、
どうすればいいでしょうか?

語彙力を身につけ、
本文も問いも選択肢も理解
できれば、
国語のテストで点は取れるようになる。

でも、
語彙力ってどう身につけるの?

そんな方にオススメなのが、
コチラの本です。

1日10分で国語の成績が上がる!小学生の語彙力が伸びる「言いかえトレーニング」

語彙力の有無でどれだけ差が出るか?
本書を読むとよくわかります。

語彙力のない子は、
文章を読んでいるだけなのです。

難しい語彙は飛ばして読み、
文章の内容は理解できていない。

問いや選択肢にも難しい語彙はあり、
なんとなく感覚で答えを選ぶ。

たまに正解することもあるけど、
毎回は続かず成績は安定しない。

このような状態を脱するためには、
どうすればいいか?

語彙力を身につけたうえで、
本文/問い/選択肢を読むのです。

それぞれ微妙に言い換えに気づけば、
簡単に正解できます。

そうすれば国語の成績は上がる。

中学受験に必要な語彙は、
最後の付録にあります。

中学受験予定の方は、
ぜひ本書をご覧ください。

それでは本書の感想・レビュー、
ブログで紹介します。

皆様の参考になれば幸いです。

第1章:国語力が上がれば、すべての科目の成績が上がる!

第1章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.46

・国語が得意な子と苦手な子の決定的な違い

<決定的な違い>
①語彙の豊富さと正確性
②文法の知識
③文章構造の理解

子どもの国語力を見ると、
②③は問題ないかなと思ってます。

①は課題ありなので、
①のみ触れます。

語彙が豊富だと↓のメリットがある、
と本書に書かれています。

語彙が豊富なことによるメリット

・文章を正確に理解するための重要な要素となる
・選択肢問題で正しい選択肢を選ぶ際の大きな助けとなる

SAPIXのAテキストで丸つけしてると、
語彙力のなさを痛感します。

Aテキストは語彙の問題が多いけど、
子どもが満点を取ることはほぼない。

大人なら普通に知ってる言葉、
子どもは意外と知らないものです。

また、
選択肢は本文の言い換えなので、
語彙力があると簡単に絞れます。

なぜこの選択肢を選ぶの?って時は、
言葉を知らないケースも見受けられる。

語彙力って大事なんだなと思いつつ、
どう身につけるかが課題ですね。

語彙力の身につけ方については、
後ほど触れます。

第2章:知っている単語の数を増やせば、国語力は伸びる

第2章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.76

<P.76>
・選択肢問題で最後の2択を間違えるのも語彙力不足が原因

<例題>
傍線部①「私たちは彼の勇気は言うまでもなく、彼の知恵にも感嘆した」とありますが、「彼」はどのような人ですか。最も適切なものを次の中から一つ選び記号で答えなさい。

ア:彼は勇気は優れているが知恵は優れていない
イ:彼は勇気も知恵も持っているが、特に知恵に優れている
ウ:彼は知恵は優れているが勇気は優れていない
エ:彼は勇気も知恵も優れている

第1章でも触れましたが、
語彙力があると選択肢問題は絞れます。

逆に言うと、
語彙力がないと選択肢問題は絞れない。

つまり、
間違える可能性があるのです。

たとえば、
例題の答えわかりますか?

「優れていない」の時点で、
アとウは選択肢から除外できます。

では、
イとエはどちらが正解ですか?

正解はエです。

なぜイではダメなのか?
語彙力がポイントになります。

「感嘆した」に加えて、
「言うまでもなく」が正否を分ける。

個人的には、
「にも」の時点でも絞れると思います。

子どもが最後の2択で間違える場合、
語彙力が原因でないかご確認ください。

語彙力から選択肢を絞る

<エ(正解)>
・「言うまでもなく」とは、「わざわざ言う必要がない」という意味である
・彼の勇気が高く評価されていることは当たり前であり、さらに彼の知恵も優れている

<イ(不正解)>
・「彼の勇気は知恵に比べるとそれほどではない」となってしまう

第3章:「言い換えトレーニング」で語彙力アップ!読解力を支える語彙力の育て方

第3章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.108

・なぜ読んでいるはずなのに理解できないのか?

<ポイント>
・「目で文字を追うだけ」で、文章の内容を自分の頭の中でイメージすることができていない
・「読むこと」と「理解すること」は別
・「読むこと」と「理解すること」を意識的にわけて考えることが、読解力を向上させる大切なポイント

ポイントに書かれていることは、
子どもがやりがちですね。

日本語で書かれていれば読めるけど、
理解できているかは別の話。

本書の例文を引用すると、
↓の文章を読むことはできる。

でも、
文章の意味を理解できますか?

例文

最近の気候変動の影響で、豊かな自然が失われつつある現状を見て、私たちはただ閉口している。
私たちは、自然が失われる様子を見つめながら、無力感に苛まれている
美しい風景多様な生態系が、気候変動や人間の活動によって次々と消えていくのを目の当たりにすることは、心を痛める経験だ

難解な語彙が例文には含まれています。

国語が得意な子は、
↓のように読み替えて理解するそうです。

第1章で書いたとおり、
語彙が豊富な方が文章を理解できる。

↓の太線が読替箇所なので、
比較してみてください。

国語が得意な子の読み替え

最近の気候が変わったことで、豊かな自然がどんどん失われているのを見て、私たちはただ困っている
私たちは、自然がなくなっていく様子を見ながら、どうすることもできなくて、どうしていいかわからない気持ちになっている
美しい景色たくさんの動植物が、気候の変化や人間の行動でどんどん消えていくのを目の当たりにすることは、とても悲しくてつらいことだ

第4章:言い換えノートの活用術

第4章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.158.158

・言いかえノートの活用術5選

<5選>
①言いかえノートを常に手元に置く
②親がサポートする
③1回で完璧に覚えようとしない
④1日の中で言いかえノートを見るタイミングを決めておく
⑤覚えた言葉はリストから外す

<ポイント>
①わからない言葉は後回しにせず、その場でノートにメモする
②お子さんに任せるのではなく、ノートづくりや意味の理解をチェックしてあげる
③1回で覚えようとするのではなく、何度も繰り返し復習する
④決まった時間に見ることで習慣化しやすくなり、無理なく学習できる
⑤覚えた言葉はリストから外して新しい言葉をどんどん身につける

①②、
SAPIXのAテキスト学習時が有効ですね。

Aテキストは語彙問題が多く、
ほぼ毎回わからない言葉が出るので。

言葉の意味は解説に書いてあるので、
例文のサポートをすれば良いかと。

③④、
理社でも同じこと言ってます。

③1回で完璧に覚えるのは無理なので、
④定期的に見てますね。

⑤リストから除外、
SAPIXの言葉ナビでやってます。

全部やると量が増える一方なので、
効率良く学ばないと時間が足りない。

もし子どもが語彙力不足なら、
ぜひ実践してみてください。

第5章:音読でさらに語彙力と読解力を飛躍的に伸ばす!

第5章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.174

・過去問音読で読解力が劇的に向上する

<音読で読解力が身につく理由>
①文章の理解度が上がる
②語感をつかめるようになる
③文章を速く正確に読めるようになる
④読み間違い・読み飛ばしがなくなる
⑤漢字の読みに強くなる

③④、
子どもに身につけてほしいですね。

SAPIXのテスト結果を見ると、
③時間切れで終わらないことがある。

本日はサピックスオープンだったけど、
全部終わらなかったと嘆いてましたね。

また、
④読み間違いや読み飛ばしによって、
答えを間違えることもある。

「え?そういう意味なの?」

間違い箇所を解説してると、
子どもがよく言うセリフです。

自分の解釈で考えてしまい、
答えがズレてしまう。

最近は音読してなかったので、
また取り入れてみようかな。

まとめ

各考になると思った箇所、
まとめました。

第1章:国語力が上がれば、すべての科目の成績が上がる!

P.46

・国語が得意な子と苦手な子の決定的な違い

<決定的な違い>
①語彙の豊富さと正確性
②文法の知識
③文章構造の理解

語彙が豊富なことによるメリット

・文章を正確に理解するための重要な要素となる
・選択肢問題で正しい選択肢を選ぶ際の大きな助けとなる

第2章:知っている単語の数を増やせば、国語力は伸びる

P.76

<P.76>
・選択肢問題で最後の2択を間違えるのも語彙力不足が原因

<例題>
傍線部①「私たちは彼の勇気は言うまでもなく、彼の知恵にも感嘆した」とありますが、「彼」はどのような人ですか。最も適切なものを次の中から一つ選び記号で答えなさい。

ア:彼は勇気は優れているが知恵は優れていない
イ:彼は勇気も知恵も持っているが、特に知恵に優れている
ウ:彼は知恵は優れているが勇気は優れていない
エ:彼は勇気も知恵も優れている

語彙力から選択肢を絞る

<エ(正解)>
・「言うまでもなく」とは、「わざわざ言う必要がない」という意味である
・彼の勇気が高く評価されていることは当たり前であり、さらに彼の知恵も優れている

<イ(不正解)>
・「彼の勇気は知恵に比べるとそれほどではない」となってしまう

第3章:「言い換えトレーニング」で語彙力アップ!読解力を支える語彙力の育て方

P.108

・なぜ読んでいるはずなのに理解できないのか?

<ポイント>
・「目で文字を追うだけ」で、文章の内容を自分の頭の中でイメージすることができていない
・「読むこと」と「理解すること」は別
・「読むこと」と「理解すること」を意識的にわけて考えることが、読解力を向上させる大切なポイント

例文

最近の気候変動の影響で、豊かな自然が失われつつある現状を見て、私たちはただ閉口している。
私たちは、自然が失われる様子を見つめながら、無力感に苛まれている
美しい風景多様な生態系が、気候変動や人間の活動によって次々と消えていくのを目の当たりにすることは、心を痛める経験だ

国語が得意な子の読み替え

最近の気候が変わったことで、豊かな自然がどんどん失われているのを見て、私たちはただ困っている
私たちは、自然がなくなっていく様子を見ながら、どうすることもできなくて、どうしていいかわからない気持ちになっている
美しい景色たくさんの動植物が、気候の変化や人間の行動でどんどん消えていくのを目の当たりにすることは、とても悲しくてつらいことだ

第4章:言い換えノートの活用術

P.158.158

・言いかえノートの活用術5選

<5選>
①言いかえノートを常に手元に置く
②親がサポートする
③1回で完璧に覚えようとしない
④1日の中で言いかえノートを見るタイミングを決めておく
⑤覚えた言葉はリストから外す

<ポイント>
①わからない言葉は後回しにせず、その場でノートにメモする
②お子さんに任せるのではなく、ノートづくりや意味の理解をチェックしてあげる
③1回で覚えようとするのではなく、何度も繰り返し復習する
④決まった時間に見ることで習慣化しやすくなり、無理なく学習できる
⑤覚えた言葉はリストから外して新しい言葉をどんどん身につける

第5章:音読でさらに語彙力と読解力を飛躍的に伸ばす!

P.174

・過去問音読で読解力が劇的に向上する

<音読で読解力が身につく理由>
①文章の理解度が上がる
②語感をつかめるようになる
③文章を速く正確に読めるようになる
④読み間違い・読み飛ばしがなくなる
⑤漢字の読みに強くなる

まとめ

国語の成績を上げるには、
語彙力を伸ばすことが大事ですね。

語彙力がなければ、
文章の意味が理解できない。

さらに、
問いや選択肢の意味も理解できない。

なぜ読書する子は国語ができるのか?

昔からよく言われた説だけど、
語彙力なんじゃないかなって思いますね。

読書で数多くの語彙に触れ、
漠然とでも意味を理解していく。

この語彙力が文章や問いを読んだ時、
実は活きているのかもしれません。

問いの選択肢を見ると、
本文中の言葉の言い換えが多いです。

作成者は本文中に答えの根拠を定め、
言葉を言いかえて選択肢を作るからです。

語彙力が豊富であれば、
選択肢の言葉は本文中のどこにあるか?

言葉は言い換えられていてもわかるので、
本文中から根拠箇所を特定できるハズ。

問いの根拠さえわかれば、
選択肢を選ぶのは簡単ですよね。

国語の成績が伸び悩んでいる方は、
いますぐ本書をお買い求めください。

語彙力を身につければ、
本文が理解できる。

問いや選択肢の意味もわかるし、
本文中の言い換え箇所もわかる。

選択肢問題でも迷うことがなくなれば、
自然と成績は上がりますよね。

国語の成績を伸ばしたい方は、
本書で語彙力を身につけましょう。

本書のお値段は1,650円、
本書はコチラ(↓)から購入できます。

1日10分で国語の成績が上がる!小学生の語彙力が伸びる「言いかえトレーニング」

お問い合わせ|子供へのお金の教育 (children-money-education.com)

この記事を書いたのは・・・

はるパパ

  • 小学5年生のパパ
  • 子どもの教育(世界一厳しいパパ塾?)、ブロガー、投資家
  • 投資の悪いイメージを払拭したい(難しい、怪しい、損する)
こちらの記事もおすすめ!
家庭の教育

【私立中高一貫校生の成績を上げる勉強法 定期テストで20点アップを叶える実践ガイド】感想・レビュー

2024年8月24日
はるパパ@お金の教育blog
はじめまして、はるパパです。 さて本日は、コチラの本をご紹介します。 『私立中高一貫校生の成績を上げる勉強法 定期テストで20 …