はじめまして、はるパパです。
さて小5の後期から、
社会で歴史の勉強が始まりました。
子どもは社会が得意なので、
苦労しないだろうなと思ってました。
でも子どもの勉強を見ていると、
意外と苦戦してますね。。

何を苦戦しているのか、
子どもに聞いてみました。
真っ先に言われたのは、
「漢字が難しい」
漢字?
国語の勉強じゃないんだから。。
と思ってたけど、
子どもの目には難しく見えるらしい。

漢字と言われた時、
書くのが難しいのかと思ってました。
それも間違いじゃないけど、
実は読みも難しいらしいです。
たとえば、
「聖徳太子」と「中臣鎌足」。
「しょうとくたいし」はわかるけど、
「なかとみのかまたり」はわからない。
なぜ「の」が入るの?
全員「の」が入るわけじゃないの?
親は何の疑問も感じないけど、
子どもには不思議みたいですね。。

漢字以外で苦戦しているのは、
年号と出来事でした。
これは暗記ものになりがちだけど、
暗記に頼りすぎるとすぐ忘れる。
来週マンスリーテストがあるけど、
単発で覚えるだけでは対処できない。
歴史の勉強の仕方を、
このタイミングでぜひ覚えてほしい。

というわけで、
歴史の勉強について書いてみます。
皆様の参考になれば幸いです。
漢字
子どもが真っ先に挙げたのは、
漢字が難しくて大変なことでした。
私が歴史を習った時、
そこまで漢字に苦労しなかったけど。
なぜだろうと思ったけど、
歴史を習う時期の違いでしょうね。
私は中学生で歴史を習ったので、
漢字にそこまで苦労しなかった。

でも、
子どもは小学生で歴史を習うので、
意外と漢字に苦戦するようです。
国語の漢字でさえも覚えるのに苦労し、
テストでも間違えてるし。
たとえば「遣隋使」、
小学生には難しいようです。
平仮名で書くと不正解になるので、
国語の漢字感覚で大変なのかも。
年号
子どもが次に挙げたのは、
年号を覚えるのが大変なことでした。
ちょうど奈良時代を学んでいる時の一言。
「710年は平城京?平安京?」
語呂合わせで覚えるのが一般的だけど、
それでは単発の知識になってしまう。
・なんと(710)見事な平城京
・鳴くよ(794)うぐいす平安京
歴史は時間の流れで学ぶものです。
当時の遷都の流れはコチラ(↓)
奈良→京都に遷都しているのが特徴です。
奈良の都に平城京が遷都してから、
奈良時代が始まりました。
そして京の都に平安京が遷都してから、
平安時代が始まりました。
歴史の流れを覚えれば、
迷うことはないハズですよね。
・710年:平城京(奈良県奈良市)
・784年:藤原京(京都府長岡京市)
・794年:平安京(京都府京都市)
出来事
子どもが最後に挙げたのは、
出来事を覚えるのが大変なことでした。
たとえば飛鳥時代、
主な出来事はコチラです。
一問一答形式ならば、
年号と出来事を覚えて終わりでしょう。
でも、
それでは歴史を学んだことにならない。
・603年:冠位十二階の制定
・604年:十七条憲法の制定
・645年:大化の改新
飛鳥時代とはどのような時代で、
何がきっかけで出来事が発生したのか?
そこまで理解しないと忘れるし、
記述問題が出題されたら答えられない。
超簡単にまとめたのがコチラ(↓)
<冠位十二階とは>
・古墳時代(ヤマト政権)では、氏に対して姓という身分が与えられていた
・飛鳥時代では、冠位十二階の制定によって、氏という家柄に関係なく個人に官位を与えた
・冠位十二階の狙いは、有能な人物の登用である
<十七条憲法とは>
・古墳時代(ヤマト政権)では大王が盟主であり、政権を支えたのは豪族である
・飛鳥時代では、天皇中心の国づくりを推進していた
・十七条憲法によって豪族間の争いを止め、中央集権国家を築く狙いがあった
<大化の改新とは>
・飛鳥時代の前半は推古天皇を中心に、聖徳太子が摂政、蘇我馬子が大臣として支えていた
・推古天皇と聖徳太子が亡くなると、蘇我氏に権力が集中し、独裁体制が強まった
・中大兄皇子と中臣鎌足は蘇我氏を滅ぼし、氏姓制度を廃止し、天皇に権力が集中する律令国家を目指した
歴史を振り返ると、
時代ごとに権力者がいます。
どのような政治が行われたのか?
何が問題視されたのか?
どのように変わったのか?
つまるところ、
歴史はこれの繰り返しなのです。
出来事を単発で覚えるのではなく、
流れで覚えてほしいですね。
まとめ
小学生が歴史を学ぶ際に苦労するのは、
まず漢字の難しさです。
中学生で歴史を学んだ親世代に比べ、
小学生は漢字力が不足しています。
たとえば「遣隋使」、
親は書けても子どもは書けない。
漢字必須のケースも多いので、
SAPIXのテストで苦戦するかも。

さらに、
年号の暗記も課題です。
語呂合わせで覚えても、
知識が断片的になるだけです。
本来は時間の流れで覚えるもの。
これを意識して勉強してほしい。

そして、
出来事の理解も大きな壁です。
一問一答形式で出来事を覚えても、
何の意味もない。
時代背景や目的を理解してこそ、
歴史の知識が定着するのです。

歴史学習の本質は、
漢字/年号/出来事の暗記じゃない。
当時の権力者や社会情勢を理解し、
何が起きたか時系列で理解することです。
SAPIXのテキストを読む際に、
ぜひ時代の変遷を意識してほしいです。
もし歴史の流れを掴みにくいようなら、
マンガ日本の歴史で学ぶのもアリですね。
・小学館創立100周年企画 小学館版 学習まんが日本の歴史 全20巻 (小学館学習まんがシリーズ)
お問い合わせ|子供へのお金の教育 (children-money-education.com)
この記事を書いたのは・・・
はるパパ
- 小学5年生のパパ
- 子どもの教育(世界一厳しいパパ塾?)、ブロガー、投資家
- 投資の悪いイメージを払拭したい(難しい、怪しい、損する)
