家庭の教育

【AIに潰されない 「頭のいい子」の育て方】感想・レビュー


はじめまして、はるパパです。

さて本日は、
コチラの本をご紹介します。

AIに潰されない 「頭のいい子」の育て方

知識詰め込み教育、
あなたはどう思いますか?

ゆとり教育で学力が落ちたから、
知識詰め込み教育はやっぱり必要。

そう思う親御さんは多いですよね。

私もある程度は、
知識詰め込み教育が必要だと思ってます。

もし知識がなければ、
具体的にどのような困りごとがあるか?

ChatGPTの回答はコチラ(↓)
やはり知識は必要ですよね。

でも、
知識詰め込み教育を重視しすぎると、
子どもの将来は危険です。

どんなに知識を詰め込んでも、
人間が勝てない相手が登場したから。

その相手とはだれか?
AIです。

知識レベルをAIと競争しても、
絶対に勝てません。

AIの脅威は、
人間の知識を活かした仕事を奪うこと。

たとえば、
ホワイトカラーの仕事ですね。

知識レベルの高さを活かした仕事で、
高給を稼ぐのがホワイトカラー。

でも、
AIがその仕事を代替すれば。
ホワイトカラーは仕事を失う。

子どもの将来、
こうなってほしくないですよね。

では、
どうすればいいでしょうか?

AI時代に生き残れる人材を目指し、
子どもを教育すればいい。

でも、
どんな教育をすればいいかわからない。

そんな方にオススメなのが、
コチラの本です。

AIに潰されない 「頭のいい子」の育て方

勉強/仕事/生活をするうえで、
ある程度の知識量は必要です。

しかし、
これからはAI全盛の時代です。

知識量において、
人間はAIにかなわない。

なので、
知識が問われる場面はAIに任せ、
その他の部分で生き残る術を考える。

そのような思考力を持った人材に、
今後育てる必要があります。

と言っても、
少し抽象的でわかりにくいですよね。

具体的な教育方法については、
本書に書かれています。

AI全盛時代にどのような教育が必要か?
これから少しだけ紹介しますね。

それでは本書の感想・レビュー、
ブログで紹介します。

皆様の参考になれば幸いです。

第1章:AI登場で、まさに今そこにある危機

第1章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.23

・VUCAの時代。親の認識次第で、子どもに格差が生まれる

<VUCAとは>
・V:Volatility(変動性)
・U:Uncertainty(不確実性)
・C:Complexity(複雑性)
・A:Ambiguity(曖昧性)

確実な道を歩ませるのはリスクです。

世の中の変化が目まぐるしく、
未来予測が困難&世界が見えない時代、
と本書に書かれていますので。

いままで稼げた職業で稼げなくなり、
変化に対応できないと生き残れない。

たとえば、
ある程度稼げたホワイトカラーの仕事、
今後はAIで代替されるかもしれない。

ホワイトカラーの職を手にしても、
決して安泰ではないのです。

高学歴を目指して勉強し、
大企業で高収入を得る。

多くの高学歴の親御さんが思い描く、
子どもの幸せな将来像です。

将来どんな仕事が稼げるか予測できず、
大企業就職を夢見るのは仕方ない。

でも、
大企業で終身雇用という発想は危険。

いつ斜陽産業になるかわからないので、
転職という変化に対応するスキルが必要。

変化に対応できないと生き残れない。
ダーウィンの進化論ですよね。

もし子どもが将来生き残れなくなったら、
親としては困りますよね。

子どもの将来設計に関して、
親の古い価値観がミスリードを招く。

親の成功パターン、
子どもの時代に通用しない。

本書にそう書かれていますので、
親御さんはぜひご注意ください。

第2章:AIに潰されない人材になるために、時代を正しく理解する

第2章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.33

・「一つしか選択肢がない」ことは、リスクでしかない

複数の仕事を持たないのはリスク、
と本書に書かれています。

仕事がAIに代替された場合、
他の仕事ができず路頭に迷うから。

お金を稼げないのは生活苦に直結する。
絶対避けなければならないですよね。

複数の仕事を持つ必要性、
子どもの将来の話ではないと思ってます。

私たち親世代も複数の仕事が必要です。

もし会社員の仕事しかない場合、
倒産したらアウトです。

倒産しなくてもリストラの可能性はあり、
高齢になるほど転職もしにくくなる。

だから私は複数の仕事をして備え、
その姿を子どもに見せています。

親が複数の仕事をしていれば、
子どもはそれが当たり前と考えます。

子どもが大人になった時、
複数の仕事を持つようになる。

親が1つの仕事しかしてないのに、
子どもに複数の仕事をしろと言っても、
説得力がないですよね。

まずは副業からでもいいので、
親が複数の仕事をする姿を見せましょう。

第3章:あなたの想像以上に、教育現場が激変している

第3章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.104

・知識を問う問題は、もう古い?思考力が求められてくる

思考力を問う問題、
中学受験で増えていますね。

本書にもいくつか例が載っているけど、
大人が見ても難しいと感じるレベル。

普段から考える癖をつけておかないと、
本番で太刀打ちできないでしょうね。

では、
どのようにすれば、
考える癖を身につけられるでしょうか?

私は親子の会話が、
絶好の機会だと考えています。

たとえば、
親子でニュースを見て、
どう思うか親が投げかけると良いです。

他には、
子どもの質問に対して、
論理的に答えるのも良いです。

論理的に思考し表現する方法で、
オススメなのがPREP法です。

PREP法とはコチラ、
子どもでもカンタンに使えます。

PREP法とは

・P:Point(主張)
・R:Reason(理由)
・E:Example(例示)
・P:Point(主張)

コチラのブログで少し触れたので、
ご興味あればぜひご覧ください。

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第4章:大人のほうが、危ない!

第4章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.121

・「極めろ」はおっさんの価値観。それではAIに負けるだけ!

〇〇のプロみたいな人、
この先要注意です。

もし〇〇の分野でAIが台頭したら、
絶対に勝てないからです。

たとえば、
法律のプロである弁護士であっても、
この先は要注意。

ChatGPTに法律相談すれば、
瞬時かつ無料で回答がもらえます。

法律や判例の膨大な知識、
人間がAIに勝てるハズがない。

本書にも書かれていますが、
AIが苦手なところを磨いた方がいい。

AIが苦手な分野は何か?
あえてAIに聞いてみました。

ChatGPTの回答はコチラです。

自分の弱点を素直に答えるAI、
ちょっとおもしろいですよね。

↑に共通するのは、
人間の感情に関わるものです。

たとえば、
↑にも書かれているカウンセリング、
人間の感情が弱点であるAIには難しい。

仕事が全部AIに代替されるわけではない。
人間にしかできない仕事はこの先も残る。

どの仕事をAIに任せ、
どの仕事を人間がやるか。

この見極めができて対応できる人間が、
将来生き残れる人材だと思いますね。

第5章:新しい価値観で子どもを伸ばす 親になるための16の秘訣

第5章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.145

・偏差値よりも個性を重視する

高学歴の親であるほど、
偏差値から離れるのは難しいです。

高偏差値→高学歴→高収入という、
成功例に親自身の考えが束縛されるから。

親の成功したやり方、
子どもに教えたくなる気持ちはわかる。

でも、
昔と今では時代が違うのです。

↓のブログでも書きましたが、
今の大学入試の6割は総合型選抜。

大学で何を学びたいか示さないと、
大学に合格できないのです。

昔の一般受験のイメージでいると、
知識詰め込みに陥ってしまう。

昔の価値観で子どもを教育しないよう、
ご注意ください。

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第6章:無限大の伸びしろを持つ 子どもに共通する12の要素

第6章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.174

・負けた回数が多い-大人になってからの負けはダメージ大!

頭が柔らかいうちに、
負ける体験をさせた方がいい。

本書にこう書かれていますが、
私も同じ意見ですね。

大人になってから挫折感を味わい、
立ち直れない人を見てきたから。

私よりも優秀な高学歴の人が、
仕事で挫折しドロップアウトする。

個人的な見解ですが、
ドロップアウトする人は精神的に弱い。

たいした失敗でなくても、
大事に捉えて引きずってしまう。

負けというか失敗の経験が少なく、
自分で乗り越えられない印象でしたね。

子どもが失敗するなら、
早い方がいいと私も思ってます。

子どものうちの失敗なんて、
長い人生において
たいしたことない。

先日コチラのブログに書きましたが、
SAPIXテストで子どもが大失敗しました。

でも別に気にしない。
むしろ今経験できてよかった。

次に失敗しなければいい。
どう活かすかが大事ですね。

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まとめ

各章で参考になると思った箇所、
コチラです。

第1章:AI登場で、まさに今そこにある危機

P.23

・VUCAの時代。親の認識次第で、子どもに格差が生まれる

<VUCAとは>
・V:Volatility(変動性)
・U:Uncertainty(不確実性)
・C:Complexity(複雑性)
・A:Ambiguity(曖昧性)

第2章:AIに潰されない人材になるために、時代を正しく理解する

P.33

・「一つしか選択肢がない」ことは、リスクでしかない

第3章:あなたの想像以上に、教育現場が激変している

P.104

・知識を問う問題は、もう古い?思考力が求められてくる

第4章:大人のほうが、危ない!

P.121

・「極めろ」はおっさんの価値観。それではAIに負けるだけ!

第5章:新しい価値観で子どもを伸ばす 親になるための16の秘訣

P.145

・偏差値よりも個性を重視する

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第6章:無限大の伸びしろを持つ 子どもに共通する12の要素

P.174

・負けた回数が多い-大人になってからの負けはダメージ大!

まとめ

教育と社会、
昔といまでは全然違います。

昔は、
知識詰め込み教育で高学歴になり、
大企業で高年収を稼ぐスタイルでした。

しかしいまは、
徐々に思考力を養う教育となり、
高学歴→大企業→高年収が崩れつつある。

たとえば、
子どもでもYoutubeで稼げる時代です。

この違いを無視し、
子どもに教育して社会に出しても、
成功するとは限らない時代なのです。

子どもが将来成功する鍵となるのは、
親の柔軟な思考力です。

親世代の成功例であるホワイトカラー、
徐々にAIがその仕事を代替しつつある。

AI全盛の時代を見据えて、
子どもの教育もアップデートが必要です。

AI全盛時代に生き残れる人材、
大きく2パターンあると思ってます。

1つはAIを使いこなす人材ですね。

AIにできる仕事はAIに任せ、
自分はAIに指示して使いこなす。

ChatGPTは序の口であり、
Word/Excel/PPTもAIで自動作成。

極限まで自動化を考えられる人材が、
将来は重宝されて生き残るでしょう。

もう1つは、
AIができない仕事をする人材ですね。

先ほどご紹介しましたが、
↓に関する仕事をする人材です。

AIの発達次第では、
↓の仕事もAIに代替されるかもですが。

人間の感情に関わる仕事は、
将来も生き残れる可能性がある。

このようなAI全盛の時代を見据えると、
知識詰め込み教育では限界があります。

AIの方が知識があり、
人間が勝てるハズがないからです。

なので、
思考力を養う教育を重視し、
AIを使って稼ぐ道を考えた方がいい。

また、
感情を養う教育も重視し、
AIが苦手な仕事で稼ぐ道も選択肢となる。

従来とは異なる社会を見据え、
従来とは異なる教育が必要ですね。

従来と異なる教育をするためのヒント、
本書に数多く書かれています。

新しい価値観については、
第5章の16の秘訣が参考になります。

無限の伸びしろについては、
第6章の12の要素が参考になります。

ブログで全部は紹介できませんが、
どれも子どもの教育に必要なものばかり。

本書に書かれた教育を実践すれば、
AI全盛時代でも子どもは生き残れる。

お金をたくさん稼げる人材となり、
将来は不自由なく生活できますね。

AI時代の教育にご興味のある方は、
いますぐ本書をお買い求めください。

本書のお値段は1,012円、
本書はコチラ(↓)から購入できます。

AIに潰されない 「頭のいい子」の育て方

お問い合わせ|子供へのお金の教育 (children-money-education.com)

この記事を書いたのは・・・

はるパパ

  • 小学4年生のパパ
  • 子どもの教育(世界一厳しいパパ塾?)、ブロガー、投資家
  • 投資の悪いイメージを払拭したい(難しい、怪しい、損する)
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