家庭の教育

【ポケット版 身近にあふれる「科学」が3時間でわかる本】感想・レビュー


はじめまして、はるパパです。

さて本日は、
コチラの本をご紹介します。

ポケット版 身近にあふれる「科学」が3時間でわかる本

身近なモノの仕組み、
あなたは説明できますか?

家電の仕組み。
洋服の仕組み。
乗り物の仕組み。

身近なモノの仕組みには、
科学が潜んでいます。

しかし、
モノの仕組みを知っている人は、
あまり多くないですよね。

私も文系人間なので、
全然わかりません。

別にモノの仕組みを知らなくても、
日常生活はできます。

でも、
中学受験の理科の問題を見ると、
モノの仕組みがたまに出題されます。

先日のサピックスオープン、
コチラが出題されました。

サピックスオープンで出題されたモノ

・電線
・カセットコンロ
・キャンプファイヤーの木組み

【第3回志望校診断サピックスオープン(5年)】社会は復活するも算数が苦戦。それでも成績上位5%をキープ! (2025/11/26更新) はじめまして、はるパパです。 さて、11/3のテスト結果が発表されました。 前回の結果...

「こんなの習ってないよ」
「知らないよ」

という言葉の通り、
子どもは全然解けませんでした。

授業で習った知識を応用すれば、
解けるようにはなってます。

でも、
モノの仕組みを知っている方が、
圧倒的に有利です。

そもそも知らない段階で、
解くことすら諦めてしまう。

これでは困りますよね。

身近なモノの仕組みを、
簡単に解説した本はないだろうか?

小学生でも理解できるレベルの、
わかりやすい本はないだろうか?

そんな方にオススメなのが、
コチラの本です。

ポケット版 身近にあふれる「科学」が3時間でわかる本

本書を読むと、
昔習った理科の知識が登場します。

身近なモノの仕組みには、
こんな理科の知識が応用されてるのか~。

私はまったく知らなかったので、
今さらながら勉強になります。

私が本書で覚えた知識、
子どもにクイズで出してみました。

全然答えられないかと思いきや、
一部は答えられましたね。

子どもが知らなかった知識を教えたら、
「塾で聞いたかも」と言ってました。

理解できているようなので、
本書は中学受験勉強にも役立ちそう。

身近なモノの仕組みを知っていれば、
理科のテストで優位に立てる。

中学受験の理科で高得点が狙えて、
志望校の合格に近づきますよね。

というわけで本書の感想・レビュー、
ブログで紹介します。

皆様の参考になれば幸いです。

第1章:『リビング』にあふれる科学

第1章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.16

・エアコンはどうやって快適な空気をつくっているの?

<エアコンの仕組み>
①「液体が気体になるときに熱を奪い、気体が液体になる時に熱を放出する」現象を機械的に起こすことで、冷たいまたは暖かい空気を送っている
②エアコンは室内機と室外機が細い金属のパイプでつながっていて、この中を冷媒という「熱の運び屋」が循環している
③冷媒は普段は気体(ガス)ですが、冷やすと簡単に液体になる

液体が気体になるときに熱を奪う、
これを気化熱と言います。

気体が液体になる時に熱を放出する、
これを凝縮熱と言います。

エアコンはこの仕組みを利用して、
冷房と暖房を実現しています。

まず冷房側の仕組みはコチラ(↓)

冷房の仕組み

①冷媒(気体)を圧縮機で圧縮し、高温高圧ガスにする
②室外機で外気に向けて熱を放出し、冷媒(液体)になる
③膨張弁を通って膨張し、冷媒(冷たい液体)になる
④室内機で冷媒(冷たい液体)が蒸発し、室内の熱を奪う
⑤再び冷媒(気体)になり、また圧縮機へ送られる

冷房の仕組みを逆にしたものが、
暖房の仕組みです。

①~⑤にまとめたけど、
冷房の逆なのがわかります。

④外気の熱=冬は寒くない?
と思うかもしれません。

③冷媒(低温の液体)は、
④外気の熱よりもっと低いです。

だから④外気の熱を奪えるのです。

暖房の仕組み

①冷媒(気体)を圧縮機で圧縮し、高温高圧ガスにする
②室内機で冷媒(高温高圧ガス)が熱を放出し、冷媒(液体)になる
③冷媒(液体)が膨張弁を通って膨張し、冷媒(低温の液体)になる
④室外機で冷媒(低温の液体)が蒸発し、外気の熱を奪って冷媒(気体)になる
⑤冷媒(気体)が再び圧縮機へ送られる

子どもに冷房の仕組みを教えたら、
「暖房は逆だよね?」と言われました。

冷房の仕組みは知らなかったのに、
なかなか鋭いなぁ。。

第2章:『掃除・洗濯・料理』にあふれる科学

第2章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.60

・電子レンジはどうやって食べ物を温めているの?

<ポイント>
①ほとんどの食品には多かれ少なかれ水が含まれている
②この水は個々の分子レベルで見ると、分子内にプラスとマイナスの電気の偏りがある
③電波を照射すると、このプラスとマイナスの電気が電波に応答した結果、水の温度が上昇し、まわりの水以外にも熱が波及して食べ物が温められる

物質には原子・分子があり、
運動していると書かれています。

熱い=運動が激しいということ。
これを熱運動と言います。

つまり食品を温めるには、
食品の分子を激しく運動させればいい。

電子レンジはマイクロ波を照射し、
水を激しく振動させて温めるそうです。

私も子どもも、
マイクロ波の照射は知ってました。

でも、
マイクロ波が温めてると思ってました。

うーん、
勉強になりますね。

第3章:『快適世界』にあふれる科学

第3章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.90

・ヒートテックはなぜ薄いのに温かいの?

<ポイント>
①人間の体は常に水蒸気が発散されている
②ヒ-トテックは人の肌から出ている水蒸気を吸収しやすい、つまり吸湿性の高い「吸湿発熱繊維」である
③ヒートテックのレーヨンの外側には、マイクロアクリルを配している
④マイクロアクリルを使うことで、繊維と繊維の間にできるエアポケットが大きくなる
⑤エアポケットで断熱効果を発揮し、体熱や吸湿発熱による熱を外へ逃げにくくしている

②気体が液体になる時に熱を放出する、
凝縮熱の仕組みを利用してますね。

温かさのベースになるのは、
⑤体熱と吸湿発熱です。

双方の熱を逃がさぬよう、
③マイクロアクリルを配している。

素材に目を奪われがちだけど、
実は科学の要素もあるんですね。

子どもに聞いたところ、
温湿布の仕組みだと思ってたそうです。

温湿布の仕組み、
↑のリンクがわかりやすいです。

もちろん全然違います。
感覚的にわかりそうだけど。。

第4章:『健康・安全管理』にあふれる科学

第4章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.98

・静電気の「バチッ」はどうすれば防げるの?

<静電気の仕組み>
①空気中に湿気があると、持っていた電気が空気中に逃げていく
②乾燥した冬に静電気がたまりやすいのは、放電しにくいから
③乾燥した冬に人が歩くと、床との摩擦で約2万ボルトの静電気が起きる
④ドアノブはドア/金属/木/大地などに接しているため、0ボルトである
⑤2万ボルトの人間が0ボルトのノブに近づくと、放電が起こる

①夏に静電気が発生しないのは、
湿気があるからとは知らなかったです。

冬の静電気対策は、
人間の静電気を逃がすこと。

木/コンクリの壁等に触ると、
人間の静電気が逃げるそうです。

私も何かしらに触ってから、
ノブに触れるようにしてますね。

子どもに聞いたところ、
静電気の仕組みを知ってました。

何かの本で読んだらしいけど、
よく知ってたなぁ。

でも理科には興味がなく、
完全な文系タイプ。

不思議なものですね。

第5章:『先端技術・乗り物』にあふれる科学

第5章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.154

・飛行機はなぜ空を飛べるの?

<ポイント>
①飛行機は浮く力(揚力)を空気から得ている
②飛行機の翼を通り過ぎる空気は、流れの向きを下向きに変える
③飛行機は速度が速いため、通り過ぎる空気の量が非常に多く、100トンを超える飛行機を浮かす揚力が発生する

③100トンを超える揚力があれば、
重い飛行機でも浮きますよね。

揚力は、
飛行機の下から上に働きます。

その逆は重力、
飛行機の上から下に働きます。

揚力と重力がつりあってるから、
飛行機は落ちずに浮いているのです。

飛行機の仕組みを考えた人、
本当に凄いですね。

子どもに聞いたところ、
揚力のことは知ってました。

でも、
飛行機を浮かす揚力の仕組みは、
説明できなかったです。

これを機に覚えればOKですね。

まとめ

各章で参考になると思った箇所、
まとめました。

第1章:『リビング』にあふれる科学

P.16

・エアコンはどうやって快適な空気をつくっているの?

<エアコンの仕組み>
①「液体が気体になるときに熱を奪い、気体が液体になる時に熱を放出する」現象を機械的に起こすことで、冷たいまたは暖かい空気を送っている
②エアコンは室内機と室外機が細い金属のパイプでつながっていて、この中を冷媒という「熱の運び屋」が循環している
③冷媒は普段は気体(ガス)ですが、冷やすと簡単に液体になる

冷房の仕組み

①冷媒(気体)を圧縮機で圧縮し、高温高圧ガスにする
②室外機で外気に向けて熱を放出し、冷媒(液体)になる
③膨張弁を通って膨張し、冷媒(冷たい液体)になる
④室内機で冷媒(冷たい液体)が蒸発し、室内の熱を奪う
⑤再び冷媒(気体)になり、また圧縮機へ送られる

暖房の仕組み

①冷媒(気体)を圧縮機で圧縮し、高温高圧ガスにする
②室内機で冷媒(高温高圧ガス)が熱を放出し、冷媒(液体)になる
③冷媒(液体)が膨張弁を通って膨張し、冷媒(低温の液体)になる
④室外機で冷媒(低温の液体)が蒸発し、外気の熱を奪って冷媒(気体)になる
⑤冷媒(気体)が再び圧縮機へ送られる

第2章:『掃除・洗濯・料理』にあふれる科学

P.60

・電子レンジはどうやって食べ物を温めているの?

<ポイント>
①ほとんどの食品には多かれ少なかれ水が含まれている
②この水は個々の分子レベルで見ると、分子内にプラスとマイナスの電気の偏りがある
③電波を照射すると、このプラスとマイナスの電気が電波に応答した結果、水の温度が上昇し、まわりの水以外にも熱が波及して食べ物が温められる

第3章:『快適世界』にあふれる科学

P.90

・ヒートテックはなぜ薄いのに温かいの?

<ポイント>
①人間の体は常に水蒸気が発散されている
②ヒ-トテックは人の肌から出ている水蒸気を吸収しやすい、つまり吸湿性の高い「吸湿発熱繊維」である
③ヒートテックのレーヨンの外側には、マイクロアクリルを配している
④マイクロアクリルを使うことで、繊維と繊維の間にできるエアポケットが大きくなる
⑤エアポケットで断熱効果を発揮し、体熱や吸湿発熱による熱を外へ逃げにくくしている

第4章:『健康・安全管理』にあふれる科学

P.98

・静電気の「バチッ」はどうすれば防げるの?

<静電気の仕組み>
①空気中に湿気があると、持っていた電気が空気中に逃げていく
②乾燥した冬に静電気がたまりやすいのは、放電しにくいから
③乾燥した冬に人が歩くと、床との摩擦で約2万ボルトの静電気が起きる
④ドアノブはドア/金属/木/大地などに接しているため、0ボルトである
⑤2万ボルトの人間が0ボルトのノブに近づくと、放電が起こる

第5章:『先端技術・乗り物』にあふれる科学

P.154

・飛行機はなぜ空を飛べるの?

<ポイント>
①飛行機は浮く力(揚力)を空気から得ている
②飛行機の翼を通り過ぎる空気は、流れの向きを下向きに変える
③飛行機は速度が速いため、通り過ぎる空気の量が非常に多く、100トンを超える飛行機を浮かす揚力が発生する

まとめ

身近な生活のあらゆる場面に、
科学が潜んでいるのがわかりますね。

第1章~第5章で取り上げた例、
以下の科学が潜んでいます。

その昔に理科で習った知識が、
生活に役立っていることがわかります。

身近なことに潜む科学

・エアコン:気化熱/凝縮熱
・電子レンジ:熱運動
・ヒートテック:凝縮熱
・静電気:電子
・飛行機:揚力/重力

子どもに聞いたところ、
知識にバラつきがありました。

知っている知識。
一部は知っている知識。
まったく知らない知識。

中学受験の理科を見ると、
身近なモノの仕組みが出題されます。

本書は小学生でも読めるので、
ぜひ読んで知っておいてほしいです。

中学受験をお控えのご家庭は、
いますぐ本書をお買い求めください。

本書のお値段は924円、
本書はコチラ(↓)から購入できます。

ポケット版 身近にあふれる「科学」が3時間でわかる本

お問い合わせ|子供へのお金の教育 (children-money-education.com)

この記事を書いたのは・・・

はるパパ

  • 小学5年生のパパ
  • 子どもの教育(世界一厳しいパパ塾?)、ブロガー、投資家
  • 投資の悪いイメージを払拭したい(難しい、怪しい、損する)

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