(2024/8/30更新)
はじめまして、はるパパです。
さて本日は、
コチラの本をご紹介します。
中学受験予定の小6のご家庭は、
もう志望校を決めていますか?
決めている人もいれば、
まだぼんやりという人もいますよね。
塾のテストの偏差値から、
何となくこの学校かな?
と思うかもしれませんが、
実はそれだけではないのです。
たとえば、
塾のテストで偏差値が60だとします。
もし偏差値55の学校を受験すると、
合格しそうな気がしますよね。
ところが、
不合格になることがあるのです。
それどころか、
塾のテストで偏差値50なのに、
偏差値55の学校に合格もあるのです。
なぜ、
ぞんな逆転現象が起きるのか?
それは、
受験戦略の差によるものです。
過去問から出題傾向を徹底分析し、
戦略的に受験に臨む子がいます。
科目ごとに何点ずつ取るのか?
科目ごとにどの問題で点を取るのか?
逆に後回しや捨て問題はどれか?
このような戦略を持って臨むと、
先ほどの逆転現象が起こるのです。
そうは言っても、
どのように戦略を立てればよいか?
全然わからない方にオススメなのが、
コチラの本です。
まず、
志望校決めで重要なのは、
塾のテストの出来です。
偏差値ではないのがポイント、
詳しくは本書に書かれています。
このような見方、
なかなか気づかないかもしれません。
そして、
合格のための受験戦略、
志望校決めに大きく関わります。
過去問を見て戦略を立て、
実際に過去問を解いてみる。
もし合格最低点を上回れば、
偏差値に関係なく合格の可能性がある。
とても参考になる戦略なので、
小6のご家庭はぜひご覧ください。
それでは本書の感想・レビュー、
ブログで紹介します。
皆様の参考になれば幸いです。
目次
第1章:学力と校風で考える絞り込みメソッド
第1章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・どのあたりの学校を狙えるか?
以下の指標、
とても参考になります。
小6時点の偏差値で見るそうなので、
小6のご家庭は参考にしてください。
・指標
・偏差値(関東)=四谷大塚2024年入試結果
・偏差値(関西やその他)=日能研2024年入試結果
<最難関校(偏差値70以上)>
・塾のテキストの半分以上は自力で理解でき、塾のカリキュラムに乗った上で点数を出し、上位クラスにいられる
・公開テストも復習テストもそれなりの結果を出している
<難関校(偏差値60以上)>
・公開テストで正答率が70%以上の問題は基本的に落とさない
・復習テストに”自力”で対策をして臨んだ場合、7~8割は取る力がある
<中堅校(偏差値45以上)>
・範囲の決まっている復習テストは、”親や家庭教師の力を借りて”対策をして臨んだ場合、7割以上は取る力がある
<標準校(偏差値45未満)>
・小学校のカラーテストで7~8割取れている
コチラを見て思うのは、
難関校以上を目指すには自力で学習し、
公開テストで好成績が必要だということ。
公開テスト=範囲のないテストなので、
受験にも直結するし説得力ありますよね。
範囲のないテストは難しく感じるけど、
過去に習った範囲を確実に解ければよい。
別に満点を狙う必要はないし、
そう簡単に満点が取れるテストでもない。
過去習った箇所は確実に得点できるよう、
復習するのが大事かなと思いますね。
第2章:学校の真の姿を見極める情報戦略
第2章で参考になると思った箇所、
コチラです。
<P.76>
・表に出てこない「切り捨て」「不登校」「いじめ」
<表に出てこないケース>
①全員が中学→高校に進学できるとは限らない
②勉強についていけない、人間関係がうまくいかないなどで不登校になってしまう例は増えている
③どの学校にも必ずいじめはある
①成績が悪いと、
高校進学できないケースはあります。
進学校にギリギリ合格の場合、
この可能性は十分ある。
また、
②③人間関係の問題やいじめ、
残念ながらあります。
せっかく中学受験で合格したのに、
①~③で不登校や退学は絶対に避けたい。
学校説明会で①~③を確認し、
はぐらかす回答の学校はご注意ください。
第3章:最大効果を上げる「赤本」の使いこなし方
第3章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・入試問題の実物は必須
見た目や、
解答用紙の記入欄のサイズが異なると、
子どもは平常心を失うそうです。
実物は学校説明会で無料配布されたり、
有料販売されますが最新年度のみ。
本番で平常心を失うのはマズイですよね。
そこで便利なのが、
四谷大塚中学入試過去問データベース。
本物の入試問題・解答用紙・解答、
無料で手に入るそうです。
掲載年度にバラツキはあったり、
著作権の問題で国語がなかったりと、
完璧ではないようなのでご注意。
プリンターで出力できるようなので、
小6のご家庭はぜひお試しください。
第4章:大逆転に直結する過去問の取り組み法
第4章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・解く時に必ず行う3つの手順
<3つの手順>
①目標点数を決める
②時間配分を決める
③○×△に分類する(問題の選別)
①目標点数を決める
過去問に書かれている合格最低点、
必ずチェックが必要と書かれています。
合格最低点を上回れば、
合格できるからです。
過去5年くらいをチェックし、
一番高い年の合格最低点を基準にする。
その合格最低点を上回るように、
科目ごとの目標点数を決めて取り組む。
入試は満点を取る必要がないので、
このような戦略も大事ですね。
②時間配分を決める
本書では慶応義塾中等部、
2024年算数の例が書かれています。
大問が全13題&計20問、
解答時間は45分です。
子どものタイプによって、
以下のように時間配分を決めます。
・スピード処理型:35分÷20=1分45秒(最後の10分は見直し用)
・じっくり熟考型:45分÷20=2分15秒
時間のかからない問題もあり、
余剰時間は後の問題で使えます。
わからない問題を思い切って捨てると、
他の問題への時間も確保できるとか。
全部解けなくても、
解けた問題で確実に点を取るのも、
1つの戦略としてアリかと。
時間配分の戦略も重要なので、
子どもに教えてあげると良いですね。
③○×△に分類する(問題の選別)
問題を見た瞬間に、
下記のように○△×へ分類します。
そして、
○→△→×の順に解きます。
・○:解ける問題
・△:解いてみないとわからない問題
・×:難しいと判断した問題
これは塾のテストで訓練でき、
私も子どもに教えてます。
塾のテストも入試と似ていて、
○△×が混ざり制限時間もある。
○→△→×の順に解く方が、
得点を取りやすい。
ただし今は受験前なので、
△や×の問題も後日復習してます。
普段の塾のテストから、
意識して取り組むと良いです。
第5章:最短合格のためのプロの手法
第5章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・3ヶ月前の合否判定は40%くらいがちょうどいい
<理由>
・3ヶ月前に第一志望の合格率が80%など、あまり高い値が出てしまうと、子どもはどうしても慢心してしまう
・入試3ヶ月前にピークが来ても意味がない
この箇所で面白いなと思ったのは、
40%が悪い数字でないという考え方。
ある模試の例が書かれてますが、
40%と80%の得点差は38点。
つまり、
1科目で10点プラスできれば、
40%→80%になるのです。
あと10点を確実に取るだけでも、
合格に近づくのです。
子どもが落ち込まないよう、
親のフォロー&分析が大事ですね。
第6章:本番で我が子が力を発揮する受験スケジュール
第6章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・確認すべきは、受験日・合格発表日と「入学金期日」
入試スケジュールを組むのは、
秋以降で良いそうです。
あまり早く組んでも意味がない。
入試日が後になると、
受験者のレベルが上がり、
偏差値も高くなるそうです。
私は中学受験経験がないので、
この情報は参考になりますね。
また、
入学金期日の把握は必須だそうです。
学校によって、
入金期日はバラバラのようです。
短い学校だと合格発表が12時、
その日の16時が入金期日のケースも。
せっかく子どもが合格したのに、
入金漏れで入学できないこともある。
ここは絶対に抑えておきたい。
親の役目ですね。
まとめ
各章で参考になると思った箇所、
まとめました。
第1章:学力と校風で考える絞り込みメソッド
・どのあたりの学校を狙えるか?
・指標
・偏差値(関東)=四谷大塚2024年入試結果
・偏差値(関西やその他)=日能研2024年入試結果
<最難関校(偏差値70以上)>
・塾のテキストの半分以上は自力で理解でき、塾のカリキュラムに乗った上で点数を出し、上位クラスにいられる
・公開テストも復習テストもそれなりの結果を出している
<難関校(偏差値60以上)>
・公開テストで正答率が70%以上の問題は基本的に落とさない
・復習テストに”自力”で対策をして臨んだ場合、7~8割は取る力がある
<中堅校(偏差値45以上)>
・範囲の決まっている復習テストは、”親や家庭教師の力を借りて”対策をして臨んだ場合、7割以上は取る力がある
<標準校(偏差値45未満)>
・小学校のカラーテストで7~8割取れている
第2章:学校の真の姿を見極める情報戦略
<P.76>
・表に出てこない「切り捨て」「不登校」「いじめ」
<表に出てこないケース>
①全員が中学→高校に進学できるとは限らない
②勉強についていけない、人間関係がうまくいかないなどで不登校になってしまう例は増えている
③どの学校にも必ずいじめはある
第3章:最大効果を上げる「赤本」の使いこなし方
・入試問題の実物は必須
第4章:大逆転に直結する過去問の取り組み法
・解く時に必ず行う3つの手順
<3つの手順>
①目標点数を決める
②時間配分を決める
③○×△に分類する(問題の選別)
第5章:最短合格のためのプロの手法
・3ヶ月前の合否判定は40%くらいがちょうどいい
<理由>
・3ヶ月前に第一志望の合格率が80%など、あまり高い値が出てしまうと、子どもはどうしても慢心してしまう
・入試3ヶ月前にピークが来ても意味がない
第6章:本番で我が子が力を発揮する受験スケジュール
・確認すべきは、受験日・合格発表日と「入学金期日」
まとめ
公開テストの成績で、
難関校を目指せるかわかりそうです。
仮に難関校を目指せたとしても、
表に出てこない情報は要注意です。
たとえば、
中学→高校に進学できるとは限らず、
切り捨ての可能性もある。
説明会で真摯に回答する学校でないと、
進学後に痛い目見るので要注意。
他には過去問を使い、
戦略的に受験へ臨むのも大切ですね。
実物と同じサイズの過去問を用意し、
第4章の戦略が重要かなと感じました。
・解く時に必ず行う3つの手順
<3つの手順>
①目標点数を決める
②時間配分を決める
③○×△に分類する(問題の選別)
そして、
親が忘れてはいけないこと。
特に③は子どもの人生を左右するので、
絶対に忘れてはいけない。
①受験日
②合格発表日
③入学金期日
私が本書を読もうと思った理由、
当初は志望校選びの観点でした。
まだ小4なので志望校なんてない。
でも周りからは聞かれる。
学校説明会は小4から行くと聞き、
「早くない?」と驚く感じです。
学校説明会はすぐに予約が埋まる。
私はのんびりし過ぎらしい。。
小4で志望校が本当に決まるのか?
そもそも決められるのか?
本書を読んでみて感じたのは、
志望校を慌てて決める必要ない。
小6の9月までに決めればいい。
ぼんやりとは小6の春頃に考える。
まだ2年以上あるし、
周りに流されることはないですね。
小6で志望校選びにお悩みの方。
小6で過去問対策にお悩みの方。
小5以下で事前に情報収集したい方。
ぜひ本書をお買い求めください。
塾に通うだけでは知りえない情報、
数多く掲載されています。
受験は戦略次第で合格に導ける。
もし戦略を知らずに受験に臨むと、
戦略を練って望む子どもに勝てない。
それでは受験で不合格になってしまう。
子どもの努力が報われない。
そうなってほしくないですよね。
受験に合格する戦略を練れるのは、
親しかいないと思ってます。
塾にもよるでしょうが、
大手は生徒が多くてサポートしきれない。
まだ小学生の子どもに戦略は難しい。
となれば最後は親が練るしかない。
スポーツの監督と選手みたいな感じかも。
子どもの合格は監督の親次第で変わる。
綿密な戦略を練って受験に臨めば、
子どもは合格に近づますね。
これから中学受験予定のご家庭は、
いますぐ本書をご覧ください。
本書のお値段は1,980円、
本書はコチラ(↓)から購入できます。
お問い合わせ|子供へのお金の教育 (children-money-education.com)
この記事を書いたのは・・・
はるパパ
- 小学4年生のパパ
- 子どもの教育(世界一厳しいパパ塾?)、ブロガー、投資家
- 投資の悪いイメージを払拭したい(難しい、怪しい、損する)