はじめまして、はるパパです。
さて本日は、
コチラの本を紹介します。
『Z世代の頭の中』
「最近の若者はすぐ辞める」
「何を考えているのか理解できない」
このような嘆きの声を聞くたびに、
私はふと考えることがあります。
すぐ辞めるのが本当の問題でしょうか?
実は別の問題があるのではなかろうか?

若者の考えていることは理解できない。
これって昔から言われてますよね。
つまり、
世代が違えば双方の考え方も違う。
若者の考え方を理解しようとしない、
私たち側に問題があるではなかろうか?

Z世代は根気がないわけでもないし、
忍耐力が欠けているわけでもありません。
Z世代なりの考え方を理解しないまま、
お互いすれ違いが続くとどうなるか?
親子関係なら破綻するし、
会社なら若者の退職は止まらない。
これでは困りますよね。

では、
どうすればいいでしょうか?
Z世代の考え方を理解すればいい。
でも、
どうすればわかるの?
そんな方にオススメなのが、
コチラの本です。
『Z世代の頭の中』
本書を読むと、
Z世代の価値観がわかります。
なぜ早期退職するのか?
実は生き急いでいるのです。
若いのになぜ?と思うかもですが、
Z世代なりの人生設計に基づくもの。
どんな人生設計なのか?
後ほどご紹介しますね。

Z世代の生き方で参考になるのは、
ドジャースの佐々木朗希ですね。
ロッテ在籍わずか5年で、
マイナー契約ながらドジャース入り。
25歳まで待てばメジャー契約を手にし、
多額の年俸が入るのになぜ?
佐々木選手は東日本大震災で、
父を亡くした影響もあると言われている。

でも本書を読めば、
それ以外価値観も要因な気がします。
Z世代の価値観を理解し、
彼らとコミュニケーションを図りたい方。
ぜひ本書をご覧ください。

それでは本書の感想・レビュー、
ブログで紹介します。
皆様の参考になれば幸いです。
目次
第1章:若者は「すぐ辞める」のか-仕事と働き方のナゾ
第1章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・倍速動画ではなく、「倍速人生としてのタイパ」
<ポイント>
・人生は資産運用と同じ
・短期で大きなリターンを得ようと思えばハイリスクの可能性が高くなる
・「長期的」に、複数の(仕事の)方向性に分散投資して運用すれば、ローリスクでもそれなりに資産を形成しやすい
資産運用のように人生を捉え、
生きるとは驚きですね。
資産運用の場合、
運用期間が長いほど資産を築きやすい。
長期的に見ると、
株式市場は右肩上がりに成長するので。
投資信託でリスク分散しながら、
長期運用すれば資産形成はできる。

人生も資産運用と同じと捉え、
仕事のスキルを分散する感覚かも。
若いうちは吸収力も高いので、
さまざまなスキルを身につけやすい。
たとえば勤務先が倒産しても、
別のスキルを活かして転職できる。
投資信託のリスク分散と、
考え方は同じですよね。
そう考えると、
若者が早期退職する気持ちもわかる。
会社として痛いけど、
今後は当たり前の世の中になるかも。
第2章:若者は「ニッポン」に興味がないのか-政治と起業、地元志向のナゾ
第2章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・苦悩する「氷河期二世」や地元を出ていく女性たち
<ポイント>
①氷河期世代を親に持つZ世代(氷河期二世)は、子どもの頃から親の嘆きを聞かされてきた
②「なぜ日本はこうなった?」「中国にGDPで抜かれるなんて」「あの時もっと日本がしっかりしていたら」といった、親のため息やつぶやきの数々
③だからこそZ世代は、「自分たちが社会を変えたい」「もう一度、ニッポンを輝かせたい」との思いが強い
私も就職氷河期世代なので、
①②を子どもに言ってるかも。
③のように考えるZ世代が、
逆に増えてくれるのは嬉しい限り。

ちなみにP.95では、
地元を出ていく話が書かれてます。
最近感じるのは、
地元どころか日本を出ていく若者が多い。
たとえば、
プロスポーツの世界を見ても、
トッププレイヤーは皆海外移籍する。
失われた30年で日本が貧しくなり、
海外水準の給与を求めて出ていく。
昔は高い給料求めて上京したけど、
いまでは上京すら通過点にすぎない。

もちろん全員が海外進出できず、
日本に留まるZ世代も数多くいます。
そのZ世代は地元志向が強いのかな、
と感じますね。
ネット環境さえあれば、
どこでも仕事ができる時代です。
わざわざ地元を離れる理由がない。
昔に比べたら、
いまの方がはるかに恵まれてますね。
第3章:若者は「結婚が面倒」なのか-恋愛と結婚のナゾ
第3章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・仕事と恋愛はトレードオフ
<ポイント>
①この先の仕事や結婚・出産後のパートナーとの生活まで含めた、より長期的な視点で、恋愛の「持続可能性」を意識している
②共働き家庭の増加で、仕事と両立が難しそうな恋愛に比重を置かない
③マッチングアプリの浸透で、出会いは10年前より容易になった
①社会人の恋愛となれば、
結婚後を見据えるのは当然ですよね。
②共働き子育てが当たり前なので、
できないパートナーは選ばれない。
③の影響はありそうですね。
マッチングアプリを使う若者は多いし、
結婚に至った話も聞くし。
出会いがないのが理由かと思いきや、
いつでも出会えるのが原因とは。。

ゼロ日婚をする人もいるけど、
昔のお見合いと大して変わらない。
恋愛も結婚も、
本人にその意欲があるか次第ですね。
子どもを見てると、
昔よりも男女仲は良いように見える。
恋愛トークもするようだし、
恋愛に踏み込むかどうかの違いかと。

私が子どもに共学を進めるのは、
男女別の異世界に慣れてほしくないから。
この異世界が原因で、
恋愛や結婚が奥手になる人は昔からいる。
社会に出れば男女共生なので、
奥手になることがプラスに働かない。
普通に生活していれば、
自然と恋愛や結婚すると思うけど。
第4章:若者は「親に甘えすぎ」なのか-家族と出産のナゾ
第4章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・「わが子に、貧乏くじは引かせない」は、願いか呪いか
<ポイント>
①親が子の入社する企業に臨むことの1位は「経営が安定している」で、2位の「本人の希望や意志に沿っている」より2倍以上多かった
②Z世代も「安定志向が強い」とされますが、親世代の多くが考える「業績の安定」とは、多少ニュアンスが違う
③「人間関係」や「勤務地」などの安心・安定を挙げたZ世代が目立つ
①親の気持ちはわかりますね。
私は新卒でベンチャーに入社し、
とんでもないブラック企業だったので。
経営も安定してるとは言い難く、
子どもには絶対入社してほしくない。
いまは就職氷河期じゃないし、
売り手市場だから内定も簡単に出る。
普通に大卒→就職活動すれば、
ブラック企業は避けられると思うけど。

②③人間関係や勤務地の安定、
これは親世代も望んでいたものです。
当時はコンプラ意識も軽薄で、
転勤も普通だった時代だけど。
このご時世で②③が不安定では、
逆に企業側が採用できない。
貧乏くじを引く確率、
昔よりはるかに低いと思いますね。
容易に転職できる時代だし、
親が心配する状況ではない気がします。
第5章:若者は「お金を使わない」のか-消費とSNS、友人関係のナゾ
第5章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・若者の「○○離れ」は本当か
<ポイント>
・09年と23年で比較すると、クルマもアルコールも、いずれも約4割も消費額が減少した
・上記と同期間で、洋服関連の支出も約5割減少している
・Z世代などの若年層を中心に、賃金は上昇傾向にある
親戚の若者を見ていると、
親世代との違いを実感しますね。
免許を持たない若者が増え、
お酒を飲まない若者も増えてます。
洋服にお金をかけても、
ブランドものを買うわけじゃない。
それで賃金上昇なら、
普通はお金に余裕のハズですよね。

本書にも登場しますが、
推し活にお金を使う若者は目立ちますね。
親戚もライブで全国に行き、
お金使ってるなと感じることはある。
スパチャとかにもお金を使い、
推しを育てている感さえある。
それを含めても昔より堅実なので、
賢い支出だと思いますね。
第6章:若者と、どう歩んでいくべきか-Z世代と創るニッポンの未来
第6章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・ボーダレス&フレキスブルで、働き方を柔軟に
<ポイント>
①働く時間や場所が「ボーダレス&フレキシブル」へと向かい始めた
②Z世代にとって大切なのは、リモートワークそのものより、勤務場所や時間の「フレキシビリティ」でしょう
③まだ結婚どころか恋人もいないZ世代の男性たちが「結婚後の休み(休日)は、女性の希望に合わせます」や「子どもが産まれたら、育休だけじゃなくフレックス(タイム制)も検討したい」と口にしている
②はその通りですね。
特に子育て世帯は、
フレキシブルでないと働きにくい。
フルリモートが許容されれば、
時短勤務しなくて良い人も増えるのに。
フレキシブルな会社でないと、
Z世代は定着しないでしょうね。

③は良い傾向ですね。
男性の育休も最近見かけるし、
フレックスなら家事/育児もしやすい。
このような制度のある企業が、
今後は若者に選ばれるんでしょうね。
企業側からすれば人員の問題もあり、
実現できるのは大手限定かもですが。
まとめ
各章で参考になると思った箇所、
まとめました。
第1章:若者は「すぐ辞める」のか-仕事と働き方のナゾ
・倍速動画ではなく、「倍速人生としてのタイパ」
<ポイント>
・人生は資産運用と同じ
・短期で大きなリターンを得ようと思えばハイリスクの可能性が高くなる
・「長期的」に、複数の(仕事の)方向性に分散投資して運用すれば、ローリスクでもそれなりに資産を形成しやすい
第2章:若者は「ニッポン」に興味がないのか-政治と起業、地元志向のナゾ
・苦悩する「氷河期二世」や地元を出ていく女性たち
<ポイント>
①氷河期世代を親に持つZ世代(氷河期二世)は、子どもの頃から親の嘆きを聞かされてきた
②「なぜ日本はこうなった?」「中国にGDPで抜かれるなんて」「あの時もっと日本がしっかりしていたら」といった、親のため息やつぶやきの数々
③だからこそZ世代は、「自分たちが社会を変えたい」「もう一度、ニッポンを輝かせたい」との思いが強い
第3章:若者は「結婚が面倒」なのか-恋愛と結婚のナゾ
・仕事と恋愛はトレードオフ
<ポイント>
①この先の仕事や結婚・出産後のパートナーとの生活まで含めた、より長期的な視点で、恋愛の「持続可能性」を意識している
②共働き家庭の増加で、仕事と両立が難しそうな恋愛に比重を置かない
③マッチングアプリの浸透で、出会いは10年前より容易になった
第4章:若者は「親に甘えすぎ」なのか-家族と出産のナゾ
・「わが子に、貧乏くじは引かせない」は、願いか呪いか
<ポイント>
①親が子の入社する企業に臨むことの1位は「経営が安定している」で、2位の「本人の希望や意志に沿っている」より2倍以上多かった
②Z世代も「安定志向が強い」とされますが、親世代の多くが考える「業績の安定」とは、多少ニュアンスが違う
③「人間関係」や「勤務地」などの安心・安定を挙げたZ世代が目立つ
第5章:若者は「お金を使わない」のか-消費とSNS、友人関係のナゾ
・若者の「○○離れ」は本当か
<ポイント>
・09年と23年で比較すると、クルマもアルコールも、いずれも約4割も消費額が減少した
・上記と同期間で、洋服関連の支出も約5割減少している
・Z世代などの若年層を中心に、賃金は上昇傾向にある
第6章:若者と、どう歩んでいくべきか-Z世代と創るニッポンの未来
・ボーダレス&フレキスブルで、働き方を柔軟に
<ポイント>
①働く時間や場所が「ボーダレス&フレキシブル」へと向かい始めた
②Z世代にとって大切なのは、リモートワークそのものより、勤務場所や時間の「フレキシビリティ」でしょう
③まだ結婚どころか恋人もいないZ世代の男性たちが「結婚後の休み(休日)は、女性の希望に合わせます」や「子どもが産まれたら、育休だけじゃなくフレックス(タイム制)も検討したい」と口にしている
まとめ
Z世代の行動や価値化を見ると、
親世代とは全然違います。
まずはキャリアの価値観。
若者が早期退職するのは、
倍速人生を生きているから。
資産運用のように人生設計し、
複数の仕事やスキルに分散投資する。
複数スキルでリスク分散しつつ、
安定したキャリア形成を目指す。

Z世代がこのような価値観になるのは、
就職氷河期世代の親を見てるから。
親の苦労話を聞きながら、
同じ運命になりたくないと思うはず。
いまは就職氷河期ではないけど、
日本の賃金はそこまで伸びていない。
海外との格差は広がるばかりで、
海外移住を目指す若者も増えている。

Z世代が求める働き方は、
フレキシブルな働き方です。
リモートワークそのものではなく、
時間や場所を柔軟に選べること。
男性の育休は浸透しつつあるけど、
さらにフレックスを希望する人もいる。
男女で共働き子育ては、
当たり前の価値観になりつつある。

恋愛の価値観も全然違う。
マッチングアプリの普及により、
出会うだけなら簡単にできる時代に。
出会いのハードルは下がったが、
逆に選択肢が増えて慎重になる一面も。
出会いが多ければ良いわけでもなく、
難しい時代なのかも。

お金の価値観もまるで違う。
車/酒/服などの消費は減少傾向にあるが、
賃金が上昇している。
普通なら余裕が出るハズだか、
Z世代は別のことにお金を使っている。
推し活はその一例。
浪費ではなく、
意味のあるお金の使い方を好む。

今回ご紹介したZ世代の価値観は、
ほんの一部です。
もし今回ご紹介した価値観に驚かれたら、
Z世代の知らない価値観はまだまだある。
これを理解できないと、
Z世代とコミュニケーションは通じない。
親子であっても会話が成り立たず、
ましてや職場ならさらに成り立たない。

Z世代とコミュニケーションしたいなら、
まずは彼らの価値観を認めましょう。
そうすれば彼らは心を開き、
円滑なコミュニケーションも可能となる。
このような対応をしないと、
あなたの企業にZ世代は定着しないです。
会社の未来に関わる話なので、
けっして甘く見ないように。
Z世代の価値観を知りたい方は、
いますぐ本書をお買い求めください。
本書のお値段は1,210円、
本書はコチラ(↓)から購入できます。
お問い合わせ|子供へのお金の教育 (children-money-education.com)
この記事を書いたのは・・・
はるパパ
- 小学5年生のパパ
- 子どもの教育(世界一厳しいパパ塾?)、ブロガー、投資家
- 投資の悪いイメージを払拭したい(難しい、怪しい、損する)




