家庭の教育

【渋幕だけが知っている「勉強しなさい!」と言わなくても自分から学ぶ子どもになる3つの秘密】感想・レビュー


(2025/6/6更新)

はじめまして、はるパパです。

さて本日は、
コチラの本をご紹介します。

渋幕だけが知っている「勉強しなさい!」と言わなくても自分から学ぶ子どもになる3つの秘密

渋幕ってどんな学校でしょうか?

中学受験を考えるご家庭では、
偏差値や進学実績に目が行きがちです。

渋幕は難関大への高い進学実績で知られ、
東大合格者ランキングでトップ10入り。

進学校だから勉強漬けかと思いきや、
実はそうでもないのです。

渋幕の教育目標に、
「自調自考」というものがあります。

自ら調べて自ら考える。
先生のサポートは最低限らしいです。

自由な校風も特徴なので、
自分で考えて行動することが求められる。

もしこの校風に子どもが合わない場合、
辛い6年間を送ることになるかも。

では、
どうすればいいでしょうか?

渋幕の教育方針や校風を調べ、
子どもとの相性を検討すればいい。

でも、
どうやって調べればいいかわからない。

そんな方にオススメなのが、
コチラの本です。

渋幕だけが知っている「勉強しなさい!」と言わなくても自分から学ぶ子どもになる3つの秘密

学校の教育理念から日常生活、
生徒たちの声が詰まっています。

この一冊を読むだけで、
渋幕のリアルがわかりますね。

「渋幕がウチの子に合っているか?」
相性もある程度つかめます。

渋幕に興味のあるご家庭は、
ぜひ本書をご覧ください。

文化祭や学校説明会などに足を運ぶ前に、
まずは予習として読むと良いですね。

それでは本書の感想・レビュー、
ブログで紹介します。

皆様の参考になれば幸いです。

序章:自ら学ぶ土壌はいかにして作られるのか

序章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.6

・全国屈指の進学校が進学実績より大切にしていること

<学校の特徴>
・チャイムが鳴らない
・遠足や修学旅行は現地集合・現地解散
・校則が(ほとんど)ない
・(ほとんど)先生から指導されない
・部活動や同好会を生徒が作れる
・行事への参画度合いは自分次第

自由度の高い学校ですね。

自分で何でもできる子向きかな?
と個人的には思います。

私の子どもにはどうだろうか?
なんとなく合わない気がします。。

なぜか?
自由すぎる雰囲気を好まないから。

某学校の文化祭に以前行った時、
このように言ってました。

「自由すぎて合わないなぁ」

ルールの範囲内でどうするか?
を考えるタイプに見える。

文化祭や学校説明会に行って、
本人がどう思うか次第ですね。

第1章:「子どもに委ねる」で自主性が育つ

第1章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.58

・自らを知り、自らを考える「自調自考」

<自調自考とは>
①自ら調べ、自ら考える
②自らを調べ、自らを考える

もともとは①だけど、
近年は②に進化しているそうです。

①が自己主張ならば、
②は自己認識とも書かれてますね。

自分がやりたいことを考え、
行動に移す。

大学生なら一般的だと思うけど、
中学生からだと珍しい。

私の子ども、
①の素養は見られます。

中学受験の勉強を見ていると、
基本は自調自考で進めている。

でも、
②はさすがにまだ見られない。

大学生になれば身につくと思いつつ、
中学生から考えさせるのも
おもしろい

本人と学校の相性もあるので、
本人がどう思うか次第ですね。

第2章:ゆっくり育てることで「学びの楽しさ」を発見

第2章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.70

・成績アップを急がない

渋幕では2学年ごとに、
A,B,Cブロックに分けるそうです。

中1~中2のAブロック、
ゆっくりと急がない教育のようです。

進学校だと中1から、
学習量とスピードが求められがち。

ここは渋幕の良さかもしれない。

私が進学校で心配しているのは、
子どもが深海魚になること。

深海魚とは何か?
コチラです。

深海魚

<深海魚とは?>
・一貫校で成績が全く上昇せず、学校内成績が下位にずっと位置する生徒のこと

<深海魚のパターン>
①中学受験の解放感から来る「もう勉強しなくていい」という意識
②学校の雰囲気や授業レベルが合わない or 学校の授業レベルについていけない

せっかく進学校に進学しても、
深海魚になってほしくない。

中1でつまづかないために、
どうすればいいか?

渋幕はゆっくり急がない教育だから、
この不安が少しは和らぐ気がする。

もし他の進学校へ通う場合は、
深海魚にならないよう注意が必要。

コチラの本に書かれていますので、
ご興味あればぜひご覧ください。

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第3章:多様な環境での自己決定が幸せには不可欠

第3章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.153

・男女共学を存分に活かす

渋幕は男子より女子が少ないけど、
遠慮なく意見を言うみたいですね。

男女の仲も良いようで、
共学派の私としてはGood。

中学受験のご家庭の中には、
共学校のみ受験層も一定数いますね。

最終判断は子どもに任せるけど、
私は共学校に進学してほしい。

世の中には男女がいるのに、
なぜ別学で学ぶ必要があるのか?

私自身が男子校出身だけど、
正直言うと意義を全く感じなかった。

異性との接触が苦手になり、
大人になっても苦労する友人もいた。

子どもにこうなってほしくないので、
できれば共学校に進学してほしい。

第4章:進路実現だけではなく、やりたいことを応援

第4章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.209

・生徒は「未来からの留学生」

少しずつ子どもから手を離していく、
と書かれてます。

この理念は共感しますね。

親の敷いたレールにずっといたら、
自分で考えて行動せず成長しない。

いつまでも親に頼れないので、
将来自立しなくてはいけない。

私の子どもは小5ですが、
徐々に手を離しつつあります。

中学受験勉強を例にすると、
昔は4科目とも丸つけしてました。

いまは国語と算数のみに絞り、
理社は任せています。

自分で丸つけして間違えた箇所は、
自分で調べて理解してますね。

理社ともに好成績をキープしてるし、
何の問題もない。

いずれは国算も任せるけど、
まだ不安定だからもう少し見守るかな。

まとめ

各章で参考になると思った箇所、
まとめました。

序章:自ら学ぶ土壌はいかにして作られるのか

P.6

・全国屈指の進学校が進学実績より大切にしていること

<学校の特徴>
・チャイムが鳴らない
・遠足や修学旅行は現地集合・現地解散
・校則が(ほとんど)ない
・(ほとんど)先生から指導されない
・部活動や同好会を生徒が作れる
・行事への参画度合いは自分次第

第1章:「子どもに委ねる」で自主性が育つ

P.58

・自らを知り、自らを考える「自調自考」

<自調自考とは>
①自ら調べ、自ら考える
②自らを調べ、自らを考える

第2章:ゆっくり育てることで「学びの楽しさ」を発見

P.70

・成績アップを急がない

深海魚

<深海魚とは?>
・一貫校で成績が全く上昇せず、学校内成績が下位にずっと位置する生徒のこと

<深海魚のパターン>
①中学受験の解放感から来る「もう勉強しなくていい」という意識
②学校の雰囲気や授業レベルが合わない or 学校の授業レベルについていけない

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第3章:多様な環境での自己決定が幸せには不可欠

P.153

・男女共学を存分に活かす

第4章:進路実現だけではなく、やりたいことを応援

P.209

・生徒は「未来からの留学生」

まとめ

渋幕がどんな学校なのか、
本書を読むとよくわかります。

「チャイムなし」「校則ほぼなし」等、
自由な校風を重んじるようです。

自分で何でもできる子向きの、
学校かもしれませんね。

渋幕の教育目標を1つ挙げるなら、
自調自考ですね。

「自ら調べ、自ら考える」が進化し、
「自らを調べ、自らを考える」に。

前者が自己主張ならば、
後者は自己認識。

なかなか深い教育目標ですね。

ここまで見た内容だと、
私の子どもとの相性は微妙かも。

あまり自由すぎる環境を好まないので。

でも、
共感できる理念や環境もある。

中2まではゆっくり育てる教育とか、
女子が遠慮せず意見を述べる風土とか。

親が手を離す大切さも言及されており、
将来の自立を考えると共感できる。

受験するかどうかは、
子ども次第だけど。

東大進学実績から、
渋幕を志望するご家庭も多いですよね。

本書を読む限り、
勉強漬けの進学校とは少し違う感がある。

最初はゆっくち教育だから、
戸惑う親御さんも多いそうです。

渋幕を受験予定の方は、
受験前に本書をお買い求めください。

学校の校風を知り、
文化祭や学校説明会で確かめましょう。

子どもとの相性が合うのかどうか?
私はいずれ確かめる予定です。

教育環境は良いと思うので、
あとは相性だけですね。

自調自考や自由な雰囲気、
本書で学んでから訪問してみて、
受験するかどうかを決めると良いですね。

本書のお値段は1,760円、
本書はコチラ(↓)から購入できます。

渋幕だけが知っている「勉強しなさい!」と言わなくても自分から学ぶ子どもになる3つの秘密

お問い合わせ|子供へのお金の教育 (children-money-education.com)

この記事を書いたのは・・・

はるパパ

  • 小学5年生のパパ
  • 子どもの教育(世界一厳しいパパ塾?)、ブロガー、投資家
  • 投資の悪いイメージを払拭したい(難しい、怪しい、損する)
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