家庭の教育

【子どもの隠れた力を引き出す 最高の受験戦略——中学受験から医学部まで突破した科学的な脳育法】感想・レビュー


はじめてまして、はるパパです。

さて本日は、
コチラの本をご紹介します。

子どもの隠れた力を引き出す 最高の受験戦略——中学受験から医学部まで突破した科学的な脳育法

中学受験予定の親御さん、
どんな本をご覧になられますか?

中学受験に関する勉強法やテクニック等、
合格するために必要な本ですよね。

このような本を読めば、
何も知らず受験するより合格率が高まる。

これは間違いないです。

では、
何のために中学受験させますか?

将来の大学受験のため。
高学歴を獲得するため。
大企業で高年収を稼ぐため。

このような目的で、
中学受験をする方もいらっしゃいます。

子どもの将来を考えれば、
私は悪いことだと思っていません。

しかし、
子どもが将来成功するかと言えば、
残念ながら違いますね。

どこに問題があるのか?
学力を養うことに偏りすぎです。

私より高学歴なのに、
仕事がうまくいかず失敗した大人、
過去にたくさん見てきました。

学力は高いけど、
社会生活に必要なものが欠けている。

家事育児が全然できなかったり、
仕事で人間関係がうまくいかなかったり。

自立するために必要な要素が欠けたまま、
大人になってしまうのです。

こうなると、
社会的成功は望めません。

では、
どうすればいいでしょうか?

自立するために必要な要素を、
子どもの頃に養えばいい。

でも学力以外で自立に必要なもの?
具体的に何かがわからない。

そんな方にオススメなのが、
コチラの本です。

子どもの隠れた力を引き出す 最高の受験戦略——中学受験から医学部まで突破した科学的な脳育法

自立するために必要な脳力、
本書で3つ紹介されています。

P.48

・「賢いおりこうさん」が、成長して問題を抱える訳

<脳が育つ順番>
①0~5歳:からだの脳(生命維持にかかわる)
②1~18歳:おりこうさんの脳(受験やスポーツにかかわる)
③10~18歳:こころの脳(想像力や社会性にかかわる)

脳が育つ順番と書かれているように、
それぞれの脳は育つ期間が違います。

中学受験に必要な学力は②ですが、
まず①を育てる必要がある。

その後に②だけを鍛えるのではなく、
③も育てる必要がある。

脳が育つ順番と順序を意識し、
①~③を育てないと、
将来の成功は望めないのです。

①~③を育てるのに大切なこと、
本書に数多く書かれています。

本書は②に特化した本ではないので、
中学受験のご家庭は見落としがち。

でも長い目で見れば、
①や③も育てないといけない。

ココに気づかない家庭の子は、
将来失敗する可能性があるのです。

せっかく中学受験でお金をかけたのに、
将来成功しないのは困りますよね。

自立した大人に成長し、
将来成功できる人材になるよう、
中学受験のご家庭はぜひご覧ください。

それでは本書の感想・レビュー、
ブログで紹介します。

皆様の参考になれば幸いです。

第1章:中学受験で心が壊れた子どもたち

第1章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.24

・ハードな塾通いが子どもの心に与える影響

<リスク>
①低年齢からのハードな塾通いと、塾で出される膨大な宿題によって、生活リズムが崩れ、脳の大事な部分が育たなくなる
②塾の先生や友達からのプレッシャーにより、必要以上に不安になってしまう

塾の宿題生活リズム崩れる理由、
2つあります。

1つは塾の宿題量が膨大であること、
もう1つは学校の宿題もあること。

効率よくこなさないと、
両方の宿題をこなすのは難しいです。

特に、
塾のある平日が大変です。

私の子どもの場合、
学校の宿題をやる時間、
当日やるなら↓のどちらかしかない。

・帰宅~塾に行くまでの数十分
・帰宅後の数十分

学校の宿題が当日終わらない場合、
翌朝に早く起きてやってますね。

寝起きの方が脳がスッキリしていて、
学校の宿題も早く終わります。

ウチは塾がある日でも、
夜10時までに寝かせるようにしてます。

睡眠不足は脳の発達に悪影響だからです。

たくさん寝ると長期記憶に保存され、
学んだことを忘れない効果がある。

コチラに詳しく書かれていますので、
ご興味あればぜひご覧ください。

【熟睡者】感想・レビュー (2024/9/13更新) はじめまして、はるパパです。 さて本日は、コチラの本をご紹介します。 『熟睡者』 ...

第2章:子どもの脳がぐんぐん育つ習慣

第2章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.48

・「賢いおりこうさん」が、成長して問題を抱える訳

<脳が育つ順番>
①0~5歳:からだの脳(生命維持にかかわる)
②1~18歳:おりこうさんの脳(受験やスポーツにかかわる)
③10~18歳:こころの脳(想像力や社会性にかかわる)

「賢いおりこうさん」が、
成長して問題を抱えるのはなぜか?

脳が育つ順番を無視するからです。

たとえば、
①の成長を疎かにして、
②ばかり重点的に育てるケースです。

①規則正しい生活をすれば育つのに、
②早期教育で生活リズムを崩す感じ。

成長して問題を抱える例、
不登校/摂食障害/不安障害等です。

このような症状は避けるべきなので、
脳が育つ順番を意識すると良いです。

第3章:やる気を引き出すには観察力がすべて

第3章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.82

・「生活の軸」があれば、大人になっても堅実な生活を送れる

<生活の軸とは>
・早寝早起きや十分な睡眠、食事や家事など、家族が日常生活を送るうえで欠くことのできないもの

子育てのゴールは何か?
子どもの自立です。

親はいつまでも、
子どもの面倒を見れないからです。

子どもが自立せず、
親のすねをかじるようでは困りますよね。

では、
子どもの自立に必要なものは何か?

収入も大事ですが、
それと同時に生活の軸も大事です。

たとえば子どもが、
高学歴→高収入になったとします。

しかし、
生活の軸がブレていると健康を損ない、
自立した生活を送れなくなる。

高収入を稼ぐのは大事だけど、
堅実な生活で健康を維持するのも大事。

自立=収入を得ることだけでないので、
生活の軸を意識した子育てが大事です。

第4章:無理せず合格できる!省エネ勉強術

第4章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.99

・学費を通して経済教育を行う

学費を子どもに教えると、
勉強に対する姿勢が変わります。

親が多額の学費を払っているのを、
子どもは意外と知らないからです。

たとえば、
公立中学と私立中学の年間学費、
文部科学省の調査結果は↓です。

公立中学と私立中学の年間学費

・公立中学:約54万円
・私立中学:約144万円

私立の場合、
月に約12万円もかかるのです。

公立に進学する選択肢もあるのに、
月10万円以上かけて私立に通っている。

その意味を考えれば、
勉強しなくてはという気になる。

気持ちの大小は個人差あれど、
金額を聞けば普通は意識が変わる。

学費の話、
塾の授業料でも同じことが言えます。

中学受験の塾の費用、
小6になると年間約100万円かかります。

多額の教育をかけてもらえるだけで、
その子どもは相当恵まれている。

そのことを教えたら、
私の子どもは勉強するようになりました。

せっかくお金をかけたのに、
子どもが勉強しなかったら困りますよね。

子どもが勉強するように、
ぜひ学費の話をしましょう。

第5章:教育にお金をかけすぎない

第5章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.128~129

・習い事を始めるなら、親が好きなことに子どもを巻き込む
・親が率先して楽しむ姿を子どもに見せる

<理由>
・親が楽しむ姿から、子どもは「自分はもっと上手くなりたい」「一緒に楽しみたい」と自然といい影響を受けるから

私の経験からもその通りだな、
と思えます。

私の子どもは塾の他に、
体操/バスケを習っています。

少し前までは、
水泳も習っていました。

実は、
私も子どもの頃に習っていたのです。

最初はたまたま偶然かな、
と思ってました。

でも、
本書を読んで納得しましたね。

過去の経験から、
親が実演して教えられるのは大きい。

親ができないことをやれと言っても、
説得力ないですよね。

小4時点で〇〇はできた。
でも××はできなかった。

親の実体験を子どもによく話します。

〇〇ができなければ悔しがり、
××ができると非常に喜ぶ。

これが子どものモチベーションになり、
さらに努力して上を目指しますね。

もし習い事にお困りであれば、
試しに親と同じ習い事をやるのもアリ。

第6章:脳を刺激する親子のコミュニケーション

第6章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.160

・ロジックは大事。でも正論はほどほどに

<理由>
・子どもに正論をぶつけてしまうと、子どもから自分自身の頭で考え、行動する機会を奪ってしまうから

私自身が反省しないといけないな、
と感じた箇所です。

私もつい正論を言いがちなので、
考え行動する機会を奪っていたかも。

上記の対策として、
傾聴と共感が大事と書かれています。

親の心の余裕がないと、
つい正論をぶつけたくなる。

子どもの成長を考えて、
グッとこらえてみようと思います。

第7章:自己肯定感は生活の中で創られる

第7章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.184

・時間がない中で工夫することで脳は育つ

第1章でも少し触れましたが、
塾に通うと子どもの時間はなくなります。

たとえば、
↓にかなりの時間を取られます。

・家⇔塾の往復時間
・塾の授業時間
・塾の宿題時間

さらに学校の宿題もありますし、
食事や入浴といった時間も必要です。

塾のある日は、
本当に時間が足りなく感じます。

ココで大切なのは、
処理速度を上げることです。

その理由、
以下のように書かれています。

理由

・勉強や仕事ができる人とそうでない人との一番の違いは、やるべき時にやるべきことを短時間で遂行できるかどうか
・時間がない中で工夫するからこそ脳は育つ
・睡眠時間を削り、処理速度を変えずに作業を続けることは、そうした訓練を最初から放棄しているようなもの

処理速度を上げるには、
やるべきことの優先順位づけや、
取捨選択が必要と書かれています。

優先順位づけや取捨選択ができれば、
塾と学校の宿題は両立できます。

さらに食事/入浴だけでなく、
将来の自立に必要な家事もできます。

そのうえで、
必要な睡眠時間も確保できます。

共働きで忙しい親御さんは、
仕事/家事/育児を毎日こなしてます。

その姿は、
きっと子どもも見ているハズです。

処理速度を上げれば、
子どもは将来できるようになる。

そんな親の姿を子どもに見せましょう。

第8章:子どもの世界が広がる大切な経験

第8章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.227

・親以外の大人と接することで多様な知恵を学ぶ

私の考えも同じですね。

私が子どもを塾に通わせる理由、
実はこの考えと関係があります。

私は中学受験勉強は賛成だけど、
中学受験自体は必ずしも前向きでない。

勉強習慣が身につけばよいし、
公立中学でも勉強はできると思ってる。

小学校の勉強くらいなら、
正直言うと私でも教えられます。

しかし、
いろいろな先生から学ぶことで、
考え方の幅が広がるとも考えました。

なので、
中学受験の塾に通わせています。

実際に塾で習った内容を見ると、
同じ問題でも解き方が違ったりする。

親以外の大人と接するのは大事だな、
と今は思いますね。

塾に通わせる当時の件は、
別ブログに書いたのでご覧ください。

子どもの可能性を広げる扉-なぜ私が今、中学受験の塾に賛成しようと考えているのか?- (2024/8/18更新) はじめまして、はるパパです。 小3の子どもが、塾に行きたいと言い始めました。 ついに来た...

まとめ

各章で参考になると思った箇所、
まとめました。

第1章:中学受験で心が壊れた子どもたち

P.24

・ハードな塾通いが子どもの心に与える影響

<リスク>
①低年齢からのハードな塾通いと、塾で出される膨大な宿題によって、生活リズムが崩れ、脳の大事な部分が育たなくなる
②塾の先生や友達からのプレッシャーにより、必要以上に不安になってしまう

【熟睡者】感想・レビュー (2024/9/13更新) はじめまして、はるパパです。 さて本日は、コチラの本をご紹介します。 『熟睡者』 ...

第2章:子どもの脳がぐんぐん育つ習慣

P.48

・「賢いおりこうさん」が、成長して問題を抱える訳

<脳が育つ順番>
①0~5歳:からだの脳(生命維持にかかわる)
②1~18歳:おりこうさんの脳(受験やスポーツにかかわる)
③10~18歳:こころの脳(想像力や社会性にかかわる)

第3章:やる気を引き出すには観察力がすべて

P.82

・「生活の軸」があれば、大人になっても堅実な生活を送れる

<生活の軸とは>
・早寝早起きや十分な睡眠、食事や家事など、家族が日常生活を送るうえで欠くことのできないもの

第4章:無理せず合格できる!省エネ勉強術

P.99

・学費を通して経済教育を行う

第5章:教育にお金をかけすぎない

P.128~129

・習い事を始めるなら、親が好きなことに子どもを巻き込む
・親が率先して楽しむ姿を子どもに見せる

<理由>
・親が楽しむ姿から、子どもは「自分はもっと上手くなりたい」「一緒に楽しみたい」と自然といい影響を受けるから

第6章:脳を刺激する親子のコミュニケーション

P.160

・ロジックは大事。でも正論はほどほどに

<理由>
・子どもに正論をぶつけてしまうと、子どもから自分自身の頭で考え、行動する機会を奪ってしまうから

第7章:自己肯定感は生活の中で創られる

P.184

・時間がない中で工夫することで脳は育つ

理由

・勉強や仕事ができる人とそうでない人との一番の違いは、やるべき時にやるべきことを短時間で遂行できるかどうか
・時間がない中で工夫するからこそ脳は育つ
・睡眠時間を削り、処理速度を変えずに作業を続けることは、そうした訓練を最初から放棄しているようなもの

第8章:子どもの世界が広がる大切な経験

P.227

・親以外の大人と接することで多様な知恵を学ぶ

子どもの可能性を広げる扉-なぜ私が今、中学受験の塾に賛成しようと考えているのか?- (2024/8/18更新) はじめまして、はるパパです。 小3の子どもが、塾に行きたいと言い始めました。 ついに来た...

まとめ

中学受験をお考えの方に、
ぜひ読んでほしい一冊ですね。

中学受験の本と言えば、
勉強法や受験テクニック系が多い。

中学受験合格を見据えれば、
そのような本を読むのも大事です。

しかし、
中学受験に特化した本ばかり読むと、
子育ての方向性を間違えてしまう。

どこを間違えてしまうか?
子育てのゴール設定ですね。

中学受験合格がゴールではない。
あくまで通過点に過ぎないのに。

子育てのゴールはどこか?
子どもの自立です。

将来稼げるようになっても、
子どもが自立できるとは限らない。

たとえば、
受験に関わる脳ばかりを育て、
想像力や社会性に関わる脳の育成を怠る。

後者の脳が発達していないと、
社会に出てから活躍できず自立できない。

せっかくお金をかけて育てても、
自立できなければ困りますよね。

中学受験をするのはいいけど、
子育ての方向性を間違えると危険。

受験勉強に力を入れている家庭ほど、
本書を必ず読んでほしいです。

子育てのゴールは子どもの自立。

自立のために必要な子育てのヒント、
本書にたくさん書かれています。

↓の3つの脳を満遍なく育てれば、
子どもはきっと自立できます。

立派な社会生活を送り、
あなたは悠々自適な人生を送れます。

P.48

・「賢いおりこうさん」が、成長して問題を抱える訳

<脳が育つ順番>
①0~5歳:からだの脳(生命維持にかかわる)
②1~18歳:おりこうさんの脳(受験やスポーツにかかわる)
③10~18歳:こころの脳(想像力や社会性にかかわる)

親子ともに充実した人生を送れるよう、
いますぐ本書をお買い求めください。

本書のお値段は957円、
本書はコチラ(↓)から購入できます。

子どもの隠れた力を引き出す 最高の受験戦略——中学受験から医学部まで突破した科学的な脳育法

お問い合わせ|子供へのお金の教育 (children-money-education.com)

この記事を書いたのは・・・

はるパパ

  • 小学4年生のパパ
  • 子どもの教育(世界一厳しいパパ塾?)、ブロガー、投資家
  • 投資の悪いイメージを払拭したい(難しい、怪しい、損する)
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