はじめまして、はるパパです。
さて本日は、
コチラの本をご紹介します。
「毎月お小遣いが振り込まれるから、
本当に助かるわ~」
毎月分配型に投資している人から、
実際に聞いた言葉です。
そのお小遣いの正体、
本当に理解しているでしょうか?

毎月振り込まれるお小遣い、
正確には分配金と呼ばれるものです。
分配金と聞くと、
投資利益から分配と思いがち。
実は投資利益からではなく、
元本から分配されることもあるのです。

冷静に考えてみましょう。
毎月投資で利益が出ますか?
出るわけがないですよね。
そんな投資があったら皆やってます。
利益が出ない時、
どこから分配金が支払われてるのか?
元本から支払われているので、
資産減少を伴う仕組みなのです。

これを知らずに放置するとどうなるか?
大切な資産が減り続けます。
分配金をもらっていたつもりが、
気づけば元本が半分という事態にも。
老後資金は一度減らすと、
簡単には回復しません。
これでは困りますよね。

では、
どうすればいいでしょうか?
投資しないのがベストですが、
活用次第では老後の戦略になる。
でも、
老後の戦略って何?
そんな方にオススメなのが、
コチラの本です。
老後は「資産を育てる」フェーズから、
「資産を取り崩す」フェーズに移行です。
もし生活費が不足する場合、
銀行から毎月現金を下ろす必要がある。
でもその代わりに、
毎月分配金で受け取る選択肢もある。
これが本書に書かれている戦略です。

毎月分配型の投資信託は、
高齢者に根強い人気があります。
もし高齢の親御さんがご希望するなら、
無下に否定するのも気が引ける。
本書で毎月分配型を正しく理解し、
理解した上で買うなら良いのでは?
証券会社の営業マンではなく、
子どものあなたが説明すればいい。

毎月分配型がなんとなく不安。
親にどう説明すればいいのかわからない。
もしこのようなお悩みをお抱えなら、
ぜひ本書をご覧ください。

それでは本書の感想・レビュー、
ブログで紹介します。
皆様の参考になれば幸いです。
目次
第1章:分配金生活(入門編)
第1章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・「普通分配金」と「元本払戻金(特別分配金)」の違いとは
<違い>
①普通分配金 :投資信託の運用益から分配される(課税)
②元本払戻金(特別分配金):あなたが投資した元本が原資となり分配される(非課税)
分配金には2種類あります。
毎月分配型で問題視されているのは、
②ですね。
投資元本から分配しているので、
投資元本が減ってしまうのです。
タコ足配当なんて書かれてますが、
意外と知らない人が多いので要注意。

本書には分配例も書かれています。
①②の違いによって、
どちらの分配金が支払われるかが変わる。
↓はどちらも500円が分配されますが、
②は元本取り崩しなのです。
利益から払われてるわけじゃなく、
資産も減っている状態なので要注意。
銀行預金を引き出したら減るのと、
同じ感覚ですね。
<利益の場合>
①8000円 :毎月分配型の投資信託購入
②8500円 :分配金を支払う際の基準価額
②-①500円:利益なので500円を普通分配金で受け取る
<損失の場合>
①9000円 :毎月分配型の投資信託購入
②8500円 :分配金を支払う際の基準価額
②-①‐500円:損失なので500円を元本払戻金で受け取る
第2章:「私の」分配金生活(実践編)
第2章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・分配金を使った「じぶん年金」の作り方
<ポイント>
①年金だけで生活できる人はほぼいない
②年金以外に収入がなければ、銀行の普通口座から「ただ漠然と不足額を下ろす」しか選択肢がない
③毎月分配型の投資信託に投資し、将来の利益分配金の受領の可能性を残しつつ、元本払戻金を非課税で受け取る(=普通口座から下ろすのと変わらない)
①は家庭によりけりですね。
正社員共働き家庭なら、
ダブルで厚生年金が見込めるので、
年金だけで生活できなくもない。
それ以外の家庭だと、
厚生年金が減ったり無かったりなので、
厳しいかもしれませんね。

不足分をどこから取り崩すか?
それが②と③の違いです。
もし利益分配金が出ないなら、
②も③も大差ありません。
毎月分配型に投資しておけば、
利益分配金が出る可能性がある。
だからその可能性を見据えて、
③オススメと本書に書かれてます。

老後であれば、
わからなくもない戦略ですね。
現役時代の資産を取り崩すのが、
老後フェーズだと思ってます。
老後に取り崩せるだけの資産を築くには、
現役時代に毎月分配型はオススメしない。
老後の取り崩しフェーズに入ったら、
毎月分配型への投資はアリですね。
第3章:進化する「じぶん年金」生活(応用編)
第3章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・スムーズな「定年後生活」へ向けて
<本書の想定>
・2000万円を毎月分配型に投資する
・毎月の分配金は約24万円になる
これは1つの目安ですね。
実際は不足分だけ用意すればOKです。
不足分の計算式は、
①年金額/月-②生活費/月ですね。
①-②のマイナス分だけ、
毎月の分配金でもらえればいい。
もしプラスなら、
毎月の分配金は好きなように使えます。

①年金額/月は、
「ねんきん定期便」で把握できます。
②生活費/月は、
2人世帯で平均約23万円です。
不足額は人それぞれ違うので、
ご自身で計算してみてください。
まとめ
各章で参考になると思った箇所、
まとめました。
第1章:分配金生活(入門編)
・「普通分配金」と「元本払戻金(特別分配金)」の違いとは
<違い>
①普通分配金 :投資信託の運用益から分配される(課税)
②元本払戻金(特別分配金):あなたが投資した元本が原資となり分配される(非課税)
<利益の場合>
①8000円 :毎月分配型の投資信託購入
②8500円 :分配金を支払う際の基準価額
②-①500円:利益なので500円を普通分配金で受け取る
<損失の場合>
①9000円 :毎月分配型の投資信託購入
②8500円 :分配金を支払う際の基準価額
②-①‐500円:損失なので500円を元本払戻金で受け取る
第2章:「私の」分配金生活(実践編)
・分配金を使った「じぶん年金」の作り方
<ポイント>
①年金だけで生活できる人はほぼいない
②年金以外に収入がなければ、銀行の普通口座から「ただ漠然と不足額を下ろす」しか選択肢がない
③毎月分配型の投資信託に投資し、将来の利益分配金の受領の可能性を残しつつ、元本払戻金を非課税で受け取る(=普通口座から下ろすのと変わらない)
第3章:進化する「じぶん年金」生活(応用編)
・スムーズな「定年後生活」へ向けて
<本書の想定>
・2000万円を毎月分配型に投資する
・毎月の分配金は約24万円になる
まとめ
分配金の取り崩し戦略について、
3章構成で書かれています。
まず、
普通分配金と元本払戻金(特別分配金)、
この違いを理解する必要がある。
普通分配金は運用益から支払われ、
元本払戻金は元本から支払われる。
そのため、
元本払戻金は「タコ足配当」と呼ばれ、
資産が減る点に注意が必要です。

資産が減るなら、
毎月分配型は止めた方が良いのでは?
現役にはオススメしないけど、
老後なら活用の余地あり。
老後は資産を取り崩す時期であり、
年金だけでは足りない人もいるので。
銀行から現金を下ろす代わりに、
毎月分配金を受け取る仕組みは一案。
投資信託の生成次第では、
分配金が増える可能性もあります。

毎月分配金の目安は、
「年金額-生活費」の不足分のみです。
年金額は「ねんきん定期便」で確認でき、
生活費の目安は2人世帯で月平均23万円。
この差額を把握し、
自分に必要な分配金額を逆算することで、
無理のない資金設計が可能になります。

毎月分配型の投信、
高齢者に人気なのはよくわかります。
個人的にはオススメしないけど、
分配金を楽しみにする人がいるのも現実。
毎月分配型の投資信託を理解し、
わかった上で買うなら止めません。

毎月分配型の中身を知りたい方。
毎月分配型の活用方法を知りたい方。
いますぐ本書をお買い求めください。
買ってからタコ足配当に気づいても遅い。
買う前に中身を理解し、
取り崩しまで想定してから買いましょう。
本書のお値段は990円、
本書はコチラ(↓)から購入できます。
お問い合わせ|子供へのお金の教育 (children-money-education.com)
この記事を書いたのは・・・
はるパパ
- 小学5年生のパパ
- 子どもの教育(世界一厳しいパパ塾?)、ブロガー、投資家
- 投資の悪いイメージを払拭したい(難しい、怪しい、損する)
