家庭の教育

【子どもの人生が変わる放課後時間の使い方】感想・レビュー


はじめまして、はるパパです。

さて本日は、
コチラの本をご紹介します。

子どもの人生が変わる放課後時間の使い方

「勇気あるね」

放課後に遊び→塾に直行した際、
子どもが友人から言われたそうです。

たまに学校が早く終わると、
子どもは遊んでから塾に行きます。

子どもの学校では普通の光景だけど、
SAPIXのクラス内では異質らしい。

遊びに行く暇なんてそもそもない。
空き時間があったら勉強でしょ。

そんな空気感らしいけど、
塾の友人が逆に心配です。。

なぜ心配なのか?

高学歴なのに社会で挫折した大人を、
過去に何度も見たから。

私より高学歴の社員なのに、
会社で活躍できず去ってしまう。

頭はいいけど発想力が乏しい。
頭はいいけどコミュ障である。
頭はいいけどメンタルが弱い。

学力以外の部分が不十分なため、
学校の外に出ると活躍できないのです。

SAPIXの友人、
小学生から勉強ばかりしていて大丈夫?

では、
どうすればいいでしょうか?

学力以外の部分も鍛えればいい。

でも、
どうやって鍛えるのかわからない。

そんな方にオススメなのが、
コチラの本です

子どもの人生が変わる放課後時間の使い方

人間の能力は2つあります。

1つは認知能力、
勉強で鍛えられる能力です。

もう1つは非認知能力、
勉強以外で鍛えられる能力です。

発想力。
コミュニケーション力。
メンタル力。

先ほど挙げたのは非認知能力であり、
これを鍛えないと社会でやっていけない。

では、
どのように鍛えればいいのか?

本書のタイトルにもある通り、
放課後に鍛えられます。

遊びの中であったり、
習い事の中であったり。

だから遊ぶことは決して悪くない。
むしろ遊びが足りないと将来心配。

勉強ばかりしてる中学受験のご家庭は、
ぜひ本書をご覧ください。

それでは本書の感想・レビュー、
ブログで紹介します。

皆様の参考になれば幸いです。

第1章:放課後に「自由な時間」がない子どもたち

第1章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.39

・高学歴と社会で活躍できる力は違う

<ポイント>
①頭のいい人たちは、ゼロからイチを発想して新たな企画、事業アイデアを創り出せる人、さまざまな背景を持つメンバーを巻き込み一つのチームとして動かせる人が、思いのほか少ない
②ゼロからあるいはイチから誰もやったことがないアイデアを生み出したり、他の人が気づかない市場の可能性を見つけたり、雰囲気が悪くバラバラになっているチームを共通の目標のもとにまとめたり…といった力を発揮する人は、学歴とは関係なく人間的な魅力やその分野における卓越した能力、技術、専門性を持っている

②人間力もしくは非認知能力、
と呼ばれるものです。

②の力を身につけるためには、
放課後時間が有効と書かれてます。

放課後に友人と遊ぶ中で、
たしかに鍛えられそうですよね。

新しい遊びであったり、
喧嘩の仲裁であったり。

私の子ども、
塾がない放課後は遊びに行きます。

帰宅後に話を聞くと、
非認知能力が養われてますね。

○○で遊んだ楽しかったとか、
喧嘩の間に入って苦労したとか。

社会で必要なスキルだと思うので、
ぜひ身につけてほしいですね。

第2章:放課後時間が人間力を育てる

第2章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.50

・認知能力の土台になる非認知能力

<例>
①宿題に対してのやる気や集中力
②ちょっと難しい問題が途中にあったときに挑戦する能力
③途中で飽きてやめてしまった後、しばらくして再開するやり直す力
④わからない問題について保護者や友達に聞けるコミュニケーション力

塾の宿題を見ると、
①~④を実感しますね。

①やる気になるまで時間かかるのに、
やり始めてもすぐ集中力が切れて休憩。

②難しい問題に挑戦するも、
わからないとすぐに諦めますね。

③再開することもなく、
④私に質問しますね。

その方が効率良い面もあるけど、
テストでは微妙な時もある。

テストでわからない問題があると、
時間の都合で飛ばす。

後から挑戦するも、
わからなければ捨て問題にする。

他の箇所に時間を割いた方が効果的。

受験戦略的には間違ってないけど、
学力観点では後からでも解いてほしい。

非認知能力に関しては、
まだ伸びる余地がありそうですね。

第3章:子どもたちの人生を切り開く「人間力」とは?

第3章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.86

・日常プログラムとイベントプログラム(非日常体験)の組み合わせが重要

本書のイベントプログラム、
とてもおもしろいですね。

市長選挙を実施したり、
お店で商品準備&接客したり。

↓が育つそうですが、
学校の授業では学べないものばかり。

イベントプログラム(非日常体験)で育つもの

・探求心
・創造性
・コミュニケーション力
・社会への関心

↑で思い出したのが、
先日のBBQですね。

BBQ経験が乏しい子どもを見ると、
火起こしができないのは仕方ない。

でも、
他にも↓に戸惑ってました。

BBQで戸惑う子ども

・網に油をどう塗るのかわからない
・熱気で網に近づけず、肉をどう焼けばいいかわからない
・肉にどう味付けすればいいかわからない

キッチンペーパーに油を沁み込ませる。
熱の来ない風下に立って焼く。
適度に塩をふって味付けする

探求心や創造性があれば、
解決できそうですよね。

経験が乏しいと、
そもそもやろうともしない。

将来困難に直面した際、
大丈夫だろうかと不安になります。

子どもが将来生きるうえで、
非日常体験は役立つと思いますね。

第4章:人間力の育ち方/育み方

第4章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.96

・子どもは大人の日常の振る舞いから学ぶ

<ポイント>
・大人が完璧を目指す必要はない
・完璧を装うと無理をすると、子どもへの価値観の押し付けになってしまう
・大切なのは、子どもと一緒に成長していこうという姿勢

子どもは親のことをよく見ている。
これは実感しますね。

「前に○○って言った」
「前に○○ってやった」

そんなとこ見てたの?
よく覚えてるな~と感心します。

と同時に怖くもなります。
変な振る舞いも全部見てるから。

親は気をつけないとですね。

ちなみに、
私は一緒に成長する姿は見せてます。

少し勉強の話になりますが、
私は中学受験をしたことがありません。

子どもが解けない問題を見ても、
私も簡単に解けない時はある。

それでもあれこれ考え答えを導き、
子どもに算数の解法を教えます。

親が真剣な姿を見せないと、
子どもは勉強しないですよね。

第5章:人間力を育てるための実践例

第5章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.136

・スポーツを通じて学ぶ思いやりの心

<ポイント>
・勝つ人がいて、負ける人がいて、思いやりを知る良い機会でもある
・すぐに努力が結果に結びつかない現実があるのは、社会出でてからも同じ
・力がある個人がわがままにプレーするより、チームワークが重要であることを学べます

子どもはバスケをやってますが、
まさに実感しますね。

自分が活躍しても勝てない時もあれば、
自分が活躍せずに勝つときもある。

自分が活躍して勝てればベストだけど、
いつも思い通りにはいかない。

ナンダカンダ文句を言いつつも、
世の中そんなもんだと教えてますね。

ちなみに、
スポーツ系の習い事はオススメです。

暗記力向上に役立ったり、
メンタル安定に役立ったり。

コチラの記事にまとめたので、
ご興味あればぜひご覧ください。

【SAPIX】2月に続々と習い事を辞める子どもたち…本当にそれで大丈夫? (2025/5/27更新) はじめまして、はるパパです。 子どもの習い事、いつまで続けますか? 子どもはバスケ/体操...

第6章:人間力は日常の遊びでも育つ

第6章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.156

・非認知能力が上がると認知能力も上がる

<ポイント>
・どれだけ頭が良くても忍耐力や衝動をコントロールする力がなければ、学力は伸びにくい
・誘惑に負けてサボったり、期待通りにならない場面ですぐに落ち込んでやる気をなくしていたりすると、思い描く成果は得られない
・自分の感情をうまく切り替えられずにいると、友達との関係が不安定になったり、学校や学童でのトラブルも増える

本書にも書かれていますが、
中学受験のご家庭は放課後に悩みます。

遊びに行かず勉強させた方が、
成績が伸びるのでは?

実は、
非認知能力が伸びなくなり、
認知能力(学力)も伸びにくいのです。

というわけで、
遊びに行かせた方が成績は伸びる。

本当に大丈夫?
と不安に思う人もいますよね。

私の子どもの例ですが、
塾のない日は遊びに行きますね。

最近だと暗くなるのも遅くなり、
18時過ぎに帰宅もしばしば。

でも、
SAPIXで成績上位5%キープです。

コチラの記事にまとめましたので、
ご興味あればぜひご覧ください。

【SAPIX】小5の宿題量が増えたのに平日遊び、さらに習い事もやってるのに成績上位5%以内をキープ。その秘密とは? (2025/5/27更新) はじめまして、はるパパです。 宿題もやらずに、遊びに行ったりしませんか? 学校の宿題なら...

第7章:家庭でできる人間力の育み方

第7章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.190

・勉強や学歴には意味がある?

<勉強の意味>
・自分が興味のあること、おもしろいと思うことを勉強すること
・楽しいや好きをきっかけにした学びを突き詰めていくと、誰にも負けない自分だけの強み、個性になっていく
・好きなことで自信がついてくると、難しい問題、苦手な物事を克服しようと粘り強く取り組む、「やりぬく力」が身につき始める

<学歴の意味>
・半分イエス、半分ノー
・高学歴=仕事ができる人、リーダーに向いた人とは限らない
・受験に必要な知識や技術は、社会で必要となれる力とはかなり異なる

勉強の意味については、
子どもの勉強で実感しますね。

先日サピックスオープンを受けたけど、
思考力系の問題に歯が立たず。

でも自分で高い目標を掲げ、
次回は解けるよう勉強するそうです。

勉強の高すぎる目標については、
コチラの記事にまとめました。

ご興味あればぜひご覧ください。

【第1回志望校診断サピックスオープン(5年)②】難関校の志望者別順位でまさかの1位!でも子どもが掲げた高すぎる目標とは? (2025/5/27更新) はじめまして、はるパパです。 SAPIXから帰宅後、子どもが成績表を見せてくれました。 ...

学歴の意味については、
社会に出るとよくわかりますね。

学力はあった方がいいけど、
学力だけでは社会でやっていけない。

コミュニケーション力が不足したり、
メンタル不安定でダメになる人、
過去に何度も見ました。

学力のような認知能力に加えて、
非認知能力も社会では必要です。

子どもに非認知能力を身につけるために、
勉強以外のこともさせた方がよいですね。

まとめ

各章で参考になると思った箇所、
まとめました。

第1章:放課後に「自由な時間」がない子どもたち

P.39

・高学歴と社会で活躍できる力は違う

<ポイント>
①頭のいい人たちは、ゼロからイチを発想して新たな企画、事業アイデアを創り出せる人、さまざまな背景を持つメンバーを巻き込み一つのチームとして動かせる人が、思いのほか少ない
②ゼロからあるいはイチから誰もやったことがないアイデアを生み出したり、他の人が気づかない市場の可能性を見つけたり、雰囲気が悪くバラバラになっているチームを共通の目標のもとにまとめたり…といった力を発揮する人は、学歴とは関係なく人間的な魅力やその分野における卓越した能力、技術、専門性を持っている

第2章:放課後時間が人間力を育てる

P.50

・認知能力の土台になる非認知能力

<例>
①宿題に対してのやる気や集中力
②ちょっと難しい問題が途中にあったときに挑戦する能力
③途中で飽きてやめてしまった後、しばらくして再開するやり直す力
④わからない問題について保護者や友達に聞けるコミュニケーション力

第3章:子どもたちの人生を切り開く「人間力」とは?

P.86

・日常プログラムとイベントプログラム(非日常体験)の組み合わせが重要

イベントプログラム(非日常体験)で育つもの

・探求心
・創造性
・コミュニケーション力
・社会への関心

BBQで戸惑う子ども

・網に油をどう塗るのかわからない
・熱気で網に近づけず、肉をどう焼けばいいかわからない
・肉にどう味付けすればいいかわからない

第4章:人間力の育ち方/育み方

P.96

・子どもは大人の日常の振る舞いから学ぶ

<ポイント>
・大人が完璧を目指す必要はない
・完璧を装うと無理をすると、子どもへの価値観の押し付けになってしまう
・大切なのは、子どもと一緒に成長していこうという姿勢

第5章:人間力を育てるための実践例

P.136

・スポーツを通じて学ぶ思いやりの心

<ポイント>
・勝つ人がいて、負ける人がいて、思いやりを知る良い機会でもある
・すぐに努力が結果に結びつかない現実があるのは、社会出でてからも同じ
・力がある個人がわがままにプレーするより、チームワークが重要であることを学べます

【SAPIX】2月に続々と習い事を辞める子どもたち…本当にそれで大丈夫? (2025/5/27更新) はじめまして、はるパパです。 子どもの習い事、いつまで続けますか? 子どもはバスケ/体操...

第6章:人間力は日常の遊びでも育つ

P.156

・非認知能力が上がると認知能力も上がる

<ポイント>
・どれだけ頭が良くても忍耐力や衝動をコントロールする力がなければ、学力は伸びにくい
・誘惑に負けてサボったり、期待通りにならない場面ですぐに落ち込んでやる気をなくしていたりすると、思い描く成果は得られない
・自分の感情をうまく切り替えられずにいると、友達との関係が不安定になったり、学校や学童でのトラブルも増える

【SAPIX】小5の宿題量が増えたのに平日遊び、さらに習い事もやってるのに成績上位5%以内をキープ。その秘密とは? (2025/5/27更新) はじめまして、はるパパです。 宿題もやらずに、遊びに行ったりしませんか? 学校の宿題なら...

第7章:家庭でできる人間力の育み方

P.190

・勉強や学歴には意味がある?

<勉強の意味>
・自分が興味のあること、おもしろいと思うことを勉強すること
・楽しいや好きをきっかけにした学びを突き詰めていくと、誰にも負けない自分だけの強み、個性になっていく
・好きなことで自信がついてくると、難しい問題、苦手な物事を克服しようと粘り強く取り組む、「やりぬく力」が身につき始める

<学歴の意味>
・半分イエス、半分ノー
・高学歴=仕事ができる人、リーダーに向いた人とは限らない
・受験に必要な知識や技術は、社会で必要となれる力とはかなり異なる

【第1回志望校診断サピックスオープン(5年)②】難関校の志望者別順位でまさかの1位!でも子どもが掲げた高すぎる目標とは? (2025/5/27更新) はじめまして、はるパパです。 SAPIXから帰宅後、子どもが成績表を見せてくれました。 ...

まとめ

非認知能力の重要性、
ご理解頂けましたでしょうか?

認知能力(学力)だけで鍛えても、
社会で活躍できるとは限らない。

探求心
創造性
コミュニケーション力

社会に出れば必要な能力、
勉強だけでは身につかないのです。

非認知能力を鍛えるには、
どうすればよいか?

タイトルにある放課後を使って、
鍛えるのが良いです。

スポーツ系の習い事はその一例。

たとえば、
努力が結果に結びつかない現実から、
忍耐力や感情コントロールが身につく。

もし団体競技なら、
人間関係やチームワークも学べる。

勉強で認知能力を養い、
放課後の活動で非認知能力を養う。

子どもが将来社会で成功するために、
この二本立てが子育ての基本線ですね。

遊んでばかりではダメだけど、
勉強ばかりでもダメ。

双方のバランスが取れるよう、
親が子どもを導く必要があります。

私の場合、
メリハリをつけるように伝えてます。

いまは勉強する時間。
いまは遊ぶ時間。

どちらを優先ではなく、
どちらも両立する。

片方のスキルだけ伸ばしても、
社会で通用しない大人を何度も見てます。

社会では双方のスキルが必要なので、
時間の過ごし方にメリハリをつける感じ。

子どもが勉強ばかりで不安な方。
子どもが遊んでばかりで不安の方。

いますぐ本書をお買い求めください。

子どもがそのまま大人に育つと、
社会に出た時に挫折します。

心が折れてしまうと、
挫折から復活するのは大変。

子どもが将来社会に適応できるよう、
本書のノウハウを実践しましょう。

そうすれば、
子どもは将来社会で活躍できますね。

本書のお値段は1,100円、
本書はコチラ(↓)から購入できます。

子どもの人生が変わる放課後時間の使い方

お問い合わせ|子供へのお金の教育 (children-money-education.com)

この記事を書いたのは・・・

はるパパ

  • 小学5年生のパパ
  • 子どもの教育(世界一厳しいパパ塾?)、ブロガー、投資家
  • 投資の悪いイメージを払拭したい(難しい、怪しい、損する)
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