(2024/3/13更新)
はじめまして、はるパパです。
さて本日は、
コチラの本をご紹介します。
子どもに教育虐待してますか?
と聞かれて、
YESと答える親なんていないです。
実はココに、
教育虐待の怖さが潜んでいます。
あなたのしていること、
教育虐待かもしれませんよ。
高学歴の子どもが、
悲惨な事件を起こすニュース。
年に何度か目にしますよね。
事件の背景には、
親の教育虐待があります。
でも子どもが事件を起こすまで、
親は自分が教育虐待をしていることに、
気づかないのです。
それはなぜでしょうか?
教育虐待とは何か?
親が知らないからです。
教育虐待の実態を知り、
自分の教育を振り返る。
ただそれだけで、
子どもは救われるのです。
では、
教育虐待を知るには、
どうすればいいでしょうか?
コチラの本がオススメです。
教育虐待の実例が、
本書には数多く登場します。
こんな親いるの?
と正直驚くレベルの毒親。
でも彼らに共通するのは、
自分が教育虐待してると、
誰もみじんも思ってないこと。
周りから指摘されても、
毒親が考えを改めることはない。
ならば毒親の末路を知り、
毒親にならないよう気をつける。
教育熱心な親は、
一歩間違えると教育虐待になります。
ぜひ本書を読み、
そうならないようご注意ください。
それでは本書の感想・レビュー、
ブログで紹介します。
皆様の参考になれば幸いです。
目次
第1章:子ども部屋で何が起きているのか ー教育虐待を「定義」する
第1章で参考になると思った箇所、
コチラです。
<東大生へのアンケート結果>
・親は自分の意見を聞いてくれた?(YES:86.5%)
・勉強しなさいと言われた?(NO:65.2%)
・よく褒めてくれた?(YES:82%)
子どもの学力向上のために何が有効か?
筆者は以下のように書いています。
・叱るより褒めること
・強制するより自主性に委ねること
東大生だから特別なのでは?
と思わない方がいいです。
叱るとか強制するとか、
それ自体が虐待につながるのです。
でもまったく叱らないとか、
少し非現実的でもありますよね。
重要なのは、
毎日叱ったり強制したりしないかです。
親は気づかないけど、
子どもにはストレスがたまります。
このストレスが頂点に達すると、
悲劇の事件が発生します。
子どものせいではない。
親のせいなのです。
子どもを褒めましょう。
子どもに自主性に委ねましょう。
そうすれば、
子どもは自然と成長します。
第2章:脳と精神を蝕む教育 -医学の観点から
第2章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・教育虐待が子供に及ぼす影響は、一般的な虐待と何も変わらないものです
教育虐待の影響として、
アダルト・チルドレンを挙げてます。
・親子関係のトラウマによって傷つき、人格形成がゆがんだまま成長し、生きづらさを抱える人々
<特徴>
・周囲が期待しているように振る舞おうとする
・何もしない完璧主義者である
・尊大で誇大的な考え(や妄想)を抱えている
・「NO」が言えない
・しがみつきを愛情と混同する
・被害妄想におちいりやすい
・表情に乏しい
・楽しめない、選べない
・フリをする
・環境の変化を嫌う
・他人に承認されることを渇望し、さびしがる
・自己処罰に嗜癖している
・抑うつ的で無力感を訴える。その一方で心身症や嗜癖行動に走りやすい
・離人感がともないやすい
子どもが将来こうなると、
社会生活が難しくなります。
会社をやめて引きこもりになり、
最悪の場合は事件を起こす。
親子にとって不幸な結末です。
厳しい教育で子どもが高学歴になり、
有名企業に入社できたとします。
でも会社にうまく適応できないと、
会社を辞めてしまう。
お金を稼げなければ、
その先は辛い人生を送るだけ。
厳しすぎる教育はやめましょう。
子どもの幸せが最優先ですよね。
第3章:時代に翻弄される家族 -受験戦争と教育虐待
第3章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・首都圏の中学受験者数はリーマンショック後の数年の不況を除けば全体的に増加している
学歴があまり重視されなくなっても、
親の教育熱が冷めていない。
と筆者は書いてますが、
私の意見は違います。
・学歴は依然として重視されている
・親が学歴社会であることを実感している
・学歴社会を知る親だから教育に熱心である
大企業の新卒採用、
明らかに学歴フィルターかかってます。
入社後の学歴を聞くと、
明らかに大学名が偏ってます。
大企業は年収が高いから、
お金に困らない生活が期待できる。
将来の子どもの成功を願い、
親は教育熱心になるのです。
日本は学歴社会なので、
親が教育費をかけることは否定しません。
ただし、
教育虐待には反対です。
無理やり勉強させても、
子どもの成績は上がらないです。
子どもが苦しむだけ。
苦しい時は止めるのが親の役目。
子どもに過度な期待をかけ、
無理やり教育はやめましょう。
第4章:「あなたのため」というエゴイズム -虐待親の心理
第4章で参考になると思った箇所、
コチラです。
<教育虐待の4つのトリガー>
①親が「義務教育」の意味を取り違えている
②「減点主義」の価値観や、偏差値絶対主義が蔓延している
③「経済的自立」だけを重視し、「精神的自立」が後回しになっている
④親が自分の満たせなかった夢を子どもに託してしまっている
第2章でも触れましたが、
特に③は重要かなと感じますね。
有名大学から大手企業に入社し、
高年収で経済的自立を目指すのは否定しない。
しかし精神的自立ができず、
大手企業でうまくいかず退職してしまう。
結局、
経済的自立もできない。
親子ともに、
望む将来ではないですよね?
では精神的自立のために、
どうすればいいでしょうか?
別の本に書いてあったのですが、
このスタンスが参考になります。
・目指すスタンスは「目は離さず手は出さず」
親が勉強を教えるのはOK。
でもあくまで見守るだけであり、
手を出してはいけない。
手を出す=暴力ではなく、
過剰に教えることも意味します。
コレを実践するだけで、
子どもは精神的に安定し成長します。
別記事にまとめましたので、
ご興味あればぜひご覧ください。
第5章:教育虐待、その後 -ひきこもり、非行からの自殺、PTSD、虐待連鎖まで
第5章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・受験勉強が終わってほっとしている時に、子供たちの身にはっきりとした病状が現れることも少なくない
燃え尽き症候群ですよね。
私の親戚にもいました。
晴れて名門校に入学できても、
その後が大変です。
周りの生徒の学力が高く、
成績がなかなか上がらない。
精神的に参ってしまい、
放置すると不登校につながってしまう。
第4章でも書きましたが、
親が目を離さないことがキーになります。
子どもの精神的不調を見抜き、
心療内科に連れて行くのも親の役目。
子どもが精神的に参っても、
自分から心療内科に行こうとはしない。
このような役割、
親にしかできないです。
ぜひ子どもを温かく見守ってください。
子どもにも伝わり、
精神的に安定しますね。
第6章:支援者たちは何を感じているのか -回復にいたる道
第6章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・勉強することだけを徹底的に教え込まれて、日常のあれこれを器用にさばいていく方法を学ばせてもらえなかった
<器用にさばいていく例>
・ほどほどにやる
・人と付き合う
・空気を読む
人が生活するうえで、
↑は身につける必要のあるスキル。
学校や会社で団体生活をすれば、
自然と身につくスキルです。
ただし、
どうにも苦手な人もいます。
学校や会社に行けなくなってしまい、
孤立してしまう。
今は通信教育もあるし、
在宅勤務という手段もあります。
ただし、
まったく人と関わらない生活は、
実質的に不可能です。
勉強も大切ですが、
社会で生きるための教育も大事です。
子どもが引きこもりにならないよう、
親が外に連れ出しましょう。
これこそ社会勉強です。
きっと将来役立ちますね。
まとめ
各章で参考になると思った箇所、
まとめました。
第1章:子ども部屋で何が起きているのか ー教育虐待を「定義」する
<東大生へのアンケート結果>
・親は自分の意見を聞いてくれた?(YES:86.5%)
・勉強しなさいと言われた?(NO:65.2%)
・よく褒めてくれた?(YES:82%)
・叱るより褒めること
・強制するより自主性に委ねること
第2章:脳と精神を蝕む教育 -医学の観点から
・教育虐待が子供に及ぼす影響は、一般的な虐待と何も変わらないものです
・親子関係のトラウマによって傷つき、人格形成がゆがんだまま成長し、生きづらさを抱える人々
<特徴>
・周囲が期待しているように振る舞おうとする
・何もしない完璧主義者である
・尊大で誇大的な考え(や妄想)を抱えている
・「NO」が言えない
・しがみつきを愛情と混同する
・被害妄想におちいりやすい
・表情に乏しい
・楽しめない、選べない
・フリをする
・環境の変化を嫌う
・他人に承認されることを渇望し、さびしがる
・自己処罰に嗜癖している
・抑うつ的で無力感を訴える。その一方で心身症や嗜癖行動に走りやすい
・離人感がともないやすい
第3章:時代に翻弄される家族 -受験戦争と教育虐待
・首都圏の中学受験者数はリーマンショック後の数年の不況を除けば全体的に増加している
・学歴は依然として重視されている
・親が学歴社会であることを実感している
・学歴社会を知る親だから教育に熱心である
第4章:「あなたのため」というエゴイズム -虐待親の心理
<教育虐待の4つのトリガー>
①親が「義務教育」の意味を取り違えている
②「減点主義」の価値観や、偏差値絶対主義が蔓延している
③「経済的自立」だけを重視し、「精神的自立」が後回しになっている
④親が自分の満たせなかった夢を子どもに託してしまっている
・目指すスタンスは「目は離さず手は出さず」
第5章:教育虐待、その後 -ひきこもり、非行からの自殺、PTSD、虐待連鎖まで
・受験勉強が終わってほっとしている時に、子供たちの身にはっきりとした病状が現れることも少なくない
第6章:支援者たちは何を感じているのか -回復にいたる道
・勉強することだけを徹底的に教え込まれて、日常のあれこれを器用にさばいていく方法を学ばせてもらえなかった
<器用にさばいていく例>
・ほどほどにやる
・人と付き合う
・空気を読む
まとめ
子どもの教育、
この2つに尽きますね。
・叱るより褒めること
・強制するより自主性に委ねること
親がこのスタンスを保てば、
教育虐待は起こらない。
・目指すスタンスは「目は離さず手は出さず」
子どもを叱ったり、
強制的に勉強させたりしてませんか?
子どもの勉強に、
親が手を出していませんか?
教育虐待なんかしていない、
と思い込む親こそ危ないです。
悲惨な事件が起こってから、
自分が教育虐待だったと気づいても、
もう手遅れです。
子どもが事件を起こすなんて、
想像したくないですよね。
自分の教育が、
実は教育虐待ではないか?
教育虐待の実態を知り、
自分の教育を振り返ってほしい。
厳しすぎず普通に教育すれば、
子どもは立派な大人に育ちます。
教育熱心な親ほど、
今すぐ本書を購入し振り返りましょう。
本書のお値段は1056円、
本書はコチラから購入できます。
お問い合わせ|子供へのお金の教育 (children-money-education.com)
この記事を書いたのは・・・
はるパパ
- 小学3年生のパパ
- 子どもの教育(世界一厳しいパパ塾?)、ブロガー、投資家
- 投資の悪いイメージを払拭したい(難しい、怪しい、損する)