家庭の教育

【人生で大損しない文章術】感想・レビュー


はじめまして、はるパパです。

さて本日は、
コチラの本をご紹介します。

人生で大損しない文章術

SAPIXの国語のBテキスト、
記述問題中心のテキストになってます。

子どもは毎日解いていますが、
なかなか文章力が上がらないです。

SAPIXの国語のテストでも、
記述回答の得点が毎回半分未満でした。

このままではマズイと思い、
ネットで調べて↓だけ教えました。

記述のポイント

①模範解答をそっくりそのまま書き写して、見比べる
②記述は「出来事・事実+気持ち」のセットで書く
③問題の題材となる文章を読んでいない人が、記述の回答だけ読んでも、意味がわかるように書く

↑に従って記述問題に回答したら、
配点の半分以上を取れるようになった。

これだけでも立派な成長ですが、
まだ満点ではないです。

記述問題は配点が大きいので、
ここで落とすと他でカバーしきれない。

中学受験で不利な立場になってしまう。
それだけは避けたい。

子どもに文章の書き方を教えるのは、
どうすればいいでしょうか?

ネットで調べても、
国語専門の家庭教師をつけましょう、
という広告ばかりが表示されます。

でもお金がかかるし、
もっとコスパの良い方法はないものか?

そんな方にオススメなのが、
コチラの本です。

人生で大損しない文章術

本書のターゲット、
大学生以上かなと最初は思いました。

就活/転職/昇進等で文章力が必要となり、
各種ケースでの書き方を紹介してるから。

でも本書を読んでみて、
中学受験の記述回答にも応用できるな、
と思うようになりました。

文章術の内容、
子どもでも理解して使える内容ですね。

ちなみに、
本書は一石二鳥になる良書です。

本書の文章術、
親御さんの仕事に役立つし、
子どもに教える際の参考にもなる。

親子にとって使い勝手の良い一冊。

文章がうまく書けずお悩みの方、
ぜひ本書をご覧ください。

それでは本書の感想・レビュー、
ブログで紹介します。

皆様の参考になれば幸いです。

第一講:「書く」ことではなく「読む」ことから始める

第一講で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.30

・問題文の理解こそが文章作成の鍵

<問題文を正確に理解するためのポイント>
1.問題文を分解し、「聞かれていること」を整理する
2.注意すべき点を考え、「聞かれていること」の意味を正確に抑える

子どもの記述回答を見ていると、
上記を実感するケースが多いです。

問題文で何を聞かれているか理解せず、
自分の思った意見をただ書くだけなので。

たとえば、
主人公の気持ちの変化を説明せよ、
という記述問題があったとします。

記述回答のポイントは、
前後の出来事とその気持ちです。

↓が記述回答のイメージ。
要は前後通じて変化を書くのがポイント。

記述回答のイメージ

・変化前:〇〇の出来事で△△の気持ちだった
・変化後:◎◎の出来事で××の気持ちになった

しかし、
後半しか書かない記述回答のように、
変化を無視した回答をしてしまう。

聞かれたことに答えていないので
満点の回答にならない。

でも、
子どもに説明すると、
後半部分は合っていると言い出す始末。

変化に触れていない時点でアウトです。

子どもに限らず、
大人でもこのような文章を見ます。

いや、
文章に限らず口頭でも見かけますね。

コチラの質問に対して、
的外れな答えをするケース。

そのような答えを見た瞬間に、
相手の評価は下がってしまいます。

勉強にも仕事にも通じる話。
ぜひご注意ください。

第二講:具体性が文章の納得感・評価を決める

第二講で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.47

・文章を読んだ人の人の頭にイメージが浮かぶか?

子どもの記述回答を見ていると、
コチラも実感するケースが多いです。

記述回答をパッと見た時に、
意味を理解できないことがあるので。

問題文を読み背景がわかれば、
抽象的な回答でも理解はできる。

でも、
記述回答には具体性が求められます。

採点者が初見で理解できるよう、
具体的に書かないと満点は貰えない。

子どもにコチラを教えたところ、
具体的に書くようになりましたね。

ただし、
文章が長くなりがち
なのが難点

単語の重複も散見されるので、
次の課題は短くまとめることですね。

子どもの文章力を鍛えるなら、
まずは長くてもいいので、
具体性を求めた方がいいです。

第三講:どんな実用文にも対応できる「文章作成の手順」

第三講で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.73

・文章作成の基本的な手順

<手順>
1.問題文の趣旨を正確に理解する(「聞かれていること」を整理する・意味を正確に抑える)
2.問われていることを元に。構成を立てる
3.「主張」「理由」「具体例」を基本に材料を集め、下書きを作る
4.日本語表現に気をつけながら、文章にする

1は第一講なので省きます。

2.3はセットで考えた方が良い、
と個人的には思います。

2.3は繋がりがあるからです。

たとえば、
子どもに作文の書き方を教える際、
↓の要領で教えています。

子どもに教える文章の書き方

・文章はPREP法で書くとわかりやすい
・PREP法とは以下参照、最短4行で書ける
・構成を考える際、PREPでそれぞれ何文字使うか考える(=構成を立てることにつながる)

<PREP法>
・P:Point(主張)
・R:Reason(理由)
・E:Example(例示)
・P:Point(主張)

文章作成のベースになるのは、
PREP法です。

最短4行で文章が書けるので、
子どもでもカンタンに書けます。

たとえば、
原稿用紙1枚(400文字)の作文なら、
PREPそれぞれ100文字を目安にする。

文字数がもっと必要なら、
PREPそれぞれを増やしてもいいし、
Eだけ増やすといった構成もアリです。

こんな感じで下書きを終えたら、
4をチェックすれば清書で終了。

これを繰り返せば、
子どもでも文章は書けるようになる。

ぜひ実践してみてください。

第四講:答案の印象を変える技八選

第四講で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.126~156

①複数のことを書くときは、カテゴリー分けする
②一つの段落に書くことは、一つのテーマに絞る
③大事なこと、効果的なことから先に書く
④文末表現で差をつける
⑤積極性のある表現、力強い表現で印象づける
⑥題名は魅力的なものをつける
⑦接続詞などでメリハリをつける
⑧問われていることの答えがどこにあるのかを分かりやすく伝える

①~⑧の例文は、
ぜひ本書をご覧ください。

どのような文章は読みにくく、
どのような文章は読みやすいのか?

①~⑧を意識するだけで、
読み手の印象は大きく変わります。

子どもの文章で一例を挙げると、
⑦接続詞をうまく使えてないことが多い。

接続詞自体を知らず、
使い方をよくわかっていないからです。

そのため、
一文が長くなり読みにくい文章になる。

また、
接続詞のない文章が次々と並び、
文章が途切れがちになることもある。

これでは記述回答で良い点を貰えない。

本書の例文はとても参考になるので、
ぜひ子どもに教えましょう。

まとめ

各講で参考になると思った箇所、
まとめました。

第一講:「書く」ことではなく「読む」ことから始める

P.30

・問題文の理解こそが文章作成の鍵

<問題文を正確に理解するためのポイント>
1.問題文を分解し、「聞かれていること」を整理する
2.注意すべき点を考え、「聞かれていること」の意味を正確に抑える

第二講:具体性が文章の納得感・評価を決める

P.47

・文章を読んだ人の人の頭にイメージが浮かぶか?

第三講:どんな実用文にも対応できる「文章作成の手順」

P.73

・文章作成の基本的な手順

<手順>
1.問題文の趣旨を正確に理解する(「聞かれていること」を整理する・意味を正確に抑える)
2.問われていることを元に。構成を立てる
3.「主張」「理由」「具体例」を基本に材料を集め、下書きを作る
4.日本語表現に気をつけながら、文章にする

子どもに教える文章の書き方

・文章はPREP法で書くとわかりやすい
・PREP法とは以下参照、最短4行で書ける
・構成を考える際、PREPでそれぞれ何文字使うか考える(=構成を立てることにつながる)

<PREP法>
・P:Point(主張)
・R:Reason(理由)
・E:Example(例示)
・P:Point(主張)

第四講:答案の印象を変える技八選

P.126~156

①複数のことを書くときは、カテゴリー分けする
②一つの段落に書くことは、一つのテーマに絞る
③大事なこと、効果的なことから先に書く
④文末表現で差をつける
⑤積極性のある表現、力強い表現で印象づける
⑥題名は魅力的なものをつける
⑦接続詞などでメリハリをつける
⑧問われていることの答えがどこにあるのかを分かりやすく伝える

まとめ

文章の書き方、
本書一冊で十分に学べます。

まずは、
問題文を理解し、
何を聞かれているか理解する。

次に、
PREP法を用いて文章の構成を考え、
下書きしてみる。

その際、
読み手が一読してわかるよう、
具体的に書くことが大切ですね。

上記で挙げた基本的な文章の書き方、
第1講~第3講をご覧ください。

さらに文章力を上げる応用編、
第4講をご覧ください。

応用編と言っても、
書かれている技8選はどれも難しくない。

全部を使う必要はなく、
文章に応じて必要な技だけ使えばいい。

下書きが終わって見直す際、
技8選を活用できないか考えるのもアリ。

第4講までの要素が入ると、
あなたは立派な文章が書けます。

このような文章術、
中学受験で非常に役立ちます。

何に役立つか?
記述回答ですね。

国語の記述回答は、
他の選択問題より配点が高いです。

つまり、
記述回答で得点差が大きくつきやすい。

文章作成が苦手な子は多いので、
記述回答が得点源になると受験で有利。

中学受験で合格を目指すなら、
文章力を身につけた方がいいですよね。

子どもの記述回答で得点が伸び悩むと、
親は教え方に悩むものです。

親御さん自身が子どもの頃に、
文章の書き方を教わってないから。

記述回答例を見ても、
どう教えればよいか見当もつかない。

子どもに文章術を教えるなら、
まず親御さんが学ばないとダメです。

親御さんが文章術を学ぶなら、
本書がオススメです。

とても分かりやすい内容ですし、
子どもにも教えやすいので。

文章術を身につければ、
子どもでも簡単に文章が書けます。

記述回答で高得点を取り、
他の子に差をつけられれば、
中学受験の合格が近づきますね。

これから中学受験をお考えの方。
国語の記述回答が苦手な方。

いますぐ本書をお買い求めください。

中学受験で記述問題が苦手な子は多い。
文章術を身につければ有利になる。

文章術は将来仕事でも役立つ。
身につけて損はありません。

中学受験の勉強を通じて、
生涯役立つ文章術を学びましょう。

本書のお値段は858円、
本書はコチラ(↓)から購入できます。

人生で大損しない文章術

お問い合わせ|子供へのお金の教育 (children-money-education.com)

この記事を書いたのは・・・

はるパパ

  • 小学4年生のパパ
  • 子どもの教育(世界一厳しいパパ塾?)、ブロガー、投資家
  • 投資の悪いイメージを払拭したい(難しい、怪しい、損する)
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