はじめまして、はるパパです。
さて本日は、
コチラの本をご紹介します。
あなたは会社生存率をご存じですか?
数多くの企業が誕生するけど、
倒産せずに残る確率はどのくらいか?
本書のP.31に登場しますが、
起業家の肌感覚は以下です。
・1年後:40%
・5年後:15%
・10年後:6.3%
・20年後:0.3%
こんなに低いの?
こんなに倒産してるの?
と驚くかもしれませんが、
これが現実です。
なぜ会社生存率が低いのか?
多くは資金繰りに窮するからです。
起業当初から、
自社商品/サービスは簡単に売れない。
売れなければ利益は出ないけど、
会社運営費用はかかる。
会社の資金が徐々に減り、
すぐに底をついて倒産してします。
資金繰りの厳しさを知らずに、
お金をかけすぎる起業が多いのです。
では、
どうすればいいでしょうか?
資金繰りがショートしないように、
お金をかけずに起業し運営すればいい。
でも、
何をどうすればいいかわからない。
そんな方にオススメなのが、
コチラの本です。
ひとり起業に関して注意すべきこと、
本書に書かれています。
先ほども書いた通り、
まず注意すべきは資金繰りです。
初期費用や運営費用をなるべく抑え、
資金繰りのショートを回避する。
起業前にお金のことを学ぶのは、
必須ですね。
さらに、
ひとり起業でもう1つ注意すべきこと。
それは経営者のメンタルです。
ひとり起業なので、
何かあっても気軽に相談できない。
これがストレスの原因となり、
メンタル不調だと会社が成り立たない。
どのようにしてメンタルを保つか?
本書に書かれています。
これらを知らずに起業するとどうなるか?
冒頭の会社生存率の話になります。
せっかく起業するのに、
すぐ倒産させたくないですよね。
ひとり起業で失敗しないよう、
起業前に必ず本書をご覧ください。
それでは本書の感想・レビュー、
ブログで紹介します。
皆様の参考になれば幸いです。
目次
第1章:起業前に考えること
第1章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・なぜ多くの起業家は失敗してしまうのか?
<主な理由>
①会社員時代の人たちとの繋がりはよっぽどのことがない限り、実際の仕事には影響していかない
②実際にかかる費用が多い
本書は②→①の順に書かれていますが、
あえて逆に紹介しますね。
個人的に思う起業のハードル、
それは集客だと思ってます。
どんなビジネスでも、
集客→セールスしないと利益が出ない。
副業やるとわかりますが、
必ずと言っていいほど集客で苦戦します。
なぜ集客で苦戦するか?
あなたに興味がないからです。
商品やサービスをアピールしても、
人は興味がないものに1円も払わない。
それなら①から仕事をもらえばいい、
と考えがちですがそんなに甘くない。
周りを見ればわかりますよね。
退職後もビジネスでつながっている人、
そんなに数多くいますか?
集客の見込みもないのに、
セールスしても利益は出ないです。
でも起業すると、
②初期費用だけでなく運営費用もかかる。
つまり、
お金がどんどん外に出ていくので、
お金が底をつき失敗してしまうのです。
もし起業をお考えなら、
集客→セールスを学んだほうがいいです。
集客やセールスに関しては、
コチラの本がとても参考になります。
起業で失敗しないために、
ぜひご覧ください。
第2章:オフィスはどうする?
第2章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・雑居ビルに入居するといくらかかる?
<例(港区西新橋の物件、2014年)>
①入居費:約144万円
②毎月の費用:約27万円
<①②内の大きな費用>
①敷金:102万円(家賃6か月分相当)
②家賃:17万円
起業してすぐにオフィスを借りるのは、
正直やめた方がいいですね。
上記のように、
家賃で多額の費用が発生します。
利益が出なくても費用は発生するので、
資金が減っていくと精神もすり減る。
最初は自宅オフィスで、
経費を抑えるのが大切ですね。
そして、
もう1つ参考になったのがコチラです。
・シェアの失敗&オフィスは、入居時より退去時のほうが問題多し
<退去時の費用(工事別内訳書)>
・当初:100万円
・交渉後:約96.8万円
先ほど敷金=102万円と書きましたが、
その大半が戻ってこなかった計算です。
これは結構キツイ。
そう考えると、
自宅オフィスの方が無難ですね。
第3章:起業時に考えること
第3章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・荷物の受け取りはストレス
これは共感できます。
会社員でもテレワークの方は、
ご経験あるのではないでしょうか?
仕事に集中している時や、
仕事が忙しい時に宅急便が来たら、
どう思いますか?
仕事をいったん中断せざるを得ず、
それが続くとストレスになります。
ひとり起業の場合も、
同様のストレスが発生します。
本書に書かれている対策、
それは宅配ボックスです。
折り畳み可能なので、
普段は畳んでいるそうです。
荷物を受け取る際、
開いてドアの前に置いておく。
これなら自分の都合で受取できるので、
とても便利ですよね。
筆者はAmazonで購入したようなので、
試しに調べてみました。
↓のリンクで商品例が見れますので、
ぜひご覧ください。
・山善 ソフト宅配BOX 横型(底板付き) 大容量 70L P-BOX 簡易固定 軽量 折りたたみ可能 印鑑ポケット 盗難防 SPB-1 ホワイト
第4章:ひとり会社経営のヒント
第4章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・受注ビジネスにはプラスαを-二足のワラジ経営で会社を活性化
ひとり会社経営の初期の頃は、
受注ビジネスがメインかもしれません。
まだお客様も少なく、
自社商品/サービスがすぐ売れない。
クライアントから仕事を受注し、
それをこなして報酬を頂く感じです。
たしかに収入の安定につながるけど、
何のために起業したか悩ましいですよね。
そこで、
収入のために受注ビジネスを受けつつ、
自分の商品/サービスも別事業で行う。
別事業がうまくいけば、
受注ビジネスの割合を減らすのもOK。
別事業がうまくいかなければ、
それを止めてさらに別事業に変更もOK。
売れない商品やサービスに固執するより、
売れる商品やサービスに変更した方が、
利益になりますよね。
ビジネスの方向性柔軟に変えられるのも、
ひとり起業のメリットだと思いますね。
第5章:ひとり起業で注意してほしいこと
第5章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・無料奉仕型の情報提供に要注意!
<例>
・一度も対価を頂いたことがないのにお願いばかりしてくる人や会社は、適当に対応して、ほどよく距離を取っていった方が得策です
・「よい意味で適当にサービスをしてあげる」ことで人間関係は継続できます
・お金に換算したら高い情報や希少性の高い情報などは、わざと資料に記載したり相手に無報酬で話したりせず、「その部分に関しては、時期を改めてお話しします」などともったいぶっていくことが効果的です
私の友人の経営者が、
これと同じ経験を教えてくれました。
知り合いからの依頼で、
某会社の経営相談に乗ったそうです。
社員向けの説明もしたそうで、
ちょっとしたコンサル業ですね。
その会社は売上が倍増したのに、
私の友人には何の謝礼もなかったとか。
例に書いたような話、
何の利益にもならないのでご注意。
第6章:不安や心配ごとに対する処方箋(メンタル編)
第6章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・会社員は嫌なら転職しちゃえばよいけれど-自分で転機を作る
<例>
・仕事のポートフォリオの組み換えを定期的に行う
<効果>
・仕事に飽きることなく、会社としての専門性を維持しながら刺激や覇気が生まれ、業務が活性化する
ずっと同じ仕事だと飽きますよね。
会社員なら一度は経験済かもしれません。
ひとり起業でも同じことが言えます。
でも異動もなく退職もできず、
自分で何とかするしかない。
本書に書かれているのは、
小さな変化の例です。
小さくても何かしら変化があれば、
メンタルを刺激し安定につながる。
本書と少しズレますが、
私の周りの経営者の話をしますね。
私と同年代の経営者、
若すぎて会社に相談相手がいない。
やはりストレスも抱えるようで、
同じ価値観をもつ同年代と話がしたい。
そのような経営者、
自分から飲み会を呼びかけることが多い。
ストレス発散の場を設けるのも、
自分で転機を作る一例かもしれませんね。
第7章:人間関係と孤独への対処法
第7章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・会社員マインドと決別する時
<経営者マインドの例>
・何か新しい考えや価値観、そして社会や人生のヒントを与えてくれるような人たちから話を聞きたい
・時間と労力を自分の会社運営と私生活に向けるように努力していくだけで、少しずつ自然と「経営者マインド」に近付いていく
ひとり起業を考えていると、
会社員同士の飲み会も減ります。
というより、
参加したいと思わなくなります。
起業の勉強や準備に時間を充てたい、
それも理由ですがもう1つあります。
それは、
会社員の同僚と話が合わないから。
会社の飲み会と言えば、
さまざまな愚痴がどうしても出ます。
話す方はストレス解消でも、
話を聞く方はストレスが溜まるだけです。
ひとり起業を考えていると、
会社の愚痴など正直どうでもいい。
会社の人と話が合わないと思えたら、
ひとり起業の時期が近づいているのかも。
もし飲み会に行くなら、
会社外の人と飲んだ方がいい。
他の会社員でもいいけど、
できれば同年代の経営者がいる飲み会。
ひとり起業を考えていると、
同年代の経営者の話はとてもおもしろい。
いろいろ勉強になるし刺激にもなる。
まさに本書の経営者マインドですね。
第8章:お金の不安を乗り越えよう
第8章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・資金不安があっても冷静に-気持ちをポジティブに構える方法
経営者は普段何を考えているか、
ご存じでしょうか?
同年代の経営者と話をすると、
「資金繰り」と言う人が多いです。
資金繰りがショートすると、
倒産に直結するからです。
従業員の生活もかかってますし、
お金の話には敏感ですね。
ひとり起業の場合でも、
資金繰りに悩まされることもあります。
本書では社長→会社にお金を貸す、
役員借入金の例が書かれています。
役員借入金以外にも、
↓の無料相談も書かれています。
助成金や特別緊急融資など、
役に立つ情報を得られる可能性もある。
・法人登録している市や区による中小企業支援機関
・独立行政法人 中小企業基盤整備機構(中小機構)
・都道府県の機関(東京都であれば東京都中小企業振興公社)
・日本商工会議所
1人で抱え込むとストレスになるし、
資金繰りが解消されるわけでもない。
まずは相談してみましょう。
第9章:ひとり起業ライフのヒント
第9章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・商工会議所の会員はおすすめ
<メリット>
①会員ならば無料で税理士、社会保険労務士、司法書士、行政書士、海外法務にも精通した弁護士などに相談できる
②共済制度があり、リーズナブルな掛け金で医療保険、傷害保険、生命保険として活用できる
③大手企業と同レベルの福利厚生サービスを利用できる
先ほど第8章でも挙げた、
商工会議所のメリットが書かれています。
会費は年間15,000円~ですが、
特に①のメリットは大きいですね。
起業当初だと、
士業のつながりはほぼないので。
①のメリットだけ考えても、
加入の価値はありそうですね。
まとめ
各章で参考になると思った箇所、
まとめました。
第1章:起業前に考えること
・なぜ多くの起業家は失敗してしまうのか?
<主な理由>
①会社員時代の人たちとの繋がりはよっぽどのことがない限り、実際の仕事には影響していかない
②実際にかかる費用が多い
第2章:オフィスはどうする?
・雑居ビルに入居するといくらかかる?
<例(港区西新橋の物件、2014年)>
①入居費:約144万円
②毎月の費用:約27万円
<①②内の大きな費用>
①敷金:102万円(家賃6か月分相当)
②家賃:17万円
・シェアの失敗&オフィスは、入居時より退去時のほうが問題多し
<退去時の費用(工事別内訳書)>
・当初:100万円
・交渉後:約96.8万円
第3章:起業時に考えること
・荷物の受け取りはストレス
・山善 ソフト宅配BOX 横型(底板付き) 大容量 70L P-BOX 簡易固定 軽量 折りたたみ可能 印鑑ポケット 盗難防 SPB-1 ホワイト
第4章:ひとり会社経営のヒント
・受注ビジネスにはプラスαを-二足のワラジ経営で会社を活性化
第5章:ひとり起業で注意してほしいこと
・無料奉仕型の情報提供に要注意!
<例>
・一度も対価を頂いたことがないのにお願いばかりしてくる人や会社は、適当に対応して、ほどよく距離を取っていった方が得策です
・「よい意味で適当にサービスをしてあげる」ことで人間関係は継続できます
・お金に換算したら高い情報や希少性の高い情報などは、わざと資料に記載したり相手に無報酬で話したりせず、「その部分に関しては、時期を改めてお話しします」などともったいぶっていくことが効果的です
第6章:不安や心配ごとに対する処方箋(メンタル編)
・会社員は嫌なら転職しちゃえばよいけれど-自分で転機を作る
<例>
・仕事のポートフォリオの組み換えを定期的に行う
<効果>
・仕事に飽きることなく、会社としての専門性を維持しながら刺激や覇気が生まれ、業務が活性化する
第7章:人間関係と孤独への対処法
・会社員マインドと決別する時
<経営者マインドの例>
・何か新しい考えや価値観、そして社会や人生のヒントを与えてくれるような人たちから話を聞きたい
・時間と労力を自分の会社運営と私生活に向けるように努力していくだけで、少しずつ自然と「経営者マインド」に近付いていく
第8章:お金の不安を乗り越えよう
・資金不安があっても冷静に-気持ちをポジティブに構える方法
・法人登録している市や区による中小企業支援機関
・独立行政法人 中小企業基盤整備機構(中小機構)
・都道府県の機関(東京都であれば東京都中小企業振興公社)
・日本商工会議所
第9章:ひとり起業ライフのヒント
・商工会議所の会員はおすすめ
<メリット>
①会員ならば無料で税理士、社会保険労務士、司法書士、行政書士、海外法務にも精通した弁護士などに相談できる
②共済制度があり、リーズナブルな掛け金で医療保険、傷害保険、生命保険として活用できる
③大手企業と同レベルの福利厚生サービスを利用できる
まとめ
世の中にある起業本は、
ビジネス要素の話がメインです。
どのように集客するか?
どのようにセールスするか?
起業する以上、
利益を出さないと会社は倒産する。
起業して利益を出すなら、
集客→セールスは避けられない。
なので、
集客やセールスに関する話題、
起業本のメインになりがちです。
その一方で本書の内容、
会社の立ち上げや運営の話題がメイン。
私も数多くの起業本を読んだけど、
実はこのような本は意外と少ないです。
起業にはお金がかかる。
運営にもお金がかかる。
経営者になれば資金繰りに悩む。
ひとり起業するなら、
お金の話は絶対に切り離せない。
だからこそ、
初期費用や運営費用は絶対に抑えるべき。
ひとり起業をお考えなら、
始める前に必ず本書をご覧ください。
起業で失敗する原因の多くは、
お金です。
初期費用や運営費用をかけすぎたり、
資金繰りを甘く考えたり。
あれこれ積み重なって、
資金繰りがショートするとどうなるか?
残念ながら会社は倒産します。
これは絶対に避けたいですよね?
本書に書かれたことを実践すれば、
資金繰りでショートするリスクは減る。
また、
経営者特有のストレスに悩まされず、
メンタルもビジネスも安定します。
その結果、
ひとり起業が軌道に乗り、
あなたは憧れの経営者になれます。
ひとり起業をお考えの方は、
いますぐ本書をお買い求めください。
本書のお値段は1,650円、
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お問い合わせ|子供へのお金の教育 (children-money-education.com)
この記事を書いたのは・・・
はるパパ
- 小学4年生のパパ
- 子どもの教育(世界一厳しいパパ塾?)、ブロガー、投資家
- 投資の悪いイメージを払拭したい(難しい、怪しい、損する)