家庭の教育

【小学生のための 文章を正しく読む力を育てる本】感想・レビュー


はじめまして、はるパパです。

さて本日は、
コチラの本をご紹介します。

小学生のための 文章を正しく読む力を育てる本

「どうすれば国語で点数取れるの?」

子どもにこう聞かれて、
困ったことありませんか?

算数は公式を教えれば解ける。
理科や社会は知識を覚えれば解ける。

でも、
国語の文章題を解く公式はないし、
知識を覚えても解けない。

国語の文章題なんて、
文章の中に答えがある。

それを探せばいいだけ。
公式も知識も必要ない。

とにかく文章を読むべし。

…と考えていると、
国語の点数は伸びないです。

なぜ得点が伸びないか?
親御さんならわかりますよね。

子どもの頃を思い出してください。

文章は読めたけど、
テストでいつも満点取れましたか?

おそらく違いますよね。

文章は読めるのに、
選択問題で間違えてしまう。

文章は読めるのに、
記述問題で思うように点が取れない。

だれでも一度は経験あるけど、
何が原因なのでしょうか?

実は、
文章を読めていると錯覚して、
きちんと読めていないのです。

何となく文章を読み問題を解いても、
国語の点数は伸びない。

では、
どうすればいいでしょうか?

国語の点数を伸ばすために、
正しい読み方を学べばいい。

でも、
どうやって学べばいいかわからない。

そんな方にオススメなのが、
コチラの本です。

小学生のための 文章を正しく読む力を育てる本

正しい文章の読み方とは何か?
本書を読むとよくわかります。

少しだけヒントを書くと、
文章の精読です。

国語の間違いで多いのが、
文章の読み間違いや思い込み。

自分の主観を抜きにして、
文章を客観的に読めるか?

今まで意識していなかった方、
ぜひご覧ください。

それでは本書の感想・レビュー、
ブログで紹介します。

皆様の参考になれば幸いです。

第1章:(このキホンで読解力が上がる)正しく読む力で、国語がずっと得意になる!

第1章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.23

・こんな「読みグセ」は直しましょう

<読みグセ>
①言葉の読み落としが多い
②前の内容と結びつけながら読めない
③語彙や知識が足らず、内容が理解できていない
④思い込んで文章の内容を勝手に捻じ曲げる

私の子どもの課題、
④ですね。

国語で間違えた理由を聞くと、
文章に書かれてない解釈を言い出す。

本書にこう書かれてますが、
よく見ら得る傾向ですね。

国語で間違える理由

・読み間違え
・主観による、当て勘解法

あくまで国語は、
問題文に書かれていることを答える。

たとえば、
選択肢は本文の言い換えです。

○×を主観で考えるのではなく、
問題文に書かれているかで考える。

もし国語の成績が良くない場合、
間違いの原因が④かどうか確認する。

子どもに聞けばすぐわかるので、
ぜひお試しください。

第2章:(国語力の土台になる)毎日10分は、本を読もう

第2章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.56

<P.56>
・「文字の多い本」へと誘うコツ

<コツ>
①「挿絵が多め」の児童書を読む
②「ほとんど文字の本」へシフトする
③「海外の作品」も読んでおこう
④「字の小さい、ページの多い本」を読む
⑤「科学系の本」を読む

<例>
①『かいけつゾロリ』『おしりたんてい
②『ぼくは王さま』、『はれときどきぶた
③『エルマーのぼうけん
④『怪盗レッド
⑤『科学漫画サバイバル

①~③は本書に書かれていた例です。

私の子どもが昔ハマったのは、
①『おしりたんてい

②『はれときどきぶた』も読んでました。

③『エルマーのぼうけん』は、
なぜかハマらなかったけど。。

④~⑤は私の子どもが読んでいる本です。

④で紹介されていたのは、
角川つばさ文庫の本。

本屋の文庫コーナーに行けば、
子ども向けの小説が売ってます。

私の子どもがハマっているのは、
怪盗レッド

物語文を読む練習にもなるし、
ちょうどいいかなって思ってます。

⑤で紹介されていたのは、
科学系の本でした。

昔は図鑑を読んでいたけど、
最近は『科学漫画サバイバル

理科の知識勉強にもなるし、
ちょうどいいかなって思ってます。

私の子どもは④や⑤を読み始めると、
30分くらい集中して読みますね。

読書する子の方が国語は有利。
ぜひ読書習慣をつけましょう。

第3章:(押さえておきたいのはココ!)正しく読むための「5つのポイント」

第3章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.104

・ポイント④語彙や一般常識は、不足していないか?

<問題例>
・朝が来た。よく晴れている。( )の鳴き声が聞こえる。

ア:はと
イ:うぐいす
ウ:すずめ
エ:からす

実際は他にも問題があり、
4つの文にア~エを当てはめます。

大人ならすぐわかるけど、
子どもは意外とわからないものです。

私の子どもに4問やらせたけど、
全問正解ではなかったですね。

語彙や一般常識を知らないのは仕方ない。
その都度覚えればいい。

もし国語のテストが悪かったら、
語彙や一般常識も確認すると良いです。

第4章:(実践!精読トレーニング①)「一文」を正しく読む

第4章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.135

・「文と文のつながり」を理解しながら読む

<例題>
朝八時に家を出た。(  )、正午に目的地に到着した。

<意味>
ア せっかく家を出たのに、到着が遅くなった。
イ 朝八時に家を出たおかげで、早く到着できた。
ウ その日の行動を、順番に従って報告している。

<ア~ウの意味にするには、どの接続語を当てはめるか?>
そして だから しかし

前後は同じ文章なのに、
接続語を入れると意味が変わる。

接続語のトレーニングに、
ちょうどいい文章ですね。

接続語が苦手な子は、
選択肢を1つずつ当てはめがち。

前後の文章関係から接続語を考え、
同じ仲間の選択肢を探すのが正しい。

文章がきちんと理解できていれば、
前後がどのような関係かもわかる。

接続語が苦手な子どもは、
文章の精読力アップが必要ですね。

第5章:(実践!精読トレーニング②)「短い文章」を正しく読む

第5章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.144

・ポイント①「段落」や「場面の内容」を理解する

<ポイント>
①「要点」と「具体例」を読み分ける
②話の「切れ目」を意識する
③「文章の展開」を意識する

子どもは目の前の文章を、
ひたすら追いかけるように読みがち。

このような読み方をすると、
文章の全体把握ができないのです。

文章の全体把握をするのに、
どうすればいいか?

私が子どもに教えたのは、
PREP法です。

PREP法とは何か?
コチラです。

言葉で何かを伝えたい時、
PREP法なら最短4行で伝えられます。

PREP法とは?

・P:Point(主張)
・R:Reason(理由)
・E:Example(具体例)
・P:Point(結論)

このPREP法、
国語の問題文を読む時も役立ちます。

問題文を段落単位でとらえた時、
PREP法のどれに該当するか?

国語の問題文で、
単純な構造パターン例を書きます。

真ん中に例が3つあり、
その前後に筆者の主張が書かれている。

①「要点」と「具体例」を読み分け、
③「文章の展開」を意識すれば、
問題文の全体把握ができます。

問題文の単純な構造例

・第1段落:Point(主張)&Reason(理由)
・第2段落:Example(具体例①)
・第3段落:Example(具体例②)
・第4段落:Example(具体例③)
・最終段落:Point(結論)

他には、
このようなパターンもあります。

第5段落で、
②話の「切れ目」があります。

長文にありがちですが、
文章の中で話題が変わります。

接続語に頼らなくても、
文章を読めば構造判断はできる。

問題文の複雑な構造例

・第1段落:Point(主張A)&Reason(理由)
・第2段落:Example(具体例①)
・第3段落:Example(具体例②)
・第4段落:Example(具体例③)
・第5段落:Point(主張B)&Reason(理由)
・第6段落:Example(具体例①)
・第7段落:Example(具体例②)
・第8段落:Example(具体例③)
・最終段落:Point(ABを踏まえた結論)

国語の問題を解く時は、
まず文章の全体把握が大事です。

文章の全体把握ができれば、
問題文を読んで迷うこともない。

どこに書いてあったかな?
と探さなくてすみますね。

ここに書いてあるハズ、
と文章構造から推測できます。

少し目線を上げ、
文章の全体像把握をするよう、
ぜひ子どもに教えましょう。

第6章:(実践!精読トレーニング③)「長文」を正しく読む

第6章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.168

・子どもと対話しながら、読んでみましょう

<子どもへの問いかけ観点>
①文の組み立て(主語、述語がわかっているか?)
②語句の意味(言葉の意味がわかっているか?)
③指示語(指し示す言葉がわかっているか?)
④内容(登場人物の「心情」や、お話の「因果関係」がわかっているか?)
⑤要約(文章の内容を「簡潔」に言えるか?)

間違えた箇所について、
何が原因なのか?

新小5になっても、
意外と①がわかってない時もある。

主語が省略されているケースだと、
全然違う主語を言ったりするし。

②は知らなければ仕方ないけど、
③~⑤で躓くと国語の点数は伸びない。

SAPIXの国語の答え合わせをしながら、
私も子どもと対話してます。

問題文が長くて読むのが大変だけど、
読まないと原因分析ができない。

子どもの答えと解答を見比べ、
①~⑤で何が違っているかを見る。

そして①~⑤のポイントを教えると、
なぜ間違えたのか子どもは理解する。

SAPIXで国語の点が上がるのを見ると、
効果はあるんだろうなと思いますね。

親の負担は大変だけど、
わが子のために頑張りましょう。

まとめ

各章で参考になると思った箇所、
まとめました。

第1章:(このキホンで読解力が上がる)正しく読む力で、国語がずっと得意になる!

P.23

・こんな「読みグセ」は直しましょう

<読みグセ>
①言葉の読み落としが多い
②前の内容と結びつけながら読めない
③語彙や知識が足らず、内容が理解できていない
④思い込んで文章の内容を勝手に捻じ曲げる

国語で間違える理由

・読み間違え
・主観による、当て勘解法

第2章:(国語力の土台になる)毎日10分は、本を読もう

P.56

<P.56>
・「文字の多い本」へと誘うコツ

<コツ>
①「挿絵が多め」の児童書を読む
②「ほとんど文字の本」へシフトする
③「海外の作品」も読んでおこう
④「字の小さい、ページの多い本」を読む
⑤「科学系の本」を読む

<例>
①『かいけつゾロリ』『おしりたんてい
②『ぼくは王さま』、『はれときどきぶた
③『エルマーのぼうけん
④『怪盗レッド
⑤『科学漫画サバイバル

第3章:(押さえておきたいのはココ!)正しく読むための「5つのポイント」

P.104

・ポイント④語彙や一般常識は、不足していないか?

<問題例>
・朝が来た。よく晴れている。( )の鳴き声が聞こえる。

ア:はと
イ:うぐいす
ウ:すずめ
エ:からす

第4章:(実践!精読トレーニング①)「一文」を正しく読む

P.135

・「文と文のつながり」を理解しながら読む

<例題>
朝八時に家を出た。(  )、正午に目的地に到着した。

<意味>
ア せっかく家を出たのに、到着が遅くなった。
イ 朝八時に家を出たおかげで、早く到着できた。
ウ その日の行動を、順番に従って報告している。

<ア~ウの意味にするには、どの接続語を当てはめるか?>
そして だから しかし

第5章:(実践!精読トレーニング②)「短い文章」を正しく読む

P.144

・ポイント①「段落」や「場面の内容」を理解する

<ポイント>
①「要点」と「具体例」を読み分ける
②話の「切れ目」を意識する
③「文章の展開」を意識する

PREP法とは?

・P:Point(主張)
・R:Reason(理由)
・E:Example(具体例)
・P:Point(結論)

問題文の単純な構造例

・第1段落:Point(主張)&Reason(理由)
・第2段落:Example(具体例①)
・第3段落:Example(具体例②)
・第4段落:Example(具体例③)
・最終段落:Point(結論)

問題文の複雑な構造例

・第1段落:Point(主張A)&Reason(理由)
・第2段落:Example(具体例①)
・第3段落:Example(具体例②)
・第4段落:Example(具体例③)
・第5段落:Point(主張B)&Reason(理由)
・第6段落:Example(具体例①)
・第7段落:Example(具体例②)
・第8段落:Example(具体例③)
・最終段落:Point(ABを踏まえた結論)

第6章:(実践!精読トレーニング③)「長文」を正しく読む

P.168

・子どもと対話しながら、読んでみましょう

<子どもへの問いかけ観点>
①文の組み立て(主語、述語がわかっているか?)
②語句の意味(言葉の意味がわかっているか?)
③指示語(指し示す言葉がわかっているか?)
④内容(登場人物の「心情」や、お話の「因果関係」がわかっているか?)
⑤要約(文章の内容を「簡潔」に言えるか?)

まとめ

国語の成績を伸ばすために、
まずは読書習慣から始めましょう。

文章を読むこと自体が苦手では、
国語の成績は上がらない。

第2章で紹介した本を、
①から順に読むと慣れていきます。

①~③が低学年、
④~⑤中学年向きですね。

P.56

<P.56>
・「文字の多い本」へと誘うコツ

<コツ>
①「挿絵が多め」の児童書を読む
②「ほとんど文字の本」へシフトする
③「海外の作品」も読んでおこう
④「字の小さい、ページの多い本」を読む
⑤「科学系の本」を読む

<例>
①『かいけつゾロリ』『おしりたんてい
②『ぼくは王さま』、『はれときどきぶた
③『エルマーのぼうけん
④『怪盗レッド
⑤『科学漫画サバイバル

読書習慣が身についたら、
国語の文章を読みましょう。

その時にやってはいけないのが、
読み間違えや主観による当て勘。

国語のテストは、
問題文に書かれた内容を答えるから。

読み間違えや主観による当て勘は、
間違いの原因になる。

文章を素直に読めるよう、
普段から精読の訓練が必要です。

精読ができるようになったら、
文章の全体把握を心がけましょう。

文章の要点は何か?
各段落の役割は何か?

PREP法を意識しながら読むと、
文章構造が見えてきます。

PREP法はコチラなので、
ぜひ参考にしてみてください。

PREP法とは?

・P:Point(主張)
・R:Reason(理由)
・E:Example(具体例)
・P:Point(結論)

ここまで来たら文章題を解き、
親子で答え合わせしましょう。

間違いの原因は何か?
①~⑤のどれに当たるか?

②は知識の問題なので仕方ないけど、
他は考え方を教える必要がある。

文章を読む親の負担は大きいけど、
効果はあるのでぜひお試しください。

P.168

・子どもと対話しながら、読んでみましょう

<子どもへの問いかけ観点>
①文の組み立て(主語、述語がわかっているか?)
②語句の意味(言葉の意味がわかっているか?)
③指示語(指し示す言葉がわかっているか?)
④内容(登場人物の「心情」や、お話の「因果関係」がわかっているか?)
⑤要約(文章の内容を「簡潔」に言えるか?)

国語の点数が伸びない時、
親は本当に悩みますよね。

こうすれば点が取れる、
という解き方を親も知らないから。

何となく文章を読み、
何となく問題に解答する。

親が昔に習ってないから、
子どもに教えようがない。

でも本書を読めば、
国語の解き方がわかります。

本書で解き方を学び、
ぜひ子どもに教えましょう。

本書の内容をマスターすれば、
国語の点数は上がりますね。

国語は傾斜配点の学校が多いので、
中学受験で優位に立てます。

国語で点数を稼げれば、
中学受験の合格確率は上がりますね。

国語が苦手な方。
国語の得点を伸ばしたい方。
中学受験のご予定がある方。

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小学生のための 文章を正しく読む力を育てる本

お問い合わせ|子供へのお金の教育 (children-money-education.com)

この記事を書いたのは・・・

はるパパ

  • 小学4年生のパパ
  • 子どもの教育(世界一厳しいパパ塾?)、ブロガー、投資家
  • 投資の悪いイメージを払拭したい(難しい、怪しい、損する)

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