家庭の教育

【学び直し高校物理 挫折者のための超入門】感想・レビュー


はじめまして、はるパパです。

さて本日は、
コチラの本をご紹介します。

学び直し高校物理 挫折者のための超入門

皆さんは高校時代、
物理が得意でしたか?

私は本当に苦手でした。

物理の授業、
何を言っているのかよくわからない。

教科書を読んでもよくわからない。

そもそも文系だから、
受験勉強の必要もない。

ということで、
まともに勉強せず終了しました。

まさかそのツケが、
大人になって来るとは思いませんでした。

子どもが塾に通い始め、
理科の宿題の答え合わせをしています。

文系だったこともあり、
理科はあまり得意ではないです。

それでも小学生の問題くらいなら、
解けるだろうと思ってました。

コレが意外と難しく、
解けないことも多いのです。

特に物理系の問題、
答えを見てもなぜ?と思うことが多い。

少し本格的に学び直さないと、
この先子どもに教えられないかも。

というわけで、
物理を学び直すことにしました。

しかし、
高校物理の教科書を読んでも、
難しすぎて理解できません。

そんな方にオススメなのが、
コチラの本です。

学び直し高校物理 挫折者のための超入門

文系の私でも読みやすく、
物理のおもしろさを再認識しましたね。

物理は実生活で応用され、
意外と身近なものだなとも思いました。

文系で物理に挫折した人にとって、
ちょうどいいレベルの入門書ですね。

個人的に物理を学び直したい人。
子どもに教える目的で学び直したい人。

本書を読めば物理の基礎がわかり、
子どもに教える際も役立ちますね。

物理を学び直したい方、
ぜひ本書をご覧ください。

中学受験の子どもにも役立ちそうな、
物理の知識を少しだけ紹介しますね。

それでは本書の感想・レビュー、
ブログで紹介します。

皆様の参考になれば幸いです。

第1部:力学編

第1部で参考になった箇所、
コチラです。

P.45

・飛行機はなぜ飛ぶのか?

一度は不思議に思ったこと、
ありますよね?

なぜあんな思い物体が、
空を飛べるのだろうかと。

その理由は飛行機の翼にかかる、
揚力のおかげと書かれています。

揚力とは、
上に持ち上げる力のことです。

飛行機の羽に関係する力、
2つあります。

1つは翼の下にかかる重力。
もう1つは翼の上にかかる揚力。

翼にかかる揚力の総和は、
翼面積に比例するそうです。

つまり、
翼面積が大きいほど揚力が大きく、
飛行機を上に上げる力が大きいのです。

さらに翼へかかる揚力は、
速度の2乗に比例するそうです。

だから飛行機は離陸前に、
ジェット噴射で速度を上げて、
翼へかかる揚力を上げるのです。

翼面積を大きくし、
ジェット噴射で速度を上げ、
揚力を最大化して飛行機は空を飛ぶ。

子どもに教えるなら、
紙飛行機が一番わかりやすいです。

羽をつけて手で勢いをつける。
まさに揚力を生むためですよね。

子どもが飛行機に興味を持ったら、
ぜひ教えてみてください。

第2部:電磁気学編

第2部で参考になった箇所、
コチラです。

P.143

・リニアモーターカーの推進力

先に答えをお見せしますね。

京都府リニア中央新幹線推進協議会,
このHPをご覧ください。

子ども向けに説明してるので、
とてもわかりやすいです。

推進力の秘密、
それは超電導磁石です。

超簡単に説明すると、
リニアには超電導磁石があります。

超電導磁石は磁場に置くと反発するので、
反発を利用してリニアを浮かせてます。

地上の摩擦が減るので、
スピードが上がるのです。

また、
超電動磁石はN極とS極を、
切り替えることができます。

N極もしくはS極同士の場合、
反発するのでリニアは進みます。

しかし、
N極とS極になると引き合うので、
止まってしまいますよね。

なので、
引き合う時にN極とS局を切り替え、
反発させて進ませます。

この切替をうまく繰り返せば、
ずっと前に進めるのです。

子どもがリニアに興味を持ったら、
ぜひ教えてみてください。

第3部:熱力学編

第3部で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.179

・冬の朝などに結露で窓の内側がびしょびしょになるのはなぜか?

こちらのキーとなるのは、
飽和水蒸気圧です。

飽和水蒸気圧とは何か?
このように書かれています。

飽和水蒸気圧とは?

・水を熱すれば水蒸気となって蒸発する
・だが、熱しなくても大気には水が水蒸気として含まれている
・放っておけば、水はその上限に達するまで大気の中へ自然蒸発を続ける
・この上限を飽和水蒸気圧と言う

飽和水蒸気圧は、
温度が下がると減少します。

つまり大気の温度が下がると、
大気中の水蒸気の上限が下がり、
上限超えの水蒸気が水に戻ります。

結露ができるのは、
水蒸気が水に戻る性質が要因です。

具体的にはコチラです。

結露の仕組み

・温度が高い室内の空気に含まれる水蒸気が、外の気温で冷やされた窓ガラスに接する
・窓ガラスに接して温度が下がった結果、水蒸気が水に戻り、窓ガラスに付着する

いまは3月ですが、
朝は寒いので結露が見られますよね。

子どもが結露を触っていたら、
ぜひ教えてみてください。

第4部:波動編

第4部で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.244

・ドップラー効果の意外な応用事例

救急車が近づく時は高い音、
離れる時は低い音が聞こえますよね。

これはドップラー効果と呼ばれますが、
詳しくは別記事にまとめました。

ご興味あればぜひご覧ください。

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ドップラー効果の意外な応用事例として、
本書では2つ書かれています。

具体的にはコチラです。

ドップラー効果の意外な応用例

<応用例①:プロ野球のスピードガン>
・スピードガン→ボールに対し、発射波を照射する
・発射波がボールに当たると、反射波が返ってくる
・ボールを音源とし、反射波の振動数を測定して速度を算出する
・高い振動数が測定されるほど、球速が早い

<応用例②:高速道路のオービス>
・オービス→車に対し、発射波を照射する
・発射波が車に当たると、反射波が返ってくる
・車を音源とし、反射波の振動数を測定して速度を算出する
・高い振動数が測定されるほど、スピードが早い

救急車・ボール・オービス、
いずれもキーは振動数です。

救急車の通過前後で、
振動数の違いから音の高低が変わります。

ボールやオービスからの振動数で、
速度を算出します。

音は波であると理解できれば、
振動のイメージもわきますよね。

音について聞かれたら、
ぜひ教えてみてください。

まとめ

各章で参考になると思った箇所、
まとめました。

第1部:力学編

P.45

・飛行機はなぜ飛ぶのか?(揚力)

第2部:電磁気学編

P.143

・リニアモーターカーの推進力(超電動磁石)

第3部:熱力学編

P.179

・冬の朝などに結露で窓の内側がびしょびしょになるのはなぜか?
 (飽和水蒸気圧)

第4部:波動編

P.244

・ドップラー効果の意外な応用事例(スピードガン/オービス)

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まとめ

物理と実生活のつながりが見えて、
おもしろかったですね。

私は高校で物理を学んだ時、
意味がわからず挫折しました。

物理の内容が難しすぎる。
物理におもしろさを感じない。
文系に進学するから必要ない。

こんな感じで、
私の物理は終わっていました。

大人になって改めて物理を学ぶと、
実生活とのつながりがよくわかります。

飛行機の揚力。
リニアの超電導磁石。
結露の飽和水蒸気圧。
振動数のスピードガン/オービス。

実生活の疑問から原理を学ぶと、
物理に興味
出てくる気がします。

もう少し早く本書に出会っていたら、
高校時代に物理をもっと勉強したかも。

本書の内容、
文系の私でもある程度は理解できました。

ただし、
一部はわからない箇所もありました。

大人はテストを受けるわけでもないし、
わからない箇所は読み飛ばしもアリ
かと

私は中学受験の理科を教えるにあたり、
もう少し深く学ぼうと思い購入しました。

中学受験の理科も細かく見ると、
生物/地学/化学/物理にわかれます。

4つの中で一番物理が苦手なので、
改めて学び直す必要がありました。

少しは苦手意識が払しょくできたので、
購入した甲斐はありましたね。

物理を学び直したい文系の人。
子どもへ教えるのに学び直したい人。

本書ならカンタンに学び直しできるので、
いますぐ本書をお買い求めください。

学び直し高校物理 挫折者のための超入門

特に中学受験を控えている方は、
苦手なら学び直すのがオススメです。

子どもに教えられず、
成績が伸び悩むのは困りますよね。

理科が苦手なのは遺伝のせい、
と言われかねない。

自分や子どものためにも、
本書で物理を学び直しましょう。

本書のお値段は1,320円、
本書はコチラ(↓)から購入できます。

学び直し高校物理 挫折者のための超入門

お問い合わせ|子供へのお金の教育 (children-money-education.com)

この記事を書いたのは・・・

はるパパ

  • 小学3年生のパパ
  • 子どもの教育(世界一厳しいパパ塾?)、ブロガー、投資家
  • 投資の悪いイメージを払拭したい(難しい、怪しい、損する)

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