(2024/9/28更新)
はじめまして、はるパパです。
さて本日は、
コチラの本をご紹介します。
先日、
妻が某塾の資料請求をしていました。
他にもママ友から、
さまざまな塾情報を仕入れています。
子どもに中学受験をさせたい気持ち、
もう隠しきれませんね。
私もあれこれ塾の名前を聞きますが、
どの塾がよいのかサッパリわからない。
というのは、
自分が中学受験をしてないから。
当然教えられないし、
中学受験するなら塾は必須。
でも子どもに合う塾がわからないから、
塾情報がまとまってる本とか欲しい。
と思って本屋に行き、
中学受験に関する本を探しました。
パラパラ立ち読みし、
役に立ちそうと思ったのがコチラです。
本書を大まかに説明すると、
3つの構成になってます。
②メインの本ですが、
実は①③がとても重要です。
①塾選びに失敗し、
③転塾するのは結構大変です。
まず①③を知り、
②を読んで子どもに合う塾を選ぶ。
コレがオススメです。
①塾選びの失敗談
②各塾の特徴
③転塾の難しさ
それでは本書の感想・レビュー、
ブログで紹介します。
皆様の参考になれば幸いです。
目次
第1章:中学受験のリアル事情
第1章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・今の受験は「親の努力」で差がつく
まず塾選びの基準は2つある、
と筆者は書いています。
①3年生の2月の段階で志望校が明確で、そこへの合格実績が高い塾に入れる
②利便性や雰囲気が家庭や子どもに合う塾を選ぶ
親の努力が求められるのは、
①の場合です。
親が子どもの勉強につきそうことを、
受験用語で伴走と呼ぶとか。
親が伴走できる子どもほど、
成績は伸びるそうです。
私も①の考えに近いですね。
絶対に中学受験という考えがないので、
志望校がないなら受験させません。
また、
現在塾には入ってないけど、
毎日私が家庭学習を見ています。
ある意味、
伴走なのかもしれません。
いずれは親が伴走することなく、
自主的に勉強してほしいです。
でも小3の段階では、
残念ながらそこまで至っていません。
最初は親が付き添って、
子どもの勉強は見ましょう。
子どもが受験勉強をする際、
塾任せの意識は持たない方がいいですね。
第2章:先輩ママ・パパに学ぶ「こうして私は塾選びに失敗した」
第2章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・何を基準に選べばいいか優先順位を決めよう
第2章ではコチラの基準を例に、
メリットとデメリットを書いてます。
①家から近い塾 or 家から遠い塾
②大規模校 or 小規模校
③自習室のある塾 or 自習室のない塾
全部書くとネタバレになるので、
①を少しだけ紹介します。
実は本書を読む前、
塾の立地について違う本を読みました。
成績上位5%の親が、
塾選びで重視するのは立地。
つまり、
家から近い塾でした。
コチラは別の記事にまとめたので、
ご興味あればぜひご覧ください。
しかし本書を読むと、
家から近い塾にもデメリットがある。
たとえば、
同じ小学校の子が多いため、
もめ事の原因になるそうです。
子どもの成績とか。
子どもの志望校とか。
塾選びで迷っている方、
ぜひ失敗談を参考にするとよいです。
失敗確率を減らせば、
それだけ成功に近づけます。
第3章:四大塾の実際は?
第3章は四大塾ごとに書かれており、
全部参考になります。
四大塾とはコチラです。
全部はネタバレになるので書かないけど、
特徴を一部だけ紹介します。
<都内の四大塾>
①SAPIX
②四谷大塚
③早稲田アカデミー
④日能研
<四大塾の特徴>
①P.91:非常に優秀な塾ではあるが、面倒見のいい塾ではない
②P.100:予習をする学習スタイルが合う・合わないはあろう
③P.103:熱い塾風は合う・合わないはあろう
④P.114:15年前も現在も日能研から難関校に進学するのは、ナチュラルボーンな秀才
もし四大塾に通わせたいなら、
子どもの相性を見た方がいいです。
相性が合わない塾に入れても、
時間とお金がもったいない。
私も読んでみて、
ウチの子に合いそうor合わなそう、
なんとなくわかりましたね。
もし四大塾が合わないなら、
他の塾の方がオススメです。
次章以降に書かれているので、
この後紹介しますね。
第4章:難関校に強い塾
第4章は四大塾以外で、
難関校に強い塾が書かれています。
具体的な塾名はコチラです。
全部はネタバレになるので書かないけど、
特徴を一部だけ紹介します。
<難関校に強い塾>
①エルカミノ
②グノーブル
③Z会エクタス栄光ゼミナール
④SPICA
⑤アントレ
⑥栄光ゼミナール最難関女子専門館
<難関校に強い塾の特徴>
①P.122:算数に強い塾として知られ、教材の質には定評がある
②P.128:東京で一番学力が高いのはグノーブルの上位層の生徒たちだ
③P.131:筑駒や御三家、駒東といった関東最難関の中学入試対策に特化している
④P.136:数少ない問題をとことん解いていくような学習方法が合う子のために立ち上げた塾
⑤P.140:完全予習型の塾
⑥P.145:桜蔭と女子学院を目指す生徒に特化した女子専門の塾
いろいろおもしろそうな塾が、
都内にはたくさんありますね。
①算数で有名な塾とか。
②国語で有名な塾とか。
四大塾に通いながら、
①~⑥のような塾に通う子もいるとか。
子どもの性格や学力によっては、
四大塾より相性がいいかもしれません。
このような塾もチェックすると、
塾選びで成功する確率が上がりますね。
第5章:個別指導塾と少数制の塾
第5章は少人数の塾が書かれています。
具体的な塾名はコチラです。
全部はネタバレになるので書かないけど、
特徴を一部だけ紹介します。
<少人数の塾>
①SS-1
②伸学会
③進学塾VAMOS
<少人数の塾の特徴>
①P.152:人気のコンサルタント型個別指導塾
②P.157:勉強の仕方やタイムスケジュールの組み方を学べる
③P.162:落ち着いて勉強ができるためか、女子が6割と多い
集団指導が良いのか。
個別指導が良いのか。
集団指導に向いている子、
別の本に書かれていました。
その特徴はコチラです。
判断に迷う方は、
ぜひ参考にしてみてください。
・国語の成績が3以上で、勉強への意欲のある子
・周りから刺激を受けながらライバルと競い合った方が力を発揮できる子
なお、
別の本については、
コチラの記事にまとめました。
もしご興味があれば、
ぜひご覧ください。
第6章:単科塾
第6章は単科塾が書かれています。
具体的な塾名はコチラです。
全部はネタバレになるので書かないけど、
特徴を一部だけ紹介します。
<単科塾>
①直井メソッド
②フォトン算数クラブ
③アルファ実験教室
<単科塾の特徴>
①P.166:あたかも外国語の読み書きを教えるように、日本語の基礎的な文法から指導していく
②P.172:他の生徒たちより早めに中学受験に向けた算数の学習をスタートしたら、早慶以上の難関校に合格できるのでは、と考えて始めた塾
③P.179:エンタメ性が高い実験授業で、受験に必要な理科の全単元を学んでいく
大手塾と併塾する子もいるとか。
塾代いくらかかるの?
と気が遠くなりそうです。
教室数も少ないので、
遠方から通うと交通費もかかる。
経済格差が教育格差を生む、
まさにそんな気がしますね。
塾の授業自体はおもしろそうなので、
1教科だけ学びたい方にオススメです。
第7章:都立一貫校対策と私立の併願最前線
第7章は、
都立一貫校対策の塾が書かれています。
具体的な塾名はコチラです。
全部はネタバレになるので書かないけど、
特徴を一部だけ紹介します。
<都立一貫校対策の塾>
①ena
②E-Style
<都立一貫校対策の塾の特徴>
①P.190:100本ほどの作文演習や思考力型の計算ドリル
②P.172:討論形式の授業
私立中学は4科目受験。
都立一貫校は科目横断型の適性検査。
都立一貫校は知識のインプットが少なく、
小4の2月スタートと私立より遅い。
スタートが遅いから塾代も浮くし、
都立一貫校は公立だから学費も安い。
教育費の観点で考えると、
一番コスパが良いかもしれません。
第8章:関西の塾選び
第8章は関西の塾が書かれています。
具体的な塾名はコチラです。
全部はネタバレになるので書かないけど、
特徴を一部だけ紹介します。
<関西の塾>
①希学園
②日能研関西
③浜学園
④馬渕教室
⑤進学館
⑥さんすうLAB.
<関西の塾の特徴>
①P.196:難関国・私立中学受験専門スーパーエリート塾
②P.203:関東発祥の塾なので、塾風は熱血ではなく、穏やかだ
③P.205:塾関係者たちも「浜のテキストは日本一です」という
④P.208:関西の塾はどこも手厚いが、馬渕は特に面倒見がいい
⑤P.208:穏やかでありながら、活気や明るさがある塾
⑥P.220:高度な授業をする一方で、面倒見のいい単科塾
関東は親子の二人三脚。
関西は塾+親子の三位一体。
中学受験には、
このような文化があるそうです。
面倒見の良い塾が多いようですが、
良すぎる分合う合わないがあるとか。
関西の塾をお探しの方は、
ぜひ参考にしてみてください。
第9章:転塾
第9章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・サービスが違うタイプの塾への転塾が吉
<塾のタイプ>
①テキストやメソッドなどに独自の優勢があるがシステム(サービス)が手薄い塾。難関校に強い塾。ブランド力がある塾。
②テキストやメソッドはスタンダードだがサービスが手厚い塾。中堅校に強い塾。
ただし筆者も書いてますが、
転塾のハードルは高いです。
授業の進度が違うため、
転塾で空白が生まれる可能性がある。
だからこそ、
最初の塾選びを慎重にやった方がいい。
私もそう思うので、
第8章以前をぜひ参考にするとよいです。
まとめ
各章で参考になると思った箇所、
まとめました。
第1章:中学受験のリアル事情
・今の受験は「親の努力」で差がつく
①3年生の2月の段階で志望校が明確で、そこへの合格実績が高い塾に入れる
②利便性や雰囲気が家庭や子どもに合う塾を選ぶ
第2章:先輩ママ・パパに学ぶ「こうして私は塾選びに失敗した」
・何を基準に選べばいいか優先順位を決めよう
①家から近い塾 or 家から遠い塾
②大規模校 or 小規模校
③自習室のある塾 or 自習室のない塾
第3章:四大塾の実際は?
<都内の四大塾>
①SAPIX
②四谷大塚
③早稲田アカデミー
④日能研
<四大塾の特徴>
①P.91:非常に優秀な塾ではあるが、面倒見のいい塾ではない
②P.100;予習をする学習スタイルが合う・合わないはあろう
③P.103:熱い塾風は合う・合わないはあろう
④P.114:15年前も現在も日能研から難関校に進学するのは、ナチュラルボーンな秀才
第4章:難関校に強い塾
<難関校に強い塾>
①エルカミノ
②グノーブル
③Z会エクタス栄光ゼミナール
④SPICA
⑤アントレ
⑥栄光ゼミナール最難関女子専門館
<難関校に強い塾の特徴>
①P.122:算数に強い塾として知られ、教材の質には定評がある
②P.128:東京で一番学力が高いのはグノーブルの上位層の生徒たちだ
③P.131:筑駒や御三家、駒東といった関東最難関の中学入試対策に特化している
④P.136:数少ない問題をとことん解いていくような学習方法が合う子のために立ち上げた塾
⑤P.140:完全予習型の塾
⑥P.145:桜蔭と女子学院を目指す生徒に特化した女子専門の塾
第5章:個別指導塾と少数制の塾
<少人数の塾>
①SS-1
②伸学会
③進学塾VAMOS
<少人数の塾の特徴>
①P.152:人気のコンサルタント型個別指導塾
②P.157:勉強の仕方やタイムスケジュールの組み方を学べる
③P.162:落ち着いて勉強ができるためか、女子が6割と多い
第6章:単科塾
<単科塾>
①直井メソッド
②フォトン算数クラブ
③アルファ実験教室
<単科塾の特徴>
①P.166:あたかも外国語の読み書きを教えるように、日本語の基礎的な文法から指導していく
②P.172:他の生徒たちより早めに中学受験に向けた算数の学習をスタートしたら、早慶以上の難関校に合格できるのでは、と考えて始めた塾
③P.179:エンタメ性が高い実験授業で、受験に必要な理科の全単元を学んでいく
第7章:都立一貫校対策と私立の併願最前線
<都立一貫校対策の塾>
①ena
②E-Style
<都立一貫校対策の塾の特徴>
①P.190:100本ほどの作文演習や思考力型の計算ドリル
②P.172:討論形式の授業
第8章:関西の塾選び
<関西の塾>
①希学園
②日能研関西
③浜学園
④馬渕教室
⑤進学館
⑥さんすうLAB.
<関西の塾の特徴>
①P.196:難関国・私立中学受験専門スーパーエリート塾
②P.203:関東発祥の塾なので、塾風は熱血ではなく、穏やかだ
③P.205:塾関係者たちも「浜のテキストは日本一です」という
④P.208:関西の塾はどこも手厚いが、馬渕は特に面倒見がいい
⑤P.208:穏やかでありながら、活気や明るさがある塾
⑥P.220:高度な授業をする一方で、面倒見のいい単科塾
第9章:転塾
・サービスが違うタイプの塾への転塾が吉
<塾のタイプ>
①テキストやメソッドなどに独自の優勢があるがシステム(サービス)が手薄い塾。難関校に強い塾。ブランド力がある塾。
②テキストやメソッドはスタンダードだがサービスが手厚い塾。中堅校に強い塾。
まとめ
中学受験の塾、
数の多さに迷いそうですよね。
でも本書を読めば、
1つずつ丁寧に紹介されてます。
子どもに合いそうな塾、
何となく目星はつきましたか?
気になった塾名をメモし、
本書で詳しく調べるとよいです。
中学受験の塾をお探しの方、
今すぐ本書をお買い求めください。
迷っていると時間が過ぎ、
塾によっては定員オーバーで、
入塾できないケースもあります。
子どもに合いそうな塾を見つけたら、
即入塾手続きをしましょう。
本書のお値段は1650円、
本書はコチラ(↓)から購入できます。
お問い合わせ|子供へのお金の教育 (children-money-education.com)
この記事を書いたのは・・・
はるパパ
- 小学4年生のパパ
- 子どもの教育(世界一厳しいパパ塾?)、ブロガー、投資家
- 投資の悪いイメージを払拭したい(難しい、怪しい、損する)