はじめまして、はるパパです。
さて本日は、
コチラの本をご紹介します。
『顧客の数だけ、見ればいい 明日の不安から解放される、たった一つの経営指標』
個人ビジネスを営んでいる方は、
何を経営指標にしていますか?
売上や利益等を、
経営指標に定めますよね。
売上や利益が出なかったら、
ビジネスは成立しないですので。
でも、
売上や利益を追い求め続けるのは、
正直しんどいですよね?
売上や利益が上がり続ければいいけど、
ビジネスはそんなに甘くない。
もし不祥事が発覚すれば、
売上や利益は一瞬で吹き飛ぶ。
ビジネス終了になることもある。
これでは困りますよね。
では、
どうすればいいでしょうか?
売上や利益以外の項目を、
経営指標にすればいい。
でも、
何を経営指標にすればいいのか?
そんな方にオススメなのが、
コチラの本です。
『顧客の数だけ、見ればいい 明日の不安から解放される、たった一つの経営指標』
売上や利益ではなく、
顧客数を経営指標に考える本です。
売上や利益を上げるのに、
顧客数が多い方がいいのはわかる。
でも、
それで本当にビジネスが成立するのか?
私が本書を読んで思ったこと。
顧客数という経営目標、
あながち的外れじゃないな。
売上や利益は一瞬で飛んでも、
顧客は一瞬で飛ぶことは少ない。
顧客はピンチの時に応援してくれるので、
売上や利益を見込める。
こんな視点が本書に書かれています。
顧客数を重視することで、
売上や利益が見込める。
これならビジネスが成立しそうですよね。
顧客数を重視した経営をしていないなら、
参考になると思うのでぜひご覧ください。
それでは本書の感想・レビュー、
ブログで紹介します。
皆様の参考になれば幸いです。
目次
第1章:あなたがこれから解放される「5つの不安」
第1章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・5つの不安
<5つの不安>
①明日の売上
②前年比
③忙しさ
④常識
⑤パーパス
全部はご紹介できないので、
①のみ書きますね。
①明日の売上が突然なくなった、
現実に起こった話が書かれています。
本書に書かれているのは、
コロナ禍のバーの話。
酒類の提供は夜8時までとなるも、
バーのメインは夜8時以降ですよね。
未来のことは誰にも予測できない。
明日の売上が突然なくなることはある。
コロナ禍を乗り越えた店と、
乗り越えられなかった店の差は何か?
「顧客の数」である、
と本書に書かれています。
本書に登場するバーは、
↓の対応を行ったそうです。
・予約のみのおつまみなどのテイクアウト
・地方発送可能な商品の通信販売
・高級ウイスキー試飲チケットの販売
・近隣顧客への宅配サービス
↑のサービスを実施したお店、
当時は他にもありました。
しかし、
うまくいかなかったケースが多い。
本書のバーがうまくいったのは、
売上を作れる顧客がいたから。
顧客とコミュニケーションを取る。
これが功を奏したそうです。
顧客=ファンと捉えるとわかるかも。
ピンチの時に応援してもらえるのです。
このような顧客の数が多ければ、
①明日の売上の不安から解放されます。
第2章:最強のKPIは「顧客数」
第2章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・なぜ、「顧客数」こそが最強のKPIなのか?
<理由>
・売上は、ある日突然消え去ってしまうことがある(ex コロナ禍)
・利益も、急速に消え去ってしまうことがある(ex 原価高騰)
・顧客は、そう簡単に消え去らない(ex 1000人の顧客が来年、急に1人になることはまずない)
本書では顧客をバスタブに例え、
フローとストックの概念を書いてます。
具体的にはコチラです(↓)
<フロー>
・水道の水=新規客/一元客
・広告/SEOなどで集客
・景気変動の影響大
<ストック>
・バスタブの水=常連客/リピーター/会員/ファン
・継続的なコミュニケーションが重要
・景気変動の影響小
ストック顧客の数が多いほど、
ピンチの時に応援してもらえます。
ストック顧客数を増やすよう、
普段からコミュニケーションが大事です。
起業がSNSに力を入れるのは、
顧客とコミュニケーションを図るため。
SNSはコスパが良いので、
ぜひ活用しましょう。
第3章:あなただけの「顧客」を生み出すために
第3章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・客を捨てれば、「顧客」は増える
<ポイント>
①すべてのお客さんに評価されようとか、好かれようとか考えない
②実在する人から得られる、強いリアリティを持った顧客像が大切
③商売繁盛ゾーンから顧客をさがすことはすべきでない
①すべてのお客様に好かれるのは、
現実的に無理です。
集客したいお客様以外は、
捨てるという意味です。
集客したいお客様を集客できると、
それ以外のお客様も増えたりする。
顧客が増える秘訣ですね。
②ターゲットやペルソナを定めない、
と書かれています。
ターゲットやペルソナを定めると、
平均的な人物像になりがちです。
たとえば、
50代男性とか50代女性とか。
本書に書かれているのは、
世の人を見て顧客像を定めること。
より具体的な顧客像になるので、
商品が売れて顧客が増えます。
③商売繁盛ゾーンは、
レッドオーシャンと書かれています。
大手企業が参入しやすく、
安売りされたら勝てないです。
まだ大手企業が目をつけていない、
ブルーオーシャンで探しましょう。
第4章:「顧客の数」を増やすため、今すぐすべきこと
第4章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・「つながり」を作る
何かのきっかけでお客様ができた時、
その後のつながりを意識していますか?
このような努力をしないと、
顧客の数は増えないと書かれています。
本書に書かれている例は、
SNSや声かけ等です。
つながりを通じてリピーターになれば、
売上も自然と増えます。
意外とやらない会社が多いので、
取り組むだけで他社より優位に立てます。
第5章:あえて非効率を追求すると、顧客が集まる
第5章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・新規獲得よりも「離脱防止」
<ポイント>
・顧客数を増やす方法は2つ(①新しく顧客を増やす②離脱する顧客を減らす)
・新規顧客獲得コストは、顧客維持コストの5倍かかる
・維持された顧客は、顧客でいる年数が長ければ長いほど離脱せず、企業への収益寄与度が高くなっていく
大手企業、
良くも悪くも↑を理解してます。
契約のハードルは低くして、
解約のハードルは上げる感じ。
解約手続きが面倒だったり、
解約を必死に止めるのはその一例。
強引な解約防止はNGですが。
あえて非効率な対応で、
離脱防止を図る例が書かれています。
たとえば、
無駄に広い駐車場です。
狭すぎると駐車を嫌がり、
別のお店に流れるのを防ぐため。
広い分経費はかかるけど、
新規獲得と比較するとコスパが良い。
離脱防止策はとても重要なので、
ぜひ取り組んでみましょう。
第6章:顧客はあなたが選んでいい
第6章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・顧客は劣化している。だから「育てる」
<ポイント>
・明確な答えを、「具体的にこうしてああして」まで教えてくれないと動けない人が増えている
・自分たちの活動が不足しているから、お客さんのリテラシーが低くなってしまっている
・商品をまったく利用していなかったお客さんでも、「育てる」ことは可能である
理不尽なクレーマーに出会うと、
顧客の劣化を嘆きたくなるのもわかる。
でも実は、
売り手側の活動不足が原因でもある。
商品に対する普及活動が足りなければ、
買い手側が購買行動を起こせない。
個人ビジネスでよく言われるのは、
集客→教育→販売のステップです。
ただお客様を集めただけではダメ。
教育しないと販売につながらない。
その教育=本書の「育てる」ですね。
顧客がいるのに販売につながらないなら、
普及活動等の教育を見直しましょう。
第7章:顧客数経営のカギを握るのは「人」、そして「土壌」
第7章で参考になると思った箇所、
コチラです。
・そこにいるだけでレベルが上がる
<集団的知性が生まれるグループに所属で得られる利点>
・無意識の社会的学習
・周囲の模範的行動の模倣
・個人的考察と実験
経営者の集まりは、
これに近い感覚かもしれません。
さまざまな経営者のアイデアから、
自社の売上につながるヒントを得る。
私も同年代の経営者と会うと、
この感覚に陥ることがあります。
もしビジネスでお悩みならば、
異業種交流をすると良いです。
まとめ
各章で参考になると思った箇所、
まとめました。
第1章:あなたがこれから解放される「5つの不安」
・5つの不安
<5つの不安>
①明日の売上
②前年比
③忙しさ
④常識
⑤パーパス
第2章:最強のKPIは「顧客数」
・なぜ、「顧客数」こそが最強のKPIなのか?
<理由>
・売上は、ある日突然消え去ってしまうことがある(ex コロナ禍)
・利益も、急速に消え去ってしまうことがある(ex 原価高騰)
・顧客は、そう簡単に消え去らない(ex 1000人の顧客が来年、急に1人になることはまずない)
<フロー>
・水道の水=新規客/一元客
・広告/SEOなどで集客
・景気変動の影響大
<ストック>
・バスタブの水=常連客/リピーター/会員/ファン
・継続的なコミュニケーションが重要
・景気変動の影響小
第3章:あなただけの「顧客」を生み出すために
・客を捨てれば、「顧客」は増える
<ポイント>
①すべてのお客さんに評価されようとか、好かれようとか考えない
②実在する人から得られる、強いリアリティを持った顧客像が大切
③商売繁盛ゾーンから顧客をさがすことはすべきでない
第4章:「顧客の数」を増やすため、今すぐすべきこと
・「つながり」を作る
第5章:あえて非効率を追求すると、顧客が集まる
・新規獲得よりも「離脱防止」
<ポイント>
・顧客数を増やす方法は2つ(①新しく顧客を増やす②離脱する顧客を減らす)
・新規顧客獲得コストは、顧客維持コストの5倍かかる
・維持された顧客は、顧客でいる年数が長ければ長いほど離脱せず、企業への収益寄与度が高くなっていく
第6章:顧客はあなたが選んでいい
・顧客は劣化している。だから「育てる」
<ポイント>
・明確な答えを、「具体的にこうしてああして」まで教えてくれないと動けない人が増えている
・自分たちの活動が不足しているから、お客さんのリテラシーが低くなってしまっている
・商品をまったく利用していなかったお客さんでも、「育てる」ことは可能である
第7章:顧客数経営のカギを握るのは「人」、そして「土壌」
・そこにいるだけでレベルが上がる
<集団的知性が生まれるグループに所属で得られる利点>
・無意識の社会的学習
・周囲の模範的行動の模倣
・個人的考察と実験
まとめ
顧客数だけを重視する経営、
おもしろい発想ですね。
売上や利益は急に消えることあるけど、
顧客はそう簡単に消えない。
ピンチの時に応援してくれるのは、
常連客/リピーター/会員/ファンです。
顧客が離れていかないよう、
普段からつながりを持つことが大事です。
手段はSNSでも声掛けでも、
何でもいいです。
普段からつながりを持っていると、
顧客は離脱しないです。
離脱しない顧客は売上に貢献してくれる。
新規顧客獲得以上に重視すべきですね。
ビジネスの基本は、
集客→教育→販売です。
集客のポイントは、
全顧客をターゲットにせず絞ること。
その絞り込んだ顧客に対し、
徹底的に教育して育てること。
そうすればあなたの顧客となり、
販売した商品を購入してくれます。
「顧客数だけを見ればいい」という考え、
さすがに言い過ぎだと思う面もある。
会社を経営する立場になれば、
他にも気にすることが山ほどある。
経営者が一番気にするのは、
お金ですね。
売上出ても入金がなければ倒産する。
黒字倒産です。
でも、
顧客数をKPIにする考え方は、
間違ってないと思う。
顧客数が多い方が、
売上が見込めるのは事実です。
顧客リストがあれば、
定期的につながることもできる。
顧客リストがあれば、
ピンチの時に応援も頼める。
顧客数に主眼を置いた経営の本、
他では見たことないです。
個人ビジネスを営んでいる方は、
ぜひお買い求めください。
他社の成功事例、
数多く書かれています。
本書の通りに顧客重視の経営をすれば、
売上は自然と伸びますね。
売上を上げたい経営者の方は、
いますぐ本書をお買い求めください。
本書のお値段は1,815円、
本書はコチラ(↓)から購入できます。
・顧客の数だけ、見ればいい 明日の不安から解放される、たった一つの経営指標
お問い合わせ|子供へのお金の教育 (children-money-education.com)
この記事を書いたのは・・・
はるパパ
- 小学4年生のパパ
- 子どもの教育(世界一厳しいパパ塾?)、ブロガー、投資家
- 投資の悪いイメージを払拭したい(難しい、怪しい、損する)