はじめまして、はるパパです。
「子どもがテレビばかり見ていて、
全然勉強しないんです」
中学受験を目指すご家庭で、
よく耳にする悩みです。
テレビ画面でゲームをする子もいるし、
テレビ画面でYoutubeを見る子もいる。
いずれにしても、
勉強とは程遠いと感じますよね。
でも、
それは本当でしょうか?
もし、
テレビの時間を活用しながら、
中学受験の勉強ができるとしたら?

我が家では子どもと一緒に、
朝ドラ「あんぱん」を毎日見ています。
あんぱんを見てふと思ったのが、
毎朝の15分に学びの種が詰まっている。
受験科目に関する知識や思考力を、
親子で楽しく育むことができるのです。
「テレビ消して勉強しなさい」だけでは、
学びのチャンスを見逃してしまうかも。

「じゃあどう見せたらいいの?」
「どんな会話をすればいいの?」
こんな疑問が出ますよね。
親が少し目線を変えることで、
ドラマのワンシーンが学びの種に変わる。
ドラマの伏線。
あんぱん1個10銭。
戦時下の教室風景。
これらのシーンを見ながら、
子どもと会話するだけで学びになる。
国語/算数/社会の勉強になる、
って親が気づけるかが大事なのです。

勉強は机上だけで行うものではない。
日常の中で興味や疑問を持ち、
それについて親子で話し深めていく。
これも立派な学びです。
その入り口として、
朝ドラは非常に優秀な教材になるのです。

こうした学びの姿勢は、
中学受験でも確実に活かされます。
物語文の読解。
物価の比較。
時代背景の理解。
気づいたら受験対策になっていた。
ある意味で理想的な学び方なのかも。

朝ドラは、
ただの15分の娯楽ではありません。
子の「見る力」や「考える力」を育てる、
立派な学びの場なのです。
BSなら7:30から放送してますので、
学校にも間に合います。
もし遠くて間に合わないなら、
帰宅後にNHKプラスでも見られる。
テレビも使い方次第で、
学びの教材になる。

あんぱんが学びになったケース、
これからブログで紹介します。
皆様の参考になれば幸いです。
国語
あんぱんを見ていると、
物語文の読解演習になります。
たとえば、
伏線の回収ですね。
竹野内豊が演じる寛先生が亡くなる前、
実は伏線がいくつかありました。
往診後に体調不良で亡くなるけど、
その前に食事が残されているのが伏線。

なぜ食事だけを映しているのか?
嫌な予感がしますよね。
実はそれ以前の放送回でも、
食事をしないシーンがありました。
子どもは気づいていなかったけど、
これも伏線ですよね。
まさかあんなに早く亡くなるとは、
思わなかったけど。。

中学受験の物語文でも、
ふとした一言で暗転する場面はあります。
その一言に傍線が引かれ、
問いになるのはわかりやすい例。
むしろ、
その一言から離れた箇所に傍線が引かれ、
その一言が答えの根拠になることも。
問いは本文中の根拠から作られ、
選択肢は根拠から選べば間違えない。
コチラの本に書かれていますので、
ご興味あればぜひご覧ください。

算数
あんぱんの値段から、
当時の物価計算ができますね。
昭和2年にあんぱんを売るシーン、
1個10銭で「高い」というセリフが。
「1個10銭って高いの?」
と子どもに聞かれましたね。
そこで、
ざっくりと計算してみました。

貨幣価値の計算はいろいろあり、
正確な計算はできないです。
たとえば、
今田美桜が演じる教師の初任給、
これをベースに考えてみます。
コチラの計算例をご覧ください。
<教師の初任給>
・昭和初期:50円
・令和7年 :30万円
<あんぱん1個の値段>
・昭和初期:10銭(0.1円)
・令和7年 :150円
<初任給であんぱんが何個買えるか?>
・昭和初期:500個
・令和7年 :2000個
令和7年の方が、
あんぱんをたくさん買えますよね。
昭和初期のあんぱんは、
とても高いという計算になります。
では、
昭和初期に10銭のあんぱんは。
令和7年だといくらに相当するか?
こんな感じになりますね。
<教師の初任給>
・昭和初期:50円
・令和7年 :30万円
<あんぱん1個の値段>
・昭和初期:10銭(0.1円)
・令和7年 :150円→600円(4倍に値上げする)
<初任給でアンパンが何個買えるか?>
・昭和初期:500個
・令和7年 :2000個→500個(1/4にすると昭和初期と同数になる)
1個600円のあんぱんが売ってたら、
そりゃ「高い」って言いますよね。
このような思考力問題、
今後出題されるかもしれません。
あんぱんの計算を参考に、
自分で考えられるようになってほしい。
社会
「なぜ戦争に反対しないの?」
「赤紙は拒否できないの?」
「学校の授業おかしいでしょ」
戦前~戦中のシーンになると、
軍国教育の影響が色濃く出ます。
令和の子どもには、
当然理解できない内容ですよね。
私だって理解できないですし。

当時だって同じ思いの人はいたけど、
言える雰囲気ではなかった。
いまの時代なら、
海外移住で逃れる人もいるでしょう。
ウクライナ戦争が始まった際、
徴兵逃れで海外に逃げたロシア人、
大量にいましたよね。
戦争をしないためにも、
戦争の悲惨さは学ぶべきですね。
まとめ
朝ドラを子どもと視聴することで、
中学受験につながる勉強ができます。
国語は物語の伏線に注目することで、
物語文の読解力が養われますね。
何気ないシーンの伏線を見抜くことで、
「なぜ映したんだろ?」と感性を磨ける。
中学受験でも文中の一言が伏線になり、
その理解が問われる問題が出題されます。

算数は「あんぱん1個10銭」をもとに、
当時と現代の物価計算を学べました。
昭和初期と令和7年の教師初任給から、
あんぱんの相対的価格を比較する。
現在価格がわかると、
劇中の「高い」という感想も納得できる。
単なる数字の計算ではなく、
思考力を養うことにつながりますね。

社会は戦前・戦中のシーンにて、
軍国教育の時代背景に触れられます。
子どもからは素朴で疑問が出てくるので、
当時と現在の違いを学ぶ契機になる。
戦争しない未来を続けてほしい、
平和な時代を過ごしてほしいとも願う。

朝ドラをきっかけに会話をすることは、
中学受験の勉強としても非常に有効です。
朝ドラのように、
日常の中に学びの種が多くあります。
朝ドラ以外でも、
子どもの思考力や理解力を深められる。
勉強以外からも多くのこと学び、
中学受験で活かせればこれ幸いですね。
さて来週も、
あんぱんを見るかな。
お問い合わせ|子供へのお金の教育 (children-money-education.com)
この記事を書いたのは・・・
はるパパ
- 小学5年生のパパ
- 子どもの教育(世界一厳しいパパ塾?)、ブロガー、投資家
- 投資の悪いイメージを払拭したい(難しい、怪しい、損する)
