家庭の教育

【学歴社会は誰のため】感想・レビュー


はじめまして、はるパパです。

さて本日は、
コチラの本をご紹介します。

学歴社会は誰のため

中学受験界隈を見ていると、
教育熱心なご家庭が多いです。

有名私立中学に入学が目的?
と思いがちですが違いますね。

その先の有名大学に入学が目的です。

なぜか?
高学歴だと高年収になりやすいからです。

日本の就職活動、
新卒一括採用が多いです。

一時期に大量エントリーするので、
企業側も人材を見極めないといけない。

精査している時間はないので、
大学の学歴で見極めるのです。

偏差値の高い大学の学生なら、
頭も良くて優秀だろう。

ここにポテンシャルを感じて、
企業は採用するのです。

親もその現実を知っています。

だから、
偏差値の高い大学に入学実績のある、
有名私立中学に入学させたいのです。

偏差値の高い大学に入学できた。
高年収の大企業に入社できた。

これで子どもの将来は安泰だ。
…と考えるのは間違いなので要注意!

なぜか?

いくら学歴があっても、
企業で成果を出せるとは限らないから。

入社時は学歴が必要だけど、
入社後は学歴だけで勝負できない。

その事実を知らずに、
学歴だけを武器に仕事するとどうなるか?

思うように活躍できず、
ドロップアウトしてしまう可能性がある。

それでは困りますよね。

では、
どうすればいいでしょうか?

企業で活躍するために、
企業の
実態を学べばいい。

でも、
どうやって学べばいいかわからない。

そんな方にオススメなのが、
コチラの本です。

学歴社会は誰のため

学歴社会の現実を踏まえつつ、
学歴社会の問題点が書かれています。

高学歴の人材を採用しながら、
なぜ入社後に活躍できないのか?

本人要因もゼロじゃないけど、
会社の組織体制にも要因がある。

チーム作りに問題があったり、
チームの役割が不明確だったり。

学歴を確保しつつ、
チームでどう成果を出すか?

これを学んで実践すれば、
子どもの将来も安泰でしょう。

子どもに幸せな人生を歩んでほしい方、
ぜひご覧ください。

それでは本書の感想・レビュー、
ブログでご紹介します。

皆様の参考になれば幸いです。

第1章:何のための学歴か?

第1章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.43

・人生を左右するなら必死になりますよね?

<ポイント>
①職業における「訓練可能性」としての学歴
②「誰ができそうか?」のシグナルとしての学歴
③社会が学歴を、効率的かつ説得的に社会生活のあらゆる原資を分け合うための重要ロジックだと、合意している状態

学生には社会人経験がないので、
即戦力として採用はしません。

つまり、
将来のポテンシャルを見極め、
採用するのです。

ポテンシャル採用の基準が、
①と②ですね。

②優秀なのか?
①仕事を教えたらやっていけそうか?

新卒一括採用の場合、
大量のエントリーがあります。

1人1人精査している余裕はない。
でも適当に選ぶわけにもいかない。

そこで、
①②を短時間で見極めるポイントが、
学歴なのです。

高学歴なら頭いいから優秀だろうし、
同学歴社員の仕事ぶりからやれそうだと。

これが新卒一括採用の実態なので、
学歴はあった方が良いと思いますね。

単純に内定確率が高まるし、
大企業の内定も夢じゃない。

大企業の方が高年収なのは事実なので、
生活を考えたら目指すのは悪くない。

就職の選択肢が広がるので、
学歴はあった方が良いのが私の考えです。

皆さんはどう思いますか?

第2章:「学歴あるある」の現在地

第2章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.53

・「学歴はあって損はない説」(有用論)

<ポイント>
・高卒と大卒で生涯賃金に6000万円もの開きがあるのは、日本企業が「大学で何を学んだか」ではなく、「大卒である」ことに価値を見出している表れ
・一般的に、大卒という肩書は持っておいて損はない
・「その人となりを見る」ことは困難。どうしても、学歴のようなわかりやすい基準に頼ることが多くなる

ポイントに書かれているのは、
論破王のひろゆき氏の発言です。

第1章でも少し書きましたが、
私もこの意見に同意ですね。

生涯賃金が6000万も違うなら、
大卒の方が経済的に豊かになりやすい。

お金はある方が絶対にいいので、
高卒で働くメリットを見出せない。

大卒の学歴を利用して、
就職活動をするかは本人が決めればいい。

大卒限定の求人も多いし、
大卒じゃないと就職の選択肢が狭まる。

学歴で見ている人がいる以上、
学歴はあった方がいいと私も考える。

学歴がすべてじゃないのもわかるけど、
現実は学歴に左右されるケースもある。

だから子どもに高学歴を求めるのは、
決して間違いじゃないと思いますね。

第3章:学歴論争の暗躍の前提

第3章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.130

・「問い」を変える必要性

<ポイント>
・仕事というのはチームの中でどう回っているのか?
・仕事は、一部のスーパースターが行ってるわけでも、気の利く有能な社員だけで回してきたはずもない
・仕事をうまくいかせるための組み合わせに必要な情報を学歴で本当に得られているのか?

チームの組み合わせが重要なのは、
その通りですね。

昔の巨人がいい例ですね。

FAで各チームの4番打者を獲得するも、
打線が機能せず優勝できない。

チームには役割があり、
無視してチームを作っても成果は出ない。

とは言うものの、
学歴は必要だと思っています。

巨人の例を用いるなら、
過去に実績がないと巨人に入れない。

全員がプロで成功するわけじゃないけど、
高給取りのスタートラインにも立てない。

就職で言えば実績=学歴ですね。

学歴がないことには、
高年収が見込める大企業に入れない。

生活にお金は切り離せないし、
お金はないよりあった方が良い。

だから学歴は必要だけど、
入社後はいかにチームで貢献できるか?

これがポイントかなと思いますね。

第4章:学歴論争の突破口

第4章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.169

・チームダイナミクスの予見に役立つ情報が欲しい

<ポイント>
・反応の癖や言動パターンそのものに良し悪しや「望ましさ」はない
・反応の癖や言動パターンがあるとして、「現状の組織内での組み合わせとしてのまずさがないか?」をチェック
・自身の持ち味が出せて、周りから承認されている(活かしてもらえている)のが良好な組織

成果を出せない社員がいると、
社員個人の問題と捉えがちです。

でも、
組織の組み合わせに問題はないのか?

第3章の巨人を例にすると、
4番バッターばかりのチームは最適か?

全員がクリーンアップではなく、
出塁するメンバーが必要なのでは?

もし会社内で実力を発揮できない場合、
チームの組み合わせが悪い可能性がある。

それを解消する方法は何か?
異動や転職ですね。

自分が思うように成果が出ない場合、
異動を希望すると活路が開ける。

異動の希望が叶わないなら、
転職すると活路が開ける。

決して個人の問題だけではないので、
ぜひ参考にしてみてください。

第5章:これからの「学歴論」-競争から共創へ

第5章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.190

・脱・学歴主義への一歩

<ポイント>
①「万能」で「有能」な個人が、必ずしも「有能」な組織を生むのではない
②私たちが知るべきなのは、「誰が『高い能力』を持っているか」「人のどこの何を見ればその『能力』の高さがわかるのか?」などではない
③私たちが知るべきなのは、「成し遂げたいことに対して、どう人と人や、人とタスクを組み合わせるとよさそうか?」を模索する手がかりです

第4章でも書きましたが、
重要なのは③組み合わせです。

ここから先は個人的見解ですが、
③手掛かりになりそうなモノがある。

それは何か?
脳特性診断です。

コチラの本がわかりやすいので、
ご興味あればぜひご覧ください。

【子どもの脳は8タイプ 最新脳科学が教える才能の伸ばし方】感想・レビュー (2025/4/9更新) はじめまして、はるパパです。 さて本日は、コチラの本をご紹介します。 『子どもの脳は8タイ...

子ども向けの本ですが、
大人にも当てはまりますね。

人間の脳は8タイプに分類され、
得意/不得意があります。

得意/不得意を相互に補うような、
脳特性の人間を組ませる。

全員がリーダーの必要はないし、
全員がエキスパートの必要もない。

リーダー&エキスパートのように、
脳特性ごとに役割を与える。

脳特性診断は、
先ほどの本で無料でできます。

ご興味あればぜひご覧ください。

【子どもの脳は8タイプ 最新脳科学が教える才能の伸ばし方】感想・レビュー (2025/4/9更新) はじめまして、はるパパです。 さて本日は、コチラの本をご紹介します。 『子どもの脳は8タイ...

まとめ

各章で参考になると思った箇所、
まとめました。

第1章:何のための学歴か?

P.43

・人生を左右するなら必死になりますよね?

<ポイント>
①職業における「訓練可能性」としての学歴
②「誰ができそうか?」のシグナルとしての学歴
③社会が学歴を、効率的かつ説得的に社会生活のあらゆる原資を分け合うための重要ロジックだと、合意している状態

第2章:「学歴あるある」の現在地

P.53

・「学歴はあって損はない説」(有用論)

<ポイント>
・高卒と大卒で生涯賃金に6000万円もの開きがあるのは、日本企業が「大学で何を学んだか」ではなく、「大卒である」ことに価値を見出している表れ
・一般的に、大卒という肩書は持っておいて損はない
・「その人となりを見る」ことは困難。どうしても、学歴のようなわかりやすい基準に頼ることが多くなる

第3章:学歴論争の暗躍の前提

P.130

・「問い」を変える必要性

<ポイント>
・仕事というのはチームの中でどう回っているのか?
・仕事は、一部のスーパースターが行ってるわけでも、気の利く有能な社員だけで回してきたはずもない
・仕事をうまくいかせるための組み合わせに必要な情報を学歴で本当に得られているのか?

第4章:学歴論争の突破口

P.169

・チームダイナミクスの予見に役立つ情報が欲しい

<ポイント>
・反応の癖や言動パターンそのものに良し悪しや「望ましさ」はない
・反応の癖や言動パターンがあるとして、「現状の組織内での組み合わせとしてのまずさがないか?」をチェック
・自身の持ち味が出せて、周りから承認されている(活かしてもらえている)のが良好な組織

第5章:これからの「学歴論」-競争から共創へ

P.190

・脱・学歴主義への一歩

<ポイント>
①「万能」で「有能」な個人が、必ずしも「有能」な組織を生むのではない
②私たちが知るべきなのは、「誰が『高い能力』を持っているか」「人のどこの何を見ればその『能力』の高さがわかるのか?」などではない
③私たちが知るべきなのは、「成し遂げたいことに対して、どう人と人や、人とタスクを組み合わせるとよさそうか?」を模索する手がかりです

【子どもの脳は8タイプ 最新脳科学が教える才能の伸ばし方】感想・レビュー (2025/4/9更新) はじめまして、はるパパです。 さて本日は、コチラの本をご紹介します。 『子どもの脳は8タイ...

まとめ

学歴はあっても損はないですね。

新卒一括採用に、
学歴フィルターがあるのは事実。

学歴が無かったら、
新卒のポテンシャルを見抜けない。

学歴があって初めて、
大企業に入社の可能性が高まり、
高収入が見えてくる。

学歴がないことには、
スタートラインに立てないのです。

では、
入社してしまえば安泰か?

残念ながらそうではありません。

入社後に活躍できるかどうかは、
チーム次第かなと思いますね。

子どもの能力を活かせる環境か?
チーム構成にかかっている。

もし子どもが有能でも、
チーム構成次第では成果を出せない。

それって個人のせいではなく、
会社の組織作りに問題があるのです。

配属ガチャって言葉があるけど、
希望部署に配属されない場合の話です。

希望部署に配属されたとしても、
組織次第では活かされないかもしれない。

あまりにも合わなければ、
異動希望を出せばいい。

それが通らないようなら、
転職すればいい。

子どもを活かすも殺すも組織次第。
過剰に心配することないです。

学歴も大事だけど、
入社後の行動も大事です。

チーム内での役割を確認し、
その役割を全うすれば大丈夫。

学歴+仕事で成果を出せれば、
将来お金もたくさん稼げます。

子どもの人生は、
きっと明るいものになるでしょう。

社会で生きる術を子どもに教えたい方、
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学歴社会は誰のため

お問い合わせ|子供へのお金の教育 (children-money-education.com)

この記事を書いたのは・・・

はるパパ

  • 小学5年生のパパ
  • 子どもの教育(世界一厳しいパパ塾?)、ブロガー、投資家
  • 投資の悪いイメージを払拭したい(難しい、怪しい、損する)
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