お金の教育

【株で儲けたきゃ「社長」を見ろ! いちばん大切なのに誰も教えてくれない投資の王道】感想・レビュー


はじめまして、はるパパです。

さて本日は、
コチラの本をご紹介します。

株で儲けたきゃ「社長」を見ろ! いちばん大切なのに誰も教えてくれない投資の王道

個人投資家の皆さん、
投資の判断材料は何でしょうか?

まず思い浮かぶのは、
企業の財務諸表や業績データですよね。

業績の良い会社に投資するのは、
投資の王道とも言えます。

ならば、
業績の良い会社に投資していれば、
投資でずっと利益が出るでしょうか?

投資はそんな甘くないことを、
皆さん実感しているハズです。

業績の良かった企業が、
ある日突然傾き始める。

そしてまさかの倒産。
ニュースで一度は見たことありますよね。

業績の良い会社に投資していれば、
それで万全ではないのです。

では、
どうすればいいでしょうか?

財務諸表や業績データ以外にも着目し、
投資判断をすればいい。

でも、
何に着目すればよいかわからない。

そんな方にオススメなのが、
コチラの本です。

株で儲けたきゃ「社長」を見ろ! いちばん大切なのに誰も教えてくれない投資の王道

本書のタイトルがすべてですが、
社長に着目すればいい。

社長の価値観や人生経験が、
会社の方向性を決定づけるからです。

実際に会社を動かしているのは、
社長という一人の人間です。

社長次第で業績は変わり、
健全な経営が続くかも変わります。

社長を読み解くポイントは、
いくつかあります。

本書の例を1つ挙げると、
社長の出身高校ですね。

地方公立or私立中高一貫で、
価値観や人生経験は大きく変わる。

これらが会社経営の礎となり、
会社の方向性にも大きく影響する。

このようなプロフィール1つ取っても、
十分な投資判断となり得るのです。

投資判断になり得る社長の着目点、
他にも数多く書かれています。

社長をよく知ることで、
投資の失敗リスクを減らせます。

たとえば、
業績絶好調の会社であっても、
社長がコンプラ無視ではダメですよね。

いずれ業績が傾くのは目に見えてるので、
絶対に投資してはいけない。

社長を知って投資判断を行い、
投資で成功したい方はぜひご覧ください。

それでは本書の感想・レビュー、
ブログで紹介します。

皆様の参考になれば幸いです。

第1章:まずは「プロフィール」を見ろ-社長の「価値観」

第1章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.82

・「出身高校」から社長の世界観を読み解く

<地方公立高校出身>
・地元トップクラスの公立高校出身者は、バランス感覚が良く、幅広い社会階層の人間を理解しやすいという特徴がある

<都会の私立中高一貫校出身>
・一般的に教育水準が高く、安定した環境で良い教育を受けられる
・優秀な仲間が揃い、高い志を持って育つメリットは大きい
・貧困や悪食、現実社会のネガティブな側面にふれる機会が乏しいという「あやうさ」もある

出身大学で世界観を読み解かないのは、
理に適ってると思いますね。

同じ大学出身でも、
地方公立or私立中高一貫では全然違う。

これは私自身が大学で感じたのに似てる。

私は地方公立出身だけど、
中学にはいろんな同級生がいました。

ヤンチャしてた人もたくさんいたけど、
私は別に嫌じゃなかったですね。

同窓会で久しぶりに会うと、
個人でビジネスしてる人が多かったです。

人付き合いの幅も広く付き合い上手で、
商売上手だなと感じましたね。

このような社長の会社は長続きするので、
株の長期保有に向いてる気がします。

大学の友人で多いのが、
私立中高一貫校出身者でした。

あまりにも温室で育ちすぎて、
人付き合いの幅が狭い。

個人でビジネスをやる人もいるけど、
親のビジネスを継ぐ人が多い。

富裕層同士で交流を深めるので、
少し世界観が違うかなと感じますね。

非上場会社のケースが多いので、
投資の機会は限られますね。

第2章:半径3メートルの人間関係から見える”危険”と”可能性”-社長の「本性」

第2章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.111

・サラリーマン社長が子どもを入社させたら注意

<ポイント>
①ご子息がたとえ優秀な人材だったとしても、「社長の子どもだから」「親の七光りだから」と疑いの目を向けてしまう
②オーナー社長の場合は話が異なる
③決定的な支配力を持つ株式を将来的に相続することを考えれば、早い段階で自分の子どもを会社に入れ、後継者としての教育を始めるのは自然であり、理に適っている

①社長だけでなく、
役員でも同じことが言えますね。

優秀だったらまだしも、
優秀じゃなかった時の社内は悲惨。

私は後者を見たことがあるけど、
実力不相応な昇進で周りが白けてました。

実力不足なので行き詰まり、
結局は会社からいなくなったけど。

会社が伸びるハズもなく、
私はあまり投資したくないですね。

②③第1章でも書きましたが、
私立中高一貫校出身の友人でよく見る。

大卒後は別の企業に勤めるけど、
30代で退職して親の会社に入社が多い。

親の年齢的に事業承継を考え始め、
子どもの年齢的に脂が乗る良い時期。

事業承継後もうまくいくケースが多く、
小さくても意外と倒産の危険性は低い。

ただし非上場会社のケースが多いので、
投資の機会は限られますね。

第3章:組織という鏡が映す「マネジメントの器」-社長の「人徳」

第3章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.135

・協力すぎるリーダーシップが生む「組織の病理」

<ポイント>
・組織がイエスマンだらけになった結果、重大な不祥事を起こし、崩壊にまで至った会社はいくらでもある
・社長の周囲には単なるイエスマンだけでなく、「ダメなことはダメ」とハッキリ言える人物が必要だ
・社長が強ければ強いほど、ときとして社長の間違いを恐れずに指摘し、ブレーキをかけられる存在が絶対に必要だ

東証プライム上場の大企業でも、
このような会社はありますね。

オーナー社長が後進に道を譲るも、
成果に我慢できず解任&復帰の会社。

ワンマンオーナーがいなくなったら、
会社が一気に傾きそうな気がします。

将来的に倒産のリスクがあるので、
いま大企業でも私は投資しないです。

第4章:「無自覚のモチベーション」が生む成長と暴走-社長の「心理」

第4章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.165

・「わからず屋」がとんでもないビジネスを成功させる

<起業を選ばざるを終えなかった人たち>
・なぜ自分は評価されないのか?
・なぜ自分の考えは、世の中に評価されないのか?
・そんな欠落感とも言えるフラストレーションが、世の中を自分の思うように変えてやろういう強烈なエネルギーに変換される

大企業に長く勤める人を見て思うのが、
上記と真逆の人間であること。

それなりに評価され、
それなりの地位にいて、
それなりの給料をもらえる。

このような人材がリスクを冒してまで、
起業するハズがない。

起業自体がリスクでしかないし、
そこまでの情熱もわかない。

大企業のベテランを見ればわかるけど、
良くも悪くもおとなしい。

マスコミに登場する有名な社長は、
とにかくエネルギッシュですよね。

会社を大企業に育て上げても、
さらに上を目指して走り続ける。

常人には理解できない人種、
それが起業する社長なのです。

同じ社長でも、
サラリーマン社長とは全然別物です。

エネルギッシュな社長がいる限りは、
会社も伸びるしつい投資したくなる。

でもいつかは交代する時期が来るし、
そこを境に成長は止まりがち。

短期投資するならアリだけど、
私は長期投資派なので投資はしない。

個人の投資スタイルによって、
投資するか否かがわかれるでしょうね。

第5章:外側から覗くリアルと演出-社長の「危機管理」

第5章で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.207

・社長が一人で決算説明していたら典型的なワンマン

<ポイント>
・上場して間もないベンチャー企業のなかには、決算説明会に毎回社長が一人で登場し、すべての説明を行っていることがある
・毎回社長しか登場せず、他の役員が姿を見せないという状況が続く企業は、典型的なワンマン経営だと見ることができる
・決算説明会に誰が出るかという変化を見ていると、「企業が新しいフェーズに移行しようとしている」「経営陣が意識的に権限移譲を進めている」といった意図を読み取ることができる

このような視点で、
決算説明会を見たこと無かったです。

でもワンマンかどうかは、
普段の記者会見でもわかります。

ワンマン社長が会見をすると、
どこか威圧的に感じることが多い。

そもそも業績悪化してる場合、
社長が原因のように思える。

業績悪化および今後の回復も期待できず、
まず投資はしないですね。

業績好調の場合はどうか?

何度も書いてますが、
投資するなら短期ですね。

ワンマン社長がいる間は伸びても、
その後は一気に傾く。

長期投資派にはオススメしないけど、
好みの問題でしょうね。

まとめ

各章で参考になると思った箇所、
まとめました。

第1章:まずは「プロフィール」を見ろ-社長の「価値観」

P.82

・「出身高校」から社長の世界観を読み解く

<地方公立高校出身>
・地元トップクラスの公立高校出身者は、バランス感覚が良く、幅広い社会階層の人間を理解しやすいという特徴がある

<都会の私立中高一貫校出身>
・一般的に教育水準が高く、安定した環境で良い教育を受けられる
・優秀な仲間が揃い、高い志を持って育つメリットは大きい
・貧困や悪食、現実社会のネガティブな側面にふれる機会が乏しいという「あやうさ」もある

第2章:半径3メートルの人間関係から見える”危険”と”可能性”-社長の「本性」

P.111

・サラリーマン社長が子どもを入社させたら注意

<ポイント>
①ご子息がたとえ優秀な人材だったとしても、「社長の子どもだから」「親の七光りだから」と疑いの目を向けてしまう
②オーナー社長の場合は話が異なる
③決定的な支配力を持つ株式を将来的に相続することを考えれば、早い段階で自分の子どもを会社に入れ、後継者としての教育を始めるのは自然であり、理に適っている

第3章:組織という鏡が映す「マネジメントの器」-社長の「人徳」

P.135

・協力すぎるリーダーシップが生む「組織の病理」

<ポイント>
・組織がイエスマンだらけになった結果、重大な不祥事を起こし、崩壊にまで至った会社はいくらでもある
・社長の周囲には単なるイエスマンだけでなく、「ダメなことはダメ」とハッキリ言える人物が必要だ
・社長が強ければ強いほど、ときとして社長の間違いを恐れずに指摘し、ブレーキをかけられる存在が絶対に必要だ

第4章:「無自覚のモチベーション」が生む成長と暴走-社長の「心理」

P.165

・「わからず屋」がとんでもないビジネスを成功させる

<起業を選ばざるを終えなかった人たち>
・なぜ自分は評価されないのか?
・なぜ自分の考えは、世の中に評価されないのか?
・そんな欠落感とも言えるフラストレーションが、世の中を自分の思うように変えてやろういう強烈なエネルギーに変換される

第5章:外側から覗くリアルと演出-社長の「危機管理」

P.207

・社長が一人で決算説明していたら典型的なワンマン

<ポイント>
・上場して間もないベンチャー企業のなかには、決算説明会に毎回社長が一人で登場し、すべての説明を行っていることがある
・毎回社長しか登場せず、他の役員が姿を見せないという状況が続く企業は、典型的なワンマン経営だと見ることができる
・決算説明会に誰が出るかという変化を見ていると、「企業が新しいフェーズに移行しようとしている」「経営陣が意識的に権限移譲を進めている」といった意図を読み取ることができる

まとめ

社長の人物像を読み解くことが、
投資判断に直結すると書かれています。

たとえば出身高校から、
社長の世界観を捉えることができる。

地方公立校出身者は幅広い層と接し、
バランス感覚に優れる人が多い。

私立中高一貫校出身者は、
高い教育水準と優秀な仲間に恵まれるが、
社会の負の側面に触れる機会が少ない。

会社の危機管理面で考えると、
投資するなら前者でしょうね。

他には社内環境が、
投資判断の材料になることもある。

たとえばサラリーマン社長が、
自分の子どもを入社させるケース。

周囲の不信感や組織の停滞を招き、
あまりうまくいかない。

一方でオーナー社長の場合が、
自分の子どもを入社させるケース。

これは事業承継で自然な流れとされ、
むしろうまくいくことが多い。

後者は非上場会社が多いけど、
もし投資できるなら後者ですね。

社内環境で投資反の材料になるケース、
他にもあります。

社長がワンマンで、
周りがイエスマンばかりかどうか。

ワンマン社長はエネルギッシュであり、
サラリーマン社長とは別世界の生き物。

ワンマン時代の会社は伸びても、
引退後は低迷の可能性が高い。

短期投資なら良いけど、
長期投資には向かないですね。

このように、
社長の背景や行動を多角的に分析すると、
投資すべきかどうか判断材料になります。

投資スタイルは人それぞれなので、
私の意見が必ずしも正解ではない。

私は長期投資派だけど、
短期投資派の人もいますよね。

私は投資しないけど、
短期投資ならワンマン企業も選択肢。

他にも社長から見える投資判断基準、
本書に数多く書かれています。

個別株投資をする投資家は、
財務諸表等を見ますよね。

それに加えて社長のことも見れば、
投資の成功確率が上がるでしょう。

社長は会社の代表なので、
社長次第で業績はいくらでも変わる。

社長を深く知り投資に活かしたい方は、
いますぐ本書をお買い求めください。

本書のお値段は1,100円、
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株で儲けたきゃ「社長」を見ろ! いちばん大切なのに誰も教えてくれない投資の王道

お問い合わせ|子供へのお金の教育 (children-money-education.com)

この記事を書いたのは・・・

はるパパ

  • 小学5年生のパパ
  • 子どもの教育(世界一厳しいパパ塾?)、ブロガー、投資家
  • 投資の悪いイメージを払拭したい(難しい、怪しい、損する)
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