お金の教育

【親子で学ぶ どうしたらお金持ちになれるの? ――人生という「リアルなゲーム」の攻略法】感想・レビュー


はじめまして、はるパパです。

さて本日は、
コチラの本をご紹介します。

親子で学ぶ どうしたらお金持ちになれるの? ――人生という「リアルなゲーム」の攻略法

あなたはお金持ちになりたいですか?
おそらくYesですよね。

お金持ちならお金に困らない。
だから幸せな人生を送れる。

そう思いがちですが、
半分正解で半分不正解です。

お金持ちならば、
死ぬまでお金に困らないのは正解。

ただし1つだけ条件があり、
浪費しないこと。

では、
浪費しなければ幸せな人生を送れるか?

そうとも限らないのが不正解の箇所。
実に不思議なものです。

本書のP.47に登場しますが、
「限界効用の逓減」によるものです。

お金持ちになる前は、
お金が増えていくと幸せを感じます。

しかし一定額を超えると、
あまり幸せを感じなくなってきます。

そのラインはどこか?
日本の大学の調査結果はコチラ(↓)

限界効用の逓減

・収入:1人世帯は年収800万円、夫婦+子ども世帯は年収1500万円
・資産:1億円+持ち家

お金持ちならお金に困らないけど、
幸せな人生を送れるとは限らないのです。

では、
どうすればいいでしょうか?

お金持ちになる方法だけではなく、
幸せな人生の過ごし方も学ぶ必要がある。

でも、
どうやって学べばいいかわからない。

そんな方にオススメなのが、
コチラの本です。

親子で学ぶ どうしたらお金持ちになれるの? ――人生という「リアルなゲーム」の攻略法

幸せなお金持ちになる方法、
本書に書かれています。

まずお金持ちになるためには、
お金を増やす必要がある。

稼いで投資で増やすのが王道だけど、
稼ぎ方や投資法にポイントがある。

ここを間違えてしまうと、
お金持ちになれずに人生終わる。

次に幸せの観点でお金持ちになるには、
お金の使い方を考える必要がある。

ギャンブルは論外として、
どう使えば幸せになれるのか?

使い方を間違えると、
最悪の場合は破産するのでご注意。

振り込め詐欺にも引っかからぬよう、
お金の使い方を学ぶのは大事です。

大きく2つの要素を本書で学べば、
幸せなお金持ちに近づけますね。

子ども向けに書かれた本ですが、
大人にも役立つ一冊です。

これから少しだけご紹介しますね。

それでは本書の感想・レビュー、
ブログでご紹介します。

皆様の参考になれば幸いです。

ステージ1:なにかを選べば、別のなにかをあきらめなければならない

ステージ1で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.30

・タイパを理解する

<ポイント>
①お金が足りない問題は、お金を増やせば解決する
②時間が足りない問題は、時間を増やして解決できない
③時間はお金より希少な(大切な)資源である

①お金は無限ですが、
②時間は有限です。

お金は人によって違うけど、
時間はだれでも1日24時間。

時間は絶対に増やせないから、
時間を無駄にしてはいけない。

時間は有限であるから大事。
私の子どもは理解しつつあります。

SAPIXの宿題量が膨大で、
毎日時間に追われているから。

忙しすぎる子どもに賛否両論あるけど、
私はあながち悪くないと思ってます。

「時間をうまく使えばこなせるなぁ」
と親が思えるくらいの忙しさなら、
子どもの成長にちょうどよいですね。

もう少し大人になったら教えたいのが、
時間をお金で買う発想です。

たとえば時短グッズを買い、
自分の時間を生み出す感覚です。

ロボット掃除機とか、
洗濯乾燥機は時短グッズの定番。

時短のために将来買うようになったら、
立派に成長した証拠かもしれませんね。

ステージ2:お金はどのように増えていくのか

ステージ2で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.39

・複利を理解する

本書に書かれている例、
極端ですがおもしろいですね。

毎日お手伝いをすると、
100円もらえるとします。

受け取り方法は2つあり、
1つは毎日100円をもらう方法。

もう1つは100円を1日取っておくと、
1割(10円)追加でもらえる方法。

これを1か月続けた場合、
金額は↓になります。

1か月後の受取金額

①毎日受け取り:3,000円
②後で受け取り:16,449円

②が複利ですが、
なぜこんなに差が出るのか?

複利は↓のように計算するからです。

これを30日間続けると、
16,449円に膨れ上がるのです。

複利計算例(3日目まで)

・1日目:100円
・2日目:210円(1日目:100円+10円、2日目:100円)
・3日目:331円(2日目まで:210円+21円、3日目:100円)

子どもが中学生になったら、
投資デビューさせる予定です。

その際、
再投資型の商品に投資させます。

再投資型=複利運用のことなので、
子どもの資産がより多く増えるから。

再投資型の反対語は分配型であり、
複利運用にはなりません。

投資するなら複利運用は必須。
子どもに必ず教えたいですね。

ステージ3:楽しいことはすぐ慣れてしまう

ステージ3で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.56

・ロングテールの仕事とベルカーブの仕事を学ぶ

<ロングテールの仕事の特徴>
・いったん成功してテールの端にいくとものすごく有名になる(そしてお金持ちになる)
・ほとんどの挑戦者が成功できずに競争から脱落していく

<ベルカーブの仕事の特徴>
・専門家になると平均以上の収入を得られる(ただし大富豪にはなれない)
・大学や大学院などの学歴があると、専門家になりやすい

ロングテールの仕事例として、
プロ野球選手が書かれています。

大谷選手のように大成功すれば、
大富豪になれる。

でも成功確率はわずか1%、
ほとんどが脱落していく仕事です。

子どもが夢を追いかける際、
成功確率の現実は必ず教えましょう。

ベルカーブの仕事例として、
専門家が書かれています。

医師や弁護士のような資格職から、
エンジニアのような技術職もある。

成功確率は20%と高くはないけど、
ロングテールに比べれば20倍の確率。

子どもが現実的に目指せるのは、
ベルカーブの仕事です。

ベルカーブの仕事の特徴として、
労働期間と総収入が書かれています。

ロングテールより稼ぎが少ないけど、
長い労働期間で総収入が上回ることも。

若いうちにロングテールで稼ぎすぎると、
金銭感覚が狂いいずれ破産する人もいる。

どちらにもメリデメはあるので、
親が子どもにしっかり教えましょう。

そうすれば子どもは将来、
路頭に迷うことはないでしょう。

ステージ4:人生で大事なことはすべてギャンブルが教えてくれる

ステージ4で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.74

・子どもに「なぜギャンブルをしちゃダメなの?」と聞かれたら

答えはマイナスサムのゲームだから、
と本書に書かれています。

マイナスサムのゲームとは、
手数料の分だけ損するようになってます。

ギャンブルごとに手数料率は違います。
具体例はコチラ(↓)

ギャンブルごとの手数料率

・約50%:宝くじやスポーツくじ
・約25%:競馬などの公営ギャンブル
・約1% :カジノ(一部のゲームに限る)

賭けた瞬間に手数料率の分だけ、
マイナスになるのです。

一時的に勝つことはあっても、
永続的に勝ち続けられない。

長い目で見れば
損するようになっているのです。

ギャンブル依存症になると、
人生破産することになりかねない。

ギャンブルは危険なのでやめましょう。

ステージ5:時間には値段がある

ステージ5で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.106

・子どもに「なぜ借金しちゃいけないの?」と聞かれたら

レバレッジをかけても、
リスクに見合うリターンがないから。

レバレッジとは借金(負債)のこと、
と本書に書かれています。

もう少しわかりやすい例、
本書に書かれているのでご紹介します。

レバレッジの例

①貯金箱に自分の100円+親から借りた100円を入れる
②もし貯金箱が2倍になれば、自分のお金は300円に増える
③もし貯金箱がゼロになれば、お金はゼロでも借金の100円は残る

上記のレバレッジ例を、
投資に置き換えてみます。

①借金をして元手を増やし、
投資したとします。

②利益が出れば利幅が膨らみますが、
③損失を出せば借金だけが残る。

お金がゼロであっても借金は消えない。
これがレバレッジの怖さです。

レバレッジが絡む投資の場合、
リスクに見合うリターンが少ない。

つまり、
借金を背負うリスクが高いのです。

レバレッジをかけなくても、
普通に投資すれば福利効果が見込める。

借金してまで投資はご法度。
子どもに教えましょう。

ステージ6:市場でお金を生み出すには

ステージ6で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.120

・「自由に生きる」とは、どんなときでも選択肢を持っていること

本書に書かれている例(↓)
実際に悩んでいる大人は多いです。

自由に生きられない例

①会社を辞めたら他の仕事がない
②離婚したら暮らしていけなくなる

どうすれば悩まずに済むか?
人生の選択肢を持つことです。

①資格職であれば、
転職の選択肢が増えるので困らない。

②十分な資産があれば、
離婚しても暮らせるので困らない。

①②の悩みを抱える前から、
万事に備えることが大事です。

究極の備えは何か?
お金さえあれば生きていけますね。

ステージ7:はたらくってどういうこと?

ステージ7で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.144

・子どもに「なぜ大学にいかなくちゃいけないの?」と聞かれたら

人的資本が大きくなるから、
と本書に書かれています。

本書での人的資本とは、
「働いてお金を稼ぐパワー」です。

人的資本は3つで決まる、
と書かれています。

人的資本は3つで決まる

①実績
②資格
③学歴

仕事のスタートラインに立つ時、
必要なのは②③です。

新入社員は①実績がないので、
会社は人的資本がわかりません。

そこで、
③学歴で選ぶのです。

ここでいう③学歴とは、
大卒のことです。

同じ大卒でも高学歴か否かで選別する、
いわゆる学歴フィルターではありません。

学歴フィルターは問題視されており、
表向きはNGです(実態は違いますが)

一方で学歴だけであれば、
差別として問題にならないそうです。

学歴は努力によって手に入るから。

経済問題で進学できない人もいるので、
最近は一概に言えませんが。

大卒の方が生涯収入が高いことは、
各種研究結果で明らかに
なってます。

人的資本を大きくするには、
大卒の学歴は必須です。

親が子どもの進学を考える場合、
大学進学までは面倒を見ましょう。

ステージ8:ハックする

ステージ8で参考になると思った箇所、
コチラです。

P.173

・「良い評判を集めること」と「悪い評判を避けること」

<ポイント>
①閉じた社会:目立たず、規則を守り、失敗するようなリスクを取らず、悪い評判を避けること
②開かれた社会:できるだけ目立ち、ときにはルールを破ってでも大きなリスクを取り、一発当ててよい評判を獲得する

①日本の実社会ですね。
日本の組織は良くも悪くも①です。

日本の社会で生きていくなら、
悪い評判は避けましょう。

そうしないと生きにくくなり、
将来あまり良い結果を生まないです。

②ネットの世界ですね。
特にSNSは良くも悪くも②です。

とにかく目立たないと、
相手の目に止まらない。

悪ノリしすぎはご法度だけど、
黒に近いグレーで目立つ人もいる。

ネットの世界で生きるなら、
ある意味で割り切りも必要です。

善悪の境界線に悩むようなら、
ネットの世界は合わないかもしれません。

特別ステージ:人生で役に立つ7つの法則

特別ステージで参考になると思った箇所、
コチラです。

P.180

・「君は友達5人の平均」の法則

<ポイント>
・わたしたちは無意識のうちに、自分と似た人を好きになり、友達になろうとします
・友達を選ぶときは、すこしでも自分より優れた(賢い、人気がある、魅力的な)相手を選びましょう
・友達のレベルが上がると、その影響を受けて、君もレベルアップできます

「類は友を呼ぶ」

この言葉は知っているけど、
友達5人の平均=自分とは驚き。

でもあながち間違ってないかも。

友達を振り返ると、
ポイントのような友達が多い。

これは私だけでなく、
子どもの友達を見ていても感じます。

子どもは無意識かもしれないけど、
意識するように教えましょう。

人脈は将来の財産になりますね。

まとめ

各ステージで参考になると思った箇所、
まとめました。

ステージ1:なにかを選べば、別のなにかをあきらめなければならない

P.30

・タイパを理解する

<ポイント>
①お金が足りない問題は、お金を増やせば解決する
②時間が足りない問題は、時間を増やして解決できない
③時間はお金より希少な(大切な)資源である

ステージ2:お金はどのように増えていくのか

P.39

・複利を理解する

1か月後の受取金額

①毎日受け取り:3,000円
②後で受け取り:16,449円

複利計算例(3日目まで)

・1日目:100円
・2日目:210円(1日目:100円+10円、2日目:100円)
・3日目:331円(2日目まで:210円+21円、3日目:100円)

ステージ3:楽しいことはすぐ慣れてしまう

P.56

・ロングテールの仕事とベルカーブの仕事を学ぶ

<ロングテールの仕事の特徴>
・いったん成功してテールの端にいくとものすごく有名になる(そしてお金持ちになる)
・ほとんどの挑戦者が成功できずに競争から脱落していく

<ベルカーブの仕事の特徴>
・専門家になると平均以上の収入を得られる(ただし大富豪にはなれない)
・大学や大学院などの学歴があると、専門家になりやすい

ステージ4:人生で大事なことはすべてギャンブルが教えてくれる

P.74

・子どもに「なぜギャンブルをしちゃダメなの?」と聞かれたら

ギャンブルごとの手数料率

・約50%:宝くじやスポーツくじ
・約25%:競馬などの公営ギャンブル
・約1% :カジノ(一部のゲームに限る)

ステージ5:時間には値段がある

P.106

・子どもに「なぜ借金しちゃいけないの?」と聞かれたら

レバレッジの例

①貯金箱に自分の100円+親から借りた100円を入れる
②もし貯金箱が2倍になれば、自分のお金は300円に増える
③もし貯金箱がゼロになれば、お金はゼロでも借金の100円は残る

ステージ6:市場でお金を生み出すには

P.120

・「自由に生きる」とは、どんなときでも選択肢を持っていること

自由に生きられない例

①会社を辞めたら他の仕事がない
②離婚したら暮らしていけなくなる

ステージ7:はたらくってどういうこと?

P.144

・子どもに「なぜ大学にいかなくちゃいけないの?」と聞かれたら

人的資本は3つで決まる

①実績
②資格
③学歴

ステージ8:ハックする

P.173

・「良い評判を集めること」と「悪い評判を避けること」

<ポイント>
①閉じた社会:目立たず、規則を守り、失敗するようなリスクを取らず、悪い評判を避けること
②開かれた社会:できるだけ目立ち、ときにはルールを破ってでも大きなリスクを取り、一発当ててよい評判を獲得する

特別ステージ:人生で役に立つ7つの法則

P.180

・「君は友達5人の平均」の法則

<ポイント>
・わたしたちは無意識のうちに、自分と似た人を好きになり、友達になろうとします
・友達を選ぶときは、すこしでも自分より優れた(賢い、人気がある、魅力的な)相手を選びましょう
・友達のレベルが上がると、その影響を受けて、君もレベルアップできます

まとめ

お金持ちになるには、
まずお金の要素を学ぶ必要があります。

まとめはコチラ(↓)

お金の要素

・稼ぐ:大卒の学歴を持ち、ベルカーブの仕事につき、投資の元手を作る
・増やす:投資で複利運用を行う(借金して投資は厳禁)
・使わない:ギャンブルしない

そしてお金以外の要素も、
学ぶ必要があります。

まとめはコチラ(↓)

お金以外の要素

・タイパ:時間をお金で買う
・評判:実社会では割い評判を避け、ネット社会で良い評判を得る
・友達:自分より優れた友達を選ぶ

お金以外の要素も学ぶのはなぜか?
幸せな人生を送るためです。

お金持ちになっただけでは、
そこまで幸福感は味わえません。

お金を自由に使えるようになって、
初めて幸福感を味わえます。

お金を使わずに死んでしまったら、
人生もったいないですよね。

お金持ちになったら、
ギャンブル以外にお金を使いましょう。

タイパで自分の時間が増えるとか、
優れた友人と幸せなひと時を過ごすとか。

自由にお金を使い、
優雅な人生を送るのが幸福感につながる。

これが幸せなお金持ちです。

本書は子ども向けに書かれてますが、
大人にも通じる内容になってます。

子どもをお金持ちにしたい。
自分がお金持ちになりたい。

そのようにお考えの方は、
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本書のお値段は1,760円、
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親子で学ぶ どうしたらお金持ちになれるの? ――人生という「リアルなゲーム」の攻略法

お問い合わせ|子供へのお金の教育 (children-money-education.com)

この記事を書いたのは・・・

はるパパ

  • 小学4年生のパパ
  • 子どもの教育(世界一厳しいパパ塾?)、ブロガー、投資家
  • 投資の悪いイメージを払拭したい(難しい、怪しい、損する)

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